「京のお食事処」
こちらでは、京都のお食事処をご紹介しております。
京都の骨董街にいらっしゃった方々のお役に立つよう、骨董街や骨董市への行き帰りなどに、ご利用していただきやすい地理的条件のお店を中心にご案内しております。
1,000円以内のランチから懐石やコース料理まで幅広くご紹介しておりますので、京都へお越しの折には、ぜひご参考になさってください。
半兵衛麩本店 「むし養い」
東山区五条大橋東の半兵衛麩さん本店でお昼ご飯を食べてきました。
半兵衛麸さんは元禄二年(1689)創業の京の麸屋ですが、麩だけでなく湯葉も扱っておられます。
こちらでは、お昼に麸と湯葉のお料理「むし養い」をいただけます。「むし養い」とは京言葉で、お腹の虫を養う軽い食事のことだそうです。私は京都人ですが、この言葉はこちらのお店に伺うようになってから、初めて知りました(笑)。
写真のように、麩と湯葉を使ったお料理数点が出てきます。こちらには、もう何度も伺っているのですが、行く度に料理の内容が変わるというようなことは、ほぼありません。なので、麩や湯葉が好物という方でなければ、2度、3度と行ってみても感動は薄れると思います。それと、麩や湯葉だけですので、やはり腹持ちは悪いです。午後1時の昼食だったのですが、もうお腹が空いてきました(笑)。ちなみに、今午後4時半です(笑)。
しかしながら、伝統ある京麩・京湯葉専門店の半兵衛麩さんの麩と湯葉を使ったお料理を、歴史ある伝統家屋でいただくことができるお店ですから、一度は味わってみるべきでしょう。料金はお一人様 3,500円(税別)。 営業時間は11:00~16:00(入店は2時半まで)です。電話で予約が必要です(TEL 075-525-0008 フリーダイヤル 0120-49-0008)。
こちら半兵衛麩さん本店では、お土産やご進物用の焼麸や生麸等、半兵衛麩さんの商品がご購入いただけるのはもちろんのこと、2階の「お辨當箱(べんとうばこ)博物館」では、古いお弁当箱を多数展示しておられます。見学は無料ですので、ぜひ、食事の後でご見学ください。開館時間 9:00~17:00。こちらのお辨當箱博物館は、京都市内博物館施設連絡協議会にて正式に博物館登録されているそうです。
一平茶屋 鱧コース
川端四条下ルの「一平茶屋」さんに行ってきました。
こちらは昨年の10月にも1度ご紹介しましたが、大正時代から続く京料理のお店で、お店の建物がその当時のままです。こちらへ来る時は、いつもお二階の個室を利用します(2018年10月03日の記事「一平茶屋」へはこちらをクリック)。
こちらは「かぶら蒸し」が名物なので、いつもは「かぶら蒸し」のコースをいただくのですが、今回は祇園祭の7月ということで、鱧のコースをいただきました。
写真1番目と2番目が鱧しゃぶ鍋で次が先付と八寸です。鮎の塩焼きも出ましたが、前回の記事で写真を載せていますので、今回は省略しました。鱧の天ぷらがコースには付いてなかったので(安い方の4,000円のコースには付いてました)そちらも別に追加で注文しました。鱧天美味しかったですよ。でも、写真撮るの忘れちゃったんです(笑)。
それ以外に、あとお刺身等3品と果物が出ました。詳細については、下記の一平茶屋ホームページでご確認ください。お値段は1人前税込7,560円です。
今回は、お二階奥の小さい個室でいただきました。個室料金が必要ですが、ぜひとも2階の個室をご利用いただきたいお店です。今回のお部屋とお二階を上がった階段のあたりの写真を載せております。雰囲気があるでしょう!最後の写真奥のふすまの向こうが、大きい個室です。しかしながら、今回も店の外観の写真撮るの忘れてしまいました(笑)。下記のホームページでご確認くださいね。
木曜定休です。
※一平茶屋ホームぺージ http://www.eonet.ne.jp/~ippeizyaya/index.html
悲報 祇園 韓日亭 閉店
悲報です。祇園の韓国料理店 韓日亭が6月17日をもって閉店されていました。
6月の仕事終わりに韓日亭の前を通って帰ることが2度ほどあったのですが、いずれも開店していなかったのを気にしていました。仕事終わりですから、時間は午後6時半頃だったので、本来なら開店している時間でした。嫌な予感もあったのですが、閉店の貼り紙なども無かったので、早い時間帯はお客さんが無いし、ママさんの出勤時間も遅いから、もしかしたら開店時間を遅らせたのかもしれないと思っていました。
数日前、確認のために午後9時半頃にお店を見に行ったところ、従業員のおばさんと一緒にお店の整理に来ていたママさんにお会いすることができ、そこで閉店されていたことが確認できました。
私が約8年間のソウル滞在を終えて2000年4月に帰国した1年後ぐらいからでしたので、17∼18年ほどの間、そう頻繁にはうかがえませんでしたが、通わせていただいたお店でした。こちらは、韓国現地の食堂式に、無料のおかずもちゃんと出してくださいましたし、焼き肉系だけでなく、韓国の食堂にある食事メニューの多くを食べることができる貴重なお店でした。
何とか頑張って営業を続けていただきたいと思い、こちらのブログでも頻繁にご紹介してきたのですが、本当に残念なこととなりました。寂しい限りです。
中華料理 六波羅飯店 再び
一昨日(10日)ですが、東山区六波羅蜜寺近くの六波羅飯店でお昼を食べました。昨年も1度ご紹介しましたね。
平安蚤の市と古裂会さんの下見会を見た後に、本当は東山三条のマルシン飯店でお昼食べるつもりで行ったのですが、10人ぐらいが列を作って待っていたので、こちら六波羅飯店に変更し、移動しました。
こちらもマルシン飯店同様、ひところ話題になった町中華なお店ですが、こちらのお店はいつ行っても満席ということは無いです(笑)。マルシン飯店と違ってこちらの良いところは、列を作って待つことも相席になることも無いところがいいです。
またメニューには、町中華らしく中華なのにとんかつ定食や鶏カツ定食があったりしますよ(笑)。マイナスポイントは、こちらもまた店内喫煙可というところです。
この日は若鶏のから揚げ定食を食べました。唐揚げは、パリッと揚がって中身ジューシーで大変美味しかったのです。お値段780円でした。こちらは定食も600~700円台とお安いです。焼き餃子(220円)、チャンポン(700円)、カレーチャンポン(750円)、また、これからの夏場は、昭和風の冷麺(750円)等もお勧めです。
古門前・新門前の骨董街からは徒歩約25分程度。道順は、花見小路通り四条通を下がって(南に行って)建仁寺を通り抜けて松原通りまで。いい散歩コースです。
火曜定休です。
餃子のタイミング(マルシン飯店)
今日は水曜日でお休みですので、お昼外食しました。
京大病院に行った帰りに東山三条までブラブラと歩いてきたところ、マルシン飯店の前に4人の人だかりが見えました。その後、ちょっと他の用事を済ませてから様子を見てみると、先程の人だかりは無くなっているではないですか!いつものごとく、やっぱり相席にはなりましたが、無事待たずに入店できました。大変ラッキーでした!
今日は定食ではなく、こちらの人気メニューの天津飯と餃子をいただきました。こちらの天津飯は、ボリュームたっぷりのサイズで、上にかかっているあんかけの汁にも玉子が散らしてあるのが特徴です。天津飯というとご飯としてはそれだけではちょっと軽いかなというイメージがあると思いますが、こちらの天津飯は、そのような概念を覆してくれます。
餃子は、前にも説明していますが、普通餃子(300円)と熟成豚肉餃子(380円)があります。私はいつものように普通の餃子を注文しました。熟成餃子がこちらの売りのようですが、お値段に80円も差がありますし、そもそも私は、なぜ世間でそんなに熟成肉がもてはやされているのかが理解できません。お肉は新鮮なものの方がが断然好きです。
注文して待っていると、まず先に天津飯が出てきました。先に写真を撮ってから食べ始めますが、餃子がなかなか出てきません。結局、天津飯をすべて食べ終わってしまってから、やっと餃子登場です。そんな訳で、本当は写真も一緒に撮りたかったんですが、ご覧の通り別々です。
ここマルシン飯店に限ったことではなく、中華料理屋で餃子とご飯類やめん類など他の何か単品料理を注文した場合、まず他の単品料理の方が先に出てきて、それが食べ終わりに近いころになって、やっと餃子が出てくるということ、多くないですか?王将や珉珉では、昔はいつでもすぐに出せるように、餃子は常に焼いてあったのですが、それも遠い昔、今ではこれらのお店ですら、注文聞いてから注文の分だけ焼いてますからね。
一緒に食べたいんですけどね。いやむしろ、餃子の方を先に出してほしいんですけどね(笑)。
四条大宮 とり伊
昨日のお昼、四条大宮近くの「とり伊」さんで親子丼を食べてきました。こちらは、かつてテレビやお店紹介本などでもよく取り上げられていました。
こちらの親子丼は、写真のように我々がごく普通に知っているスタイルの親子丼の真ん中に、鶏卵の黄身だけがのっています。私は上の鶏卵の黄身を軽く混ぜてから頂きました。
お味の方は、想像していたのとは少し違い、甘くはなく醤油と出汁の味が勝った味付けでした。子供の頃に食べた卵系のどんぶり(親子丼・玉子丼・他人丼・衣笠丼等)の味付けは、こんな感じの味が多かったように思います。本来の関西のどんぶりの味付けというのは、こういうものだったのかも知れませんね。
親子丼(並)は、うずら玉子と生姜入りのコラーゲンたっぷり特製鶏がらスープと漬物付きで690円(税込)でした。
こちら、1階はカウンター席で、どんぶりの他、一品料理やコース料理も食べられます。お昼は日替わり定食もあります。2階・3階はお座敷・宴会席で、水だき・すき焼きや、鉄板焼きと水だきが一緒に楽しめる「むつみ焼」等が食べられるようです。
場所は猪熊通四条下ル(四条大宮から四条通南側歩道を東に行き、最初の信号のある交差点を右に入る)です。
営業時間は11:30~14:00(1階)、17:00~21:00(1~3階)で、火曜定休です。
四条大宮近辺ですので、こちらも毎月21日東寺の弘法さんの帰り等にご利用いただければと思います。
祇園 韓日亭 再び(2019年6月閉店)
昨夜、祇園の韓日亭に行ってきました。今月2度目です。
昨夜は감자탕(カムジャタン:豚の背骨とジャガイモ鍋)とチヂミを食べました。カムジャタンもチヂミもどちらもなんですが、サービスで具を沢山入れてくれるのはありがたいのですが、量が多くて大変でした(笑)。
チヂミ→カムジャタンの順で出してくれるように注文したのですが、チヂミ食べ終えた時点で結構お腹一杯な感じでした。そこへ、写真のようにジャガイモの入っていないカムジャタンが出てきました。具材のキムチ類をサービスで沢山入れてくれたので、ジャガイモが入らなかったようです(笑)。ジャガイモは後からチンしたやつを入れてくれました。でも、それではジャガイモに味がシミないんです(笑)。とにかく、お腹一杯になりました(笑)。
先日、天神さんで買ったチリメンジャコと干し芋を、ママさんへのお土産に持って行ったのですが、残念ながら昨夜はママさんにはお会いできませんでした。ママさんは大体出勤が遅いので、昨夜は頑張って遅く伺って、帰りは12時半を過ぎていたのですが…。ママさんは、昨夜何時に来られたのでしょうか(笑)。
韓日亭の場所は、よしもと祇園花月(祇園会館)の裏になります。営業時間は17:00~翌5:00。定休日は日曜日ですが、毎月最終日曜日は営業されます。
※韓日亭さんは2019年6月17日をもって閉店されました。
モリタ屋 木屋町店
先日、お昼にすき焼き・しゃぶしゃぶのモリタ屋 木屋町店で、すき焼きを食べてきました。
こちらモリタ屋さんは、創業明治2年(1869年)と140年猶予年の歴史があり、京都で初の牛肉屋(盛牛舎森田屋)として開業したそうです。現在のようにすき焼き・しゃぶしゃぶ・オイル焼きの店舗を開店したのは、昭和50年からとのことです。
こちら木屋町店では、夏場、鴨川納涼床を楽しむことができ、四条猪熊本店(四条大宮近く)には、1階に精肉・生鮮食品を中心としたクォリティフードマーケットが併設されています。
すき焼きの方ですが、お部屋で仲居さんが作ってくれます。お肉も柔らかく、最初のうちは美味しく頂いていましたが、肉やら野菜やらを投入する度に、仲居さんがザラメとお醤油、割り下などをどんどん追加するので、最後の方はものすごく味が濃くて、というよりからくて大変でした。最後はこちらで水を入れて調整しました。まあ、仲居さんがハズレだったのでしょう(笑)。普通、私の今までの経験では、仲居さんが作ってくれるお店では、作りながら「お味の方はいかがですか?」と聞いてくれるもんですが、この時の仲居さんは一切なかったですから(笑)。この日は一日、すごくのどが渇きました(笑)。
あと、こちらの予約は電話でのみ受け付けているのですが、この電話が常に通話中で、なかなかつながりません。予約時もそうでしたし、当日連れの者が遅れたので、その連絡をお店にしようとした時も30分以上、通話中でつながりませんでした。タイミングもあるのかもしれませんが、予約をしてみようと思われた方は、根気よく電話をかけ続けてみてください(笑)。お店:075-231-5118と予約専用 フリーダイヤル:0120-77-0298 がありますが、どちらもなかなかつながりませんでした。
北京料理 東華菜館
昨日の晩ですが、四条大橋西の東華菜館へ行ってきました。個室でコース料理をいただきました。
一番お安い5,000円のコースを注文しました。内容は、前菜・カニ入りフカヒレスープ・揚げ物2種・イカと海老の炒め物・鶏肉の紹興酒香り付炒め・水餃子・餡入揚げ餅・杏仁豆腐でした。京都の中華料理らしく、あっさりと上品なお味付けでよかったです。
コースは他に、6,000円、7,000円、8,000円、10,000円、12,000円のものがあり、さらに、15,000円と20,000円の特別コースもあります。20,000円のコースは前日までに予約が必要です。
また、鴨川納涼床(約120席)は5月1日から9月30日まで、屋上ビアガーデン(約60席)は6月中旬から8月中旬の週末祝日及び約30名様単位でのご予約で開催しているようです(午後5時から)。
こちら東華菜館さんは「矢尾政」という洋食店がその前身で、現在のスパニッシュ・バロックの洋館の建物は、その設計をウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏に依頼し、大正15年に建てられたものだそうです。学校・教会建築を数多く残したヴォーリズ氏による商業建築は少なく、こちらがヴォーリズ氏による生涯唯一のレストラン建築のようです。
その後、戦時色が深まる中、洋食レストランの存続が許されない状況になり、昭和20年末に現在の北京料理「東華菜館」になったとのことです。
また、こちらのエレベーターは1924年米国で製造、輸入されたもので、現存する日本最古のエレベーターです。こちらに来たら、このエレベーターに乗らないと意味がないですよね。もちろん今回もこちらに乗って2階まで移動しましたよ(笑)。
東華菜館の建物等の詳細につきましては「東華菜館」で検索して、お店のホームページでご確認ください。
祇園 韓日亭 復活(2019年6月閉店)
昨夜、昨年9月にもこちらで紹介した、祇園・よしもと祇園花月(祇園会館)裏の韓日亭に行ってきました。
実はこちら韓日亭さんは、今年2月から3月にかけて約1か月ほど、ママさんの体調不良でお店を閉めていらっしゃいました。このまま閉店してしまわれるのではと心配したのですが、3月中旬頃から再び営業を開始されまして、ホッとしておりました。
営業再開後、3度ほどお店の方に行ったのですが、ママさんは出勤が遅く、いずれも会えずに食事だけして帰って来ていました。そこで昨夜は、夜11時前頃に伺いまして、無事ママさんの元気なお顔を久しぶりに見ることができました。
昨夜は대구탕(テグタン:タラ鍋)と낙지볶음(ナクチポックム:タコの辛炒め)、김밥(キムパプ:海苔巻き)を食べました。テグタン(タラ鍋)の写真は少し食べてから撮ったので、あまり美味しそうに写っていないのが残念です。韓国現地の食堂式に、おかずもちゃんと出てきます。ここは焼き肉系だけでなく、韓国の食堂にある食事メニューの多くを食べることができる貴重なお店ですので、今後も頑張って営業を続けていただきたいです。
帰りに、蒲鉾と大きなタッパに一杯のキムチをお土産に頂きました。ありがたいです。
韓日亭の場所は、よしもと祇園花月の裏で、祇園の交差点から東大路通を上がり(北へ行くことです)、一筋目のよしもと祇園花月の手前の道を西(左)に入り、一筋目を右に入った道の西側(左側)です。
営業時間は17:00~翌5:00。定休日は日曜日です。
※韓日亭さんは2019年6月17日をもって閉店されました。