「ソウル情報」
こちらでは、ソウルの骨董情報をご提供しております。ソウルの骨董街、仁寺洞、踏十里・長安坪古美術商街、黄鶴洞等の関する情報のご提供。また、それら地域の骨董店のご案内も致しております。
お食事処につきましても、骨董街の周辺を中心にソウルのお食事処を幅広くご案内致します。 ソウルの骨董街へお出かけの際には、ぜひご参照の上、ご利用ください。
【ソウルお食事処】고기집 미성(コギチㇷ゚ ミソン)
初日の晩御飯は、定宿の地下鉄1号線南榮(ナミョン)駅近くのHOTEL RAINBOWホテルから徒歩約3分の고기집 미성(コギチㇷ゚ ミソン)で食べました。
こちら고기집 미성(コギチㇷ゚ ミソン)は、これまで미성회관(ミソンフェグァン)の店名で、こちらで2度ご紹介して来ましたが、今回店名が고기집 미성(コギチㇷ゚ ミソン)になっていました。店の場所も作りも全く変わっていませんでしたので、全く違和感はなかったのですが、食べ終わって店を出て看板を見てから店名が変わっているのに気づきました。また、店の外のガラスに「65년 전통의 미성 숯불갈비 소갈비*왕갈비*돼지갈비 새롭게 태어난 미성 고유의 고기맛을 느꺼보세요(65年伝統のミソン炭焼きカルビ 牛カルビ*王カルビ*豚カルビ 生まれ変わったミソン固有の肉の味を感じてください)」との掲示があるのを見つけましたので、経営者が変わったのかも知れません。次に行った時には確認してみましょう。
この日はカルビタンで焼酎を一杯やりました。個人個人で好きな食べ方があると思いますが、私の場合はカルビタンやソルロンタンを食べる時は、まず中に入っている春雨か素麵のような麺を先に食べてしまいます。そのあと肉を食べ、最後に残ったスープにご飯をぶっこんで混ぜて食べます(写真6番目、7番目)。サムゲタンの時も同様に1羽丸ごとの鶏を崩して、鶏肉を先に食べてしまってから、スープにご飯をぶっこみます。最後が雑炊風で終われるのが胃にやさしい感じがして、私はこの食べ方が好きですね。
こちら以前は10,000ウォンまでのメニューが何点かあったのですが、今回行ってみたらその値段のものはネンミョン9000ウォンだけで、他は全て10,000ウォン以上でしたね。カルビなどの牛肉類のお値段も結構上がってましたね(写真8番目)。
場所は、地下鉄4号線「淑大入口 숙대입구(スクテイック)」駅(ソウル駅の次の駅です)の6番出口を出て、そのまま歩くとすぐに左に曲がる道があり、その道を左に入って20mほど先の道の右側にあります。
最後の2枚の写真はおまけです。夕食後ホテルから徒歩10秒ほどにある본투비 마늘 치킨 호프(ボントゥビ マヌルチキン ホプ Borntobe Garlicchiken Hof)で、マヌル(ニンニク)チキン반마리(半羽、1人前の半分)をテイクアウトしてホテルで食べました。こちらも過去に何度もご紹介して来ましたが、マヌルチキンがニンニクソースたっぷり掛けでうまいです。반마리(半羽)が10,000ウォンでした。こちらも少し値段が上がっていたようです。写真は半分ぐらい食べてから写真撮ってなかったのに気付いて撮ったものです(笑)。見た目の良い写真は過去の記事でご覧いただけますので、下記よりご確認ください。
Borntobe Garlicchiken Hof(ソウルお食事処)作成日:2019年03月15日は、こちらをクリック
踏十里古美術商街と仁寺洞 2023.5
22日(月)から24日(水)の2泊3日の短期間ですが、ソウルに行って来ました。今回は3年半ぶりの久々の訪韓とあって、現地で個人的に処理しなければならないことがあり、それに結構時間をとられてしまいまして、骨董街に行く時間を十分にとることができませんでした。そんな訳で、ソウルには主に、仁寺洞、踏十里(タプシムニ)・長安坪(チャンアンピョン)古美術商街、黄鶴洞(ファンハクトン)の3か所の骨董街があるのですが、今回は仁寺洞と踏十里古美商街だけしか回れませんでした。仁寺洞については写真も撮れていません。
その仁寺洞の方ですが、付き合いのある店数件を回って挨拶して来ました。街の様子は大きく変わった感じではありませんでしたが、ところどころに賃貸お問い合わせの掲示のある空き店舗が見られましたね。しかしながら、平日にもかかわらず人の出は多かったですね。外国人観光客の姿が結構目につきました。敦化門路(トンファムンロ)の方にも2件ほどお店があるのですが、今回そちらには行けなかったですね。
踏十里古美術商街は2棟・5棟・6棟の3つ建物から成ります(写真1番目・3番目・4番目参照)。建物の1階部分が古美術店の店舗になっており、上階はアパート(日本でいうマンション)です。最寄り駅は地下鉄5号線の「탑십리(タプシムニ)」駅です。こちらは仁寺洞に比べ、お値段の安価な商品を探すことができます。写真のように商品が店の外の通路にまで溢れています。踏十里古美術商街の方も、極端に店の数が減っているというようなことは無かったです。ただ、新型コロナで3人程のご高齢の店主が亡くなったという話は聞きましたが。今回付き合いのある店の方にはすべて挨拶だけは、して来ることができました。
料理の写真は踏十里古美術商街6棟の向かいにある食堂のファンテクイ(干し鱈焼き)です。6棟の向かい側に3軒ほど並んで海鮮料理の食堂があるのですが、そのうちの1軒です。写真撮ってなかったので店の名前は分かりません。ごちそうになったものなのに、こう言っては申し訳ないのですが、あまり美味しくなかったです(笑)。日本の干物の魚とは違い、パサパサに乾燥させた干し鱈にヤンニョムをつけて焼いてあるので、やっぱり味はパサパサでかたかったです。チゲやタンなどの汁物で食べる方がいいですね。
次回は長安坪と黄鶴洞にも行きたいと思っています。ソウルの骨董街の場所や行き方等については、下記の過去の記事をご参照ください。
黄鶴洞(ファンハクトン)作成日:2018年12月11日は、こちらをクリック
仁寺洞(インサドン)作成日:2018年12月10日は、こちらをクリック
踏十里(タプシムニ)古美術商街 2018年09月02日は、こちらをクリック
3年半ぶりのソウル
今日は25日で北野天満宮・天神市の開催日です。本来なら開店前に行ってくるのですが、今日はお休みしました。「お休みしました」というと出店しているようですが、出店ではなく見に行くのをお休みしたといいうことですので(笑)。朝起きられなかったという訳ではなく、昨日の夜の時点で決定済みでした。実は22日(月)からソウルに行ってまして、昨日の夜に帰って来ました。なので、もうしんどくて朝早く起きるのを考えてだけでも辛かったんです(笑)。
コロナ禍で3年6か月、ソウルに行けていませんでしたが、ようやく行って来ました。去年の夏頃からでしたか、検査受ければ行く事は出来るようになっていましたが、新型コロナが感染症分類5類になって、全ての水際対策が無くなってから行こうと決めていましたので、5月になってようやく決行となりました。
これまで通り2泊3日の短い旅行期間でしたが、今回は特別に疲れました。ソウルの街がどう変わったかや、利用していた宿の周辺も店などは今回もまた利用できるのか?そもそもホテルも存在するかさえ予約をする時までは分からない状態でしたので、不安いっぱいでした。これまで私はソウルに行く際に不安など感じることは全くなかったのですが、今回は特別でした。
しかし、今回実際に行ってみると思ったほど大きくは変わっていませんでしたので、少しホッとしました。ホテル周辺の利用していた食堂などもほとんどそのままでしたし、骨董街の方も店の数が極端に少なくなっているという感じでもありませんでした。
明日からまた、今回のソウルでのことを少しずつご紹介していこうと思っています。よろしくお願いいたします。
【ソウルお食事処】 南榮(ナミョン)駅前の朝食処
私はいつもソウル滞在時には、地下鉄1号線 南榮(ナミョン)駅前のHOTEL RAINBOWを定宿にしています。南榮(ナミョン)駅はソウル駅の次の駅で、そのナミョン駅から徒歩30秒のところにHOTEL RAINBOWはあります。
ここは90年代に私がソウルで過ごした8年のうち、終盤の3年を過ごした地域でもあります。近くに淑明女子大という大学があり、ホテルから徒歩3分ほどのところには、地下鉄4号線숙대입구(淑大入口 スクテイック)駅があり、交通の至便なところです。空港からも空港リムジンバスが淑大入口(スクテイック)まで出ており、仁川空港までの行き帰りも便利です。もちろん、地下鉄で一駅先のソウル駅(淑大入り口からも一駅です)まで出れば、空港鉄道を利用してお安く行き来することもできます。
そんな南榮(ナミョン)駅とHOTEL RAINBOWの周辺で、今回朝ごはんを食べたお店を紹介いたします。以前はホテルのすぐ隣に、朝ごはんのできる食堂があり、そちらをよく利用したのですが、2年ほど前に無くなってしまいました。それで今回は、南榮(ナミョン)駅前の横断歩道を向かい側に渡ったところにある食堂2店で朝食を食べてみました。
まず二日目の朝は、これまでも何度か利用したことのある얌샘김밥(ヤムセムキンパプ)に行ってみました。「キンパプ」という店名から、キンパプ(海苔巻き)のお店であることは分かりますが、キンパプ以外にも洋食屋や麺類・ご飯類もあります。メニューは全部ハングル表記ですが、全品ではありませんが写真のある物もありますので、その中から選べばよいでしょう。 私はこの日は、떡만두국(トックマンドゥクック(餅餃子汁))を注文しました。その名の通り、韓国の餅である떡(トック)と餃子(만두 マンドゥ)の入った汁物です。餅だけが入った떡국(トッククック)と餃子だけが入った만두국(マンドゥクック)もありますが、両方入ったトックマンドゥクックがお得感があります。お味の方は特筆することはありません。普通です。美味しいということでもなく普通です。ただ、寒い朝には体を温めてくれる一品です。でも、7,000ウォンは高いかな。
今回、こちらに来て変わっていた点があります。以前は奥のカウンターで注文して料金先払いというシステムでしたが、今回行ってみると写真のように自動販売機で食券を買うシステムに変わっていました。これは、ハングルが読めない日本人の方には大変です。しかしながら、大丈夫です。入り口にある自販機はスルーして、奥のカウンター内にいるおばちゃんにメニューを指さして注文して、その場で料金を先払いすればOKです。
最終日の朝は、얌샘김밥(ヤムセムキンパプ)から少し交差点側(駅とは反対側)に行ったところにある서울 국밥 국수(ソウル クッパプ ククス)で돌솥비빔밥(トルソッビビンパップ 石焼ビビンバ)を食べました。こちらのお店に入るのは初めてでしたが、こちらのお店も食券式でした。食券を買い、奥のカウンターのおばさんに渡して待っていると、料理が出来たら呼んでくれます。呼ばれたので受け取りに行くと、なんとご飯に目玉焼き一つがのっただけの物を渡されました。えっ!と思って見ていると、横を指さしてセルフだと言います。カウンターの横にビビンパプの具材があり、それをセルフで好きなものを盛るのだそうです。韓国の食堂のほとんどは、お水はセルフですが、ビビンパプのセルフは初めてでした(笑)。写真が私がセルフで盛った石焼ビビンバですが、いかがでしょうか?こちらはお値段5,500ウォンでした。石焼ビビンバのお値段としてはお安いですが、セルフというのがどうなんでしょうかねえ(笑)。
今回の朝ごはん情報は、南榮(ナミョン)駅前限定の情報なので、その他の地域にご宿泊の場合はあまりお役に立ちませんね(笑)。しかしながら、ここ南榮(ナミョン)駅前には、RAINBOWの他にも近くに가야(カヤ)ホテルやHotel Elle Innなどの宿泊施設もあり、便利な場所です。仁寺洞・黄鶴洞へは地下鉄1号線で、踏十里古美術商街へは4号線から東大門歴史文化公園駅で5号線に乗り換えていくことができます。また、大学前なので飲食店も多いです。宿泊地に一度ご検討ください。
【ソウルお食事処】 踏十里 갈비탕 이야기(カルビタンイヤギ)
昨日は一日、地元京都の蚤の市「平安蚤の市」の報告を挟みましたが、今日からまたソウルの報告になります。
今日は踏十里古美術商街近くのお食事処をご紹介いたします。踏十里および長安坪古美術商街の近くには、これと言ってお勧めできるようなお店があまりなかったのですが、前々回のソウル報告の際にご紹介した、踏十里古美術商街6棟のチャンミバンのご主人に連れて行っていただいた「갈비탕 이야기(カルビタンイヤギ)」をご紹介します。店名の갈비탕 이야기(カルビタンイヤギ)は、日本語では「カルビタン物語」です。チャンミバンについては2019年3月10日作成の記事「チャンミバン(장미방)」をご参照ください(2019年3月10日作成の記事チャンミバン(장미방)へはこちらをクリック)。
こちらはカルビタン専門店で、メニューには普通のカルビタンからアワビ入りの高級なチョンボクカルビタンまで、数種類のカルビタンがあります。カルビタン以外にカルビッチム(カルビ蒸しなんですが、実際はカルビ煮込みのような感じです)、プルコギもあります。
この日は写真の普通のカルビタン(お値段10,000ウォン)をいただきました。お味の方は普通においしかったです。本当に何か特別な具があったり、変わった味ということは無く、普通のカルビタンで普通においしいです。
踏十里・長安坪古美術商街の周辺には、以前は土俗的な韓国のお昼ご飯が食べられるお店が何軒かあったのですが、アパート(日本でいうマンション)やオフィステル(住居としてもオフィスとしても利用できる建物。韓国ではオピステルと発音する)などの建設でなくなってしまいました。カルビタンが食べられるお店も以前は近くに2軒ほどありましたが、どちらもずいぶん前に無くなってしまいました。これからはこちらを利用したいと思います。
場所は、踏十里古美術商街6棟の前の道を長安坪古美術商街の方向に少し歩いた最初の筋の角の建物の2階です。建物の入り口に、갈비탕 이야기(カルビタンイヤギ)の布看板がありますので、エレベーターで2階に上がってください。看板・メニューも全てはハングル表記ですが、表の布看板にもメニューにも写真がありますので、ハングルが読めない方でも写真を頼りに見つけていただき、注文はメニューを指差せば分かるでしょう。挑戦してみてください。
踏十里古美術商街と長安坪古美術商街の位置などについては、2018年9月2日作成の記事「ソウル 踏十里(タプシムニ)古美術商街」をご参照ください(2018年9月2日作成の記事「ソウル 踏十里(タプシムニ)古美術商街」へはこちらをクリック)。
また、踏十里古美術商街周辺のお食事処としては、2018年9月3日作成の記事および2018年12月12日作成の記事を合わせてご参照ください(2018年9月3日作成の記事へはこちらをクリック、2018年12月12日作成の記事へはこちらをクリック)。
【ソウルお食事処】 明洞 参鶏湯 ※閉店
※残念ながら2024年3月に閉店を確認しました
今回のソウルは気温が氷点下の寒さでした。冷えた体を温めるのには、やっぱり参鶏湯がいいですね。ソウルには参鶏湯の専門店は沢山ありますが、今回は明洞の「明洞参鶏湯」で参鶏湯を食べました。
こちらのお店は、私がまだソウル在住の時か、日本に戻って来て間の無い頃かに、現地で日本語の通訳ガイドをしていた知り合いの韓国人女性に教えてもらいました。当時は、お客さんのほとんどが現地の人でしたが、その後観光ガイドブックで紹介されたのか、こちらは一時日本人の観光客が多かったのですが、最近は見なくなりましたね。日本人観光客自体が減っているせいかもしれませんね。最近は中国人の観光客がほとんどです。
こちらの参鶏湯はもちろん美味しいのですが、それに加えて、食前酒の人参酒が徳利で出てくるのがいいですね。寒い日にはこれがまた温まりますね。1合は無いと思いますが、焼酎なので一人ならこれ一本あれば、お酒を注文しなくても大丈夫です(笑)。
こちらのお店の場所も分かり難いところにあります。地下鉄4号線「明洞駅」からの行き方をご説明します。まず、明洞駅の5番出口を出てください(写真2番目)。5番出口を出たらそのまま真っ直ぐに進んでください。次に、最初の筋を右に入ってください。この筋にも参鶏湯のお店「영양센터(ヨンヤンセンター)」がありますが、今回はスルーして進み、次の筋を左に曲がります。道の左側に注目して進んで行ってください。しばらくすると赤地に黄色い文字で「明洞 参鶏湯」と書いた看板が見えます(写真3番目)。そこを奥に入ると、また「明洞 参鶏湯」の看板があり階段がありますので(写真4番目)、そこを2階に上がっていただければお店があります。 参鶏湯はお値段16,000ウォンでした。
おまけです。この後、南榮(남영 ナミョン)駅前の본투비 마늘 치킨 호프(ボントゥビ マヌルチキン ホプ Borntobe Garlicchiken Hof)で、マヌルチキン(ニンニクチキン)半人前を持ち帰りにしてホテルで食べました。「参鶏湯食べた後にまたチキンかい!どんだけ鶏好きやねん!」と思われるかもしれませんが、ソウルに来たら、どうしても一度はこれを食べずには帰れないのです。こちらのマヌルチキンは、カリッと揚げたチキンにニンニクソースをたっぷり絡めてあり、すごくおいしいのですが、ものすごくニンニク臭いのです(笑)。なので帰国前日には、翌日の臭いが気になって食べられないので、初日のこの日の晩にしか食べられなかったのです。 コンビニで焼酎も買って1本飲んだら、当日は朝4時起きで来ていたので、すぐに眠気が来ました(笑)。
본투비 마늘 치킨 호프(ボントゥビ マヌルチキン ホプ Borntobe Garlicchiken Hof)につては、2019年03月15日作成の記事「Borntobe Garlicchiken Hof(ソウルお食事処)」に詳しいので、そちらをご参照ください。(2019年03月15日作成記事「Borntobe Garlicchiken Hof(ソウルお食事処)」へはこちらをクリック)
ソウル 東廟前蚤の市~黄鶴洞
今回もソウルの骨董街を一通り回ってみましたが、その中の黄鶴洞(ファンハクトン)周辺についてご案内します。
ソウルの骨董街の一つである黄鶴洞へ行く時は、地下鉄1号線で「東廟앞(トンミョアップ)」まで行き、そこから歩きます。3番出口を出て、東廟前の蚤の市を抜けて清溪川(チョンゲチョン)の橋を渡ったところに、黄鶴洞の骨董街があります。「東廟앞(トンミョアップ)」駅から黄鶴洞までの詳しい行き方については、2018年12月11日作成の記事「黄鶴洞(ファンハクドン)」に詳しいので、そちらをご参照ください(2018年12月11日作成記事「黄鶴洞(ファンハクドン)」へはこちらをクリック)。
かつてはこちらに多くの骨董店があったのですが、1980年代に踏十里・長安坪古美術商街ができた際に、多くがそちらに移りました。なので、私がソウルにいた90年代には既に骨董店の数は少なくなっていましたが、今はさらに減ってしまいました。骨董と言えるレベルの物を扱っているお店がほとんど無く、いつも寄るお店は2店舗だけなのですが、今回はそのうちの1軒がお休みでした。他にもう1軒、焼き物を中心としたお店が一つあったのですが、ここ数年は、ずっと閉まっていまして、今回見に行ってみると他のお店に変わってました。最初の写真の「BOW AUDIO」という看板の上の青く塗られた下に、薄っすらとハングルで「동림당」(トンリムダン)と書かれているのが分かります。ここもとうとう無くなっちゃいましたか。店舗の近くに倉庫があって、よくそこの物を見せてもらっていたんですがねえ。ご主人も結構ご高齢でしたからね、寂しい限りです。もちろん今回、黄鶴洞での収獲は無しでした。
東廟前の蚤の市は、いつも通り抜けるだけですが、古本・古着・中古靴・食品・日用品・ガラクタと、とにかく何でも売っている市です。この日は平日だったせいか、それとも寒かったせいなのか、露店の数が少なかったですが、普段はもっと多いです。5番目の画像はリヤカーでテープ類を売っているおじいさんですが、ガムテープ・セロテープ・養生テープ等、ありとあらゆるテープが積まれていますが、これらが全て使いさしです(笑)。どこで集めてくるのでしょうか?
この蚤の市で買い物をしたことはありませんが、私がここで楽しみにしていることが一つあります。それはここでトーストを食べることです。この日も朝ごはんを食べて、そう時間が経っていなかったのですが、やっぱり食べてしまいました(笑)。トーストとは、鉄板にマーガリンを引き、その上で食パンと玉子と野菜(キャベツ・人参・ニラの細切り)を混ぜたものをそれぞれ焼いて、ケチャップと砂糖をかけて挟んだものです。焼いている画像しかありませんが、出来上がりは対角線で半分に折り、紙コップに入れて渡してくれます。
このトーストの屋台は、多くが駅の近くにあり、お勤めの人が朝ごはんに食べていくものなので、お昼過ぎると閉まってしまうことが多いのですが、ここは午後からもやっているのがうれしいところです。お値段も1,000ウォンとお安いのでありがたいです。鉄板の手前に並べてある飲み物は「ベジミル」という豆乳です。暖かいものが飲みたい場合は奥の列の鉄板に近い物を取って飲めばいいのです。こちらもお値段1,000ウォンです。合わせても現在のレートでは日本円で200円足らずです。ぜひお試しください。注文は「トースト、ハナヨ(トースト一つです)」と言えば分かります。お値段については、店によって違うと思いますので、他店の場合はご確認ください。
ソウル仁寺洞 흙 고미술(フック 古美術)
一昨日このブログで、ソウルの報告を昨日(6日)から毎日少しずつしていく旨を記したのですが、昨日は今日からの酒器の追加出品の準備等でバタバタしており、結局はできませんでした。というか、準備とかいう以前に物をどこに仕舞ったのかが分からなくなり、それを探すのに時間を取ってしまい、何もできなくなってしまったというのが本当のところです。最近、本当にどこに何を仕舞ったかが分からなくなって、それを探すことに時間を費やすことが多くなってきてしまいました。本当にヤバイです(笑)。で、昨日は探してた物も結局見つからなかったんですけどね(笑)。まあ、そのうち「アレッこんなところに!」みたいな感じで出てくるでしょう(笑)。
タイトルの「흙 고미술(フック 古美術)」ですが、日本語にすると「土 古美術」となります。こちらは、前回ソウルを訪問した際にご紹介するつもりが、当日は展示会への出展準備のため、商品のほとんどを持ち出し中でご紹介できなかった若手店主のお店です。
こちらの店主は、踏十里古美術商街のお父様のお店で9年経験を積んだのち、5年前に独立して仁寺洞に来たとのことです。小さなお店ですが、鉄絵の徳利や三島、高麗青磁、水滴など、日本人好みの韓国古陶磁器が並んでいます。店主の柳成虎(ユ・ソンホ)さんは、商用で日本に来ることも多く、日本語も堪能です。こちらは、主に韓国の焼き物を中心に木器・民俗品なども扱っているようです。また、写真のように、焼き物の直しもご自分でされるとのことです。
お店の場所は、大変分かり難いところにあります。건국(コングック)ビルディングと言えば、現地の業者の間では直ぐに分かるのですが、日本人の観光客には全く馴染みがありませんよね。場所は、仁寺洞サゴリから三一路(サミルロ)の方向に歩いて行きますと(写真6番目)、道の左側にコンビニのセブンイレブンが見えます(写真7番目)。その隣に駐車場があり(写真8番目)、その奥に건국(コングック)ビルディングのビル群があります。その中の正面の건국관(コングック館)の1階100号(入口を入って右奥)が흙 고미술(フック 古美術)です(写真9番目。お店入口写真は5番目)。説明と写真を頼りに探してみてください。
また、仁寺洞の骨董店所在地に関する情報は、2018年12月10日作成の記事「仁寺洞(インサドン)」に詳しいので、そちらをご参照ください(2018年12月10日作成記事「仁寺洞(インサドン)」へは、こちらをクリック)。
お父様のお店は、踏十里古美術商街6棟の「대일사(テイルサ)」で、こちらは韓国物の他に中国物も扱っておられます。
ソウル(2019/12/02~04)
臨時休業の12月2日(月)~4日(水)の2泊3日、またソウルに行って来ました。
12月のソウルはやっぱり寒かったです。気温は、初日の最低気温が-2℃、2日目が-4℃でした。でもまあ、12月初旬なのでこの程度ですが、ソウルの本格的な冬の寒さはこんなものではありません。1月の下旬から2月の初旬にもなれば、今回の-2℃や-4℃という気温が1日の最高気温になり、最低気温は-12℃や-13℃という日が続きます。そうなると雪が降って積もると凍って解けませんので、道が滑ってとても危険です。ソウルの街は結構坂が多いんです。
今のオンドルは温水式ボイラーだと思いますが、私がソウルで過ごした90年代には、まだ練炭式のオンドルの家があって、寒い朝には雪が凍結した道の滑り止めとして、練炭の灰が道に投げ捨てられている光景をよく目にしました。練炭式のオンドルは、一酸化炭素中毒事故などが起こることもあり危険なため、今は使われていないと思いますが。
そんな寒いソウルで、今回も仁寺洞、黄鶴洞、踏十里・長安坪古美術商街と骨董街を一通り回ってきました。韓国骨董業界の不景気は相も変わらずで、今回無くなっていた店、移転した店など数点を確認しました。日本からのお客さんが減っていることも大きく影響しているようです。今回飛行機は、復路こそ席がそこそこ埋まっていましたが、往路はガラガラでしたから。
そんな中、いつものように古き物を訪ね、美味しい物を食べてきました。今回は前回紹介できなかった仁寺洞の若手古物商のお店をご紹介します。もちろん、ソウルのお食事処もご紹介します。明日以降に毎日少しずつご報告してゆきます。ご期待ください。
今回も関空への行きも帰りもJRはるか号は、ハローキティの車両でした。
耕仁美術館・伝統茶院と아름다운 차박물관(美しい茶博物館)
ソウル仁寺洞には、韓国の伝統茶を楽しむことができるお店が多数あります。昨年12月には仁寺洞の아름다운 차박물관(アルンダウムチャパンムルグァン、美しい茶博物館)をご紹介しましたが、今回は、仁寺洞伝統茶房の元祖とも言える耕仁術館内にある伝統茶院に行ってきました。
庭園を備えた韓国伝統家屋のカフェ「伝統茶院(チョントンタウォン)」は、「耕仁(キョンイン)美術館」に併設する形で1980年代末にオープンしました。趣ある伝統家屋の店内の他に、テラス席も設けてあります。私がここを訪れたのは、80年代末に韓国の知り合いに韓国の伝統茶が飲める雰囲気のある茶房があるといって、連れて来てもらったのが最初でした。仁寺洞でこれだけ長く続いているお店もなかなかありません。
まずその場所ですが、아름다운 차박물관(アルンダウムチャパンムルグァン)と同様に結構分かり難いと思います。まず、メイン通りの仁寺洞キルの수도약국(スドヤックク 首都薬局)のある筋を入って、道左側の단청(タンチョン)という骨董屋の横の筋を入ったところにあります。どこの路地だったかが分からなくなってしまいがちなのですが、수도약국(スドヤックク 首都薬局)のある筋というのを覚えておけば大丈夫かと思います。
この日は1枚目の写真のスジョンガ(干し柿の入ったシナモンの香りのする韓国伝統茶)をいただきました。お値段は8,000ウォンだったと思います。
今回も아름다운 차박물관(アルンダウムチャパンムルグァン、美しい茶博物館)にも行ってきました。位置などの詳細情報は、昨年12月の本ブログの記事をご参照ください。(2018年12月14日作成「아름다운 차박물관(美しい茶博物館)」へはこちらをクリック)
今回こちらでは、五味子(オミジャ)茶をいただきました。夏場は冷たいオミジャ茶の酸味が最高ですね。お餅は今回、高麗青磁の小鉢で出てきました。時代のある器で出していただけるところが、こちらの魅力ですよね。他にそういうお店無いですから。今回はギャラリーにも現代作家の作品ではなく、時代のある青磁や粉青砂器(三島)の器が展示してありました。