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昨夜の晩酌 - 韓国骨董 李好

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昨夜の晩酌

「昨夜の晩酌」

こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。

こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。 

昨夜の晩酌(日韓交流の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2019年04月28日(日)

DSC 5444 2昨夜の晩酌です。

昨夜は特に飲む予定ではなかったのですが、鯛のあら炊きをもらいましたので、これでご飯ではなくやっぱり酒かなということで、飲みになってしまいました(笑)。

初期堅手の徳利は無傷完品です。色は真っ白ではなく青みがかったグレーで、これはこれできれいです。下ぶくれのポテッとした形状も私好みです。容量は1合半ぐらいです。見た目にはもっと入りそうなのですが、厚手でずっしりと手取りの重いタイプなので、思ったほど入りません。なので独酌によいサイズです。

赤上がりの高台の高い盃は、類品を見ない珍しいものです。時代は李朝初期でいいと思います。高台に目立たない小さな欠けが一つある以外には傷はありません。最近はあまり使ってなかったのですが、サイズもよく使いやすいです。このような赤上がりのものというのは、よく見られる青っぽい肌のものに比べ、数も少なく、柔らかい感じがするため、好まれる傾向が強いようです。

お料理の方は、鯛のあら炊きは李朝初期の堅手皿に、ウドのきんぴらは色絵伊万里の向付に盛り付けてみました。今回、珍しくウドのきんぴらを李朝の器ではなく伊万里に盛り付けたのですが、意識してしたものではなく、何の考えもなくこちらに盛り付けてゴマを振ってから、あっ!と気づいたのでした。李朝・高麗の器に盛り付け直そうかとも思ったのですが、ゴマも撒いてしまったし、もう一度きれいに盛り直すのも難しそうなので、まあたまにはこういうのもいいか、ということでそのままにしました。

この器は、普段食事の時にもずく酢などを盛るのに使っています。時代は、私はあまり詳しくないのですが、江戸後期もなく明治かなと思って使ってました。もし、詳しい方がご覧になられましたら、ご教示ください。

鯛のあら炊きは、骨にへばりついた身も美味しいですが、なんといっても目玉がおいしいですよね。箸でほじくり出して、ちゅるちゅるといただきました。コラーゲンたっぷりですよ(笑)。

昨夜の晩酌(憧れの染付盃?の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2019年04月20日(土)

DSC 5351 3昨夜の晩酌です。

李朝の盃を集め出した当初は、李朝末期分院や民窯のサイズのいい椀形のものばかりを買いあさっていましたが、そのうちに染付の入った盃が欲しいと思うようになりました。本当に欲しいのは、後期分院の牡丹や菊、福壽の文字等の描かれたものですが、そんなものはそう簡単に見つかりませんし、あったとしてお値段の方がべらぼうに高くて手が出ません。民窯で、何が描かれているのか分からないような紋様の絵付けのものでもいいので、染付の入った盃が買えないものかと思っていた時、出会ったのがこの盃でした。染付とは言っても、見込みに薄く短い線を二本、筆で描いただけのものです。買ってからしばらくは、悦んで使っていましたが、長くは続かなかったように記憶しています。

鉄砂徳利は以前2018年10月3日付「昨夜の晩酌」で紹介したものと同様に、口を欠いていてぐるりと銀直しが施されています。この手の鉄砂徳利で完品のものは見たことがありません(2018年10月3日付「昨夜の晩酌」へはこちらをクリック)。しかしながら、こちらの徳利は口の部分がまだ少し残っています。先にご紹介したものよりは小ぶりで、容量は1合2勺程度でしょうか。独酌によいサイズです。

いかの塩焼きは李朝初期の白磁皿に、白和えは三島の小鉢に、野菜の煮物は高麗青磁の深皿に盛り付けてみました。高麗青磁の深皿は、見込みの三方に白象嵌の菊花紋が配されています。品のいい深皿で私はこれ、気に入ってます。

昨夜の晩酌(魅惑の百合の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2019年04月16日(火)

DSC 5311 2昨夜の晩酌です。少し間隔が空いてしまいましたが、先週、酒の肴にとお土産を数点頂いておりましたので、昨夜はそれらをあてに一杯頂きました。

まず徳利は、李朝初期の堅手徳利ですが、注目すべきは胴に百合の花がでかでかと印刻されています。絵を専門とした人が描いた端正なものではなく、子供が描いたような大胆な絵であるところが面白く、惹きつけられます。 この徳利、購入時には直しは無く、口の半分以上を欠いた状態でした。それでも、見つけた瞬間に一目惚れしてしまい、口欠けの徳利としては結構なお値段で購入しました。まだ10年にはならないかと思います。購入した当初はうれしい反面、口欠けの徳利にこんなにお金をかけてよかったのかな?という気持ちもありました。最初は口を欠いた状態のままでお酒を飲んでいましたが、購入してから2年ぐらいしてから専門家に直しをお願いして、現在の姿となりました。容量はほぼ2合と結構入ります。

李朝末期の盃は、10年以上前に踏十里古美術商街の骨董店で購入したものです。その時には、これと合わせて3個の盃を購入したのですが、そのうちの一つががこちらのブログ「昨夜の晩酌」(2019年10月8日付)に写真を掲載した井戸手盃です(「昨夜の晩酌」(2019年10月8日付)へはこちらをクリック)。こいつは普段使いによく登板させています。最初購入した時は、白いだけの末期の盃でしたが、しっかり育って貫入が深くなり見込みには赤みがさしています。高台の無いベタ底なのですが、その周辺の土が少し赤みを帯びたところがあり、さらに見込みにピンホールもいくつか見られたため「これは育つな」と思い購入しました。こちらの方は安価で購入しました。

小田原の蒲鉾と気仙沼産のマグロしぐれ煮は、李朝後期の祭器面取台皿に、海鞘(ほや)のオリーブオイル漬けは李朝初期の白磁小皿に、菜の花漬けは三島菊花紋小皿にそれぞれ盛り付けてみました。高台が面取の祭器は数が少なく、その分高価になります。初期白磁小皿は、平盃としても使えるサイズです。

酒のあての蒲鉾は小田原から来ていただいたお客様から、マグロしぐれ煮と海鞘オリーブオイル漬けは韓国留学時代の友人から、それぞれお土産に頂いたものでした。ごちそうさまでした。

昨夜の晩酌(新旧酒器共演の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2019年04月03日(水)

DSC 5231 2昨夜の晩酌です。

ところで、このところタイトルに変な副題が付くようになっていますが、これは同じ「昨夜の晩酌」というタイトルの記事がどんどん増えて行ってしまうので、整理のためにつけているものです。例えば、振り返って「あの回の盃」といったような時に、副題をつけてないと分かり難いので、今後便宜上付けていきます。なので、内容とドはまりでは無い場合もあるかもしれませんが、そんな時は苦笑いでスルーしてくださいますよう、よろしくお願いいたします(笑)。

前振りが長くなってしまいましたが、気を取り直して、昨夜の晩酌です。写真手前の李朝末期の井戸手の盃は、先月の訪韓時に踏十里古美術商街で、前回の(カラスミの巻)でご紹介した盃と一緒に購入したものです。こちらはやや大ぶりで深さもあり、ぐいぐいやりたい方にはピッタリでしょう。全体に細かい貫入が張り巡らされており、高台周辺には僅かですがカイラギも見られます。こちらも、これからさらに使えば、よい姿に育っていくこと間違いなしです。

最新購入の盃に対して、盤口の高麗青磁徳利は、私がソウル在住の1990年代末にソウルの長安坪で購入したものです。胴にひっつきとひっつきの剥がれが、一カ所ずつあります。写真では分かり難いかもしれませんが、向かって右がひっつきで、左のやや下の方にあるのが剥がれです。キズはキズなのですが、ここに指を掛けてつかむと滑り止めになるという利点もあります。実はこの徳利、底の高台内側に細い窯キズが有ったのですが、買う時にはひっつきと剥がれに気をとられて、見落としていました。家に帰って水を入れてみると結構漏れましたので、自分で金継して止めました(笑)。

この手の土物の徳利は、使った後に乾かすのが結構大変で、ちゃんと乾燥させてから仕舞わないと、直ぐに内部がカビてしまいます。私は、1日逆さにして水を切った後、ガスファンヒーターの前に置いてカラカラに乾かせてから仕舞うようにしています。なので、ガスファンヒーターを使う冬場以外の季節には、この手の土物の徳利は使わないようにしています(笑)。但し、この方法は直しのある物には向きませんので、もし行なう場合は熱風を当てる時間を短くして、何度かに分けて行う必要があります。今回もそうしました。

お料理の方ですが、七味唐辛子ピリ辛焼き鳥は李朝後期分院の白磁皿に、オクラのオカカ和えは三島の小皿に、おからは三島の小鉢にそれぞれ盛り付けました。

昨夜の晩酌(カラスミの巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2019年03月17日(日)

DSC 5082 2昨夜の晩酌です。先々週にソウルから帰って来てからトゥブキムチ(豆腐キムチ)とマッコリで一杯やっていましたが、実は今回ソウル南大門市場の乾物屋で、カラスミを買って来ていました。昨夜これをあてに一杯やりました。

三島の徳利は、口がほぼ半分が銀直しですが、肌にはカセもなく、容量も1合半弱と独酌用にピッタリのサイズです。購入したのは10年以上前だと思います。購入した当初は、結構な頻度で晩酌に登板させていたのですが、昨夜は久しぶりに引っ張り出してきました。穴が少し小さめなのが惜しいところですが、トクトクと酒も問題なく出ますし、普段使いによい徳利です。

スライスし、軽く炙って小型の白磁祭器台皿に盛ったカラスミは、炙ったために膨れて色も茶色っぽくなってしまい、写真では、ソーセージスライスのフライか、揚げおかきのように見えますが、間違いなくカラスミです(笑)。カラスミを盛った祭器の台皿は直径が11cm程度と大変小さいです。13~18cm程度ものが多い中、このサイズは希少です。

ニンジン葉の胡麻和えは李朝初期堅手の小鉢に、蒸し鶏は分院の染付壽字紋皿に盛り付けてみました。蒸し鶏で隠れてしまっていますが、皿の中央部に染付で二重丸の中に「壽」の字が書かれています。手前に、染付で書かれた二重丸の線が少しだけ見えていますね。

李朝末期の盃は、今回の訪韓時に踏十里古美術商街で購入したものです。直径6.5cmとやや小ぶりですが、見込みや側面にもすでにシミが出ており、これから使えばさらによく育っていくこと間違いなしの楽しみなヤツです。

昨夜の晩酌(リベンジの巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2019年03月09日(土)

DSC 5054 2昨夜の晩酌です。ソウルの報告は週明けのどこかから必ず始めますので、まずはこちらを(笑)。

前回の「昨夜の晩酌(失敗の巻)」では、スーパーで購入した激甘のキムチとマッコリのおかげで、苦痛の晩酌となる屈辱を味わってしまいました(昨夜の晩酌(失敗の巻)へはこちらをクリック)。今回はソウルで購入した本場のキムチを使ったトゥブキムチ(豆腐キムチ)をあてに、再度マッコリでの晩酌に挑戦しました。

トゥブキムチは、まず、豆腐半丁を電子レンジで温めておきます(1分半~2分ぐらい)。豆腐は必ず木綿豆腐を使います。フライパンに油を少量入れ、そこにおろしニンニクを入れて軽く炒めます。油跳ねする前に豚肉をニンニクの上に被せるように置いて焼きます。そこに、玉ねぎ、キムチ、ネギの順に投入しさらに炒めます。次に、少し甘みをつけるために、焼き肉のたれを少量入れます。炒め終わる直前に、ごま油を回しかけ、全体になじむように混ぜて火を止めます。先に温めておいた豆腐を1~1.5cm程度の厚さに切り、すばやくお皿の周りに並べます。豆腐を並べたお皿の真ん中に、炒めたキムチ等をこんもりと盛ります。最後にゴマを振りかけて完成です。

今回は本場のキムチを使いましたので、大変おいしくできました。甘みも少量の焼き肉のたれを使って、いい感じにつけることができました。あと、今回もスーパーで、前回と同じ甘みの強いマッコリを購入しましたので、マッコリ自体を冷蔵庫で冷やすのではなく、常温のマッコリに氷を入れて冷やすことで、甘さを抑えました。完璧です!リベンジなりました!

器の方ですが、今回マッコリは李朝後期の片口でいただきました。これは、弘法さんと天神さんに出店するキム社長のところで、確か2,3年前に購入したものです。よく育っており全体にシミが出ています。ここまでのシミだと油じみである場合が多いのですが、幸いなことに油臭はしません。写真ではよく見ないと分からないのですが、注ぎ口の周りに鉄砂がかけられているのが貴重です。トゥブキムチは前回と同じ李朝初期の堅手大皿に盛りました。盃は李朝後期の白磁小鉢を使ってみました。細かい貫入があり、青みを帯びた釉薬がきれいです。

昨夜の晩酌(失敗の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2019年02月14日(木)

DSC 4808 2昨夜の晩酌としていますが、実際は一昨日の晩です。久しぶりに家でマッコリを飲みました。

マッコリのあてには、トゥブキムチ(豆腐キムチ)がいいですね。ソウルにいた時、よく民俗居酒屋などでトゥブキムチをあてにマッコリを飲みました。懐かしいですね。

こちらに戻ってからも、家でマッコリを飲む時にはトゥブキムチを作ります。豆腐は絹ごしではなく、必ず木綿豆腐を使います。問題はキムチなんですが、日本で売っているキムチは、本場物に比べて、甘ったるい物と塩辛い物の2種類が多いです。甘ったるい物は、辛さを抑えるために、すりおろした果物などを沢山入れているもので、塩辛いものは、白菜の塩漬けにキムチの素を合わせたようなものです。いずれも日本人の味覚に合わせて作られたために、そのようになってしまったのでしょうが、ほとんど別物です。以前は、近所のスーパーに韓国の味と比較的近い物があり、それを購入していたのですが、半年か1年ぐらい前に、店頭から姿を消してしまいました。やっぱり本場に近いと普通の日本人の味覚には合わないのでしょうか。

今回は、スーパーで初めて買う商品を使ってみたのですが、これが大ハズレでめちゃくちゃ甘ったるいパターンの商品でした(笑)。普段、家で韓国のキムチを使ってトゥブキムチを作る時は、甘みをつけるために焼き肉のたれを少々加えるのですが、全くその必要はなく、むしろ甘みを抑えるために、仕上げに加えるゴマ油を多めにしてみたのですが、全く効果無しでした。マッコリの方もこれがまた甘くて、酒もあても甘いという苦痛の晩酌でした(笑)。次回3月にソウルに行ったら、現地のキムチを買って来て、それで作り直してリベンジしようと思います(笑)。 

器の方ですが、徳利は会寧の大徳利です。1ℓ容器に入ったマッコリ全部は入りませんでしたが、850~900ml位は入ります。マッコリ用に購入したものです。盃は三島の小鉢。激甘トゥブキムチは李朝初期の堅手大皿に盛り付けました。

昨夜の晩酌

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2019年02月09日(土)

DSC 4782 3昨夜の晩酌です。

実を言うと、昨夜は飲みの予定ではなかったのですが、実家からおでんをもらったので、急遽飲みになりました(笑)。

そのおでんは、李朝末期の鉢に盛り付けました。最大径が18cm程ありますので、おでんや煮物類を盛るのに重宝します。また、深みがあり冷めにくいので、麻婆豆腐を作った時にもこれに盛り付けます。この手のものが一つあると便利です。

黒高麗の徳利は、形よく、小さくて可愛らしいものですが、残念ながら容量が1合入りません。8勺程度でしょうか。徳利の場合、容量が1合に満たないと思ったものは買わないのですが、この黒高麗は、可愛さに負けて買ってしまいました。もう10年以上前に購入したと思いますが、やはり容量が1合に満たない徳利なので、晩酌への登板機会は少なかったですね。

粉引の平盃は、見込みに渦巻き状の線刻紋のある大変珍しいものです。金継が1箇所、窯キズが1箇所あり、引っ付きもあり、形はひしゃげています。これを、左手で親指を引っ付きの陶片に掛けて持つと飲みやすいです。そうやって持つと、口縁の向こう側に白泥の垂れが見え(写真では盃の上方、窯キズのすぐ右です)、見込みの渦巻き、手前中央付近の帯状の白泥の流れと相俟って、大変良い景色です。やや大ぶりの平盃ですが、楽しめるものです。

からしをのせた小皿は、李朝末期分院の染付福字紋小皿です。裏面にもなずな紋が描かれています。

昨夜の晩酌

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2019年02月06日(水)

DSC 4773 3昨夜の晩酌です。

白磁の徳利は丸っこくて可愛らしい形状です。李朝末期の民窯のものです。写真では少し分かり難いもしれませんが、首のすぐ下の胴の部分に一箇所、ポツンと一滴しずくが落ちたように鉄砂が出ています。顔料を落としたものではなく、窯で焼かれたときに土から鉄分が染み出たものと思いますが、これがこの徳利のチャームポイントです。1990年代、ソウル在住時に仁寺洞の骨董店で購入したものです。当時現地で普段使いによく登板させていました。

李朝初期堅手の盃は、高台の作りが高い珍しい形状のものです。口径8cmと盃としてサイズもいいです。口縁に一箇所傷がありましたので、専門家に修理に出して金継してもらっています。こちらもやはり仁寺洞の別の骨董店で購入したものです。

どちらのお店も今はもう無くなってしまいました。両店とも、当時店主がご高齢の方でしたので、もうお亡くなりになったのかもしれません。

鯖の味噌漬けは李朝後期分院の白磁皿に、煮豆は三島の小鉢に盛り付けてみました。三島の小鉢は、日本酒には少し大きいのですが、徳利を使うのが面倒な時にコップ酒の感覚で使ったりします。また、マッコリを飲む時にもよく使っています。多用途に使える便利なものです。

昨夜の晩酌

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2019年01月30日(水)

DSC 4750 2今年2度目の「昨夜の晩酌」です。

李朝初期の徳利は、容量が正味一合です。

10年ぐらい前になると思いますが、ソウル踏十里古美術商街で購入した物です。

口に結構大きめの欠けがあったものを金直ししました。私が自分でしたものですが、奇跡的にうまくいった物の一つです(笑)。多分、これが私が自分でした最後の金直し作品ではないかと思います。

貫入のいい李朝末期の盃は、5、6年前にソウル仁寺洞の骨董店で購入したものです。この盃、実は店内にあった陶片の中に紛れていた傷物を見つけて拾い上げたものです。そんな訳でお安く購入できたのですが、傷が結構大きかったため、直し代が購入費と同じぐらいかかってしまいました(笑)。こちらの金直しは、専門家にしてもらったものです。やっぱり違います。

このような、貫入の入った盃は、使うほどに貫入は深くなり、雨漏りが現れたり、見込みがぼおっと赤みを帯びてきたりと、よく育ってくれる手なので、見つけると必ず買ってしまいます。

鮭の味噌漬けは李朝初期の堅手皿に、おから煮は三島の小鉢に、先日の初天神で購入したすぐき漬けは花三島の小皿に盛り付けてみました。

天神さんで購入した「すぐき」ですが、1つは自分用に、1つは実家用に、そしてもう一つはとある方にと思い、3つ買ったのですが、とある方はすぐきが苦手とのことで拒まれてしまいましたので、頑張って賞味期限までに自分で2つ食べますよ(笑)。

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