ソウル骨董街 黄鶴洞と踏十里・長安坪
先週の訪韓のご報告です。初日は順調に飛行機が到着し、入国審査もほとんど並んで待たずに通過、荷物も受取場所に着いた時には既に出て来ていて、空港バスにも5分待ちぐらいですぐ乗れるというように、全てがスムーズに行きましたので、思ったよりも早くホテルに着きました。そこで初日に仁寺洞へ行く前に黄鶴洞(ファンハクトン)を、2日目は踏十里(タプシムニ)・長安坪(チャンアンピョン)骨董商街を見て回りました。黄鶴洞はコロナ禍後、今年5月と8月にソウルに行った際にも行けなかったところで、今回4年ぶりでした。まずはその黄鶴洞からご紹介します。
黄鶴洞に行く時は、私の場合地下鉄1号線で동묘앞(トンミョアップ 東廟前)駅へ行きます。동묘앞(トンミョアップ 東廟前)駅は、동대문(トンデムン 東大門)駅の次になります。3番出口を出て東廟前の蚤の市を抜け、清渓川という川を渡ったところになります。位置や行き方については過去の記事に詳しく記していますので、そちらをご参照ください(「黄鶴洞(ファンハクトン)」へはこちらをクリック)。
동묘앞(トンミョアップ 東廟前)から黄鶴洞に行くまでの東廟前の蚤の市はいつも人は多いですね。ここは骨董と言えるような物は無く、衣類や日用品の中古品、食品などの露店が並んでいます(写真2∼5枚目)。外国人の姿も結構見受けられます。いつも黄鶴洞に行く行く時にはここを通って行きますが、ここで何かを買ったことはないですね(笑)。
清渓川の橋を越えたところに「ロッテキャッスルベネチア」というアパート(マンション)が見え(写真6番目)、その建物の道を隔てて向かって右側の区域が黄鶴洞になります。
かつてはここにも多くの骨董店があったのですが、今は冷蔵庫、洗濯機などの大型家電製品や機械類などの中古品を扱う店が集まっています。骨董品を扱う店も少なくなっていたので、この区域で私が出入りしていた店はもう2軒しかなかったのですが、今回行ってみたらそのうちの1軒が無くなっていました。残ったのはもう1軒のみになってしまいましたね。残った1軒というのが1番目の写真と7番目の写真ですが、いつも7番目の写真の店舗に息子がいて、声をかけると主な商品のある1番目の建物2階の店舗に連れて行ってくれます。今後ここが無くなったら、もう黄鶴洞に行く事もなくなってしまいますね。
踏十里(タプシムニ)・長安坪(チャンアンピョン)古美術商街も今回はしっかり回って見て来ましたよ。地下鉄5号線「踏十里」駅を下車、エスカレーターで1番出口を出て踏十里古美術商街2棟→5棟→6棟と見て回り、さらに少し離れた(徒歩5分ぐらい?)の 長安坪(チャンアンピョン)古美術商街まで見て来ました。長安坪の方は開いていない店が結構多かったですね。1時半頃でしたから、お昼ご飯に出ていた店が多かったのかも知れませんが。しかしながら、今回はそこそこの収獲を得ることができましたので、よかったです。盃ばかりでしたが(笑)。また「昨夜の晩酌」の方でご紹介していきますので。
踏十里・長安坪についても、位置・行き方情報は過去の記事に詳しく記していますので、そちらをご参照ください(「ソウル 踏十里(タプシムニ)古美術商街」へはこちらをクリック)。
昨夜の晩酌(ベストサイズ&スタイルの明器盃の巻)
現在、年末年始に向けて李朝酒器を追加出品中ですが、そう言いながらこちらの「昨夜の晩酌」が今月はまだ1度も投稿できていませんでした。月初めにソウルに行っていたこともありましたからね。まあ、その間もサッポロ「麦とホップ」は毎日夕飯の時には飲んでましたけどね(笑)。日本酒で酒器と食器を李朝・高麗の物で揃えてというのは、先月末を最後に出来ていませんでしたね。昨夜は酒の肴によい物をいただきましたので、久しぶりに投稿できることとなりました。盃に限ってですが、新しく加わって来てくれたお友達も少し増えて来ましたので、これからぼちぼちとご紹介していきます。
まずは、昨夜が初登板の盃から。こちらの盃は形からはっきりと分かる明器です。盃としいて使える明器というのは大概が酒器としては小さすぎるサイズの物が多いのですが、これは盃として使うのに無理の無いよいサイズです。形も立ち上がりよく口に向かってすぼんでいるのですが、口縁部でピット開いていていい感じです。「これぞ明器」といった感じのフォルムで、好き嫌いはあるのかも知れませんが、私はこの形にも惹かれました。明器ですので、全体的に薄っすらとカセはありますが、ガサガサした感じではなく気になるほどのものではありませんし、この程度なら使用によって肌はしっとりしてくるでしょう。胴部の高台付近にシミが出ているのですが、酒を注いでしばらくすると3番目の写真のように見込みにもくっきりとシミが現れます。サイズが高さ5.5cm、口径4.8
cm、胴径6.0cmです。キズや直しもありません。いつも通り色は現物より青みが強く出ています。3番目のお酒を注いだ写真が現物に近い色です。これと兄弟のようによく似た明器がもう1点ありますので、また後日こちらの投稿でご紹介いたします。
高麗青磁の徳利は、こちらでご紹介したことがあるものです。何回目になるかは覚えていませんが(笑)。丸っこい形状が可愛らしいです。容量はちょうど一合ほどで、穴も大きいので使いやすい徳利です。こういうのが一つあると普段使いにいいですね。こちらも無傷です。
お料理の方ですが、鯵の開きは李朝初期の堅手大皿に、胡麻豆腐は李朝後期分院の白磁小皿に、ほうれん草のお浸しは李朝初期の白磁小鉢に、お揚げ入りひじき煮は李朝初期堅手小皿にそれぞれ盛り付けてみました。
ソウルの報告は、また明日以降にぼちぼちと投稿させていただきます。
ソウル骨董街 仁寺洞 건국빌딩(コングクビル)
昨日から当店では年末年始に向けて李朝酒器の追加出品中です。その準備等があって、先週の訪韓のご報告が出来ていませんでしたので、今週からボチボチさせていただきます。
今回もソウルの骨董街を回って来ました。初日に仁寺洞、2日目に踏十里・長安坪、それから今回は前回、前々回と行けていなかった黄鶴洞にも久しぶりに行って来ました。
仁寺洞はやっぱり骨董店が減りましたね。移転した店もありました。今回仁寺洞でしばらく会っていなかった業者と偶然出会いました。仁寺洞のメイン通りで小さな店をしていたのですが、オークションハウスをやってうまくいかず、仁寺洞→長安坪→仁寺洞メイン通りと移って、その後連絡が取れていなかったのですが、今回건국(コングク)ビル内で偶然会いました。この건국(コングク)ビル内にも骨董店が入って来ています。건국(コングク)ビルの位置については過去の記事に詳しいのでそちらをご参照ください(過去の記事へはこちらをクリック)。건국(コングク)ビル内の店の紹介記事なのですが、後半最後の方で건국(コングク)ビルの位置の説明をしています。
この건국(コングク)ビルは駐車場を中心に건국관(본관〈本館〉)・경운관(キョンウン館)・인사관(インサ館)という3つの建物から成ります。写真の案内図をご参照ください。これらは、元々は韓国の건국대학교(建国大学校)の建物だったそうですので、多分事務棟と研究棟だったのだと思います。
私が出入りするのは、この中の건국관(본관〈本館〉)内の数店舗だけなのですが、他の경운관(キョンウン館)と인사관(インサ館)にも骨董店があるようです。元々が店舗用というよりの事務室用の店舗になっているので、普通のお店の店舗のようにガラスの扉で外から中が見えるようなスタイルではなく、鉄の扉で中が見えず扉の上に部屋番号と店名等だけが書かれているスタイルの店がほとんどです。そのため、店を見つけにくいですし、なかなか入りづらいという感じのところです。
また少し時間を作って、この건국(コングク)ビルを探ってみて、お勧めできるようなお店があれば。こちらでご紹介できればと思っています。でもまあ勇気のある方は、その前にでもどんどん探しに入って行ってみてください(笑)。
また、仁寺洞の位置情報などにつきましても過去の記事に詳しいので、こちらをクリックの上ご参照ください。
ソウル 2023年12月
お知らせしていました通り、4日(月)と5日(火)を臨時休業、6日(水)が通常通り定休日で3日間お休みさせていただきました。その間、2泊3日でソウルに行っておりました。
冬のソウルに行くのはもう4年ぶりでしたね。今回は思ったより寒くなかったですね。というか、事前にネットの世界の天気予報で確認していたのですが、3日間とも最高気温が10℃以上、最低気温も2~3℃ぐらいの予報でした。例年この時期ですと少なくとも最低気温の方は氷点下になるんですけどね。お天気も良かったですしね。ただ、今日は西日本でもそのようなんですが、ソウルでも黄砂が飛んで来ていましてニュースなどではマスクの着用を呼び掛けていました。確かにマスクを着用している人が思ったよりも多かったように思いましたね。まあインフルエンザや肺炎も流行しているようでしたので、そちらの影響の方が大きかったのかも知れませんが。
あと地下鉄の1号線を仁寺洞への行き帰りによく利用したのですが、鍾路3街辺りから仁川や水原方面行がメチャクチャ混んでました。次の列車を待つ人でホームが溢れかえっていて、階段を下まで降りられないぐらいで、電車が来ても直ぐぎゅうぎゅう詰めになるぐらいでした。ちょっと怖いぐらいでしたね。
今回もまた骨董街をめぐるだけの旅をして来ました(笑)。5月と8月に行った時は黄鶴洞には行けていなかったのですが、今回は黄鶴洞の方にも足を伸ばして来ました。あそこに行ったのも4年ぶりになるんですかね。
今回はそこそこの収獲も得られましたし、今話題のトコジラミにも刺されることなく無事帰国しました(笑)。
10日(日)から酒器の追加出品をするため、その準備の方を優先しますので、そちらが落ち着いた来週から今回のソウルでの報告をさせていただきます。
早くも師走 2023年
もう今日から12月です。今年も残すところ1か月になりましたね。毎年感じることですが、本当に1年早いですね。年取るほどに1年経つのが早く感じられるようになりますね。なんででしょうかね(笑)。
既に「お知らせ」欄でもご報告のとおり、12月4日(月)と5日(火)を臨時休業とさせていただきます。6日(水)が定休日(水曜定休)ですので、3連休となります。ご承知おきの程、何卒よろしくお願いいたします。
今月の京都の骨董関係のイベントは下記のとおりです。
3日(日) 東寺ガラクタ市
5日(火) 平安蚤の市(会場:京都市左京区 岡崎公園内平安神宮前広場)
21日(木) 東寺・弘法市、
25日(月) 北野天満宮・天神市
今月は少ないですね。5日(火)の平安蚤の市だけは天候により中止の可能性がありますので、ご注意ください。中止となった場合、今月はこちらの「お知らせ」欄で中止のお知らせができないと思いますので、平安蚤の市の公式ホームページで前日の午後にご確認くださいね。
今年も10日(日)より李朝酒器の追加出品を行ないますので、ぜひご購入をご検討ください。また今年もこれまで通り、李朝酒器をご購入いただいた方には日本酒(銘柄:菊正宗)をプレゼントさせていただきます。詳細につきましては、また後日に「お知らせ」欄にてご案内させていただきます。
また、年末年始は2023年12月27日(水)~2023年1月5日(金)の期間休業させていただきます。何卒ご承知おきください。
昨夜の晩酌(多分名店の鶏すき焼きの巻)
昨日はすき焼き用のかしわをいただいてましたので、鶏すき焼きで晩酌といたしました。
いただいたのは多分京都の鶏料理で有名なお店の物だと思うのですが、パックの包装紙に書いてあったのをよく見てなくて、どこのお店の物か覚えていません(笑)。かしわ(鶏肉のことです)のささ身やむね肉・もも肉などいろんな部位に、鳥肝も3種類ぐらいの部位が入って、ミンチも入ってましたね。それに太い白ネギも入った鶏すき焼き用パックでした。これに玉ねぎと焼き豆腐、冷蔵庫にあった細い青ネギを加えて鶏すき焼きを作ってみました。ミンチはつくねにしてから投入しました。
美味しくいただけたのですが、すき焼きを器に盛り付けるというのは難しいですね(笑)。本来盛り付けるものではないですからね。試みてみたものの「うーん?」という感じですかね(笑)。元々小鉢に溶いた卵をつけて食べるものですからね。もっと少なく盛った方がかっこよく見せられるんでしょうけど、それだと今度はすき焼き感が薄れてしまいますからね。
酒器の方ですが、李朝初期堅手の平盃は、以前にもご紹介したことがあります。何回目になるかは覚えていませんが(笑)。9.1cmとなかなかお目にかかれないサイズです。平盃もサイズが大きいとお膳の上で場所を取りますが、このサイズだとその心配はないですね。肌の色も青みがかったよい色で、青い青磁釉の釉溜りも散見されよい景色です。見込みには貫入も出ており、よいアジになっております。いつも通り、写真の色は現物より青みが強く出てしまっていますので、割り引いてご覧くださいね。
三島の徳利の方も何度かご紹介したことのあるものですが、やっぱりこちらも何回目かは覚えていません(笑)。平盃よりはご紹介した回数が多いのは間違いないと思いますが(笑)。口部を大きく欠いており半分以上が銀直しとなっていますが、ぽってりした形状がよく、サイズも容量一合半程と独酌によいサイズです。穴はやや小さめですが、十分に酒徳利としても役割を果たせます。キズが大きい分、気軽に日々の晩酌に使えるのがよいところですかね。
その他、もずく酢は李朝末期の染付小鉢に、ミョウガの甘酢漬けは李朝後期から末期の白磁盃にそれぞれ盛り付けてみました。どちらも酢の物になってしまいました(笑)。
南座「吉例顔見世興行」まねき上げ 2023
今日、南座で歌舞伎の「吉例顔見世興行」の出演者らの名前が書かれた看板を看板を掲げる「まねき上げ」がおこなわれました。
歌舞伎役者の名前が勘亭流というのだそうですが、独特の太く丸みを帯びた書体で記されます。このこの書体で書くのは、隙間なく客が入るようにということだそうですよ。毎年ご紹介しているようですが(笑)。
今年の「吉例顔見世興行」は、「十三代目市川團十郎白猿襲名披露」としても開催されるようで、今日團十郎さんと息子の市川新之助さん、娘の市川ぼたんさんが南座の前であいさつをされたようですね。私はもちろん見に行ってはいませんが、ただでさえ人が多いのに大変だっただろうということは、十分に想像がつきますね。
年末恒例の吉例顔見世興行、今年は12月1日から24日まで開催されるようです。さすがにもう今年は、コロナ禍による規制などは一切ない通常通りの開催になりますね。
私は顔見世興行は1度も見に行ったことが無いですし、今後も多分見に行くことはないと思います(笑)。しかし、やはり毎年のことながら南座に顔見世の「まねき」が上がっているのを見ると、年の瀬を感じますね。京都に年の瀬を告げる南座の顔見世ですので、招きの看板を見ると京都人はあわただしい気持ちになって来ますね、やっぱり(笑)。
北野天満宮・天神市 2023.11
25日は北野天満宮・天神市の開催日です。今日は天神さんを見終わった後に、ちょっと用事を済ませてから店に出る予定でしたので、いつもより早く出て8時半ごろに現地到着しました。
朝家を出た時にはカサが必要な程度の小雨が降ってました。天気予報では雨が降るのは深夜から早朝までで朝には止むとのことだったのですが、その後も現地では小雨が降ったりやんだりという、うっとうしいお天気でした。今は午後になっていいお天気なんですけどね。その関係か露店も思ったより少なかったですし、まだ準備中のような店も目立ってましたね。
今年は紅葉が遅れているというか、色が悪いというか、とにかくよくないのですが、時期的には京都では今が見ごろと言っていいでしょう。北野天満宮のもみじ苑も開苑中でしたが、受付に人が並んでいませんでしたね(写真4枚目)。受付9時からでしたから、まだこれからだったのかも知れませんが。いつも猿回しが行われている絵馬堂は、もみじ苑入苑前の待合所のようになっていましたね(写真5枚目)。
境内のいい感じに色づいた紅葉を撮ったものをこちらにあげています(写真6~10番目)。写真はいいところだけ撮っていますので、「天神さんの紅葉いいね」という感じになりますが、他はいい感じの木も少なかったですし、色も今一つの感じでしたかね。もちろん、もみじ苑に入った訳ではないですからね、もみじ苑の中の紅葉はいいんだと思いますよ。
いつも通りのことですが、骨董の方の収獲は今月も無しでした。それどころか、お天気の方が9時過ぎぐらいから雨が小振りだったのが本降りになって来ましたので、慌てて帰路に着きました。骨董の収獲は無くても何か食べ物の方で果物か乾物などを、帰りに見て買って帰ろうかと思っていたのですが、それどころじゃなくなりました。
露店は本当に天候に左右されるから大変ですよね。11番目と12番目の写真のように所品をビニールをかぶせながらの営業、ご苦労様です。午後になって今は晴れた良いお天気になりましたので、業者の人たちもホッとしてられるでしょうね。
昨夜の晩酌(新入り刷毛目盃の巻)
昨日23日は勤労感謝の日で祝日でした。今日は平日の金曜日なのですが、今日お休みを取れば昨日から4連休なんですね。そんな関係もあって、京都は観光客であふれています。常日頃から外国人観光客は、休みも平日も関係なく常に多いのですが、秋の観光シーズンということもあって日本人の観光客も増えているようで、特に車の量が増えているようです。
また、今はあっちこっちの寺院でライトアップをしていますので、夜まで観光客が多いんですよね。特に私が住んでいる東山方面は、有名な寺院が多いので夜まで人と車が多くて大変です。
まあ、そんな落ち着かない毎日を過ごしてはいますが、夜は家で晩酌です。昨夜はまだこちらでご紹介したことのない酒器の初お目見えでした。
サイズのいい刷毛目の平盃は、最近仲間に加わってくれました。刷毛目そのものは、それほどハッキリと鮮明なタイプのものではないのですが、最初に言ったように口径が9.5cmと10cm切りのなかなかお目にかかれないよいサイズです。釉薬もしっかりしていて、きたならしいシミになってしまうような心配もなさそうです。なので、逆に言うと育てるのには時間がかかりそうな刷毛目ではありますが、そこがまた楽しみだと思うんですけどね。口縁部に小さい欠けの金継ぎが4か所ありますが、いずれも小さいもので大きなダメージではありません。表からは見えにくく、裏側に欠けがある感じです。写真の4番目と5番目でご確認いただくのが分かりやすいと思います。
堅手の徳利もこちらでご紹介するのは今回が初めてではあるのですが、こちらの徳利は最近入手した物ではありません。いつ入手したか正確に時期は覚えていませんが、10年以上は前だと思います。口が少しひしゃげていて酒が注ぎやすくなっています。意図したものではないのでしょうけどね。高台の底部が擦り整えられているのは、残念なところですね。長いこと棚で眠っていたのですが、久しぶりに見てみるといいアジになっていました。この徳利、容量が1合に満たないため過去にはあまり出番がなかったのです。今はそんなに量飲みませんから、そこにはこだわらなくなったんですけどね(笑)。1合に満たないと言っても160mlですから9勺程ですかね。まあ、ほぼ1合なんですが。昔はなんかすごく1合以上ということにこだわって徳利を見ていましたね(笑)。
お料理の方ですが、イカバター焼きは李朝分院末期の染付大皿に、中華風春雨サラダは伊羅保手の小鉢に、茄子煮は李朝初期白磁の小皿にそれぞれ盛り付けてみました。写真で見てみると中華風春雨サラダは盛り方が雑でしたね。イカバター焼きはなんかいつもに比べて味にコクがないなあと思ったら、ニンニクを忘れてました。いつもはまずバターでニンニクを炒めて、それからイカを炒めてたんでした。反省点が多かったです(笑)。
弘法市・THE TERMINAL KYOTO
21日ですので、東寺・弘法市に行って来ました。
結果から行ってしまえば、やっぱり今日も骨董の収獲は無しでした(笑)。いつものことですが、韓国の物が出ませんね。
いつも通り東門から南門に抜けて出るコースで見て回りました。東門を入ってすぐの向かって右側の花や植木のスペースは、一時随分空いていたんですが、今日は結構店が出ていて回復して来たようでしたね。さらに少し進んだ向かって左側に「激安!500ワンコイン 詰め放題」の幟が立っているのが見えましたので、何かと思って見に行ってみるとミカンの詰め放題でしたね。
講堂の西側辺りにマッサージか整体でしょうか、こちらは「首・肩・腰・膝 病院に行っても治らない痛み 根本から解決いたします」と書かれた幟がありました。簡易ベッドのようなものが4台ほど並んでいて、白衣を着た施術者らしい方も数人いらっしゃいました。ただ、何の囲いもなく丸見えでしたので、失礼ながらあそこで施術受けるのはちょっと勇気がいるかなという感じでしたね(笑)。
来年のカレンダーや暦も売ってましたね。もうあと10日で12月ですからね。カレンダーも昔は銀行だとか電気屋さんとかクリーニング屋さんとか、いろんなところからもらったので買う必要なんて無かったですけどね。今はそういうのが少なくなりましたね。カレンダーは1年中部屋にかかってますから宣伝として配ってたんですが、もうカレンダーが店の宣伝になる時代でもないですし、今はどこも経費削減しないといけませんからね。仕方ないですよね。
今年は紅葉が遅いというか、色が悪いままお終わりそうですね。8番目(弘法さんの写真の最後から2番目)の写真ですが、毎年ここの紅葉は11月の弘法さんの時はきれいな赤になってたんですが、今年はこの通りでした。
今回の収獲は小芋と干し芋だけでした。来月の収獲はすぐき漬けと干し芋になりそうですね(笑)。
弘法さんの後は、新町仏光寺下ルのTHE TERMINAL KYOTOというところに行って来ました。こちらはは町家を改装したアートギャラリーで喫茶が併設されています。喫茶はお座敷で坪庭(と言っても結構広い)を眺めながらくつろげるスペースになっていました。外国人や観光客の方に喜ばれそうな感じでしたね。喫茶で朝食をとってから展覧会の方を見学させていただきました。
しぶやあけみ人形展「我はこの世の者にあらず」という展示会が行われていました。この展覧会の開催に関わられた方からご紹介いただいたのですが、失礼ながら作家さんが亡くなっていたということを会場に行ってから初めて知りました。娘さんがいらっしゃってご説明いただきました。会場のスペースをゆったりと使った展示がされていました。作家さんの生前の所持品として展示されていたカバの文鎮が可愛かったです。小さいのですが結構リアルに作られていましたね。
その後、いくつか用事や買い物を片付けてから店に出たのですが、20分ぐらい遅刻でしたね(笑)。