終い天神
天神さんに行ってきました。12月の市は東寺の弘法さんと同様に「終い天神」と言います。
入り口の鳥居の脇の「初詣」の幟は、ちょっとフライングですね(笑)。楼門には来年の干支のイノシシの大型絵馬がかけられていました。
やっぱり、終い天神だけあって平日でも人が多かったです。チリメンジャコが、今日はものすごい行列でした。
今日は絵馬堂前で猿回しをやってました。見物客が多く、横から撮ったので、あまりいい写真ではありませんが。お猿さんはまだ若いようで、小ぶりで可愛かったです。
いつもの金社長の店で、弘法さんで見た黒釉の徳利と口縁が注ぎ口のようになった鉢を見に行ったのですが、黒釉の徳利は売れて無くなっており、鉢の方だけ残っていました。この鉢は片口として使える面白いものなのですが、結構長く深いニュウがあり、直しに出さないと使えないので、買いませんでした。
今日は縁起物の「大福梅(おおふくうめ)」を買ってきました。北野天満宮の境内で育てた梅の実を塩漬けし、土用干ししたものです。元旦にこれを入れたお茶を飲み、1年の無病息災と長寿幸福を願います。
その起源は、平安時代に当時の村上天皇が病に伏された際、梅入りの茶を飲まれたところ、たち所に平癒されたことから、王服(おおふく)と称して毎年元旦にこの茶を服されるようになったことにあるとのことです。天神さんでもらった「招福の梅支度」というチラシにそう書いてありました(笑)。
終い弘法
21日ですので、東寺の弘法市に行ってきました。
12月の市は「終い弘法」と言われ、正月用品などを売る露店も多く、全国からの訪問客で賑わいます。
骨董の方は、いつもの金社長の店に、写真の黒釉の徳利と口縁が注ぎ口のようになった鉢があり気になったのですが、お値段が合いませんでした。鉢の方は片口として酒の器に使える物です。25日の天神さんでまだあれば、もう1度交渉してみようかな。
そんな訳で、骨董の収獲は無かったのですが、今日は写真のすぐきと干し芋を買って帰って来ました。すぐき、またはすぐき漬けは、すぐきかぶらの葉とかぶらを原材料にした京都の伝統的な漬物です。乳酸発酵漬物で、お味の方は酸味が特徴です。冬が旬の漬物ですが、最近では夏場以外は露店で売っていますね。
すぐきを2つ買いましたが、1つは実家へ、もう一つは来週のお休みのお昼に「ちとせ」(小学校の同級生のお店)に持っていく予定です。
御幸町Restaurant CAMERON
御幸町通仏光寺下ルのCAMERONでステーキの食べ放題をいただいて来ました。
最近よくある「町家を改装したお店」で、私は本来そういうスタイルは好きではなく、あまり行かないのですが、5,400円でステーキ食べ放題というのに惹かれて行ってきました。
ステーキの前に、前菜・ガーリックトースト・スープが出され、その後、最初に100gのフィレステーキが出てきて、その後はシェフが厳選したいろんな部位の50gのステーキが出てきます。その間に、ミニカレーまたはご飯が出てきます。お腹がいっぱいになったところで、店員さんに「次でストップ」と知らせるというシステムです。
私はお肉を合計で450gか500g食べました。前菜やパン、スープ、それにミニカレーを食べながらなので、そんなにたくさんステーキは食べられませんでした。カレーもミニなのですが、牛肉がいっぱい入ってました。最後にデザート(抹茶ケーキと小豆のアイスでした)と飲み物(コーヒーか紅茶)が出ます。
ステーキ肉のお味の方は、5,400円というお値段なりのレベルでした。「とにかく、京都の町家でお肉をお腹いっぱい食べたい」という方にはおすすめのお店と言っておきましょう。
メニューは他に、7,000円のディナーコースやサーロイン1ポンドステーキコース(5,400円)などがあります。ランチでは、ステーキ食べ放題が3,500円です。
また、蔵を改装した離れがあり、ランチ・ディナー各1日1組限定で利用できるようです。メニューは、8,000円・12,000円・20,000円のコースになるようです。
아름다운 차박물관(美しい茶博物館)
ソウル仁寺洞には、韓国の伝統茶を楽しむことができるお店が多数あります。耕仁美術館内にある伝統茶院はその元祖と言えますが、今回同じ仁寺洞にある아름다운 차박물관(アルンダウムチャパンムルグァン、美しい茶博物館)をご紹介します。
まずその場所ですが、結構分かり難いところにあります。先に、仁寺洞の骨董屋についてご説明した際に、何度も出てきた仁寺洞サゴリ(十字路)から鍾路側(南)に行った次の十字路を西(仁寺洞サゴリ(十字路)から歩いたとすれば右)に入って行った奥の左側にあります。目印としては、写真の太極旗が張られた店とダイヤモンドのマークの看板の店の間の筋です。こちらの奥の方の左側に、写真の建物が見えます。
今回はこちらで桂皮茶をいただきました。ここのよいところは、高麗から李朝の青磁や三島等の時代のある小皿でお菓子(お茶入りの焼き餅の時が多いです)を提供してくれます。但し、これはサービスのようで、時々出てこない来ない時もありますので、餅が出てこなくても気を悪くなさらないでください(笑)。桂皮茶のお値段は9,000ウォンだったと思います。大体のお茶のお値段がが10,000ウォン前後だったと思います。
店内は、写真のようなテーブル席と奥には床の席もあり、冬場はオンドルを焚くのだと思いますが、ここにも時代のあるお膳が配されており、これも好感が持てます。また、テーブル席の写真の右側にはギャラリーがあり、現代作家の作品や高麗~李朝初期頃の青磁や三島、白磁なども展示されています。ギャラリーは無料です。
その他、お店を入ってすぐのところにショップコーナーがあり、韓国の伝統茶だけでなく、日本・中国・台湾やヨーロッパのお茶も販売しています。
仁寺洞で休憩される折には、この아름다운 차박물관(アルンダウンチャパンムルグァン、美しい茶博物館)をお勧めします。是非ご利用ください。
ソウルのお食事処(里門ソルロンタン)②
次に、2日目の朝食に立ち寄った「里門설농탕(イムン ソルロンタン)」をご紹介します。
こちらは、ガイドブックなどでもよく紹介されているので、ご存知の方も多いかもしれませんが、1902年開業で100年以上の歴史を持つという韓国では珍しいお店です。しかしながら、数年前に元のお店の場所から現在の場所に移転したため、お店の建物自体は全く古いものではありませんので、そこは期待しないでください(笑)。
場所は、地下鉄1号線の「鍾閣(チョンガク)」駅から説明しますと、3-1番出口を出てそのまままっすぐ進み、2つ目の道を右に入ります。この道が仁寺洞サゴリ(十字路)に続く道で、20~30mほど先の道左側に写真のようなバルーン看板があります。そこを左に行きますと奥に写真のようにお店が見えます。仁寺洞からでしたら、仁寺洞サゴリ(十字路)を骨董店のある方と反対方向(西)に進んでいくと、大通りに出る少し手前右側にバルーン看板が見えます。
ソルロンタンのお味はあっさりしていますので、スープを一口お味見していただいた後に、備え付けの塩とコショウでお好みの味に調えてください。きざみネギもテーブル上にありますので、沢山入れて召し上がってください。白菜キムチとカクトゥギもテーブル上にあるものを好きなだけとって、食べやすい大きさに備え付けのハサミで切ってください。
お値段はソルロンタン9,000ウォンでした。朝8:00から営業していますので、私は朝食に利用しますが、21:00まで営業していますので、昼食や夕食にもご利用いただけます。
ソウルのお食事処(오곡・보리밥뷔페 オゴック・ポリパㇷ゚ビュップェ)①
ソウルのお食事処、特に骨董屋めぐりの時に利用しやすいお店を2店ご紹介します。
まずは踏十里・長安坪古美術商街から近い「오곡・보리밥뷔페(オゴック・ポリパㇷ゚ビュップェ 五穀・麦飯ビュッフェ)」のランチをご紹介します。
先にご紹介した「별이 빛나는 바다(ピョリピンナヌンパダ 星が輝く海)」と同様にランチビュッフェですが、こちらはご飯が白米・麦飯・雑穀米があり、おかずの方は野菜中心になっています。と言っても精進料理ではありませんので、お肉を使ったお料理もあります。こちらも料金は一人6,000ウォンと格安で提供しておられます。
この辺りは仁寺洞や明洞、南大門市場などの観光地とは違い、日本語のできる店員さんや日本語のメニューといったものもありませんので、入口で料金さえ払えば後は自由に好きなものをとって食べられるビュッフェスタイルが、韓国語ができない方には楽かなと思い、またこの手のスタイルのお店をご紹介しました。
場所は、踏十里古美術商街から長安坪に行く間にあります。踏十里古美術商街から長安坪に向かって歩いていくと途中に交差点があります。その横断歩道を渡って50~100mのところにあります。
写真のように黄緑色の看板(横断幕だったかもしれません?)があり、ドアの上に赤字で「1인 6,000원(一人6,000ウォン)」と書かれていますので、それを目印に見つけてください。
黄鶴洞(ファンハクトン)
黄鶴洞の骨董街は、地下鉄1号線「東廟前(동묘앞、トンミョアプ)」駅と2号線「新堂(신당、シンダン)」駅を直線で結んだ中間あたりに位置します。と言っても分かり難いと思いますので、地下鉄1号線「東廟前(동묘앞、トンミョアプ)」駅からの行き方をご説明します。
1号線「東廟前」駅は、「ソウル駅」や「市庁」からですと「東大門(동대문、トンデムン)」駅の次の駅です。3番出口を出てください。3番出口を出たら、直ぐに180度逆方向に進んでください。10m程行って直ぐに右に曲がる道がありますので、曲がって行ってください。そこは東廟前の蚤の市になり、衣類、CD、日用品などあらゆる物が露店で売られています。その通りにも、骨董とは言えないガラクタのようなものを扱っているお店がありますが、そこはスルーしてまっすぐ進んでください。
さらに行くと、横断歩道と川(清渓川)があるので、渡っていくと左手に写真のお城のようなロッテキャッスルベネチアという大きなアパート(韓国では日本でいうマンションをアポートと言います)が見えます(写真2枚目)。そのロッテキャッスルと道を挟んで右側の地区が黄鶴洞の骨董街になります。
骨董街とは言っても、このあたりに多分10軒程度のお店がありますが、ほとんどは写真のようにガラクタのような物がほとんどのお店です。周りには、カメラ(多分フィルム式)、洗濯機、デジタル時計、PC・テレビ(どちらも液晶ではなくブラウン管式)、機械類等の中古品を扱うお店が多数あり、その中に点在しているという状態です。かつてはこちらに多くの骨董店があったのですが、1980年代に踏十里・長安坪古美術商街ができた際に、多くがそちらに移ったのだそうです。
商品のレベルは下がりますが、2軒だけ骨董と言える物があるお店があって、今では私はその2軒にだけに立ち寄っています。でも、熱心に通ってはみるもので、過去に独酌サイズの三島徳利を2本、こちらで購入しています。そのうちの1本がこちらのブログ「昨夜の晩酌」第1回(9月27日付)に写真を掲載した三島徳利です。(「昨夜の晩酌」第1回(9月27日付)へはこちらをクリック)
仁寺洞(インサドン)
仁寺洞(インサドン)は、鍾路から安国洞に通ずるメイン通りの仁寺洞キル(キル<길>は道の意味です)を中心とする地域です。今や骨董街としてよりお土産物屋さんや飲食店が軒を連ねる観光地として有名ですが、かつてはメイン通りの仁寺洞キルに多くの骨董店がありました。それが今では、地図上にオレンジ色でマークした①②③を中心とした横道にお店が残るのみになっています。韓国骨董業界の不景気とメイン通りの店舗の賃貸料金の上昇が原因と聞いています。
まず地図上①の地区は、仁寺洞サゴリ(十字路)と呼ばれる、メイン通りで一番大きな十字路を東に入った筋で、道沿いには3,4軒、地図上に無く分かり難いですが、北側の駐車場の奥にある건국ビル(コングクビル。漢字は「建国」だと思いますが漢字表記はなかったと思います)という建物の中にも10軒ほどの骨董店があります。
順番が前後しますが③はメイン通りの수도薬局(スド(首都)薬局。こちらも看板はハングル表記のみです)の角を東に入ったところの筋です。こちらにも12,3軒があり、ここが一番骨董店が多いという印象を受けるでしょう。
②は、メイン通りの東にある三一路の西側の①と③の間になりますが、ここにも5,6軒あります。
いずれも、商品は李朝・高麗の焼き物中心の店が多く、民俗品(民芸品)を一緒に扱っている店が多いです。また、踏十里・長安坪や黄鶴洞に比べ、高級品を扱うお店が多いです。また、その他にもメイン通りの首都薬局より北(地図上の上方)と①③の筋のメイン通りの反対側の筋にも、それぞれ数軒の骨董店があります。
最寄り駅は、地下鉄1号線の「鍾閣(チョンガク)」駅、3号線の「安国(アングク)」駅、地図上には出ていませんが5号線の「鍾路3街(チョンノサムガ)」駅です。
写真2枚目はメイン通りから①の地区を見たところで、3枚目はメイン通りから③の地区を見たところ(角が首都薬局です)です。次の機会には、お店や商品の写真などを掲載できるようにしたいと思っています。2泊3日の日程で骨董街3か所を回りますので、商品を見るのに精いっぱいで、今回は店の主人とそこまでの話ができませんでした。申し訳ございません。
ソウル(12/3~5)
久しぶりのブログ更新です。
12月3日(月)~5日(水)の臨時休業の間、ソウルに行ってきました。
前回8月末の渡韓時はエアーソウルを使ったのですが、往路1時間半、復路3時間遅れで大変でした。幸い今回のチェジュエアーは、復路の出発が15分程度遅れただけで、大幅な遅れはなくて良かったです(関空到着時間は予定通りでした)。
また、いつも飛行機は関空⇔仁川なのですが、今回は復路が金浦→関空で、本当に久しぶりに金浦空港からの帰国になりました。金浦は仁川と違いどこもガラガラで、搭乗手続き、通関、出国審査といずれも並ぶということがほぼ無かったです。
写真は空港で食べたお昼ご飯の石焼ビビンバです。仁川空港の食堂ではこの石焼ビビンバがメニューから無くなって久しかったので、久々に帰国日の空港で石焼ビビンバを食べられて嬉しかったです(笑)。
今回はお天気の方も初日に少し雨に降られましたが、後はよいお天気で、気温の方も思っていたよりも暖かく過ごしやすかったです。お陰様で今回は、ソウルの骨董街の仁寺洞、踏十里・長安坪、黄鶴洞の3か所全てを回ることができました。
骨董街のうち、前回(9月初め)ご紹介できなかった仁寺洞と黄鶴洞について、またソウルのお食事処、特に骨董屋めぐりの時に利用しやすいお店等を明日から順次ご報告いたします。お楽しみに。
天神さん
本日25日なので、天神さんに行ってきました。
日曜日でお天気も良く、露店もたくさん出ていました。到着したのが朝8時半頃と比較的早かったのですが、その割には人の出も多かったです。
先月から公開されているもみじ苑は、先月は全く人が並んでいませんでしたが、今日は少しだけ列が出来ていました。昔と違い紅葉の時期も遅くなり、さらにはきれいな紅葉というのも見られなくなりました。昔のもみじ(楓)はこの時期には真っ赤に色付いていたものですが、今は黄色や緑の葉っぱが混じった状態にしかなりません。気候の変動により秋の冷え込みの時期が遅くなったことによる影響かと思いますが、昔の美しい真っ赤な紅葉を知る者としては大変残念です。
猿回しは今日はお休みのようでした。楼門前で準備する姿もありませんでした。
今日は骨董の収獲有りでしたよ。写真の李朝の盃2つです。盃としていいサイズ、いい形状です。向かって右の白い方にはニュウがあります。とりあえず、自宅に持ち帰って煮沸してみます。共色直しがあるかもしれませんのでね。それから、一度使ってみます。それで大丈夫だったら、数か月後にお店に持ってくるかもしれません。