終い天神 2021
今日12月25日がクリスマスであることはもちろんですが、年の最後の天神さん、終い天神の日でもあります。そういうことで、クリスマスと終い天神は毎年必ず被るんですよね。今日も朝から行って来ました。
21日東寺の終い弘法と同様に、昨年の終い天神も新型コロナ感染拡大の第5波の初期でしたので、出店、来客共にお寂しい状態でしたが、今日も終い弘法同様に随分賑わいが戻って来た感じではありました。飲食のお店もよく出ていましたしね。撫で牛さんは前掛けなどを着せてもらっていましたね。(※「撫で牛」:境内の石造の牛。撫でることで諸病平癒と学業成就のご利益を得られるとされる)
楼門には毎年のように来年の干支の特大の絵馬が吊るされていました。来年は寅年ですね。
しかしながら、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が世界中で大規模拡散しており、日本でも東京・大阪・京都でも市中感染が確認されています。ただでさえ年末年始は、忘年会新年会などの宴会や帰省による移動で、感染者の増加と感染の拡大が心配されていましたので、今こそ感染予防対策の手を緩めずに緊張感を持続させて行かなければなりませんよね。今月はここまで、無事に京都での骨董関係イベント全てが中止されることも無く開催されて来ましたが、ここ2,3週間で感染者数はじりじりと増えて来ています。来月もこれらイベントが無事開催されるような状況であって欲しいものです。
お正月のお飾りを売っているのを見つけました。参道を大鳥居を越えてしばらく進んだところ左側、植木を売っているスペースの一部で写真のような注連飾りや門松用の松などを売っていました。ここにあったのは伝統的なスタイルというよりは、もう少しモダンな感じのスタイルの物でした(写真6・7枚目)。伝統的なスタイルの物は、以前から楼門のところで売っています(写真8枚目)。お好みに合わせてご選択ください。
今年も縁起物の「大福梅(おおふくうめ)」を買って来ました。元旦にこれを入れたお茶を飲み、1年の無病息災と長寿幸福を願います。北野天満宮の境内で育てた梅の実を塩漬けし、土用干ししたものです。その起源については、平安時代に当時の村上天皇が病に伏された際、梅入りの茶を飲まれたところ、たち所に平癒されたことから、王服(おおふく)と称して毎年元旦にこの茶を服されるようになったことにあるとのことです。私ももう20年ぐらいお正月にいただいています。
また今年も昨年に続き、「守護縄」を買ってきました。お正月に無病息災を祈り玄関などに吊るすものです。去年の物は今日持って行って納めて帰って来ました。今年もこれらを、ほぼ身内だけに配ります。
それとチリメンジャコも忘れずに買いました。今年最後のチリメンジャコです。今の感染状況が今後も続いていくようですと、来月の開催がどうなるか分からないので、今日買っておけてよかったです。今年は初弘法も初天神も開催中止でしたからね。
明日は今月2度目の平安蚤の市の開催が決定しています。天気予報によると明日の京都府南部は寒さが厳しく、雪も降るかもしれません。でも今年最後のイベントですので行って来ます。明日はまず朝からお墓参りに行って、その後に平安蚤の市へ行き、11時に開店します。結構朝は忙しくなります。まあ、営業の方も明日が年内は最終日ですから頑張ります(笑)。