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昨夜の晩酌 - 韓国骨董 李好

TEL:075-532-5877

〒605-0089 京都府京都市東山区古門前通大和大路東入元町367-4 杉山ビル2階 *京阪三条駅より徒歩3分

 

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昨夜の晩酌

「昨夜の晩酌」

こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。

こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。 

昨夜の晩酌(期待の中堅の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2022年07月08日(金)

20220708①安倍元首相が奈良で街頭演説中に銃撃され心肺停止状態という、昨夜の晩酌の話をしている場合じゃないようなニュースが入ってきました。店でYahoo News 見て一瞬目を疑いました。後方から銃で撃たれたようですね。当時の映像を見ると選挙カーなどの上からの演説ではなく、道路を背に地上のガードレールで囲まれた場所で演説していましたから、後方はガラ空きの状態でしたね。安倍元首相が一命をとりとめてくれることを祈ります。

今月はこちらの投稿も少し間隔があいてしましましたが、昨夜はナイター中継を観ながら、いつも通り貰い物を肴に晩酌しました(笑)。

徳利はこれまでに何度かこちらでご紹介したことのある、李朝初期堅手の徳利です。口部に3箇所の欠けの直しがありますが、下ぶくれのよい形で胴部には青い釉垂れとへら跡も見られ、見どころの多い徳利です。容量は2合程です。穴も大きいので大変使いやすいです。過去の記事を調べてみたところ前回の登板は2021年5月16日でしたから、おおよそ1年ぶりの登板でしたね。

白磁の盃の方は、多分こちらでは初めてのご紹介になると思います。李朝後期から末期に欠けての時期に民窯で焼かれたものですが、見込みの貫入がくっきりと出始め、画像では分かり難いですが、うっすらと赤みも出ていいアジが付き始めました。入手した時は、白い肌にうっすらとした貫入が見られるだけの盃でしたが、見込みにピンホールがいくつかあるのを見て、ここから酒がしみていい味になっていくだろうと思いました。

先月7日に(育ち盛りの巻)でご紹介した盃とほぼ同時期に入手したものでしたが、成長においては大きく差をつけられてしまいましたね。しかしながら、これからが楽しみな盃です。これから胴部(外面)の貫入も深くくっきりと出てくると、いい味の盃になるんですがね。もう入手後10年近く経っていると思いますので、期待の新人というには少々年をとり過ぎていますので、期待の中堅と言ったところでしょうかね。(2022年06月07日作成の昨夜の晩酌(育ち盛りの巻)へはこちらをクリック)

お料理のですが、ホタテフライは李朝初期の堅手小皿に、おぼろ豆腐は高麗青磁象嵌菊花紋八角小鉢に、白菜とほうれん草の胡麻和えは李朝初期の堅手小皿に、ちりめん山椒筍入りは李朝初期の堅手豆皿にそれぞれ盛り付けてみました。豆皿の方が手前にあるので、写真上では奥の小皿より大きく見えますね(笑)。

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昨夜の晩酌(高麗青磁コンビの巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2022年06月29日(水)

20220629①毎日暑い日が続きますね。京都も連日35℃前後の日が続いていますが、関東の方では40℃を超える地域があるとかで、6月にしてこの暑さはきついですね。7月、8月にもなれば、少しは体の方が暑さに慣れてくるのですが、この時期はまだそこまで暑さに体が慣れていませんのでね。気を付けましょう。

さらに全国各地で梅雨明けする地域が出て来ていますが、6月中の梅雨明けというのは記憶にないですね。空梅雨で夏場の水不足が心配になりますね。

そんな中ではありますが、昨日もお弁当(だし巻きとミニ穴子弁当)とお惣菜をいただきましたので、いつものようにもらいものを肴に晩酌しました。

高麗青磁の盃は直しから戻って来たものです。元々は銀継ぎだったか古い直しがあったのを金継ぎにしてもらいました。おかげで随分と感じがよくなりました。口径が7cm弱、高さが6cm強といったサイズで酒杯として最適なサイズです。高麗青磁の盃でこのサイズというのは、最近なかなか見つからないですね。

高麗青磁の徳利は、以前にも1度こちらでご紹介しています。青磁釉の色はまあそこそこですが、ベタ底で丸みのある肩を持つ、ころりんとした愛らしいスタイルの徳利です。1合半を少し超える程度の容量で、独酌にピッタリのサイズです。口縁の4箇所の欠けに銀継ぎが施されていますが、キズ自体も小さく銀の色も目立たないので、あまり気にはなりません。高麗青磁の徳利も、独酌で使える物はさらに少なくなりましたね。

お料理の方は、お弁当の後方、揚げ出し豆腐は李朝初期の堅手茶碗に、あかもくは李朝末期の染付小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。

昨夜は肴だけでなく、お酒の方も頂き物をいただきました。千葉県の寺田本家の木桶仕込という純米酒でした。初めていただきましたが、米こうじの風味の強いお酒という印象でした。アルコール度数が20度となっていますので、日本酒としてはアルコール度数の高いお酒ですね。

20220629② 20220629③ 20220629④

20220629⑤ 20220629⑥ 20220629⑦

昨夜の晩酌(懐かしの肝育盃の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2022年06月17日(金)

20220617①久しぶりの投稿になってしまいました。コロナ禍以降は食べ歩きと言うのがほとんど無くなってしまいましたので、投稿の内容が骨董市か晩酌かに限定されてしまっているため、間隔が空いてしまいましたね。ソウルにも2年半行けてないですからね。ソウル情報も全く書けてません。韓国には渡航が可能になってはいますが、まだ今の状況では行きたいとは思いませんね。以前のようにノービザではなく、ビザも取らないといけませんしね。まあ、韓国の大統領も代わったので、年内にはノービザでの相互渡航が可能になるとは思いますが、今のような円安の状況が続くとちょっと厳しいですね。

そんな状況の中ですが、昨夜の晩酌です。いつものように、いただいたものを肴に一杯やりました(笑)。

井戸手の盃は、もう20年近く前になるのかも知れませんが、ソウルの踏十里古美術商街で購入し、その後数か月毎日使って育て上げたものです。以前こちらで1度か2度ご紹介しています。入手後、頑張って集中的に使ったので、盃だけでなく私の肝臓の方もフォアグラのように育ったということで「肝育盃」としてご紹介していました(笑)。くっきりと出た貫入、見込みと胴部高台周辺に出た赤み、高台内の縮れ釉とすっかり見どころの多い盃に育ってくれました。使うの久しぶりでした。

三島の徳利も以前、よく使った徳利です、15年ぐらい前でしょうか。こちらでも何度かご紹介しています。口の約半分を欠いており金直しになっていますが、カセもなく容量も1合半弱と独酌用サイズです。これだけのキズがあると、かえって緊張感無く気軽に使えますので、普段使いに結構な頻度で使っていた時期がありましたね。懐かしいです。

お料理の方ですが、生の切り身でいただいた鮭は、塩コショウを振りバター焼きにして李朝初期の白磁皿に盛り付けてみました。何か物足りないなと思ったら、バターと一緒にニンニクを炒めるのを忘れていました。その他、こんにゃく煮は李朝初期堅手の小鉢に、ほうれん草のお浸しは三島の小鉢に、おから煮は高麗青磁の小碗にそれぞれ盛り付けてみました。

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20220617⑤ 20220617⑥ 20220617⑦

昨夜の晩酌(育ち盛りの巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2022年06月07日(火)

20220607①6月は梅雨入りの季節ですね。関西はまだなんですが、関東甲信越地方は昨日(6/6)から梅雨入りしたようですね。激しい雨も降っているようですが、雹による被害が深刻なようですね。トタン屋根を突き破ったり窓ガラスが割れたり、雹に打たれた人がケガしたりと大変なようです。

それにしても、九州・四国・中国・近畿といった西日本の地域より、関東甲信越地方が先に梅雨入りするというのは、私の中では過去に記憶がありませんね。今日の京都はいいお天気ですよ。週間予報を見ていると近畿の梅雨入りは来週ぐらいでしょうかね。

昨夜の晩酌です。初期白磁の徳利は、口に金継とそこからニュウが1本ありますが、白い肌が実に美しいです。この徳利は以前一度こちらで紹介しています。

以前も説明しましたが、この徳利、入手時には胴の下部に油染みがありましたが、ハイターを使って落としたものです。口に金継があるため、丸ごとハイターの中に浸ける訳にはいかず、結構苦労して油抜きをしました。詳細については過去の記事をご参照ください(過去の記事へはこちらをクリック)。容量の方は約2合で当時はよかったのですが、今の私には少し大きめです(笑)。昔はこれでお代わりしてちょうどぐらいでしたが(笑)。

盃の方も2回目の登板です。李朝の後期から末期頃の民窯の作でしょう。いかにもよく育ちそうな盃ですが。見た目通りに本当によく育ってくれています。画像では少し分かり難いですが、見込の底部の赤みも少し増してきましたし、見込や胴部~底部の貫入も深くくっきりと出て来ました。ベタ底で窯割れがありますが漏れはしませんし、これがまた荒々しい感じでいいアジを出してくれています。サイズもよく、いいアジの盃に成長中、今まさに育ち盛りの盃です。実に楽しみです(過去の記事へはこちらをクリック)。

お料理の方は、鯖の旨煮は李朝後期分院の白磁皿に、じゃこおろしは李朝三島の小鉢に、茄子煮は李朝初期白磁の小皿に、小芋煮は高麗青磁の小碗にそれぞれ盛り付けてみました。じゃこおろしのちりめんじゃこは、先月の天神さんで買った物です。

今回はお膳を変えてみたのですが、お気付きになられましたでしょうか?

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昨夜の晩酌(残念の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2022年05月29日(日)

20220529①昨日も酒の肴によさそうなおかずをいただきましたので、それらで晩酌しました。

イカフライは単独で李朝堅手の小皿に盛りましたが、その他のおかずは数種類いただきましたので、今回は大皿に少しずつ盛ってみました。いつもは一品ずづ小鉢や小皿に盛るのですが、そうすると器の数が多くなり過ぎるので、今回はこうしてみました。これも悪くないですね。ちなみに今回使用した大皿は、最後の写真の李朝分院末期の染付壽字紋の大皿でした。

酒器の方ですが、徳利は私の好きな三島です。この徳利はもうこちらでは5回目の登板ぐらいでしょうか。登板頻度が高いです。ご覧のとおり口に2箇所の大きめの欠けを金継ぎしてあるキズものですが、サイズ・容量(1合2勺程度)よく、穴も大きくて大変使いやすい徳利です。しかも釉薬の状態がよくて触り心地がよいというのも重要な長所の一つです。

盃の方ですが、今月直しを終えて戻って来たものです。金継がされている部分は窯キズがあって、裂けたようになっていたものです。

直しが済んで帰ってきた盃を見て、うーん、ちょっとイメージしてたのと違ったかなあっていう感じでした。窯割れのところを金で埋めてもらうと、稲妻が走ったような荒々しい感じに仕上がるものと、期待というよりは勝手にそう思い込んでいました。ところが帰って来た盃は、金継されたこじんまりとした盃という印象のものでした。難しいですね。こればかりは、やってみないと分からないですからね。直しそのものはよくしていただいているのですよ。誤解のないように。私が勝手にイメージを膨らませてたせいなんですけどね、もちろん。でもやっぱり、残念でした。金継するかそのままで使うか、結構考えたんですけどね。

ちなみに、こちらの過去の記事に金継をする前のこの盃の姿が残されていますので、ご関心がおありの方はそちらでご確認ください。(過去の記事、昨夜の晩酌(窯割れ盃の巻)2019年10月17日作成へはこちらをクリック

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昨夜の晩酌(新刷毛目コンビの巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2022年05月15日(日)

20220515①ゴールデンウィークが終わって一週間が経過しましたが、先週末頃からまた新型コロナウィルスの新規感染者数が増えて来ていますね。久しぶりの規制のない連休だったんで、人の出も本当に久しぶりのレベルで多かったですからね。予想はしてましたけどね。連休中に新規感染者数が減ったと言っていたのは、単にお休みで検査を受ける人の数が減っていたからだったんでしょうね。

昨夜は京都五条 近幸の銀鱈弁当をいただきましたので、これに他のおかずも合わせて晩酌しました。他のおかずも貰い物でしたから、結局すべて肴は貰い物でしたね(笑)。

近幸さんは明治創業の魚屋さんで、お店には、高級な海鮮類とその切り身やお刺身、お惣菜などが並んでいます。コロナ禍前の外国人観光客が多かった時期には、イートインスペースがあったようですが今はありません。場所は京阪電車の清水五条駅のエスカレーターかエレベータ、いずれかを利用して地上に出た直ぐのところにあります。

刷毛目の徳利はこちらには確か3度目の登板となります。10年以上前に口縁部に共直しが1箇所あるだけと見て購入したところ、持ち帰って煮沸してみたら胴部に白泥の剥がれを共直しした箇所がたくさん出て来ました(笑)。そんな訳で、口縁部と胴部の白泥の剥がれの大きい部分を金継してもらって今の姿となりました。容量が1合2,3勺程度とサイズもいい徳利です。口がもう少し広かったら、徳利に酒を入れる際に注ぎやすいんですけどね。

盃も刷毛目の平盃ですが、こちらは今回が初登板になります。購入して直ぐには一度使っているはずなんですが。その後直しに出して戻ってからも使わずに店のケースに並べていました。こちらも金継が口縁部と見込みに各一箇所あります。購入時、口縁の方は表面に上から樹脂を塗ったようなツルツルした金直しで気に入らず、見込みの方は窯キズを漆か何かで埋めたようになっていたので、どちらも金直しにやり直してもらいました。高台内にも窯キズがありますので、見込みの窯キズから底へ漏れがあったのかもしれません。

昨夜持ち帰って使ってみたところ、これがなかなかいいんですよね。写真4番目がお酒を注ぐ前で、5番目(最後)がお酒を注いで少し時間が経った状態です。シミが出てきて実にいいアジなんですよ。これまで使ってなかったので、このアジを分からずにいたことを後悔しました。今日はもう店のケースに戻してあります。サイズは口径が10.5㎝です。

おかずの方ですが、キュウリの酢の物は李朝末期の染付小鉢に、こふきいもは三島の小鉢に、若竹煮は李朝初期堅手の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。

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昨夜の晩酌(濁ってないマッコリの巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2022年05月08日(日)

20220508①昨夜は久しぶりにマッコリで晩酌しました。しかし、写真のように片口の中のマッコリは白く濁っていません。

前回マッコリを飲んだ時もそうでしたが、今回もボトルに入ったマッコリを冷蔵庫に立てて置いて、飲む際にも振らずに上澄み部分だけを注いだものです。ドロドロの濁った部分は底に溜まりますので、それは捨てます。

何故このようにするかというと理由は二つあります。まず1つは、こうすることでカロリーを低く抑えることができます。もう一つは、甘さの緩和です。マッコリは甘いものではあるのですが、日本で売られているものは甘すぎるのです。この方法は、90年代にソウルで下宿していた時に、当時の主人のアジュンマがやっていたのを見て真似して以来、時々やってきたものです。日本で売られているマッコリだと上澄みだけでもまだ結構甘いです。なので私は、さらに氷を入れて薄め冷やしたりもします。

李朝片口はアジ付き過ぎな程ですが、いい感じに味がついてます。ここまでのシミですと油染みでないか心配ですが、嬉しいことに全く油臭はありません。注ぎ口の周りに鉄砂がかかっているのがいいです。容量は注ぎ口の穴の少し下あたりまで入れて2合程度です。

今回のマッコリ用盃は高麗青磁の大振り盃であり小鉢でもある器です。実際、今までこちらでも酢の物やお浸しなどを盛る小鉢として主にご紹介して来ました。この手のサイズの青磁や三島は、このように広い用途に使えて便利です。ちなみに、金継ぎは昔私が自分でしたものですので、あまりいい出来ではありません。

お料理の方はチャプチェを作ってみました。作ったといっても、冷凍ものを温めて炒めた豚肉とネギに合わせて、さらに軽く炒めただけなんですけどね(笑)。冷凍食品も温めてそのままではなく、ちょっとひと手間加えてみるだけで雰囲気が変わりますよね。

キムチは李朝初期白磁の小皿に盛り付けております。この初期の小皿も平盃としても使えるサイズですね。キムチも日本で売られているものなので、やっぱり結構甘かったです(笑)。

最大10連休という今年の長かったゴールデンウィークも今日で終わりです。3年ぶりの新型コロナによる規制のない連休でしたので、全国の観光地は賑わったようですね。私は通常通り店を営業してますから、あまり関係ないですけどね(笑)。

それよりも、今年は夏8月下旬頃にソウルに行けるようになってたらいいんですけどね。まだちょっと無理ですかねえ。だったら年内には何とか行きたいですね。

20220508② 20220508③ 20220508④

昨夜の晩酌(分院末期の白磁盃の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2022年04月20日(水)

20220420①ここ数日、京都はまた暑いです。確か先々週が暑くて、先週は寒の戻りがあって、今週また暑いです。昨日も結構昼間暑かったですが、今日はさらに気温上昇して25℃を超える夏日になっていると思います。気候の変動が激しくて体がついて行けません。

昨夜も酒の肴にいいお惣菜をいただきましたので、晩酌してしまいましたね。来週検査がありますので、今月最後の晩酌かなという感じですね。

盃は今回が初登板です。朝鮮王朝最後の官窯であった分院が19C末に民営化されますが、その民営化された李朝分院末期の窯で焼かれた盃でしょう。この手の分院末期の盃は、90年代から2000年初めごろまでは、ソウルの骨董店でも結構拾えたのですが、今はなかなかお目にかかれなくなりましたね。昔は見つけたら買っていたので、結構集っていたのですが、だいぶ売ってしましましたね。この時代の盃はやや大振りのものが多いですが、こちらは私が持っている物の中でも小ぶりで口径が7.0cm、高さが4.5cmです。以前にも言ったと思いますが、私はお酒を沢山飲んでいた頃から盃は小さめが好きです。膳の上で場所をとりませんし、徳利から何度もお酒を注ぐことになり、徳利に触る機会が増えますので、それがいいです。盃にお酒を注いだ時に「トクトク」と音の出る徳利は好きですね。残念なことに、今はあまり徳利を使わずにお酒を飲む人が多いようですが。

李朝初期の堅手徳利は、今回が2度目の登板になります。口縁に極小のホツに銀継ぎが施されていますが、他にはキズも直しもありません。青白色のきれいな肌ですが、写真はいつものことながら少々青みが強く出過ぎていますね。高台のあたりに見える青い釉溜りがよい景色です。容量は1合です。(過去の記事「昨夜の晩酌(ダブル初登板の堅手酒器の巻)2021年09月28日作成」へはこちらをクリック)

お料理の方ですが、魚素麺は李朝初期の堅手茶碗に、筍と蕗の煮物は三島の小鉢に、めかぶは李朝末期の染付小鉢に、きゅうりの酢の物は李朝後期の白磁小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。きゅうりの酢の物を盛った白磁小鉢は、片口のような形状で口縁に注ぎ口が2箇所あります。薬を瓶などに入れる際に使った器だと入手時に聞きました。もう20年以上前の話になりますね。ソウル黄鶴洞の店でしたね。残念ながら、今はもう無くなってしまいましたが。詳細については過去の記事「昨夜の晩酌(飛鶴の巻) 2020年06月04日作成」をご確認ください。(過去の記事へはこちらをクリック)

今日店のパソコンが壊れてしまいました。修理に預けましたので、今自宅のパソコンでこれを作成しています。明日には修理が済んで戻ってくる予定です。E-mailの返信などが遅れるかもしれません。誠に申し訳ございませんが、ご了承ください。

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昨夜の晩酌(いいアジの堅手の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2022年04月12日(火)

20220412①ここ3日程、今日で4日目ですかね。夏のような暑い日が続いています。京都は昨日まで3日連続25℃超えの夏日でしたね。5月の連休明け頃の気候でしょうかね。明日まではこんな感じで、明後日は雨が降って平年並みの気温になるそうです。この時期にあまり気温が高くなると、体の方がまだ暑さに耐えられるようになっていなくて、熱中症になることがあるようです。健康管理に気を付けましょう。

昨夜の晩酌です。昨夜も酒の肴になるようなものをたくさんいただきました。鰯フライは李朝初期の堅手皿に、筍煮物は三島の小鉢に、あんかけ玉子豆腐は李朝初期堅手の小鉢に、菜の花のお浸しは李朝末期の染付小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。

菜の花のお浸しの上にのせてあるのは土筆です。鰯フライには何をかけて食べる人が多いんでしょう? 私の場合はソース、ウスターソースをかけます。その他の海鮮類のフライにはマヨネーズなんですが、鰯フライだけはウスターソースで食べるのが好きですね。

酒器の方ですが、よく育ったいいアジの金海手の堅手徳利は、こちらには3度目の登板となります。口と高台に結構な直しがある傷物です。入手した時からの銀直しなんですが、あまりいい直しではなくて気に入らないのですが、やり直しをお願いしたら相当高くつきそうなので、そのまま使っています(笑)。高台付近に出たシミがいいアジになってます。最初は小さいシミだったんですが、一時は毎晩のようにこれを使っていたら、このようにシミがどんどん広がって来ました。さらに育てて表面全体にこのシミが広がる日を夢見て来ましたが、残念ながらもうこれ以上は私の手では育てられないですね。(過去の記事、2021年04月15日作成分はこちらを2019年09月29日作成分はこちらをそれぞれクリックしてご確認ください)

高台の作りが高い珍しい形状の李朝初期堅手の盃も以前にこちらで一度ご紹介しています。今回もまた真横からの写真を撮っていなかったので、高台の高さというのが分かり難いのですが(※写真を差し替えました2022.4.14)。サイズも口径8cmと盃としてはベストです。口縁に一箇所小さな金継ぎがありますが他にキズはなく、釉薬にもカセがなく良いコンディションです。久しぶりに出してみると、見込に細かい貫入とシミが出ていて、いいアジになっていました。棚の中で育ってくれましたね(笑)。こちらの盃は、今はもう無くなってしまったソウル仁寺洞の骨董店で購入しました。10年以上前になりますね。状況がよくなれば年内にはまたソウルに行きたいですね。

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昨夜の晩酌(初登板でさよならの巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2022年04月05日(火)

20220405①各地で桜満開のようですが、京都の桜の方は満開から散り始めに入った感じのところが多いようですね。京都の桜の写真もこちらで紹介しようと思って撮ってはいたのですが、インスタなどSNSには各地の桜の写真ばかりがあげられていて、ちょっともう桜は食傷気味です(笑)。今年は自宅裏の桜だけにとどめておきます。

プロ野球も開幕して10日程になるのですが、我が阪神タイガースは開幕から9連敗と未だ勝利無しです。今日が甲子園での初戦を迎えるのですが、初勝利を挙げられるでしょうか。開幕から9連敗はセリーグのワースト記録だそうです。パリーグは開幕12連敗というのがワースト記録のようですので、この際13連敗までして日本記録を更新しましょうか(笑)。

昨夜の晩酌ですが、盃の方は2度目の登板となります。刷毛目の平盃は口径が9.5cm程となかなか得難いサイズです。白泥が薄掛けと言うか刷毛目そのものが少ないのですが、酒をたっぷりと吸い込みトロットロのアジに育っています。サイズ良しアジも良しの申し分のない盃なのですが、残念なことにキズ物です。写真で確認できるとおり、割れ継ぎがされています。元々は無傷完品だったのですが、割れてしまって直しをお願いして今の状態となりました。上手に直してもらっているので、最初からこの状態で入手したのなら「いい直しだな」で済むのですが、元々が無傷完品であったので、やっぱり悔しいですね(笑)。(過去の記事(復活刷毛目平盃の巻2020年6月20日作成)につきましてはこちらをクリックの上、ご確認ください)

徳利の方は大変貴重な高麗白磁の徳利ですが、こちらは今回が初登板でしたがもう売約済みとなりました。高さ10.2cm、容量が1合2勺程度とまさに独酌サイズです。高台に小さな欠けが2箇所ありますが、他にキズも直しも無く良い状態です。初登板後、いきなりさよならです。よそへ行っても可愛がってもらえよという感じですね。

お料理の方ですが、サバの味噌煮は李朝後期分院の白磁皿に、じゃこおろしは高麗青磁八角白象嵌小鉢に、筑前煮は李朝初期の堅手小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。じゃこおろしのちりめんじゃこは、先日の北野天満宮・天神市で買った物です。

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