第二回 京都正札市
本日開店前に京都美術倶楽部で開催の第二回京都正札市に行ってきました。
昨年から京都美術倶楽部、京都美術商協同組合の共同主催により開催された京都正札市は、今回が二回目の開催で毎年4月に行われるようです。
美術倶楽部館内の2階・3階の全ての展示施設を使っての展示で、出品数は3,000点以上とのことです。
「茶道具、骨董、書画はじめ幅広い美術品を取り揃えた展示即売会」と銘打っておられますが、出品物のほと店どが茶道具です。韓国の茶碗や酒器などもあるかと思って行きましたが、残念ながら本当に少しだけしか出ていませんでした。
会場内は写真撮影禁止でしたので、会場内の様子がわかる写真を掲載できず残念です。
第二回京都正札市は、本日と明日開催です。本日13日(土)は10:00~18:00、明日14日(日)は10:00~17:00の開催時間となります。
京都美術倶楽部は、京都市東山区新門前通梅本町263(新門前通東大路西入)です。
入場無料で、どなたでもご来場いただけます。
十二段家 本店
昨日ですが、祇園の十二段家本店でお昼ご飯を食べてきました。
こちら十二段家さんは、日本のしゃぶしゃぶ発祥の店といわれています。
お昼のメニューは、元々「特製すき焼き弁当」か「シャキシャキサラダ牛肉塩焼き弁当」だったのですが、現在直ぐ近くの主に観光客を対象とした花見小路店が改装中ということで、そちらのメニューである4種類に変わっていました。
今回は、写真の「大海老天丼」と「上定食」をいただきました。「大海老天丼」は、丼からはみ出た大きな海老天2本入の天丼に(写真ではよく見えませんが、海老天の下にはシシ唐の天ぷらも入ってます)、出し巻と味噌汁、漬物がついて2,300円(税別)。「上定食」は、てんぷら盛り合わせと出し巻、飛竜頭、肉の佃煮、ご飯・味噌汁・漬物でお値段は同じく2,300円(税別)でした。
こちらは、すき焼き・しゃぶしゃぶのお店なので、天ぷらではなく「牛すき鍋定食」か「しゃぶしゃぶ定食」(各2,800円税別)を食べて、そちらを紹介するべきだったかなと、少し後悔しています(笑)。
また、こちらの店内には、棟方志功、河井寛次郎、濱田庄司等、民芸の巨匠の作品や李朝白磁などが飾られており、それらを眺めながら食事ができるのがお勧めのポイントです。ガラスケースなどには入れず、そのまま飾られていますが、触ったらだめですよ(笑)。
夜は個室でのしゃぶしゃぶとすき焼きのコースで、しゃぶしゃぶ11,000円・13,500円・16,000円、すき焼きは11,000円と13,500円のコースになります。お値段はすべて税別です。
場所は、花見小路通四条下ル(南に行く)二筋目東入です。
平安蚤の市
平安蚤の市に行ってきました。
平安蚤の市は、京都市左京区にある平安神宮前の岡崎公園で基本毎月10日に開催される蚤の市で、 世界中の古いものを愛する人たちで賑わう文化交流の場となるような蚤の市を目指すものだそうです。今日が記念すべき第1回目で、約150店舗の骨董店、古道具店、古着店、古本店が全国より集う予定でしたが、残念ながら朝からのあいにくの雨で露店が埋まらず、写真のようにガラガラの状態でした。
開催場所は岡崎公園の平安神宮前広場で、 開催時間は10 : 00~16 : 00です。第2回以降は、5月10日 (金)、6月10日 (月)、7月10日 (水)、8月11日 (日)の開催が決定しています。8月は10日ではなく11日(日)の開催ですので、ご注意ください。
詳細は平安蚤の市のホームページにてご確認ください。
昨夜の晩飯
昨夜の晩飯です。「前回、整理のために副題付けると言ってたのに、今回付いてないぞ」と思われた方、いらっしゃいませんか?タイトルをよくご覧ください。「昨夜の晩飯」ですよ(笑)。
先日、骨董の会でご一緒させていただいている長野県のNさんより、またご自分で栽培されているお野菜を沢山送っていただきました。最後の写真がその一部で、実家で分けた後の私の取り分です。ネギ・ブロッコリー・小さな大根・菜の花、それとコンビニ袋に入っている物は、ウコギという木の新芽です。Nさんは、いつもお野菜やお米などを送ってくださり、大変感謝しております。これらの一部を使って調理し、頂いた「昨夜の晩飯」が最初の写真です。
ウコギはウコギご飯とお浸しに、小さな大根はすりおろしてじゃこおろしに、ネギとブロッコリーは家にあったベーコン、マイタケと一緒に炒めました。
ウコギご飯は、水洗いした後に水をよく切ったウコギに軽く塩を振り、そこに炊きたてのご飯一食分を入れてよく混ぜます。炊きこんだり、炊きたての炊飯器の中に大量に投入したりすると、直ぐにウコギの色が茶色く変色してしまうので、このやり方がベストだと思います。冷やご飯は家にあったのですが、温め直しのご飯では美味しくできないので、ご飯は新たに炊きましたよ。お浸しは、軽く塩ゆでしたウコギを水で冷やし、しっかり水を切り、干しエビと胡麻で和えています。ウコギは山菜らしいアクがあり独特のクセが残りますが、そこがまたおいしいですよ。じゃこおろしに使ったチリメンジャコは、天神さんで買って冷凍にしていた物を戻して使いました。
ウコギのお浸しは李朝末期分院の小鉢に、キノコ野菜ベーコン炒めは李朝初期の堅手皿に、じゃこおろしは大正か昭和初期頃の紫色のプレスガラス小鉢に盛り付けてみました。
そんな訳で、今回は「昨夜の晩飯」でした。なぜ一杯やらなかったかというと、私はご飯(お米)をべる時はお酒を飲まない、逆にお酒を飲む時はご飯は食べない主義ですので、今回はウコギご飯を食べるために、残念ながら酒を諦めたということです。「昨夜の晩飯」の方は、シリーズ化の予定はございません(笑)
自宅裏の桜
自宅裏の桜です。
自宅は清水寺の近くですが、2階の物干しから左右に桜が見えます。自宅で花見ができる。贅沢です(笑)。
一枚目の写真が左側に見えるソメイヨシノです。二枚目が右側の桜で、ソメイヨシノではない山桜系の桜だと思います。
まだ満開ではなく五分咲きぐらいですが、ようやく見頃になってきました。
京都では、昨日は暖かかったのですが、その前の三日間ぐらい寒の戻りがありましたので、その間に咲きかけた桜の花の成長が止まっていました。
そのせいでしょうか、例年は、右側の山桜系と思われる桜が先に咲いて、葉桜になりかけた頃に左のソメイヨシノが見頃になっていたのですが、今年はほぼ同時に見頃になりました。
多分この週末には京都の各地で桜が満開になるでしょう。
昨夜の晩酌(新旧酒器共演の巻)
昨夜の晩酌です。
ところで、このところタイトルに変な副題が付くようになっていますが、これは同じ「昨夜の晩酌」というタイトルの記事がどんどん増えて行ってしまうので、整理のためにつけているものです。例えば、振り返って「あの回の盃」といったような時に、副題をつけてないと分かり難いので、今後便宜上付けていきます。なので、内容とドはまりでは無い場合もあるかもしれませんが、そんな時は苦笑いでスルーしてくださいますよう、よろしくお願いいたします(笑)。
前振りが長くなってしまいましたが、気を取り直して、昨夜の晩酌です。写真手前の李朝末期の井戸手の盃は、先月の訪韓時に踏十里古美術商街で、前回の(カラスミの巻)でご紹介した盃と一緒に購入したものです。こちらはやや大ぶりで深さもあり、ぐいぐいやりたい方にはピッタリでしょう。全体に細かい貫入が張り巡らされており、高台周辺には僅かですがカイラギも見られます。こちらも、これからさらに使えば、よい姿に育っていくこと間違いなしです。
最新購入の盃に対して、盤口の高麗青磁徳利は、私がソウル在住の1990年代末にソウルの長安坪で購入したものです。胴にひっつきとひっつきの剥がれが、一カ所ずつあります。写真では分かり難いかもしれませんが、向かって右がひっつきで、左のやや下の方にあるのが剥がれです。キズはキズなのですが、ここに指を掛けてつかむと滑り止めになるという利点もあります。実はこの徳利、底の高台内側に細い窯キズが有ったのですが、買う時にはひっつきと剥がれに気をとられて、見落としていました。家に帰って水を入れてみると結構漏れましたので、自分で金継して止めました(笑)。
この手の土物の徳利は、使った後に乾かすのが結構大変で、ちゃんと乾燥させてから仕舞わないと、直ぐに内部がカビてしまいます。私は、1日逆さにして水を切った後、ガスファンヒーターの前に置いてカラカラに乾かせてから仕舞うようにしています。なので、ガスファンヒーターを使う冬場以外の季節には、この手の土物の徳利は使わないようにしています(笑)。但し、この方法は直しのある物には向きませんので、もし行なう場合は熱風を当てる時間を短くして、何度かに分けて行う必要があります。今回もそうしました。
お料理の方ですが、七味唐辛子ピリ辛焼き鳥は李朝後期分院の白磁皿に、オクラのオカカ和えは三島の小皿に、おからは三島の小鉢にそれぞれ盛り付けました。
円山公園 しだれ桜
円山公園のしだれ桜です。
本日の午前中に撮影したものです。
三分~五分咲きぐらいでしょうか。
今日はこれから雨が降るようですが、気温の方は高いので、明日も暖かければ一気に満開になるかもしれません。
こちらの桜は、大きくて立派なしだれ桜だったのですが、もう寿命なのでしょうか、傷みが激しいです。確か、桜の寿命は60年ぐらいとテレビで言ってたと記憶していますが、この木は60年はとっくに過ぎていると思いますので。
周りに小さめのしだれ桜を何本か植えて、カモフラージュしているようです。
観光客は、これでも十分に喜んで写真を撮っていますが、昔の姿を知る者からすると寂しい限りです。
京都アンティークフェア
朝一で、京都アンティークフェアに行ってきました。
京都アンティークフェアは、昨年10月にもご紹介しましたが、京都市伏見区竹田にあるパルスプラザという大展示場で、3月・6月・10月の年3回開催される骨董市です。その規模は全国から300店以上という、西日本最大規模です。今日29日(金)から31日(日)までの3日間開催されます。期間中は地下鉄竹田駅から会場のパルスプラザまで無料送迎バスが出ています。開催時間は10:00~17:00(最終日は16:00まで)です。
こちらを見た後に店を開けなければならないため、気合を入れて朝から出かけて行ったところ、交通の乗り継ぎの方がスムーズに行けてしまいまして、なんと開場の40分以上も前に到着してしまいました(笑)。残念ながら、私は今回も収獲無しでした。次回は、2019年6月28日(金)~30日(日)開催です。
最後の写真は大和大路通、白川沿いの桜です。ここの桜は五分咲きぐらいでしょうか。外国人観光客が写真を撮ってました。京都の桜は、来週中頃が満開でしょうか。でも気温が上がれば、この週末に一気に満開になるかもしれません。
本日の開店は13:00の予定でしたが、収獲もなく早々に帰ってきたので、11:30には店に到着しました。
北野天満宮 天神さん
本日は25日ですので、開店前に北野天満宮の天神市に行ってきました。今日は平日なので、人出の方はさほど多くはなかったですね。境内には、梅の花がまだ残っている木が数本ありました。今日も梅苑は開苑中でしたが、全く人は並んでいませんでしたね。
北野天満宮境内の東門を入ってすぐ右手のところで、長五郎餅という名の餅菓子が売られています。薄い餅皮にこしあんを包んだ、ふわふわとした触感の上品な餅菓子です。この長五郎餅は、天正15(1587)年、豊臣秀吉が北野天満宮で大茶会を催した際に、境内に茶店を出していた河内屋長五郎が、秀吉にこの餅を献上したところ大そう気に入られ、「以後『長五郎餅』と名乗るべし」と命名されたのだということです。お土産にはもちろん、店内でお茶と一緒にいただくこともできます。
但し、こちらの境内のお店については、基本的には毎月25日のみの開店ということです。また、特別に正月1日より4日まで・2月3日の節分祭・1月より3月25日までの土曜日と日曜日(梅苑のシーズン)にも出店するそうです。
今日もキム社長のお店に寄ってきました。場所は弘法さんの時とは違って変わらず元の場所です。ちなみに金社長の店の位置は、神社東側の御前通の西側の並びです。参道を鳥居から楼門に向かって行って、楼門のすぐ手前を右に折れて、御前通に出て右に2,3軒目のところになります。今回写真はありませんが、過去の記事の写真を参考に、高麗・李朝の雑器類がずらりと並んだお店を見つけてください。今日も骨董の収獲は無しでした。
先月はお休みだった猿回しでしたが、今日は絵馬堂前でやっていました。今まで見たことのない年配のおじさんがやってましたよ。もしかしたら、親方なのかな?と思って観ていました。
東寺 弘法さん
本日21日なので、朝から東寺の弘法さんに行ってきました。
今日は春分の日で祝日ですので、本来なら賑わうところなのでしょうが、残念ながらお天気の方が朝からの雨のため、露店の出店も人の出も少なかったです。予報では、午後からはお天気の方も回復するようなので、昼から人の出が多くなるといいですね。
最近はいつも、東寺の東門から入って南門を出て帰るコースで見て回ります。東門を入ってすぐ右手の区域でお花や盆栽・植木を売っています。私は特に関心がないので、いつもスルーしているのですが、ここも人気コーナーです。植木や盆栽は知りませんが、こちらのお花はお値段もお安く、日持ちもいいと評判です。ご関心のおありの方は、お立ち寄りください。
いつものキム社長のお店のところへ行ってみると、キム社長はおらず別のお店が出ていました。もしかしてキム社長、病気でもして来られなくなったかと一瞬心配しましたが、先月に店の場所が変わると聞いていたのを思い出しました(笑)。南門を入って右側のところに今月から変わりました。ここには、元々他の韓国の業者が出店していたのですが、撤退したようです。
店のレイアウトが少し変わりましたが、ちょっといい品は赤毛氈の長机の上に、そうでもない品は足元の黒毛氈を引いた広い台の上に並べるというスタイルはそのままです(笑)。
南門を出ると門の横の石碑の前に、アオサギが門番のように立っていました(笑)。