終い弘法 2024年
今日は12月21日。今年最後の東寺・弘法市、終い弘法の日でした。
ここのところ急に寒くなって体調もあまり良くなかったので、朝早く起きるのイヤだったんですが、何とか起きられましたので行って来ました(笑)。
終い弘法には、年越し・新年を迎えるにあたって準備のための買い物客でごった返したもんですが、今はもうそういう感じではなくなりましたね。今日は終い弘法で休日(土曜日)ということもあり、人の出は普段より多かったのですが、正月準備という感じの人はあまり見られなかったですね。多くが観光客といった感じでしたね。バスもそれほど混んでなくて、行きも帰りも座れましたしね。昔だったらバスは満員通過するぐらいの混みようでしたからね。
境内も普段よりは人が多いなというぐらいでした。東門を入ってすぐ右側の植木や花卉を売っているエリアには門松用の松などを売っている店もありました(写真3番目)。昔はお正月用の注連飾り等、お正月のお飾りの類が多く売られており、それを買いに来る人も多かったんですがね。今はお商売している家でなければお正月のお飾りもしなくなりましたからね。
先月もあったみかん詰め放題の店が今日もありましたね(写真4番目)。料金が一袋800円、二袋1,500円になってましたね。今日は先月のような人だかりは無かったですけどね。
しばらく行くと、西大門に行くまでの通路向って右側のところで猿回しをやってました(写真5番目)。北野天満宮の天神市の時はいつも出るんですが、弘法さんで見たのは初めてでした。まあこれまでもやっていたのを私が見落としてたのかも知れませんけどね(笑)。
今日も西大門を出て西総門のところまでの道も見て来ました。西総門のところにお野菜や果物を売るお店が出ます(写真9~11番目)。今日はこちらで干し芋を買いました。
その後は境内の方を見て回り、南門に一番近い漬物のお店ですぐき(すぐき漬け)を買いました。「すぐき」は「しば漬け」「千枚漬け」と並び京都の三大漬物の一つといわれており、京都で冬場に付けられるお漬物の代表と言えます。酸味が強い味で乳酸菌が豊富なお漬物です。他にもすぐきを売っているお店は多数ありますが、真空パックにして売っているはこの店だけなので、毎年必ずそこでで買うようにしています。
そんな訳で、本日の収獲は干し芋とすぐきでした(写真最後)。毎年の終い弘法での収獲ですね(笑)。本日はこれで大満足です(笑)。
仁寺洞 아름다운 차박물관(美しい茶博物館) 2024.12
すっかり冬らしい気候になりましたね。簡単に言えば寒くなったということですが(笑)。若いころは暑さには弱かったんですが、寒いのはヘッチャラだったんですけどね。年中裸足でしたが、今は冬場夜寝る時に靴下履いて寝てますからね(笑)。
韓国から帰国してもう2週間になります。これで今回のソウルでのご報告も最後になります。
今回もまた仁寺洞にある伝統茶店の아름다운 차박물관(美しい茶博物館)に行って来ました。いつも旅行中に必ず訪ねるお店です。今年から2泊3日ではなく3泊4日の日程で言ってますので、旅行中に2回行くことも可能なんですが、今回は旅行3日目の4日(水)1回だけの訪問になりました。
ここ、場所は結構分かり難いところなんですよね。極めて簡単に説明すると、인사동(仁寺洞 インサドン)のメイン通りを종로(鍾路 チョンノ)から안국동(安國洞 アングックドン)に向かって歩いていく場合は、인사동사거리(インサドンサゴリ)の手前を左に、逆に안국동(安國洞 アングックドン)から종로(鍾路 チョンノ)へ向かって歩いて行く場合は인사동사거리(インサドンサゴリ)を越えて次を右に、それぞれ横道を入っていった奥にあります(写真2番目)。仁寺洞に行ったことの無い方には、やっぱり難しいですかね(笑)。
今回は계피차(桂皮茶)をいただきました(写真3番目)。漢方薬に使われるあの桂皮なんですね。香辛料としてはニッキとかシナモンと呼ばれますね。なのでとてもいい香りがします。桂皮は体を温める効果があるそうで、寒い冬場にはいいですね。
こちらに毎回来るのは、伝統茶が飲みたいためということもありますが、サービスのお餅を年代のある高麗青磁や三島の小皿や小鉢を使って出してくれるのが気に入っているからです。今回は高麗青磁の小鉢でしたね(写真4番目)。
ギャラリーの方は、今回は누비(ヌビ)の手法で作られた作品が展示されていました(写真5~7番目)。누비(ヌビ)とは韓国版の「キルト」で韓国の伝統手工芸です。写真は順に노리개(ノリゲ 韓国の女性が韓服を着た時に付ける装飾品)、주머니(チュモニ 財布)、 안경집(アンギョンチプ 眼鏡入れ)です。
既に本ホームページのTOPベージや「お知らせ」欄でご報告のとおり12月27日(金)~2025年1月5日(月)の期間を年末年始休業期間とさせていただきます。ご承知おきの程、何卒よろしくお願いいたします。
昨夜の晩酌(久々のトゥブキムチにマッコリの巻)
寒くなりましたね。今日は日中の最高気温が10℃を超えるようですが、ここ数日は最高気温が一桁の日が続いてました。京都市内は今のところ雪は降ってないからまだいいですけどね。
先々週にソウルに行った時も、その前週には大雪が降ったんで心配してましたが、私が行った時にはもうどこにも雪は残っていませんでしたし、日中の気温がマイナスになることもありませんでした。結局向こうでは雨にも降られませんでしたので、本当に天候には恵まれてました。ただ韓国ではまだ政治的混乱が続いており、そこが心配なんですけどね。
そのソウルで買って来たキムチなんですが、そろそろ味に酸味が出て来て賞味期限も近づいて来ましたので、昨夜は久しぶりにトゥブキムチ(豆腐キムチ)を作って、マッコリで一杯やりました。トゥブキムチ(豆腐キムチ)の時は豆腐は木綿豆腐でなければならないのですが、実はその前日に間違って絹ごし豆腐を買ってしまっていたので、昨日また改めてスーパーで木綿豆腐を買って来ました。絹ごし豆腐は今夜お鍋にして食べようと思ってます(笑)。そんな訳で、ソウルの報告は1回お休みです。
今回盃には三島の小鉢を使いました。マッコリはアルコール度数が6%ぐらいでビールより少しだけ高い程度なので、日本酒のようにお猪口サイズの器で飲むものではありません。なのでお湯飲みや蕎麦猪口サイズかそれより少し大きいぐらいのものでやるのがいいですね。胴部にはシンプルな縄簾紋のみが施され、見込みには象嵌で輪線が2重に施されています。おかずを盛る器としても使えますし、日本酒をコップ酒で飲みたいときにも使えて大変重宝します。高台に欠けが1箇所ありますが、がたつきはありません。
アジのよい片口はこちらでも何度かご紹介しています。マッコリの時は大徳利では無く、大体片口を使っています。今店の方に片口を4点出しております。こんな風にトゥブキムチ(豆腐キムチ)などでマッコリをやる時に必要ですので、この一点だけは自宅にキープしております(笑)。とにかくアジがいいというかアジ付き過ぎの片口です。これだけのシミだと油染みではないかということが心配されますが、油臭は一切ありません。注口の付け根の周りに鉄砂が掛けられているのが希少でありこの片口の魅力ですね。
トゥブキムチ(豆腐キムチ)は堅手の大皿に、ナムルは李朝初期白磁の小鉢にそれぞれ盛り付けております。
경성빵공장(景星パン工場)2024.12
今回新しいパン屋さんを見つけました。最近韓国でもパン食が以前よりは根付いてきたのか、街でパン屋をよく見かけるようになりました。定宿にしている地下鉄1号線남영(南榮 ナミョン)駅近くのRAINBOW HOTELの近くにも2店舗ありますしね。
今回もいつものように着いた初日、まず90年代後半に住んでいた当時利用していた地下鉄4号線숙대입구(淑大入口 スクテイプク)駅近くの美容室の「행운(幸運)」で髪を切って来ました。
その後、夕食を食べる店を探しながら歩いていると、前回来た時には無かった新しいパン屋さんがあるのを発見しました。実際にはパン屋を発見したというよりは、店内の棚に飾ってあった多くの李朝の小壺に目が惹かれて(写真2番目・3番目)、よく見るとパン屋さんだったという感じでした(笑)。外観もレトロな感じの造りで、ドアと窓の上部がステンドグラスになっていました(写真6番目)。こちらが경성빵공장(景星パン工場)です。
こちらのお店は今年7月にオープンしたそうです。主力商品は今回は食べていませんが、カステラなのだそうです。全商品をこちらの店舗内で作っているとのことでした。コーヒー・ジュースなどの飲み物もあり、2階で飲食できるようにもなっていました。ちなみに、店内の棚に置かれた李朝の小壺は、社長さんが家から持って来られた物だそうです。
この日は翌日の朝食にとアンパンと栗パンと塩パンを買って帰りました(写真8番目)。パンはいずれも日本で食べる物よりややサイズ大きめでした。アンパンも栗パンもずっしりと重みがありました。アンパンは割ってみると中にあんこがぎっしり詰まってました。どうりで重いはずです。栗パンは栗の形をしていて、こちらも割ってみようと思ったのですが、アンパンと違ってパン生地がもちもちしておりうまく割れず、12番目の写真のように引きちぎったようになってしまいました(笑)。なのでちょっと分かり難いですが、中には茹でた栗がしっかり詰まってましたね。塩パンは日本と同様に「시오빵(シオパン)」という名前で売られてました。
翌日(3日目)の朝は、お店の方に行って2階でいただいてきました。2階は階段が結構急で前日に해방촌(ヘバンチョン)で膝を痛めていたので、降りる時が結構危なかったです(笑)。2階は写真13~15番目のような感じです。
この日は写真ような3個をいただきました。でっかい厚切りトーストはカスタード・ハニートーストでした。ひよこパンは中にあんこがぎっしり詰まってましたね。もう一つは前日と同様の塩パンです。結構なボリュームでしたよ(笑)。飲み物はホット柚子アップルティーにしました。
お値段は前日のアンパン2,800ウォン、栗パン5,000ウォン、塩パン3,500ウォンで合計11,300ウォン(当日のレートで1,202円)。お店で食べた分がカスタード・ハニートースト6,000ウォン、ひよこパン4,800ウォン、塩パン3,500ウォン、柚子アップルティーが7,000ウォンで合計21,300ウォン(当日のレートで2,256円)と日本より少し高い感じでした。
경성빵공장(景星パン工場)は地下鉄4号線숙대입구(淑大入口 スクテイプク)駅の3番出口を出てそのまま真っ直ぐ進み、郵便局のある角を右に入って約20m程のところにあります。
【ソウルお食事処】남영동 (南榮洞 ナミョンドン)
今回もまた定宿のHOTEL RAINBOWの最寄り駅、地下鉄1号線 남영(南榮 ナミョン)駅と地下鉄4号線숙대입구(淑大入口 スクテイック)駅周辺でのお食事のご紹介になります。
初日の夕飯は元々は友達と一緒に食事する予定でしたが、その友達が体調不良で来られなくなりましたので、「남영동 먹자 골목」(ナミョンドン飲食店通り)の미성회관(味成(ミソン)会館)の後に出来た肉の店(PIGYIという店名でした)に行ってみようと思い行ったのですが、以前利用していた미성회관(味成(ミソン)会館)のスタイルと違い、カルビタンやトルソッビビンバなどの食事類は昼食だけで、夕食は肉焼いて食べるスタイルのメニューだけに変わってました。これは今後においても結構つらいですね。これまで1人の時は미성회관(味成(ミソン)会館)でカルビタンなどの食事類頼んで焼酎一杯やるというパターンが出来なくなりました。
それでお隣の미성 회 포차(ミソン刺身ポチャ)で알탕(アルタン)で焼酎一杯やりました。포차というのは天幕がかかった屋台で主にお酒を飲みながら食事できるところで「ポチャンマチャ(포장마차)」を略した言葉ですが、ここは屋台ではありません。以前は結構本格的な味成(ミソン)会館の日式(日本料理)店でしたが、多分コロナ禍の頃に今の店に代わったようです。
出てきた焼酎が凍ってましたね(写真1番目)。알탕(アルタン)は鱈の子と白子の入った鍋で、味付けは当然辛いです(写真2番目と3番目)。でもまあ、韓国人には全然辛くないレベルです(笑)。こちらは初めてでしたが、今後も一人の時に利用できそうです。
알탕(アルタン)を食べた後は、ホテル近くの본투비 마늘 치킨 호프(ボントゥビ マヌルチキン ホプ Borntobe Garlicchiken Hof)で마늘 치킨(マヌルチキン にんにくチキン)をテイクアウトして、ホテルで食べました(写真5番目と6番目)。初日の定番ですね(笑)。ニンニクソースたっぷりの마늘 치킨(マヌルチキン)は美味しいのですがメチャクチャにんにく臭いので、帰国前には食べられないんですよね(笑)。焼酎は알탕(アルタン)の時の焼酎を半分残して持って帰って来た物です(笑)。昔は焼酎一晩2本は基本だったんですが、今はもう1本が適量ですね(笑)。
二日目の晩は、友達が남영(南榮 ナミョン)駅近くのサムギョプサルの店に連れて行ってくれたのですが、そこはサムギョプサルを腹一杯食べたい若い人達が行くようなお店で、騒がしく席と席との距離も近くて落ち着かない店でしたので、こちらではご紹介しません。
最後の晩はこれまでもご紹介した남영(南榮 ナミョン)駅近くの남영골(ナミョンゴル)でチャドルテンジャンチゲ(차돌된장찌개)で焼酎1杯やりました。チャドルテンジャンチゲはテンジャンチゲに牛バラ肉の薄切りが入ったものです(写真8番目と9番目)。
今回朝食にはパンを食べました。特に2日目の朝と3日目の朝は、今回見つけた新しいパン屋さんのパンをいただきました。その分については、また別に改めてご報告いたします。
ソウルタワーの見える風景 2024.12 国立中央博物館
今回久しぶりにソウル国立中央博物館に行って来ました。もう何年ぶりになるでしょうかね。この仕事をし出してからは、ソウルに行っても骨董街を回るばっかりで、博物館を見学する余裕なんか無かったですからね。10年ぶりまでにはならないかも知れませんが、それに近いぐらい本当に久しぶりでした。久しぶりに行ってみたら、展示方法や展示物も結構変わってましたね。
こちらの博物館で私が最も楽しみにしているのは、博物館に寄贈された文化財を展示する寄贈館にある朴秉來(박병내 パクピョンネ)氏の寄贈品です。朴秉來氏は医者で李朝の白磁や染付を中心に蒐集され、それらのコレクションを国立中央博物館に寄贈されました。寄贈品の中で私が好きなのが染付白磁辰砂海駄形水滴です。染付と辰砂が使われた大変貴重でかわいい海駄の水滴です。もし今後ソウルの国立中央博物館に行かれることがあれば、寄贈館をぜひ見に行ってみてください。写真が無くてすみません。
今回の国立中央博物館訪問のもう一つの目的は、ソウルタワーの見える風景を写真におさめることでした。国立中央博物館はソウル市龍山区にあり、ソウルタワーのある南山にも近いためソウルタワーがよく見えます。
4番目の写真は博物館の建物を少し離れたところから撮ったものですが、向かって右の常設館と左の特別展の会場の上を渡した屋根と奥の階段の間から、南山とタワーが見えます。5番目は常設館の入口に近いところから撮ったものです。
6番目と7番目の写真は、奥の階段の下あたりから撮ったものです。こういう風に撮ると超大型スクリーンに映る南山とタワーのように見えませんか?私にはそんな風に見えるんですけどね(笑)。8番目と9番目は奥の階段を上まで登って撮ったものです。前日に해방촌(ヘバンチョン)で右膝を痛めてましたので、この階段の上り下りは結構きつかったですね(笑)。
最後の2枚は私が以前住んでいた地下鉄4号線淑大入口(숙대입구 スクテイプク)駅と1号線南榮(남영 ナミョン)駅近くで撮ったソウルタワーの見える風景です。今回骨董の収獲は思わしくなかったですが、ソウルタワーの見える風景を沢山見られて写真にも収められたのは、大きな収穫でした。
国立中央博物館の最寄り駅は地下鉄4号線の이촌(イチョン)駅です。常設展は入場無料です。
ソウルタワーの見える風景 2024.12 해방촌 (ヘバンチョン)
私がソウルに滞在していた90年代、最後の3年間は용산구(龍山区 ヨンサンク)の후암동(厚岩洞 フアムドン)に住んでいました。そこでは毎日帰宅時にソウルタワーを正面に見ながら細道を歩きました。私はそのソウルタワーの見える風景が気に入っていましたので、これまでもこちらで当地のソウルタワーの見える風景をご紹介して来ました(詳細については過去の記事をご確認ください。22024年3月28日付の記事「ソウルタワーの見える風景(2024.3)Part1」へはこちらをクリック)。
今回はインスタグラムで見たソウルタワーの見える風景を訪ねて、初めての場所に行って来ました。1番目の写真のように、ソウルタワーの見える風景をインスタにしばしばアップさられる方がいて、その中でも해방촌(ヘバンチョン)というところで撮られた写真に心ひかれ、ぜひ行ってみたいと思っていました。そこでその方に教えてもらった情報というのが最寄り駅「녹사평(ノクサピョン)」駅でそこから2番出口を出て徒歩20~30分(遠い~)ということでした。
「녹사평(ノクサピョン)」駅は6号線で삼각지(三角地 サムガクチ)と이태원(梨泰院 イテウォン)の間です。初めて降りた駅でしたが、ステンドグラスがあったり天井がドーム状になっていたりと芸術的な感じの駅でした。当日は2番出口が工事中で1番出口を出て2番出口側に向かいました。
ここから20~30分は遠いなと思いながら歩いていますと紅葉がいい感じの木がありました。5分歩いたかどうかという地点で早くもソウルタワーの見える風景に出くわしましたがまだここは違いますね(写真6番目)。さらに歩いて行くと道が上り坂になっていきます。少し行くと道端に옹기(甕器 オンギ)が沢山積み上げて並べられているところがあり、何だ?と思って歩いて行くとその先にオンギを販売してるお店があったんですね(笑)。(写真7・8番目)
さらに坂道を登っていくとそれっぽい風景が目に入って来ました(写真9番目)。しかし、ここはまだ出発から15分にもならない地点でしたので、一応写真は撮ってさらに先へ進みます。行くほどに坂は急になって、そこを上からも下からも結構な量の車がビュンビュン通ります。歩道も作られていませんのでかなり危ないです(写真10・11番目)。ところが坂道を登って行くうちに、タワーの姿が見えなくなってしましました。これはまずいと思って横道に入って行ったら迷ってしまい、住宅地のえげつない急な坂の細道を登っていくとタワーが見えたのですが、南山のすぐ下あたりに出てしまいました(写真12番目)。
「近っ!これはまた違うぞっ」となって急勾配の坂道を下って戻ります(写真13番目)。もうこの時点で足はがくがくです(笑)。時間的にももう既に駅から40分以上は歩いていたと思います。もう足の方が限界に近付いており、諦めて帰りかけていたのですが、通りがかりの大学生風の若い女性2人にインスタの写真を見せて訊ねたところ、最初の道をそのままさらに真っ直ぐ登って行って、ほぼ登りきったところを左に折れて、坂道を少し下った地点だということが分かりました。お陰様で撮れたのが14~16番目(最後の3枚)の写真でした。
目標を達成できたことで大変うれしかったのですが、それに対して払った代償は大きかったです。帰りの下り坂で膝を痛めてしまい、その後は足を引きずって過ごすことになりました。幸い靭帯を損傷したとかではなく疲労から来たものだったようで、帰国した翌日からは階段を普通に登れるまでに回復しました。店が2階ですから店の階段の上り下りができるかが心配だったんですが、本当によかったです。
平安蚤の市 2024年12月
今日は平安蚤の市の開催日でしたので、ソウルの報告はお休みしてこちらの方の報告をさせていただきます。今年最後の平安蚤の市です。
今日は10日で実家で10時からの月参りと被りましたので、現地到着はほぼ11時頃になりました。いつも通り平日にもかかわらず人は多かったですね。しかも今日はお天気は良かったんですが、結構寒かったんですけどね。
12月なので、いつものようにクリスマス関係のサンタクロースの人形やクリスマスツリーなどが見られましたね。
骨董の会で一緒だったNさんご夫婦も出店してられたんですが、今日はいつもと違って古着屋さんのような品揃え出したね(写真9番目と10番目)。いつもは家具類など木製品が多いんですけどね。それで最初は分からずに素通りしてしまいました(笑)。
平安蚤の市は平安神宮前広場(京都市左京区 岡崎公園内)で基本的に毎月10日に開催される蚤の市です。年に2,3回月2回開催の月があります。また1回開催の時も開催日が10日前後になることもありますのでご注意ください。150店舗近くの骨董店、古道具店、古着屋等が全国より集まります。
次回は明けて1月10日(金)に同じ岡崎公園内の平安神宮前広場で開催の予定です。但し、雨天の場合中止になることがありますので、詳細は前日に平安蚤の市の公式ホームページにてご確認ください。
先月は無かったストリートピアノ(ピアノではないかも知れませんが)がまた置かれていました(写真15番目 最後から4番目)。また別の物なのかも知れませんが、私は楽器に知識がないのでよく分からないです(笑)。子供用の玩具のようなのは今日もそのままありましたね。最後の写真2枚は疎水と白川で見つけた紅葉です。あまりいい色ではありませんが、まあここ数年の紅葉はこんなもんでしょう。今日もやっぱり私は収獲無しでしたね(笑)。
ソウル骨董街 長安坪 고운(コウン) 2024.12
今回もソウルの骨董街を見て歩いて来ました。まあそれが目的なんで当たり前のことなんですけどね(笑)。印象としては店が減ったということですね。黄鶴洞はもう既に立ち寄る店が1店舗のみになってますし、仁寺洞も長安坪・踏十里も減りましたね。4番目の写真は踏十里の2棟なんですが、このように空いた状態の店舗は同棟内に2か所ぐらいありましたね。あまり今まで見たことの無かった光景でしたね。それと店はあるんですが、主人が不在で閉まったままの店も結構多かったですね。困ったもんです。
そんな中、今回1店舗ご紹介します。もちろん食事時間(大体午後1時台)以外はちゃんと主人がいて、いつも開いているお店です(笑)。長安坪古美術商街の우셩(ウソン)ビル1階の「고운(コウン)」(アルファベット表記では GO WOON)というお店です(写真5番目~11番目)。
こちらは木工芸品を中心に扱っているお店で、私の好きな酒器類はあまり置いてはいないのですが、ソバンやパンダジなどの家具類(家具類は倉庫にもあるそうです)の他、糸巻・眼鏡入れ・餅形・刺繍の物など小物の民俗品も置かれています。焼き物も多くは無いですが置かれてはいます。
元々は現在の半分のスペースでされていたのですが、最近店舗拡充されました。家具も希望があれば倉庫の物を見せてもらえます。李朝家具や民俗品にご関心おありの方は、覗いてみてください。場所は長安坪古美術商街の우셩(ウソン)ビル1階の手前の入口を入ってすぐの手前の角になります。番号が139号です(写真最後)。長安坪古美術商街は우셩(ウソン)ビルと송화(ソンファ)ビルの2つの建物があり、우셩(ウソン)ビルは地下鉄5号線駅から歩いて行くと向かって左にある建物です。
ソウル 2024年12月
今月2日日(月)~5日(木)の臨時休業期間中にソウルに行っておりました。8月末にも渡韓の予定があったのですが、西日本を迷走した台風10号のおかげで旅行を中止しましたので、およそ半年ぶりのソウルとなりました。
冬のソウルですがまだ12月初めですので本格的な寒さではありませんが、ただ前週にはソウルが大雪に見舞われていましたので多少心配はしました。しかしながら4日間とも昼間の気温が氷点下になることはありませんでした。
滞在2日目の3日(火)の夜には尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が「非常戒厳」を宣言するのをテレビで観ました。KBSを観ていたら番組中に急に特別番組に切り替わりました。結局国会がこれを撤回しおよそ6時間後には解除となりました。そんな訳で、今回の私の旅には特に影響はありませんでしたが、本日午後には大統領の弾劾訴追案の採決が予定されるなど、今後韓国の政治的混乱は続くものと思われます。
今回も仁寺洞、踏十里、長安坪、黄鶴洞と骨董街を回って来ましたが、ちょっと事情もあって収獲は少なかったですね。
今回は何年ぶりになるでしょうか、国立中央博物館にも行って来ました。またそちらも含めて、今回はソウルタワーの見える風景の写真を撮って来ました。特にインスタグラムで何度も見た해방촌(ヘバンチョン)のソウルタワーの見える風景を探し求めて、ついに写真におさめることができました。感動でしたがその代償も大きかったです。まあその話はまた追々。
明日8日(日)から酒器の追加出品をするため、その準備の方を優先しますので、そちらが落ち着いた来週から今回のソウルでの報告をさせていただきます。
明日からの李朝酒器追加出品に関しての詳細につきましては、6日(金)付「お知らせ」にてご確認ください。
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