「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(急遽登板の巻)
昨日の晩は日本酒を飲む予定ではなかったのですが、お惣菜を沢山いただきましたので、急遽晩酌となりました。
写真に写っているのは、焼きたらこ、湯葉と高野豆腐煮、あらめ煮ですが、その他にも揚げ出し豆腐、小松菜とお揚げの炊いたん、ポテトサラダ、かやくご飯などもいただいていまして、一部は今日の朝ごはんにしました。
焼きたらこは生でいただいた物を魚焼き機で焼きました。思ったほどお味の方が塩辛くなかったので、ご飯も無しに全部食べ切ってしまいましたね。私は生のたらこは好きではなく、明太子でもよく焼いて食べます。中もしっかり火が通るまで焼きます。まあ、これは肉でも魚でもそうなんですけどね。しっかり火が通ってないのはイヤなんですよ。
焼きたらこは李朝初期の堅手皿に、あらめ煮は李朝初期の堅手小鉢に、湯葉と高野豆腐煮は高麗青磁八角小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。
急遽登板となった酒器の方ですが、どちらも再登板になります。盃の方は、2019年1月11日にご紹介していました。全体に貫入の入った育ちやすい手の物で、私が見たら必ず買うタイプのものです。あれから3年近くなりますが、使用頻度が高くないため、残念ながらあまり育っていませんね(笑)。こちらは無傷です。(過去の記事へはこちらをクリック)
いいアジの李朝初期堅手の徳利の方は、昨年の5月27日にご紹介していましたね。容量は1合半強といったところで、口に金継が2か所あります。(過去の記事へはこちらをクリック)
昨日は急な晩酌になってしまい少し飲み過ぎたのか、変な時間に寝てしまい夜中に目が覚めてしまいましたので、朝からまた寝直したため、今日は午前中ほとんど寝ていました(笑)。お休みの日でよかったです。
現在、年末年始用に李朝・高麗の酒器を追加出品中です。
今年は酒器をお買い上げいただいたお客様に日本酒をプレゼントさせていただいております。詳細につきましては、こちらの「お知らせ」欄よりご確認ください。(「お知らせ」欄へはこちらをクリック)
昨夜の晩酌(十二段家 天ぷら弁当の巻)
昨日は、晩ご飯に祇園の十二段家さんの天ぷら弁当をいただきましたので、昨夜はそれを肴に晩酌しました。
十二段家さんは、花見小路通り四条を下がった(南に行った)ところにあります。花見小路通りに面して花見小路店が、その角の筋を東に入ったところに本店があります。本店はすき焼きとしゃぶしゃぶをお座敷でいただけるお店で、以前はお昼にすき焼き弁当とステーキ弁当をやっていましたが、今は無いようです。花見小路店の方が観光客向けの感じで、すき焼き・しゃぶしゃぶ・ステーキ・天ぷら・天丼・鰻重などの定食がお手頃なお値段でいただくことができます。今回の天ぷら弁当も花見小路店のテイクアウト商品です。
十二段家さんについて詳しくは同店ホームページをご参照ください。 https://junidanya-kyoto.com/#top
お弁当なので残念ながら冷えた天ぷらです(笑)。電子レンジでチーンしたら温まりはしますが、衣がべちゃべちゃになって美味しくないし、ガスレンジの魚焼き機で炙ると直ぐに焦がしてしまいますので、昨夜はそのままいただきました。もう一品は、また天神さんで買ったチリメンジャコを使ったじゃこおろしです。先月の天神さんで買ったチリメンジャコはこれでもうおしまいです。じゃこおろしだけでなく、お皿に広げておいて電子レンジでチーンすればパリパリのジャコになり、それだけでおつまみになります。今回じゃこおろしを盛った堅手茶碗は、昨夜が初お目見えでしたが分かりませんよね(笑)。
酒器の方は、三島白黒象嵌柳紋の徳利は今回初登板です。胴部4面に絵が象嵌されていますが、その中の2面が柳紋です。口部を半分近く欠いており金直しがされています。容量が1合半程と独酌サイズです。
赤味の出た御本手茶碗のような盃の方は、以前1度こちらで紹介したことがあります(過去の記事(2020年05月16日作成)へはこちらをクリック)。見込みの釉垂れもいい景色で、高台内は縮れ釉になっていて見どころの多い盃です。口縁の3箇所の金直しは、私が以前自分でしたものです。なので、あまり出来はよくありません(笑)。
このように、これまでにも紹介したことのある酒器の過去の記事を探す際に、2,3年前の記事を見ていると中に掲載した写真が本来の物ではなく、全く別の物に変わってしまっている記事を何点か発見しました。ホームページ作成会社のサポートセンターに問い合わせてみたところ、掲載した画像と私のPC内に新たに保存した画像の画像番号がダブると、後から保存した画像に自動的に入れ替わるのだそうです。こちらの写真のほとんどは私のスマホで撮った画像なのですが、1年ちょっと前に機種変更をしているので、そのような画像番号のダブりが生じることとなったようです。
それで今、過去の記事を確認しながら写真を削除したり入れ替えたりしているのですが、もう2,3年前の画像となるとPC内から削除してしまっている物がほとんどで、元通りに写真を戻せないため、写真が足りず話の内容と合わない記事が生じてしまっています。誠に申し訳ございませんが、ご了承の程よろしくお願いいたします。
また今月10日(金)より、例年通り年末年始用に李朝酒器の追加出品を行いますが、今回ご紹介した盃と徳利もその際に出品の予定です。詳細につきましては、後日「お知らせ」欄にてご案内いたします。
昨夜の晩酌(ソウル時代の思い出酒器たちの巻)
昨日の晩は寒かったですね。多分夜中の屋ァンヒーターを出しました。エアコンでは、なかなか部屋が暖まらないのですが、ガスファンヒータだと早いですよね。これからはガスファンヒーターに活躍してもらって暖かく過ごしましょう。換気には気を付けないといけませんけどね。
ガスファンヒーターで暖かくなった部屋での昨夜の晩酌です。
昨夜の盃と徳利は、いずれも過去にご紹介したことがあるものです。高麗徳利は過去に2度、唐津のような李朝盃は1度ご紹介しています。しかも調べてみますと、1度目がこのコンビでの登板になっていました。まだタイトルに副題を付けていなかった頃でした。よろしければ過去の記事についてもご確認ください(2018年10月18日作成の記事へはこちらをクリック、2020年04月29日作成の記事へはこちらをクリック)。
これらの盃と徳利は共に90年代ソウルにいた時の入手したもので、ソウル時代の晩酌時によく使っていたものでした。さらに共通点は共に購入時は共色直しがされた傷物であったこと、購入時には完品に見えたこと、その後私が自分で金継ぎをしたこと、といったように共通点の多い盃と徳利なんです。
直しといっても、私が出来たのは盃や徳利、皿などの口欠けの補修程度のことでした。なかなかうまく出来ませんでしたので、今はもう自分ではせずプロにお願いしています。この2点は私が自分でしたものの中では、割と出来のいい方でした。
徳利はこのようにころりんちょんと丸っこい形の物が好きです。一合八尺ほどで容量もちょうどいいんですよね。盃の方も何かこうゴリっとした感じで、大き過ぎず小さ過ぎずのよいサイズです。韓国の骨董店に行って「盃に使えるものあるか?」と訊ねますと「あります」と言ったとしても、口径10cmぐらいの小さめの小鉢みたいなのを見せられることがよくあります。茶碗だと言って口径18~20cmぐらいの丼鉢サイズの物を見せられたりもしますしね(笑)。あちらでは実際にそういう使い方をしないので、その辺がよく分かってないんですよね。
昨夜はこれらの盃と徳利で晩酌して、90年代ソウル時代のことを思い出して懐かしかったですね。ちょっと飲みすぎちゃいましたね。と言っても当時だったら当たり前ぐらいの量だったんですけどね(笑)。
お料理の方ですが、サンマの塩焼きは堅手の大皿に、先日の天神さんで買ったチリメンジャコを使ったジャコおろしは堅手小鉢に、野菜の煮物は高麗青磁の深皿に、それぞれ盛り付けてみました。サンマが長いので、またお皿からはみ出していました(笑)。
当店もお陰様で3周年です。毎年6月は開店月の感謝月間としてサービスを実施していたのですが、今年は緊急事態宣言発出中でしたので、延期をさせていただいていました。その後も最近になるまで新型コロナの感染状況が落ち着かず、実施できないまま来ましたので、今年は例年の年末年始の酒器追加出品の際にサービスを企画しております。詳細についてはまた、ホームページの「お知らせ」欄の方で近日中にご案内させていただきます。ご注目ください。
昨夜の晩酌(再登板の鶏竜山刷毛目の巻)
昨日でプロ野球のクライマックスシリーズが終了し、ヤクルトとオリックスの日本シリーズ進出が決まりましたね。両リーグの優勝チームで日本シリーズを戦うことになって、本当に良かったです。クライマックスシリーズってどうなんですかね。私は廃止すべきだと思うんですけどね。例えば今年だったら、セリーグ3位の巨人はシーズンの成績は勝率5割を割る負け越しで、首位とは10ゲーム以上の差がついていました。これでもし巨人が勝ち上がって日本シリーズに進出したとしたら、シーズン143試合の成績は何やったん?ってなりますよね。どう考えてもおかしな制度だと思んですけどね。そろそろ廃止を含む制度の見直しを考えた方がいいと思うんですが。日本シリーズは20日(土)開幕ですね。
そんな訳で、ナイター中継のテレビ観戦も無しの昨夜の晩酌でした。
鶏竜山の刷毛目平盃は、今年3月以来の再登板です。口径が約11cmで、盃としては大き過ぎるのですが、このアジのよい鶏竜山となれば、酒盃として使うべきですよね。口縁に金継ぎが2箇所、呼継ぎが1箇所有ります。呼継ぎもよくできていて全く違和感がありません。釉薬はよく使いこまれて艶さえ出ています。詳細については過去の記事をご参照ください(2021年3月14日作成「久々のダブル初登板の巻」へはこちらをクリック)。
高麗青磁の徳利は、今回が初登板です。青磁釉の色もまあそこそこよく、容量も1合半を少し超える程度で独酌サイズです。ベタ底で丸みのある肩を持つ愛らしいスタイルです。口縁の4箇所の欠けに銀直しが施されていますが、大きな傷ではありません。この手の高麗青磁の徳利も少なくなりましたね。米色青磁だとまだ少しは見つかるんですけどね。
お料理の方ですが、鯛のアラとごぼう煮は李朝後期分院の白磁皿に、野菜の煮物は李朝初期の堅手茶碗に、インド瓜の炒め物は三島の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。
昨日、今日と午前中に清水寺を目指して五条坂を上って来る観光客の数が、多分コロナ禍以後で最高位に多かったです。昨日の夕方の帰宅時も、四条通を歩く観光客の数が「今日なんかある日か?」と思うぐらい多かったです。今日の午前中といっても昼前ですが、人気飲食店の前には行列を作って並ぶ観光客の姿がありましたが、もちろんソーシャルディスタンスは保たれていませんでした。全国的に新型コロナ新規感染者の減少傾向が続いていますが、この調子では年末に向けて再び感染拡大の第6波の到来が心配されます。ここで気を緩めず、今一度、マスク着用、手消毒、ソーシャルディスタンスの確保などの感染症対策を怠りなく続けていきましょう。
昨夜の晩酌(おかえりなさいの割れ継三島平盃の巻)
朝夕めっきり冷え込んで参りました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
これは今年お亡くなりになった吉本新喜劇のチャーリー浜さんの数多いギャグの中の一つです。このフレーズは、実際の気候とは関係なく使うところがギャグだったのですが、ここ数日はこれがギャグにならない気候ですね。ただ、朝晩は冷えるのですが、昼間の日差しが強い時は結構暑いです。うちの店は南向きの2階で窓が大きいため、昼前から午後2時3時頃までは暑いのですが、それ以降になると急に冷えてきます。今は昼過ぎでお天気もいいため、店内は暑いくらいですので、入口とベランダの扉を開け放しています。
そう言えば先日、コメディー№1で坂田利夫さんとコンビを組んでおられた前田五郎さんもお亡くなりになられましたね。さみしい限りです。ご冥福をお祈りいたします。
久しぶりの昨夜の晩酌です。実のところ、晩ご飯の時には、ほぼ毎晩ビール(正確にはサッポロの「麦とホップ」)を飲んでいますが、日本酒を飲むのは本当に久しぶりになります。毎晩ビール(正確にはサッポロの「麦とホップ」)を飲んでいても1日2食にしてからは、ずっと糖尿の数値(HbA1c)の方は安定しています。
昨夜は、直しに預けていた三島の平盃が帰ってきましたので、それを使って一杯やってみました。こちらの三島平盃は、もう多分15年以上前にソウルの仁寺洞で購入したものですが、その時は割れた部分を共直ししてありました。しかしながら、薄手でサイズのいい三島でしたので、思い切って購入し家で煮沸して表面の樹脂を落としては見たのですが、それ以来、一度も使ったことはありませんでした。今回、無事金継ぎされて帰ってきましたので、初めて使ってみました。口径が最大でも9.8cmと三島の盃としては、なかなか得難いサイズです。割れた4つのパーツが金継ぎされていますが、3つは割れ継ぎで、1つが呼び継ぎです。もう1箇所口縁の欠けに金継ぎがあります。写真は2枚目の写真が現物に近いです。3枚目と4枚目は青く出てしまいました。そんなに青くはありません。今回使ってみて、もう少し自分で使ってみたくなりました。
徳利の方は、もう今回でこちらには4回目の登板ぐらいになると思います。サイズのいい三島の徳利です。口に2箇所の欠けを金継ぎしてあります。容量1合2勺程と独酌に最適なサイズです。釉薬の状態がよく艶々していて触り心地がよいです。穴も大きくて酒の出がよいです。可愛らしくて好きな徳利の一つです。
焼き魚は李朝初期の堅手大皿に、もずく酢は高麗青磁の小鉢に、玉子豆腐は三島の小皿に、それぞれ盛り付けてみました。焼き魚はホッケなのですが、大き過ぎてお皿からはみ出てしまいました(笑)。これ以上大きな皿が家にはありませんので仕方が無かったんです(笑)。
明日7日(第1日曜)は東寺ガラクタ市の開催日です。緊急態宣言がも解除され、開催中止の案内も今まで出ていませんので、予定通り開催されるでしょう。明日は、朝起きられたら少し覗いてこようと思っています(笑)。
昨夜の晩酌(激アマ韓食の巻)
10月に入ったというのに毎日日中は暑いですね。日中の最高気温が30℃の日が続いてます。なので、まだ衣替えは出来ないですね。仕事の時はスーツ着ますけど、夏用のスーツに半袖のワイシャツです。昨日はお休みでしたが、外出時はボロシャツ1枚でした。来週ぐらいからは少し涼しくなるのでしょうかね。
昨夜も阪神戦のナイター中継を観ながらの晩酌でした。昨日はロハスジュニアの2ランホームランで2-0で阪神快勝でした。阪神、今年優勝してしまうかもしれませんね。でも、ここに来てヤクルトが強いですね。
昨日は久しぶりにマッコリで一杯やりました。マッコリといえば白濁した日本でいうところのどぶろくなのですが、写真のお酒は白くもなく濁ってもいませんいませんよね。これ、上澄みだけを注いだものです。マッコリは容器を立てた状態で置いておくと、下の方に白いドロッとした部分が溜り、これを振って混ぜてから飲むのが普通の飲み方ですが、今回は振らずに上の濁りの無い澄んだ部分だけを注いだものです。こういう飲み方は、ソウルに住んでいた時に知ったのですが、こうすると甘みが抑えられ少し酸味の強い味になり、カロリーも下げることができます。底に溜まった白いドロドロは捨てます。贅沢でしょ(笑)。
ところが、日本で市販されているマッコリは激アマなため、上澄みだけにしても結構な甘さでした。甘いことは予想してましたので、冷蔵庫で冷やすのではなく氷を入れて薄めながら冷やすという手をとったのですが、やっぱり甘かったです(笑)。写真のキムチも実は日本製のため、これも結構甘いんです。なんで韓国の飲食物って、日本に来ると味が激アマになってしまうんでしょうかね。辛すぎると日本では売れないんでしょうけど、それとやっぱり日本人は甘いのが好きなんでしょうね。早くまた、ソウルに行けるようになったらいいのになと激アマ晩酌しながら思ってました(笑)。
その激アママッコリは、味付き過ぎトロトロの李朝片口でいただきました。容量は2合程度、状態は薄いニュウが口縁に3本ほど見られるだけで、割れ・欠け、直し等はありません。李朝の片口自体が数が少ないのですが、これは注ぎ口の付け根の周りに鉄砂がかけられており、さらに希少な一品です。こちらは以前にも1度、マッコリで晩酌の時にご紹介しています(2019年3月9日の記事(リベンジの巻)へはこちらをクリック)。
盃は、三島のやや大振りな盃です。小鉢のサイズですが、マッコリを飲むのには最適なサイズです。三島の盃というと、これぐらいのサイズの物になってしまいますが、日本酒には少し大きいですが、マッコリにはちょうどいいです。側面に白象嵌で縄簾紋が付されているのみで、見込には何の図柄もありません。せめて見込みに白象嵌の丸紋ぐらいはあってもよさそうなもんですが、本当にシンプルなスタイルです。
チャプチェは李朝初期堅手の大皿に、キムチは三島の小皿に、それぞれ盛り付けてみました。チャプチェは乾麺とレトルトの味付き具材の入ったインスタントに豚肉とピーマンを加えた物ですが、これも結構甘かったです(笑)。
昨夜の晩酌(ダブル初登板の堅手酒器の巻)
台風16号が接近中ですね。かなり大型の台風のようで心配していましたが、予想されていた進路の中でも東寄りのルートを進むようで、どうやら日本への上陸はなさそうです。少し安心ですね。ただ、今後は日本の太平洋側を北東へ進むようで、10月1日~2日あたりに東海・関東・東北の太平洋側に接近し、影響を及ぼすことが予想されています。同地域の方は、どうぞご用心くださいね。
昨夜の晩酌です。鶏の手羽がありましたので、焼いていただきました。元々醬油タレに漬けてあったものを、ガスレンジの魚焼き機で焼いただけなんですが、このようにパリッと焼くと美味しいですよ。この焼き加減が結構難しいんですよね。時間かけて中までしっかり火を通さないと、中が生焼けになるし、焼き過ぎると焦げてしまいますのでね。昨夜は美味しく焼けましたよ。自画自賛ですね(笑)。中火で時間かけて焼くといいようですね。皿は分院末期の染付なずな紋の皿です。その後ろの李朝初期堅手の小鉢に盛ったのは、オクラとキノコ、ワカメ、春雨などのネバネバサラダです。
酒器の方ですが、李朝初期の堅手徳利は、パッと見には無傷のようですが、口縁に極小のホツに銀継ぎが施されています。他にはキズも直しもありません。青白色のきれいな肌の徳利です。その青い釉薬が高台のあたりで釉溜りを作っており、何んともよい景色です。容量は1合と独酌サイズです。穴も大きめで使い易い徳利です。写真はいずれも少し青みが強く出ています。割り引いて見てくださいね(笑)。
盃は、李朝初期堅手の耳盃です。薄手でサイズもよく、酒器としてとても良いのですが、少しキズがあります。口縁に欠け3箇所の金継ぎがあり、そこからニュウも出ています。両耳にも金継ぎがあります。でもまあ、この程度のキズなら許容範囲内でしょう。耳が片方、もしくは両方とも直しの物が多いですからね。金継ぎしてあればいいのですが、韓国の骨董店で見つけるとまず共色直しがされていますからね。まあ、この形状ですからね。発掘で無傷完品で出て来ることがあれば、それこそ奇跡のような話ですよね。耳盃の肌の色はグレーです。最後の写真はこれも青みが強く出てしまっています。4枚目の写真が現物に近いです。
今回の酒器は盃、徳利共に初登板でした。
昨夜の晩酌(満身創痍の粉引耳盃の巻)
今日、家から出て五条坂を歩くとなんだか人の出がいつもより多い。そう言えば、今日まで3連休でしたね。私の自宅の近所というのは、清水寺から近いのですが、大谷本廟(西大谷)にも近いので、お彼岸のお墓参りに行く人たちも、そろそろ出て来られているようです。
昨夜は甲子園球場でのプロ野球 阪神vs.巨人戦の中継を観ながらの晩酌を楽しみました。昨日は甲子園での対巨人最終戦でした。それをKBS京都のパーフェクトナイターで観られたのがよかったです。なかなか、阪神vs.巨人戦をKBS京都が放送することは少なく、放送予定の時に限って雨天中止などということが多かったのですが、昨夜は無事行われました。残念ながら、結果は阪神の大敗でしたけどね(笑)。2軍落ちしたルーキーの佐藤選手が、早く戻って来てくれればいいんですけどね。また豪快なホームランが見たいですよね。
KBS京都のパーフェクトナイターのいいところは、試合終了まで必ず放送してくれるということ。今年のプロ野球は延長はないですが、何回までの延長になろうと番組を変更して試合終了まで放送してくれます。また、実況、解説に中立性は一切なく、完全なタイガース応援中継なので、阪神ファンとしては実に心地よい限りです(笑)。
で、晩酌の方ですが、盃は粉引の耳盃です。見ての通り、窯の中で押されたのでしょう。口も耳もグニャリとひん曲がっています。両耳とも割れたものが金継ぎされています。呼び継ではなく、割れ継ぎです。高台にも金継ぎが施されています。満身創痍の耳盃ですが、これでも粉引の耳盃です。決して飲みやすいとは言えませんが、ちゃんとお酒はそれなりの量が入りますので、十分楽しめます。まあ、私のところに来る粉引の耳盃といえば、このレベルのものまででしょうね(笑)。
徳利の方も粉引があればいいのですが、持っていません。高嶺の花ですよね。昨夜の徳利は、柳紋の三島徳利です。この徳利も初登板です。容量が1合半程と独酌サイズです。嬉しいことに無傷です。初登板なので、徳利の方も単独の写真を載せるつもりで写真を撮ってたのですが、載せられるものがありません。スマホで撮ったものはよく写っているのですが、これをパソコンに移すとうまく出ないのです。ピンが合ってないような画像になったり、光が入り過ぎて色が飛んでしまったようになっていたりで…。以前にもこういうことがあったのですが、特に今回は酷かったですね。どうしてなんでしょうかね。今日また家に帰ってから写真を撮り直して、明日「一昨夜の晩酌」として記事書くのもめんどくさいので、次回の登板機会の際に単独の写真を載せるようにいたします。
お料理の方は、アジの開きは李朝初期の堅手皿に、ニシンの昆布巻きは李朝末期分院の染付小皿に、タコわさび漬けは青白色の肌が美しい李朝初期白磁の小皿に、それぞれ盛り付けてみました。
昨夜の晩酌(五条通 近幸のちらし寿司の巻)
今日5日(日)は第1日曜日で、本来は東寺ガラクタ市の開催日でしたが、既に「お知らせ」欄でご報告のとおり、今月も中止になりました。12日(日)までの期限で京都府にも緊急事態宣言が発出中のためですが、12日で解除されるかは微妙なところですね。良くて「まん延防止等重点措置」適用への変更で、多分今のままの感染状況では緊急事態宣言継続となる可能性が高い気がしますね。
10日(金)開催予定の平安蚤の市(開催地:左京区岡崎公園内平安神宮前広場)については、まだ今のところ開催中止の案内は出ていません。こちらもまた、変更の案内が出次第「お知らせ」欄でご報告いたします。
昨夜の晩酌ですが、久しぶりに徳利・盃共に初めてのご紹介になります。回数を重ねるごとに、初お目見えの酒器の回が少なくなって来ており、徳利か盃のいずれかは再登板や再々登板ということが多くなっていました。今後もそうなっていくとは思いますが。
李朝初期の小さめの堅手盃は、6月16日の「昨夜の晩酌」でご紹介した丸っこい堅手盃と似た形のものですが、別のものです。先に紹介した堅手に比べるとこちらの方が口径がやや小さいです。前にご紹介したものは口が開いており、今回のものは口がすぼんだ形です。また、前に紹介したものはベタ底でしたが、こちらは一応高台があります。どちらがいいかは、個人の好みによるでしょうね。6月16日の「昨夜の晩酌」へはこちらをクリックの上、ご確認ください。
李朝初期の徳利は、高台内が縮れ釉でカイラギ状になっているので、井戸手徳利といってもよさそうな徳利です。写真ですと随分きれいに写っていますが、高台とその付近の胴部の一部がかなりカセていました。キズや直しは無いのですが、このカセがかなりガサツいていて厄介でした。購入した当初、煮沸したのちに集中的に毎日使って酒漬けにしたところ、表面のガサツキが随分滑らかになりました。ただ、一度使うと乾燥させるのが大変なので、長らく使わずにいたのですが、昨夜は本当に久しぶりに使ってみました。容量も1合2,3勺といったところで独酌サイズなのですが、またこの後乾燥させるのに間違いなく苦労します(笑)。
お料理の方ですが、お寿司は東山区五条川端東の近幸さんのちらし寿司です。海老、焼穴子、錦糸卵が乗った上品なちらし寿司です。近幸さんは明治創業のお魚屋さんで、京阪電車の清水五条駅のエスカレーターかエレベータ、いずれかを利用して地上に出た直ぐのところにあります。五条川端の北東角がダイコクドラッグで、その東隣になります。お店には、高級な海鮮類とその切り身やお刺身、お惣菜などが並んでいます。実は、前日にもこちらの天丼を、晩ご飯にいただいていました。最後の写真です。
しし唐とちりめんじゃこの炊いたんは、平盃としても使える李朝初期白磁の小皿に、オクラ・蕗・シメジの煮物は高麗青磁八角小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。
昨夜の晩酌(お帰りなさいの高麗青磁盃の巻)
昨夜は祇園 十二段家さんのすき焼き弁当をいただきましたので、晩酌となりました。
李朝初期白磁の徳利は、今回で3度目の登板になります。口縁部の大きめの金継ぎは私が自分でしたものです。結構大きめのキズに共直しがされていたのですが、割とうまく出来たと思っています。私の金継ぎの最後の作品と記憶しています。容量はジャスト1合です。この徳利の過去の記事につては、2021年1月25日付の記事はこちらを、2019年1月30日付の記事はこちらを、それぞれクリックの上ご確認ください。
高麗青磁の盃は、14日付の「昨夜の晩酌」でご紹介した見込みに釉溜りのある盃等と一緒に直しが済んで戻って来たものです。口縁内側の極々小さなホツに共直しがされていたものを、金継ぎにしてもらいました。高麗青磁の盃というと口径、高さとも日本酒を飲むにはちょっと大きすぎるかなといったサイズのものが多いのですが、この盃は口径が6.7cm、高さが5cmと小ぶりでよいサイズです。高麗青磁や三島の盃となると、どうしても大きめのサイズのものを我慢して使うようなことが多いのですが、これは本当に貴重なサイズだと思います。
金時豆の甘煮を盛った器も高麗青磁の深皿です。高麗青磁と言いましたが、時代は李朝の初期に入っているかもしれません。
十二段家さんのすき焼き弁当のお肉はやわらかくて美味しいです。いいお肉は冷めても硬くならず、やわらかいので美味しいですよね。四条花見小路下ルにある十二段家さんですが、本店と花見小路店があります。本店はお座敷(テーブル席もあります)で、しゃぶしゃぶやすき焼きをいただけます。しゃぶしゃぶコース・セットは10,000円~20,000円、すきやきコース・セットが1,000円~17,000円です。
花見小路店では各種定食(しゃぶしゃぶ・すき焼き・ステーキ・天ぷら等)が2,000円台~3,000円台でいただけます。今回のすき焼き弁当は花見小路店の商品です。テイクアウトの商品としては他に、天ぷら弁当とステーキ弁当、鰻弁当等があります。
十二段家さんの詳細につきましては、2019年4月11日のお昼に本店を訪ねた際の記事がございますので、そちらをご参照ください(2019年4月11日の記事へは、こちらをクリック)。
また、十二段家さんのホームページはこちらからご確認ください http://junidanya-kyoto.com/#top
今月も緊急事態宣言発出中のため、21日の東寺・弘法市、25日の北野天満宮・天神市ともに中止となりました。ソウルにはもう1年半以上行けていませんし、外食もなかなかしづらい状況ですので、残念ながらこちらのブログの記事も「昨夜の晩酌」ばかりになって来ています。その中で、こういった形ででもお食事処のご紹介を入れていこうと考えておりますので、何卒よろしくお願いいたします。