「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(珍しいものの巻)
今日までで全国のまん延防止等重点措置が解除されます。これからは花見や送別会など宴会の機会が増える時ですので、時期的にちょっと心配ですね。感染者数もピークは過ぎたようですが、まだ下がりきった状態ではないので、リバウンドが心配ですね。対策がいつまでも予防と隔離になっていますが、早く経口治療薬を使った治療ができるようにならないと、コロナ禍はいつまで経っても収束できないんですけどね。
昨夜はシシャモのみりん干しを中心としたあてで晩酌しました。みりん干しと言うと小さいアジのみりん干しをよくいただきますが、シシャモのみりん干しというのは初めていただきました。シシャモと言えば、やっぱりお腹の子(卵)を食べるものと考えていますので、これは卵の無いオスのシシャモなんでしょうかね。珍しいものですが、身が少しやわらかいと感じたぐらいで、特に違和感なく美味しくいただきました。器は李朝初期の金海手の皿です。
その他、ヨモギ胡麻豆腐は李朝分院末期の染付小皿に、ずいきの酢の物は高麗青磁の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。
酒器の方ですが、徳利も盃も類品を見ない変わったものです。どちらも以前に一度こちらでご紹介しています。
高麗青磁の陰刻紋徳利は、形状が丸っこくて可愛らしいです。徳利として私の好きなフォルムです。陰刻にて何やらギザギザと彫られていますが、花なのか木の葉っぱなのか何なのかよく分かりません。穴がやや小さいですが、お酒はよく出ます。口縁に一箇所金継ぎがあるだけで、他にキズや直しはなく釉薬にカセも無くよい状態です。
赤上がりの高脚盃も類品を見ない珍しいものです。まず、このような形状が珍しいですし、赤上がりであるということがさらに貴重です。高台の底部に小さな欠けが1箇所ありますが、その他にはキズや直しはありません。時代は李朝初期でいいと思います。最後の写真のように見ると火星人のように見えるのも面白くて気に入っています(笑)。
確認してみたところ、前回登板は徳利が2019年11月23日で盃が2019年04月28日でしたので、両方とも本当に久々の登板でした。
今日は21日で東寺の弘法市にも行って来たのですが、そちらの報告はまた明日にさせていただきます。
昨夜の晩酌(残念なもの同士の巻)
朝晩はまだ少し寒いですが、昼間は随分暖かくなってきましたね。昼間はもうコートがいらないぐらいですが、帰りが寒いだろうと思って一応コートを羽織って出てきたら、結構汗ばむぐらいに暑かったですね。まあ私の場合、清水寺近くからここ古門前まで25分ぐらい歩きますからね(笑)。
昨夜は前日に頂いていた鯛のアラ煮で晩酌しました。鯛のお頭とその下にはハラミがありました。鯛の頭は頬の部分が美味しいですね。それとやっぱり目玉ですね。中のゼラチン質の部分をほじくり出してチュルチュルといただくのがうまいです。コラーゲンたっぷりですね。
鯛のアラ煮は李朝初期堅手の皿に、レンコン饅頭のカニ湯葉あんかけは伊羅保手の小鉢に、ブロッコリーと蒲鉾のお浸しは三島の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。
酒器の方は、いずれもこれまでご紹介したことのある物ですが、盃は割れ継ぎの三島平盃で、昨年11月6日に直しから戻って来て直ぐに使ってみた際にご紹介しました。元々は割れたパーツを接着剤か何かでくっ付けて共直しがしてあったものでした。ぶち割れのキズ物ですが薄手で口径が10cmを切るサイズのいい三島です。平盃として使える三島の場合、口径が10cm超える厚手の物が多く、元々が小皿なので深さの無い浅い作りの物が多いのですが、これぐらい薄手の物は希少ですし、さらに深さもあって盃らしい三島と言ってよいでしょう。前回の登板からまだそんなに間隔を置かずに再登板となりました。これ結構気に入って来てしまいました。
自然釉がダラダラ、ボタボタと豪快に流れ落ちる高麗土器の徳利は、調べてみるともうこれが4回目の登板だったんですね。そんなにこちらに登場させている感覚ではなかったんですけどね。一番近いところで昨年の8月5日だったんですね。なかなかの素晴らしい景色なのですが、こちらの徳利も残念ながらキズ物です。写真にある通り自然釉が流れているのと反対側の面に直しがあります。最初は共直しがされていまして、それを現在のように銀直しにしてもらいました。
2点ともキズは残念ですが、ちゃんとした直しがされていば十分に楽しめます。よい金継ぎがされていると、それが一つの景色として見られますし、黒く変色した銀直しはまた渋くていいですよね。
昨夜の晩酌(お雛さんのちらし寿司の巻)
昨日3月3日はおひな祭りでした。昨夜はおひな祭り用に祇園 川上さんのちらし寿司をいただきましたので、これらで晩酌しました。錦糸卵を薄く敷いた上に、海老、煮穴子、イクラ、ホタルイカ、生麩、菜の花などが上品に盛り付けられていました。
他に、おかずの大根とお揚げの炊いたんは伊羅保手の小鉢に、鶏の肝煮は李朝初期堅手の小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。
李朝初期堅手の徳利は昨年のひな祭りの時にも登板してもらいました。なのでちょうど1年ぶりの登板となります。容量が8勺程と1合に満たない小さな可愛らしい徳利です。高台内の一部とその周りにカセが見られますが無傷です。私は容量が1合に満たない徳利は、酒徳利とは見做さないのですが、この徳利は無傷で可愛らしかったので購入しました。おひな祭り用の可愛い徳利として、年に一度活躍してもらおうかと考えて昨夜使ってみました。
初期堅手の盃は、こちらでは今回が2回目の登板です。現物の色は写真程は青みが強くありません。もうちょっとグレーな感じです。しかしながら、形状が椀形で口径7.2~7.3cmサイズの初期堅手の盃というのは、なかなか入手困難です。しかも薄造りの上手物です。写真では分かり難いかもしれませんが、ここまで薄手の物というのも他に見たことがありません。90年代にソウルの踏十里古美術商街で入手したものです。踏十里と長安坪、仁寺洞も新型コロナ禍で2年以上行けてませんが、あちらも商売続けていくのが大変だろうと心配しています。まあ、人のこと心配できる程にこちらも余裕ないですけどね(笑)。
実はこの他にも、例年通り実家からもちらし寿司をいただきまして、そちらも昨夜のうちにいただきました。毎年節分とひな祭りはお寿司で炭水化物摂り過ぎますね(笑)。でも、やっぱりありがたいことですね。
昨夜の晩酌(偶然一致の組み合わせの巻)
もう明日で2月も終わりです。まあ、2月は28日までしかないということも勿論あるんですが、今年に入ってから何か月日が過ぎるのがすごく早く感じます。どうしてでしょうかね。
ただ、冬季オリンピックでごまかされてたようなところもありましたが、今年に入ってから世の中はいいことがないですね。国内の新型コロナウィルス感染状況の方は少し落ち着いてきましたが、死者数がこれまでの波の時とは比較にならない程多いですね。塩野義製薬の飲み薬が25日に承認申請されましたので、これが早く使えるようになればいいですね。そうすれば感染者を隔離することなく自宅で療養できるようになりますから、医療のひっ迫を防ぎ経済も回せるようになって来るんですけどね。期待しましょう。
その他には、ロシアのウクライナ侵攻による戦火も拡大していますし、今日は北朝鮮がまたミサイルを発射したようで、本当にロクなことがないですね。こんな毎日、酒でも飲んでないとやってられませんので、昨夜は晩酌しました。
盃も徳利もこれまでにご紹介したことのある物です。井戸手の盃は口径が6.5cmと小さめですが、貫入が深く使用により見込にほんのりと赤みも出て来て、いいアジに育ってきています。底部にはカイラギも見られます。口縁に2箇所欠けの金継ぎがあります。この金継ぎは昔私が自分でしたものですので、あまり出来は良くないですが(笑)。これは私がまだソウルにいた時に購入したものだったと思います。90年代末頃ですね。これぐらいのサイズの盃がお膳の上で場所をとらないので好きですが、実際にはなかなか出会えませんね。このサイズは。
青みがかった釉薬が大変美しい李朝初期白磁の徳利は、容量が1合半程度で独酌用の徳利としてベストなサイズです。しかし残念ながら口に結構大きめの金直しが2か所有ります。金直しが古いので金が落ちて地の漆が露出している部分もあります。高台に窯キズもあります。しかしながら、キズ物であるがゆえにお安く購入できています。穴も大きく酒の出もよいので大変使い易いです。キズ物と言ってもへんな共直しがされているものと違って、ちゃんと金直しや銀直しがされているものだと、直しをお願いすることなくそのまま使えますので、そういった意味でも経済的ですよね。
過去の記事を確認してみたところ、今回の盃と徳利は以前にこちらでご紹介した時にも同じ組み合わせで使っていましたね。全くの偶然なんですけどね。
お料理の方ですが、鶏の手羽揚げは李朝初期堅手の皿に、菜の花のごま和えは三島の小鉢に、キムチ納豆は李朝末期の染付小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。それと、今回お膳を変えてみました。いつものお膳と違いますが、お気付きだったでしょうか?
昨夜の晩酌(やっぱり好きな三島徳利の巻)
韓国の新型コロナウィルスの1日の新規感染者数が9万人を超えたようです。人数ではもう日本と変わらない水準にまで来ました。韓国の人口が日本の半分に満たないことを考えると大変深刻な状況です。やはり感染拡大期に旧正月休暇が重なったのが大きく響いたようですね。年内にソウルに行けるかなあ。微妙な感じですね。
そんな状況だからこそ家飲み!昨夜の晩酌です。
三島の徳利は「昨夜の晩酌」の記念すべき第1回目(2018年9月27日)でご紹介して以来、今回で5度目の登板となりますね。容量1合3勺程度とピッタリの独酌サイズです。穴が大きくて使いやすいのもいいですね。カセもなく肌がきれいで、持った時の手触りが良く気持ちがいいです。入手時には口縁に2か所の傷が共直しされていたのですが、こちらで金直しにしてもらいました。好きな徳利は、どうしても登板機会が増えてしまいます(笑)。
刷毛目の平盃はサイズが良く(口径9.8~10.0cm)さらに深さがあるのがいいですね。刷毛目の方は白泥がたっぷりかかったタイプのもではないのですが、薄掛けで刷毛目自体も少ないながら、スピード感のある刷毛遣いがいいと思います。こちらも入手時には口縁に2箇所の欠けがありましたが、こちらで金継をしてもらいました。この刷毛目も以前に1度こちらでご紹介していますので再登板でした。
お料理の方ですが、焼き鳥は李朝分院の染付壽字紋大皿に、鯖の味噌漬けは李朝初期白磁の小皿に、もずく酢は三島の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。染付壽字紋の大皿も共直し部分とニュウを金継ぎにしてもらって、昨年末に戻って来たものです。こちらは今回が初登板でした。
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(懐かしの金継ぎの巻)
今日は第1日曜日で東寺ガラクタ市の開催日ですが、私は今回も行きませんでした。李朝物が出ないということもありますが、やはり新型コロナウィルス感染拡大状況を考えて欠席しました。今月は他の骨董市についてもどうしようか思案中です。10日の平安蚤の市、21日の東寺・弘法市、25日の天神市とありますが、今のところはいずれも開催される可能性大です。基本的には屋外のイベントで密にならないものならいいかと考えていましたが、今の状況ではそこに行くまでの市バスなどの公共交通機関を使うのに抵抗があります。10日は京大病院での検査・診察日のため、どのみちバスに乗らないといけないので、開催されれば行きの市バスを岡崎公園近くで下車して平安蚤の市をサッと見学して、その後徒歩で病院まで行こうかと考えています。
いつも通りに前ふりが長くなりましたが、昨夜の晩酌です。今回も徳利・盃共に再登板にはなりますが、共に大変久しぶりの登板になります。
大きめの盤口の高麗青磁徳利は、前回が2019年4月でしたから3年近く空いてましたね。大きな盤口はあまり格好はよくないですが、徳利にお酒を入れる時にあふれこぼれる心配がないのでいいですね。この徳利、胴部の片面が砂の混ざった胎土でざらついた肌です。よく言えば伊羅保のような感じの肌です。反対の面はツルっとした艶のある肌なのですが、こちらの面にひっつきとひっつきの剥がれがあります。あと、写真撮るのを忘れてしまいましたが、高台の内側に細い窯キズが有り結構な水漏れがしましたので、自分で金継して止めました。90年代末にまだ私がソウルにいた時に長安坪古美術商街で購入したものです。
唐津のような盃も同じころにソウルの踏十里古美術商街で購入したものです。前回の登板は2018年10月でしたから、もう3年半近く前になりますね。こちらの金継ぎも当時私が自分でしたものです。この盃、購入時には無傷完品だったのですが、持ち帰って煮沸してみたら共直しが発覚しました。韓国で古陶磁器を買うとよくある話ですね(笑)。見込の方の小さな欠けの部分の作業が難しかったような記憶があります。これも一時よく使っていましたね。
おでんは李朝末期の陶器の鉢に、いんげんの胡麻和えは李朝分院末期の白磁小鉢に、ちょっと分かり難いですが、大根の千切りの炊いたんは高麗青磁の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。
高麗青磁の小鉢は大振りの盃としても使えるサイズです。こちらも口縁に金継ぎがされていますが、これも以前私が自分でしたものです。写真では分かり難いですが、場所は手前の口縁部に欠けの金継ぎがあるのがよく見ると分かるかと思います。
別に金継ぎ出来るぞ自慢してる訳ではないですよ。多分プロが見たらあんまりうまくないと言われると思いますからね。だから今はもうやらないんです(笑)。
当店では今月も李朝・高麗の酒器を追加出品中です。日本酒(銘柄:菊正宗)のプレゼントも引き続き実施中です。詳細につきましては「お知らせ」欄にてご確認ください。(「お知らせ」欄の該当記事へはこちらをクリック)
昨夜の晩酌(日韓疫病退散祈願の巻)
新型コロナウィルスの新規感染者数が昨日はついに8万人を超えましたね。もう欧米並みの新規感染者数になりました。来週は10万人超えるかな? でも思ったより東京の増加率が低いので、10万を前にピークかなとも思ってきましたね。皆が大人しくしていれば来週あたりがピークかなとは思っていますが、希望的観測ですかね(笑)。
韓国も新規感染者数の増加が止まりません。昨日のは新規感染者数が1万7千人を超えたようですね。タイミングが悪いことに、韓国は今日から旧正月連休なんですよね。今年の旧正月元日が2月1日で、その前後1日を合わせた3日間が旧正月の連休日なんですが、今日29日と明日30日が土日に当たるため、29日(土)・30日(日)に続いて31日・2月1日・2日と5連休になるんですね。この間は多くの人が本家に移動し、そこでは親戚一同が集まって会食しますので、さらなる感染の拡大・拡散が心配される状況です。
今年中にはまたソウルに行けるだろうと思っていたんですけどね。日韓両国でこの状況ですからね。どうなるでしょうかね。幸いなのは、まだ今年が始まったばかりだということでしょうか。
そんな状況下ですので、私は昨夜も家飲みです。昨夜の晩酌です。
三島の徳利は以前にも、こちらで既に二度ご紹介したことがあります。口の半分以上が銀直しですが、カセも無く釉薬の状態がいいです。1合半弱の容量で独酌サイズです。穴がやや小さめなのが惜しいところですが、酒も問題なく出ます。こういった気軽に普段使いできる三島が一本はあるといいですね。(過去の記事については、2020年11月28日作成の記事はこちらを2019年3月17日作成の記事はこちらをそれぞれクリックしてご確認ください)
盃は李朝後期分院の白磁です。後期分院の白磁盃はめぐり合うのがなかなか難しいです。後期分院の白磁となると祭器や壺はまだあるのですが、盃と皿も白磁を見つけるのが難しいですね。染付よりもさらに少ないですね。この盃は最初欠けが共直しだったのかそのままだったのか忘れてしまいましたが、こちらで金継ぎをしてもらったものです。こちらは過去に1度だけご紹介していましたね。前回はこの「昨夜の晩酌」シリーズが始まった初期で、まだ副題を付けていなかった頃でした。シリーズ第2回目でしたね。
お料理の方ですが、カレイの煮付は李朝初期の堅手深皿に、つくねは三島の輪線菊花紋小皿に、小松菜とすり身天ぷらの炊いたんは李朝初期の堅手小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。
当店では現在、李朝・高麗の酒器を追加出品中です。李朝酒器をお買い上げ時には日本酒(銘柄:菊正宗)のプレゼントも実施中です。詳細につきましては「お知らせ」欄にてご確認ください。(「お知らせ」欄の該当記事へはこちらをクリック)
昨夜の晩酌(ダブル刷毛目の巻)
昨日21日は京都で久しぶりの大雪が降りまして、大雪警報も発令されましたので臨時休業とさせていただきました。京都で積雪10cm以上というのは5年ぶりだったようです。そう言えば、5年ぐらい前の大晦日からお正月2日ぐらいまで大雪が降った年がありましたね。今回は1日で済んでよかったです。
21日は東寺・弘法市の開催日で昨日も開催していたはずですが、昨日はこちらも欠席しました。初弘法ですし、当初行くつもりで早起きしたのですが、雪が積もっているのを確認して欠席を決めました(笑)。雪の中行くのも大変ですし、何よりもあの大雪では出店もほとんど無かったんではないでしょうかね。「まん延防止等重点措置が適用されない限り開催」ということでしたからね。天候とは関係なく開催していたと思いますが。
そのまん延防止等重点措置の適用をめぐっては、昨日21日に大阪、兵庫、京都の関西3府県が政府に要請しました。また、北海道、福岡、佐賀、大分も要請するようで各地で要請の動きが相次いでいますね。これらの自治体にまん延防止等重点措置が適用されるのが来週25日(火)からになるようです。そうなると今月の初天神は開催中止の可能性がありますね。今のところ、北野天満宮のホームページでは開催予定(1/21現在)にはなっていますが。
あと今日未明に九州で大きな地震があったのも心配ですね。大きな被害が無ければいいんですが。
そんな中、祇園末吉町の喜久政さんのお弁当をいただきましたので、私は昨夜も家飲みです。
盃・徳利共に刷毛目で、これまでにもこちらでご紹介したことのあるものです。刷毛目の平盃は割れたものが金継ぎされています。刷毛目の白泥も厚掛けで勢いがあります。そこへいい感じにアジが付いてきています。裏面にも薄めですが刷毛目がかけられています。口径が10cmジャストとサイズも申し分ないです。(盃の過去の記事(2018年11月9日作成)へはこちらをクリック)
刷毛目徳利の方も金継ぎが多くあります。こちらはぶち割れたものではなく、胴部の刷毛目の白泥の剥落部分を共直しした部分が多数ありました。ソウルで購入する際、口縁部の欠けが共直しされているのは分かっていたのですが、胴部の共直しは気付かなかったんです。日本で共直しをはずして金継ぎにしてもらいました。(徳利の過去の記事「2021年6月16日作成」へはこちらをクリック、「2019年4月16日作成」へはこちらをクリック)
どちらもキズ物で無傷完品でないのは残念ですが、ちゃんと金継ぎすることで器は再生し、機嫌よく使って酒を楽しむことができます。今後もできるだけ長く、李朝酒器での家飲みを機嫌よく楽しんでいきたいと願っております。
このような感染状況ですので、ぜひ皆様も外食・外飲みは控え、新しい李朝酒器で家飲みをお楽しみください。
当店では現在、李朝・高麗の酒器を追加出品中です。李朝酒器をお買い上げ時には日本酒(銘柄:菊正宗)のプレゼントも実施中です。詳細につきましては「お知らせ」欄にてご確認ください。(「お知らせ」欄の該当記事へはこちらをクリック)
昨夜の晩酌(いづ重 上箱寿司の巻)
オミクロン株による新型コロナウィルス感染拡大が驚異的なペースで進んでいます。昨日までここ3日連続で全国の新規感染者数が2万人超えです。私はこちらのブログで感染拡大のピークが先週から今週にかけてだろうと言ってましたが、その通りになっちゃいましたね。と言うか、感染者数に関しては予想をはるかに上回る急拡大です。年末年始と先の連休による感染者数がこの時期にピークを迎えると考えたんですが、さらに感染者数が激増して行きそうで心配です。
沖縄・山口・広島に続き首都圏一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)もまん延防止等重点措置の要請を行うようですね。関西の二府一県(大阪・京都・兵庫)も早く要請した方がいいと思いますね。
そんな心配な中ではありますが、昨夜は祇園 いづ重さんの上箱寿司をいただきましたので、それを肴に晩酌しました。
ご覧のような美しい箱寿司です。この箱寿司、数日前にテレビで京都の人気(?)お土産の一つとして紹介されていたのをたまたま目にしたところでした。どこの局のなんという番組だったかは覚えていません。何か面白い物が無いかなとチャンネルを変えて見ていたところ、京都のお土産みたいなことをやっていた番組があったので、しばらく見ているとその中の一つとして紹介されてました。
祇園 いづ重さんといえば鯖寿司が有名ですが、私は鯖寿司があまり好きではないので、お店ではちらし寿司や冬場は蒸し寿司をいただくことが多かったですね。こちらの鯛のアラの味噌汁というのが、また美味なんですよね。(いづ重さんの過去の記事へはこちらをクリック)
いづ重さんは現在店舗改装のため、仮店舗にてお持ち帰りのみの販売になっています。なので残念ながら今は鯛のアラの味噌汁はいただけないでしょうね、多分。
いづ重さんは祇園の西北角のあたりに店舗がありますが、仮店舗はその店舗から四条通を西に10m程歩いて右手にある小さな路地にあるようです。詳細につきましては、いづ重さんのホームページでご確認ください。
いづ重 ホームぺージ https://gion-izuju.com/
さて酒器の方ですが、共に金継ぎが施されていますが、どちらも以前に私が自分でしたものです。盃の方が一番最初に自分で金継ぎしたもので、徳利は一番最後にしたものです。これを最後に自分でするのはやめました。自分ではなかなかうまく行かず、失敗する度に金(きん)を無駄にしてしまうので、もったいないからやめました(笑)。たまにうまく行く時があっても、たまたまなので何がよかったのかが分からないため、次に生かせなかったんです(笑)。今はプロにお願いしています。こうして見てみると、最初も最後も特にレベル的に変わりないですね。進歩がなかったですね(笑)。
李朝初期堅手の徳利は容量が1合ジャスト。盃は李朝後期~末期に民窯で焼かれた物でしょう。見込に出た鉄砂が魅力です。どちらも過去にご紹介したことがあります。菜の花のお浸しは李朝初期堅手の小鉢に、おからは伊羅保手の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。
当店では、新年も引き続き李朝・高麗の酒器を追加出品中です。李朝酒器をお買い上げ時の日本酒(銘柄:菊正宗)のプレゼントに付きましても引き続き実施中です。詳細につきましては「お知らせ」欄にてご確認ください。(「お知らせ」欄の該当記事へはこちらをクリック)
こんな時期ですから外食・外飲みは控え、新しい李朝酒器で家飲みをお楽しみください。
昨夜の晩酌(グリーングリーングリーンの巻)
オミクロン株による新型コロナウィルス感染者数の増大が、尋常ではありませんね。これはもう第6波到来ですね。昨日の沖縄の新規感染者数が1400人超えです。東京も922人でしたから今日は1000人超えるでしょうね。大阪が676人。京都も160人で今日は200人超えるかもしれません。沖縄・山口・広島では「まん延防止等重点措置」が9日から適用されるようですね。年末年始の移動や集まりによる感染者の状況が、来週半ばあたりからまた出て来るでしょうから来週から再来週が一つのピークになるのではないでしょうかね。
東京・埼玉・神奈川・千葉、愛知、関西は大阪・京都・兵庫あたりまで、「まん延防止等重点措置」の適用を考えた方がいいと思いますけどね。
そんな状況ですから不要不急の外出、外食は避けましょう。だから私は李朝酒器で家飲みの晩酌です(笑)。
昨夜の酒器は青磁のコンビでした。翡翠のように美しい青磁釉の高麗青磁徳利は、もう4度目ぐらいの登板になると思います。色・形・サイズとも、全てよしの徳利です。胴に一箇所の石爆ぜのような穴と高台付近の釉だまりにカセが見られはしますが、キズや直しもなく無傷です。
盃の方は、こちらでご紹介するのは初めてだったと思います。伊羅保手の平盃です。平盃ではありますが、小皿を代用したようなものではなく、口径が10cmを切っており深さもあります。この手の物では珍しく薄手の造りで、肌の色も明るいグリーンです。写真ではどうもうまく色が出ないのが残念ですが。以前からなのですが、スマホで撮ったものをスマホの画面で見た時にはよく写っているのですが、PCに画像を送ってこちらで見ると光が入り過ぎたようになっていたり、青が強かったり、ピンが甘いような感じになっていたりです。盃は今店の方にあります。
お料理の方ですが、鶏の手羽焼きは李朝後期分院の白磁皿に、壬生菜とお揚げの炊いたんは李朝分院末期の白磁小鉢に、うずら玉子の酒粕漬(菊正宗の酒粕使用)は高麗青磁の小皿にそれぞれ盛り付けました。徳利・盃・小皿と青磁3種でグリーングリーングリーンな晩酌でした(笑)。さらにこの後、いただいていた鯖寿司もいただきました。いつものようにガスレンジの魚焼き機で焼いていただきました。器が李朝ではありませんでしたが(笑)。
当店では、年末に引き続き新年も李朝・高麗の酒器を追加出品中です。李朝酒器をお買い上げ時の日本酒(銘柄:菊正宗)のプレゼントも引き続き実施中です。詳細につきましては「お知らせ」欄にてご確認ください。(「お知らせ」欄の該当記事へはこちらをクリック)