初天神
25日は天神さんです。弘法さん同様、年の初め1月の天神さんは初天神と言います。 学門の神様である北野天満宮の初天神は、入試を直前に控えた受験生やご父兄の参拝も多く、12月25日の終い天神と共に、例年は特に賑わうのですが、先の初弘法と同様、思ったより人の出が少なかったですね。私が現地に到着したのは朝9時過ぎでしたので、それほど朝早いということでもなかったのですが、どうしたことでしょうか?
天神さんの境内のあちこちには、写真のような牛の像が10数体置かれています。これは菅原道真が、丑歳の生まれで、牛は天神様のお使いと言われることが由来とされているそうです。自分の身体の悪い所を撫でた後、牛の同じ箇所を撫でると、自分の悪い所が治るとか、牛の頭を撫でると頭がよくなるともいわれ、受験生をはじめ多くの人が、それぞれに牛を撫でていきます。そのため、牛はみんな黒光りしていますね。
絵馬堂の前のところで猿回しをやってました。今日は初めて見るお姉さんがやってましたね。お猿さんの方は、オスのまだ若いサルのようでしたが、上手に竹馬に乗ってましたよ。竹馬に乗ったまま、ハードルを飛び越えたりしてました(させられてました?)。
今日は骨董の収獲はありませんでした。写真はいつもの金社長のお店の商品です。そんな訳で、チリメンジャコと干し芋、すぐき漬けを買ってきました。こっちの買い物も楽しいんですよ(笑)。
レストラン 菊水
お昼ご飯に四条川端北東角のレストラン菊水へ行ってきました。
こちらは大正5年(1916年)創業で、今年103周年を迎える京都祇園の老舗洋食レストランです。建物は国登録文化財に指定されています。
1階がレストラン・パーラー、2階がレストラン、3・4階が宴会場、5階(屋上)がビアガーデン(夏期のみ)となっています。また、1階のガラス張りのテラスでは、夜間に定期的に弦楽器による生演奏が行われています。
本日は、写真の鴨川弁当(税込1,950円)をいただきました。内容は、ロースステーキ・チキン・エビフライ・カニクリームコロッケ・鯛のピカタ・ゆで卵・サラダ・フルーツ・ライス・スープでした。
全体的に1,950円というお値段の割には、ボリュームが無いなあという印象でした。特にエビフライの小さいのが、先週「おおたや」さんで食べたAセットのどでかいエビフライの印象が頭に残っているせいもあって、大変貧弱に感じてしまいました。
他にランチメニューとしては、ランチセット(税込980円)、ハンバーグ・ステーキ・エビフライ・ポークカツ等の定食が1,550円~2,300円(税込)で提供されています。
場所は、四条通を挟んで南座の真向かいにあります。こちらは年中無休です。
初弘法
本日21日ですので、お店に出る前に東寺の弘法市に行ってきました。
年の初め1月の市は「初弘法」と言います。例年、普段より露店も人の出も一層賑わいを増すのですが、今日はどうしたことか人の出も店舗数も少なかったですね。お天気もいいし、時間も私が到着した時は9時過ぎでしたから、そんなに早いわけでもなかったんですけどね。
小学校の同級生のお店「ちとせ」さんが、人手の問題で水曜日のお昼お休みになったので、当分はあちらに伺えなくなってしまいました。そのため、ちりめんじゃこや野菜類の買い物がなくなってしまいました。ちょっと寂しいです。
今日は骨董の収獲が有りましたよ。最後の写真の2点です、井戸手の片口と高麗青磁の茶碗です。茶碗の方は側面に1箇所小さい当たりキズがあるだけですが、片口の方は割れたものをくっ付けてあります。割れたパーツが5つです。茶碗の方も共直しがあるかもしれないので、煮沸してみる必要がありますが、片口の方は直しに出さないといけませんね。店に出せるとしたら1年後ぐらいでしょうか。
祇園東山 つじ華
先日、祇園東山のつじ華さんでお昼の料理長おまかせコース(5,000円税別)をいただいてきました。こちらは、元お茶屋、築80年のお座敷で季節の京料理を楽しむことができます。完全個室です。
お料理の方は、1月なので最初の写真のようなお正月のお料理の他、お刺身、かぶら蒸し等6品に、ご飯・デザートが付きます。
こちらには以前、もう4,5年前に一度、夜に伺ったことがありました。その時はボリューム感のあるお料理だったのですが、料理長が変わったようで、今回は繊細なお料理になっていました。私の個人的な好みでは、今回の方がよかったです。
お昼は他に8,000円のおまかせコースがあります。夜は10,000円のおまかせコースと16,000円~の特別懐石があります。
祇園と言いますが、正確な場所は東山安井の交差点を東に行き、一筋目を下って(南に行って)50mほどのところにあります。
定休日は、お店の名刺には不定休と記されているのですが、ホームページの方には「定休日:火曜(季節によって変更となる場合有り)」とありますので、ご予約の際には電話(075-531-1175)にてご確認ください。
祇園 おおたや(2019年5月末閉店)
本日のお昼ご飯、祇園の「おおたや」さんで、写真のAセットをいただきました。ハンバーグ・エビフライ・カニクリームコロッケ・サラダにライス付きです。
エビフライが、もの凄く大きかったです。結構なボリュームでした。お値段1,500円でした。
こちらは、お食事のできる喫茶店という感じのお店です。場所は四条花見小路東入ル、四条通北側で何必館京都現代美術館の西隣りです。
セットは他にBセット(ハンバーグ・カニクリームコロッケ 1,200円)、Cセット(エビフライ・カニクリームコロッケ・ロースハム 1,100円)があります。
また、トンカツ・チキンカツ・エビフライ・カニクリームコロッケ等とカレーのセットというものもあります。カツカレーにしないで、セットのところが面白いですね(笑)。
もちろん、カレーの単品や フライ類のライスセットもありますし、ケーキセットも充実しているようです。
こちらは月曜定休です。店内分煙です。
※祇園 おおたやさんは2019年5月末をもって閉店されました。
古裂会 第104回オークション下見会
本日定休日ですので、朝から古裂會(こぎれかい)の第104回オークションの下見会に行ってきました。本日と明日17日(木)10時~17時開催です。
前にもご紹介しましたが、こちら古裂會さんは、一般の方も参加できる開かれたオークションという形式を提供しておられます。
前回までは、京都美術倶楽部(東山区新門前通東大路西入)で開催されてきましたが、今回は左京区岡崎のみやこめっせ(京都勧業会館)で開催されています。今回は地下の大きな会場ワンフロアでの展示でしたので、大変見やすいという印象でした。
今回も韓国の物はあまり出ていませんでしたが、2点だけ入札してきましたよ。以前はもっと多く、韓国の物が出品されていたのですが、このところ、めっきり出品数が減ってしまいました。残念です。もっと出品して欲しいです。
それと、日程がこれまでは、土日の開催だったのですが、今回のように平日の開催になると、一般の方、特に地方からお越しの方の来場が難しくなるのでは、という点も憂慮されますね。今回の結果通知は、1月26日(土)以降になるそうです。
次回は3月9日(土)・10日(日)に、京都美術倶楽部(東山区新門前通東大路西入)で開催されます。会場の確保が難しいとのことですが、度々会場が変わるというのも、ややこしいですよね。
昨夜の晩酌
久しぶり、今年初めての「昨夜の晩酌」です。
もちろん、その間飲んでなかった訳ではないのですが、なかなか気合を入れて酒器や肴を盛る器を選ぶことができず、こちらにあげられるのが今日になってしまった次第です。と言って、今回凄いレベルの高い酒器をご紹介できる訳でもないのですけどね(笑)。
李朝末期民窯の徳利は、私が初めて手に入れた李朝の徳利です。長いこと使っていなかったと言うよりは、所在さえ定かでなかったのですが、年末に整理をしている時に確認できたので、久しぶりに使ってみました。徳利とは言っていますが、色は上がりの悪い濃いグレーで、高台の底の半分ほどはカセで釉薬が剥がれ落ちており、口づくりも盤口とも言えないような、直角に広く立ち上がったあまり例を見ない形です。これが店にあっても誰も見向きもしないでしょうし、これで酒を飲もうと考える人は、まずいないのではないかと思われるような代物です(笑)。
私の韓国骨董の蒐集は盃から始まりました。酒を飲む時に、盃は最もよく手にしますし、口にまで付ける。だから家で一杯やる用に、時代のある李朝の盃を持ちたい。そう思ったのが始まりでした。ところで、盃を少し集めると今度は既成の酒瓶から直接盃に注ぐことに抵抗が生じ、時代のある徳利が欲しくなりました。だが、徳利となると盃と違って大分お値段の方がお高くなります。そこで、初めてなのでとにかく安い徳利をと探し回り、今はもう無くなってしまいましたが、仁寺洞のとあるお店でこいつを見つけて購入したのでした。
購入時は汚くて中も相当汚れていたので、洗浄・煮沸するのが大変だったことを記憶しています。独酌用には少し大きく、容量は2合ちょうどです。でも、その頃はこれに2回注いで飲んでましたけどね(笑)。昨夜は1回で十分でしたよ(笑)。
盃は対照的に、一番最近に購入したもので、先月ソウルに行った際に踏十里古美術商街で購入したものです。サイズもよく、貫入が全体にしっかりと入った李朝末期の盃です。これから使っていけば、よく育つ手のものです。
サバの味噌漬けは李朝初期の皿に、丸大根とお揚げの煮物は三島石榴紋の鉢に、水菜の炊いたんは李朝初期の堅手小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。
千登里亭 むし寿司
京都のえびす神社にお参りに行って、団栗川端東の千登里亭でお昼ご飯を食べて来ました。明日10日が本えびすで今日は宵えびすです。昼間なので人出は少なかったです。
むし寿司(冬季限定)のセットをいただきました。吸い物付きセットが2,100円、茶碗蒸し付きセットが2,500円でした。吸い物と茶碗蒸し両方付きのセットはないのかと尋ねたところ、無いとのことでしたので、吸い物付きセットに茶碗蒸しを追加しました。お値段2,900円でした。寒い冬場にはこの温かいむし寿司がいいですね。
お寿司のご飯の中にはアナゴがたっぷりと入っていました。吸い物は鯛の切り身とじゅんさい入りです。茶碗蒸しも器は小さいですが、エビ・イカ・アナゴ・鶏肉等、具がたくさん入っていました。こちらは隠れた名店です。
最後の写真は、えびす神社近くの建仁寺塔頭の禅居庵境内にある摩利支尊天の狛猪(こまいのしし)です。猪はこちらの神様である摩利支天の使いとされており、境内には狛犬ではなく狛猪が多数奉納されています。亥年の今年は、こちら摩利支尊天堂が猪の寺として、猪の神社として有名な護王神社と並んで注目されています。
謹賀新年
皆様、明けましておめでとうございます。
お陰様を持ちまして、韓国骨董 李好は新年を迎えることができました。お礼申し上げます。
12月29日~1月4日までの1週間お休みをいただきました。その間、昼食・夕食を実家で食べるため、毎日自宅⇔実家を2往復する生活をしておりました(笑)。ちなみに、自宅は清水寺近くで実家は祇園南側で、片道徒歩で約15分です。
京都ですからお昼は白みそのお雑煮をいただき、お重に盛ったお節料理を食べます。
お節料理はお重に盛り付けられ、大変きれいですが、毎食食べますので2日には飽きてしまいます(笑)。
4日には、最後の写真の澄し汁で水菜と鶏肉入りのお雑煮を食べます。お餅は焼いた丸餅を入れます。これは関西共通なのか、それとも京都だけのものなのか、よく分かりません。
今日からは、揚げ物や炒め物、中華などを食べたいです(笑)。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
終い天神
天神さんに行ってきました。12月の市は東寺の弘法さんと同様に「終い天神」と言います。
入り口の鳥居の脇の「初詣」の幟は、ちょっとフライングですね(笑)。楼門には来年の干支のイノシシの大型絵馬がかけられていました。
やっぱり、終い天神だけあって平日でも人が多かったです。チリメンジャコが、今日はものすごい行列でした。
今日は絵馬堂前で猿回しをやってました。見物客が多く、横から撮ったので、あまりいい写真ではありませんが。お猿さんはまだ若いようで、小ぶりで可愛かったです。
いつもの金社長の店で、弘法さんで見た黒釉の徳利と口縁が注ぎ口のようになった鉢を見に行ったのですが、黒釉の徳利は売れて無くなっており、鉢の方だけ残っていました。この鉢は片口として使える面白いものなのですが、結構長く深いニュウがあり、直しに出さないと使えないので、買いませんでした。
今日は縁起物の「大福梅(おおふくうめ)」を買ってきました。北野天満宮の境内で育てた梅の実を塩漬けし、土用干ししたものです。元旦にこれを入れたお茶を飲み、1年の無病息災と長寿幸福を願います。
その起源は、平安時代に当時の村上天皇が病に伏された際、梅入りの茶を飲まれたところ、たち所に平癒されたことから、王服(おおふく)と称して毎年元旦にこの茶を服されるようになったことにあるとのことです。天神さんでもらった「招福の梅支度」というチラシにそう書いてありました(笑)。