昨夜の晩酌(新年一発目2024の巻)
2024年は年初から災害・事故が相次ぎ大変な年明けになってしまいましたね。能登の方ではまだ被害の全容が把握しきれていないようで、孤立状態になってる地域もあるようですね。主要な道路が寸断されているため、人も物資も送り込むのが難しいようで復旧までに時間を要しそうですね。冬の寒い中の避難生活がもう1週間になりますからね。早く必要な支援物資が届けられればいいんですけどね。
羽田での航空事故の方は、海保の飛行機は被災地に支援物資を届けるための便だったんですね。6名中5名に方が無くなられて、お悔やみ申し上げます。日航機の方は乗客・乗員全員が無事脱出できて本当によかったですね。まさにJALの乗務員の皆さんの日頃の訓練の賜物でしたね。それと乗客の人たちも我先にと前方に押し寄せたり、荷物を下ろそうとしたりする人なく、CAさんの指示に従って冷静に対応できたからでしょうね。
大変な年明けとなってしまいましたが、それでも昨夜は今年初めての日本酒で李朝酒器・食器での晩酌となりました。お正月も元日の昼と晩だけは実家で少し飲んだんですが、4日に検査があったため3が日の残りは酒断ちしていました。
三島の平盃も最近仲間入りしてくれた盃です。三島の盃というとどうしてもサイズの大きなものを何か無理して酒盃として使わなければならないようなことが多いです。まあ元々酒器として作られたものではないものを勝手に見立てで使っているのですから、そこは仕方のないところなんですけどね。こちらの三島は口径が最小10.0cm、最大でも10.3cm、高さが3.8cmというよいサイズです。サイズもそうですが、青い釉薬にカセなど無く艶々としてきれいで大変状態がいいです。口縁部に擦れで釉薬が落ちたようなところが僅かに見られますが、キズや直しはありません。側面には輪線紋があるのもいいですね。
刷毛目の徳利の方はこちらで何度かご紹介したことのあるものです。白泥を厚掛けにした刷毛目に輪線の二重線が首部と胴部の真ん中よりやや上の2箇所に彫られていて、引き締まった感じになっています。残念ながら、口部の欠けと胴部の白泥が剥落した個所数か所に金継ぎが施されています。元々はこれら全部が共色直しにされていました。容量も1合3勺程で独酌によいサイズです。口部の開きがあまりないのが特徴です。このタイプは、お酒を盃に注ぐにあたっては特に問題無いのですが、お酒を徳利に注ぐ際に入れ過ぎてあふれ出ないように気を付けないといけません。
お料理の方ですが、おでんはいつもの李朝末期の陶器の鉢に、鱈子煮は李朝初期白磁の小鉢に、ごぼうサラダは三島の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。
謹賀新年 2024年 元日
明けましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願いいたします。
今年もまた、お正月は昼食と夕食時に実家へ行くだけの相変わらずの生活を送る予定です。暮れには家の大掃除を3年ぶりに頑張ってやりました。去年、一昨年と訳あって放棄していたのですが、心機一転今年は頑張ってやりましたので、今その疲れがドッと出て来ています(笑)。まだ少しやり残したところはあるのですが、今日はお休みして明日からまた少しずつやっていきます(笑)。
今月の京都の骨董関係イベントは下記のようなところです。
1月7日(日) 東寺ガラクタ市
10日(水) 平安蚤の市(開催場所:左京区岡崎公園内平安神宮前広場)
10日(水) 古裂會 第134回オークション下見会(左京区岡崎公園内みやこめっせ〈京都勧業館〉)
11日(木) 古裂會 第134回オークション下見会(左京区岡崎公園内みやこめっせ〈京都勧業館〉)
21日(日) 東寺・弘法市
25日(木) 北野天満宮・天神市
今月は10日(水)、11日(木)に古裂會のオークション下見会がみやこめっせ(京都勧業館)にて開催されます。10日(水)には同じ岡崎公園内の平安神宮広場前で平安蚤の市が開催されますので、この日は両方のイベントを見ることができますね。
当店は6日(土)から営業いたします。新年も李朝酒器の追加出品も日本酒(銘柄:菊正宗)のプレゼントの方も引き続き行ないますので、何卒よろしくお願いいたします。
大晦日年越しそば 今年最後の晩酌 2023
今年も残すところあと僅かとなりましたね。今年もまた実家で年越しそばをいただいて来ました。
この1年はコロナ禍も収まり海外渡航も制限なく行えるようになり、3年半行けていなかったソウルへも3回行って来ることができました。これは大変うれしいことでしたが、その反面再び外国人観光客の来日が増え、こちら京都では再び日常生活に混乱が生じることとなり、いいことばかりでも悪いことばかりでもない1年でしたかね。まあ、来年はソウルに4回行きたいと思っていますので、それを楽しみに過ごしたいと思っています。
今日、今年最後の晩酌をしました。もう簡単に先日の弘法さんで購入したすぐきをあてに一杯やりました。李朝初期の白磁徳利と李朝後期から末期民窯の盃は、共に随分前に私が自分で金継ぎしたものです。盃が初めてした物、徳利が最後にした物です。
これだけでは晩ご飯にはなりませんので、一杯やった後にはすぐきチャーハンを作りました。細かく切ったすぐきとご飯、玉子2個、それと冷蔵庫に残っていたちりめん山椒を使って作りました。これ、すぐきの酸味が脂っこさを飛ばしてくれるので、サッパリした感じでいいですよ。明日からお正月で実家でお節のお重を食べるようになりますので、冷蔵庫の中の物を整理しました(笑)。
大晦日のテレビは観るものが無いですね。これを書き始めるまではWOWOWのエキサイトマッチの再放送でボクシングをずっと観てましたよ(笑)。
「アホの坂田」こと坂田利夫さんがお亡くなりになったことを昨日の夜に知りショックを受けています。82歳で老衰だったそうですね。自らを「アホ」と言いアホに徹した芸人人生を送って来られた方。誰からも愛されてこられた方でした。もうこんな芸人さんは二度とは現れないでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。
それでは皆様どうぞよいお年をお迎えください。今年1年間お世話になりまして、ありがとうございました。また来年も何卒よろしくお願いいたします。
昨夜の晩酌(エビー クリスマスの巻)
昨日はクリスマスでしたね。世間は盛り上がってたんでしょうかね。
くだらない副題を付けましたが、私はクリスマスの晩に車海老をいただきました。生きたやつです。一昨日の晩にもらった時にはゴソゴソと結構動いてましたが、一晩冷蔵庫のチルドルームに入れておいたので、昨夜はさすがに大人しくなっていました。もう息絶えたかと思ったのですが、水洗いしていたら急に数匹が暴れだしましてビックリしましたね(笑)。半冷凍にされて仮死状態になっていたのが、急に冷水に入れられてエビの方もびっくりしたんでしょうね。
ガスレンジの魚焼き器で焼いている時もバタバタと暴れまくっていました。塩をかけられて生きたまま火で焼かれて、さぞかし苦しかったことでしょうね。そう思いながらも毎年いただく度に、こうしてありがたくいただいております(笑)。
これは私の個人的な暮れの風物詩なんですね。例年はこの時期ではなく、もう1週間か10日ほど早くいただいていたのですが、お陰様で今年はクリスマスに楽しむことになりました。焼いた色も赤白になって、なんとなくクリスマスっぽいですよね。そんなことないか(笑)。
そんな訳で、前回からあまり日にちが空いていませんでしたが、こうなった以上は飲むしか無くなってしまいましたね(笑)。そりゃそうでしょう(笑)。車海老の塩焼きは李朝初期堅手の大皿に、カボチャ煮は伊羅保手の小鉢に、ほうれん草と卵のバター炒めは李朝後期分院の白磁小皿に、それぞれ盛り付けてみました。
酒器の方ですが、盃の方は最近仲間に入って来てくれた初登板の白磁の盃です。なんて言うことのない、李朝の後期~末期民窯の作ですが、見込みの青い釉溜りが魅力です。写真ではちょっと分かり難いのですが、見込みが渦巻になっています。サイズは口径6.5cm、高さ4cmの可愛らしいサイズで、釉薬が艶々としてよい手触りです。無傷です。
徳利の方は、もうこちらで何度もご紹介していますが、盃に合わせて小さい李朝初期白磁の徳利にしました。こちらも無傷で大変可愛らしい徳利です。容量は7~8勺程です。小さくてかわいいのですが、1合を切るためほとんど登板機会のない徳利でした。しかしここ数年はお雛さんの日(3月3日)限定で使おうか等と言ってましたが、何だかんだとここ1年ぐらいで登板機会が増えて来てますね(笑)。
当店の年内の営業は今日が最終日となります。新年は6日(土)から営業開始の予定です。皆様どうぞよいお年をお迎えください。そう言いながら年末年始休業中も何かあればブログの方は更新していく予定でおります。
終い天神 2023
21日の終い弘法に続きまして、今日25日は年の最後の天神さんの終い天神にも行って来ました。早く行こうと思って目覚まし時計を合わせていたのですが、朝2度寝してしまいましたので、結局はいつもより30分ぐらい遅い9時半頃に天満宮に到着しました(笑)。
今年最後年末の終い天神ということで、もう少し人の出も多いかなと思っていたのですが、さほどでもなかったですね。21日の終い弘法の方が人の出が多かったですね。露店の方も結構空きが目立つ感じでしたね。外国人の姿も21日の終い弘法と同様に少なかったですね。今日はクリスマスですから、みんなそっちの方に関心が行っちゃったんでしょうかね。コロナ禍前は、終い弘法も終い天神も結構賑わっていたんですけどね。
毎年のことですが、楼門には来年の干支の龍が描かれた特大の絵馬が掛けられていましたね。今日は日差しが強くて、しかも龍の絵が白で描かれているので、反射して絵が見えにくかったですね(笑)。
今日も地元KBC京都とあともう1社のテレビカメラが来てましたね(写真4番目と5番目)。毎年終い弘法・終い天神と新年最初の初弘法と初天神の時は必ずテレビの取材が入りますね。
絵馬堂でやっている猿回しを久しぶりに見ました(写真6番目)。いつもまだ準備中なのに今日はやってるなあと思っていたら、よく考えたら今日は私がいつもより遅かったからでしたね(笑)。
お正月のお飾りは参道の西側のいつも植木が売られている場所と楼門のところで売っています(写真7~9番目)。楼門の方は逆光になって写真がうまく撮れませんでした(写真8番目と9番目)。
毎年終い天神の時には本殿横の授与所で大福梅と守護縄を買います(写真10~13番目)。例年結構人が並ぶんですが、今日はすんなり買えましたね。大福梅は北野天満宮境内で採取した梅で作られたもので、お正月元旦に飲むお茶に入れていただきます。平安時代に村上天皇がこれを飲んで病が治ったというのが起源であるとのことで「だいふくうめ」ではなく「おおふくうめ」と読みます。今年も身近な人に配る分も買いましたよ。今日の収獲はこれだけ。骨董も食料品も今日は無しです(笑)。
では皆様、メリークリスマスです!
昨夜の晩酌(明器盃兄弟の巻)
今日はクリスマスイブですね。コロナ禍明け初のクリスマスになりますね。どうなんでしょうね、パーティー、宴会、ホテルの予約などは大幅に増えてるんでしょうかね。クリスマスケーキは、昔は24日、25日に備えて大量に作り、25日の夕方になるとケーキ屋さんでは店の前で残ったケーキを売っているといった光景が見られましたが、今はほとんどが予約注文制で売れ残りが出ることはあまりないようですね。
今日がクリスマスイブですから、クリスマスイブイブの昨夜の晩酌です。
今回初登板の明器の盃は、なんか少し前に見たことあるぞ、と思われるかもしれませんが、よく似た形大きさの別物です。12月12日付の「昨夜の晩酌」でご紹介した盃と同時に入手した兄弟のような盃です。先にご紹介した盃は、立ち上がりよく口に向かってすぼみ、口縁部でピット開いていましたが、こちらの方は口に向かってずっとすぼみ、口縁部でのそりがないタイプです。どちらがいいかは個人の好みでしょうね。サイズは高さ5.4cm、口径4.8cm、胴径6.2cmで、先にご紹介した盃とほぼ同じサイズです。胴径が少し大きい分、若干こちらの方がお酒が多く入るのかなという感じです。本当に微差ですが(笑)。こちらもキズや直しはありません。二つ並べると本当に兄弟のような明器の盃です。全体的に薄っすらとカセはありますが、先のもののようにシミが出たところは見受けられませんね。使用によって育つ手ではないのかも知れませんね。肌の色は、いつも通り現物よりも青みが強く出ています。割り引いてご覧ください(12月12日付の「昨夜の晩酌」へはこちらをクリック)。
徳利は、以前に何度かこちらでご紹介したこのとある金海手の徳利です。口の3分の2ぐらいが銀直しさてており、他にも口縁部に2箇所、高台に1箇所の銀直しがあるキズ物ですが、高台周辺にシミが出ていい感じに育っています。一時これを集中的に使っていた時期がありまして、その時によく育ってくれたものです。しかしながら、その後登板間隔が大きく空くようになりまして、成長が止まってしまいましたね(笑)。もう私はこれ以上は育てられませんので、誰か育ててくれる方を探さなければなりませんね(笑)。容量は2合程です。
お料理の方ですが、海鮮とブロッコリーの炒め物は李朝後期分院の白磁大皿に、えんどう豆と卵の煎り付けは高麗青磁の小鉢に、菜の花のからし和えは李朝初期白磁の小鉢に、牛肉のしぐれ煮は李朝初期堅手の豆皿に、それぞれ盛り付けてみました。
終い弘法 2023
寒いですね。昨日も今日も最高気温が一桁のようですね。うちの店は南向きで昼間お天気の良い時は、もろに日光が入ってくるので、冬でも暑いぐらいなんですが、外は朝晩寒いですね。まあ、幸い京都は今日本海側地域に大雪を降らせている寒気団から外れていますので、この程度で寒いとか言ってたら怒られてしまいますね。
そんな寒い中、今日は21日ですので、東寺の弘法市に行って来ました。今月はいつも通り第1日曜の東寺ガラクタ市はスルーし、5日に開催された平安蚤の市はソウルに行っていて行けませんでしたので、今月初めての骨董市でした。
今日は今年最後の弘法さんです。年の最後の弘法さんは「終い弘法」といって、年末年始の準備のため食品や正月飾りなどを求める人たちが大勢来られるものでしたが、昨年までの3年程の間はコロナ禍の影響でその賑わいが途絶えていました。今年の終い弘法はというと、ここ数年に比べると随分と人の出が多くなったいたように思います。コロナ禍前の終い弘法のレベルではありませんが、コロナ禍前の普通の弘法さんの時のレベルぐらいは、人の出があったように思いました。私が現地に行ったのが朝9時台でしたから、その後さらに人は増えたのではないかと思っています。でも、市バスの方はコロナ禍前のように満員でギュギュウ詰めになるようなことはありませんので、ありがたいことです。外国人の姿が今日は少なかったように感じましたね。クリスマス前だからでしょうかね。
今日は終い弘法ということで、普段はあまり行かない北大門から八条通の北総門までの通りの方も見て来ました。最初の写真が北総門です。北総門の前では野菜や果物が売られてましたね。ここの野菜のお店は年中出店しているのではなく、終い弘法や1月の初弘法の時などに出店するようですね。今日はこちらで干し芋を買いました。いつも通り骨董の収獲はありませんので、まずは予定していた干し芋ゲットです(笑)。
もう一つ、いつも終い弘法で買うのが「すぐき」です。京都の冬のお漬物の代表といえるすぐき(すぐき漬け)は、酸味が強い味ですが乳酸菌が豊富なお漬物です。真空パックにして売っているお店が1件だけありますので、毎年必ずそこで買うようにしています。ちなみに写真の「すぐき」の幟のお店ではありません(笑)。他のお店はビニール袋に入れて縛ってあるだけなので、日持ちがしないんですよね。今年の終い弘法も予定通りに干し芋とすぐきを無事ゲット出来ました。骨董の収獲は無くても、これだけ買えたらよかったです(笑)。
次は、25日の北野天満宮・天神市、終い天神をご報告いたします。
昨夜の晩酌(初登板のひしゃげ盃の巻)
急に寒くなりましたね。というか、これまでが結構暖かかったので、これで平年並みのようですが。ただ、北海道・東北地方、日本海側の地域でも10年に1度の寒波が来て大雪が降ると言われてますね。もう既に大雪に見舞われている地域もあるようですね。被害が大きくならないといいんですけどね。
昨夜も寒かったですが、最近仲間に入って来てくれた初登板の盃で晩酌しましたよ。
新しい仲間の盃ですが、緑釉のかかったひしゃげた形の可愛らしいやつです。最初のお料理と一緒の写真では、口縁が普通に丸い形のように写ってしまっていますので、2番目以降の写真でご確認ください。盃の胴部が両側から押しつぶされたようにひしゃげています。この形というのは、まず見た目が面白いですし、持ちやすいですし、さらには傾けるとお酒がするすると入って来てくれて、実に飲みやすいです。一目ぼれして入手しました。高脚盃というまでではありませんが、高台部が細く高く作られているのもまたいいんですよね。面白かわいいし、使いやすいし、見どころも多い。こういう盃を持つとお酒を飲むのが楽しくなりますね。薄いニュウが1本ありますが、私個人としては全然気にならないですね。しかし、こういう魅力的な盃を持つとこれを使いたいがために、日本酒を飲む頻度や量が増えてしまうということになりかねませんので、自制心をもって接していかなければなりませんね(笑)。サイズは口径が最大6.5cm、最小5.8cm。高さが5.0cmです。サイズもかわいいです(笑)。
徳利の方は、多分こちらでは最多登板になると思われる三島です。徳利どれにしようかと迷った時には、いつもこいつにします。キズはありますが、容量1合3勺程とサイズよく、カセの無い触り心地の良い肌が魅力です。今までも何度も言ってますが、酒器はやっぱり肌のいいものがいいですね。特に盃に関しては、口にまで付けるものですからね。
お料理の方ですが、クリームコロッケとイカカツは李朝分院末期の染付皿に、納豆キムチは高麗青磁の小鉢に、鏑の漬物は李朝分院末期の染付小皿に、鰻の山椒煮は李朝初期の白磁小皿にそれぞれ盛り付けてみました。
納豆キムチのキムチは、今月初めにソウルで買って来たものですが、もう味が酸っぱくなって来ていましたね。今後は炒め物などに使った方がよさそうですね。
【ソウルお食事処】 2023年12月
今回の初日4日(月)は晩ご飯を久しぶりに仁寺洞の鳥金(조금 チョグム)で食べました。こちらは釜飯の専門店です。看板には英文で「DORI KING」とも書かれており、日本語で「とりきん」と読ませたいのでしょうね。箸袋には「TORIKIN」とありました。名前からして鳥釜飯のお店かと思いますが、こちらの釜めしはどちらかというと海鮮系です。写真のように甘エビ・芝エビ・カニかま・かまぼこ・筍・マッシュルーム・銀杏・カイワレなどがのってます。これが今回いただいた조금솥밥(チョグムソッパプ 鳥金釜めし)ですが、アワビ入りの전복솥밥(チョンボクソッパプ アワビ釜めし)というのもあります。
今回は仁寺洞の業者の人にごちそうになったので、値段は分からなかったんですが結構いい値段のはずです。5年ぶりまでは行きませんが4年半ぶりぐらいでしょうか。本当に久しぶりでした。
店の場所は、仁寺洞メイン通りの안국동(安国洞 アングックトン)側入口近くです。
初日の晩の楽しみとして外せないのが본투비 마늘 치킨 호프(ボントゥビ マヌルチキン ホプ Borntobe Garlicchiken Hof)の마늘 치킨(マヌル(ニンニク)チキン)です。カリッと揚げたチキンにニンニクソースをたっぷり絡めたこのチキンは、美味しいのですがメチャクチャにんにく臭いので、帰国前夜には絶対に食べられないのです(笑)。今回は半人前を持ち帰りにしてホテルで食べました。場所は地下鉄1号線南榮(남영 ナミョン)駅から徒歩30秒以内です。
二日目の晩は미성회관(ミソンフェグァン)でカルビタンを食べました。韓国で食事するとおかずが沢山出てくるのがいいですね。メインの料理が出てくる前におかずをあてに焼酎飲みながら待てますからね。こちらはこれまでもご紹介していますが、お肉の店で炭焼きカルビやトゥンシムなどが人気です。場所は地下鉄4号線 숙대입구(淑大入口 スクテイック)駅の6番出口を出て、そのまま行って左の道に入って20mほど先の道の右側にあります。
朝食は、2日目の朝はスンドゥブとピビンパㇷ゚セット、帰国日の3日目はオムライスにしました。なぜ韓国に行ってまで朝ごはんにオムライスなのかというと、これもニンニク臭を抜くためでした(笑)。90年代にソウルにいた時も含めて、あまりあちらでオムライスを食べた記憶がないのですが、今回食べたオムライスは最後の写真のように、中のご飯がケチャップライスではなく白いご飯の焼きめしでした。今回も朝食は、南榮(ナミョン)駅の道路向かい側にある얌샘김밥(ヤムセムキムパㇷ゚)でとりました。お値段はどちらも確か8,000ウォンでした。朝食代としては高くなりました。
仁寺洞 아름다운 차박물관(美しい茶博物館)
前回8月に来た際に久々に訪れた仁寺洞の伝統茶店아름다운 차박물관(美しい茶博物館)。今回も行って来ました。前回は2日続けて行きましたが、今回は1日だけにしました(笑)。
仁寺洞の決して分かり易くないお店の場所につきましては、過去の記事に詳しく記しておりますので、そちらをご参照くださいね。また、今回も他のお客さんがいて店内の写真が撮れませんでしたので、店内の様子につきましてもそちらの写真でご確認ください(過去の記事〈2018年12月14日作成〉へはこちらをクリック)。
今回はセンガン茶(生姜茶)を注文したのですが、センガンユジャ茶(生姜柚子茶)で出て来ましたね。器の底に柚子が潜んでいました(写真4番目)。お値段は確か9,000₩だったと思います。もう10日以上経過しましたので、記憶が曖昧です(笑)。
いつものように、サービスの焼いた餅が時代のある器に盛られて出て来ました。今回は高麗青磁の小皿で出て来ました。これが楽しいので、必ずこちらでお茶をいただきます。支払い際のに「いつも餅を高麗青磁や粉青の時代のある器で出してくれるのがいいので、いつもこちらに来ているんです」と言って、お土産に持って来て余ったものですが、皆さんでどうぞと言って生八つ橋を差し上げたら随分喜んでいただいて、帰りにお茶をいただきました(写真5番目)。紅茶でしたね。こちらではお店を入ってすぐのところにお土産物のお茶の販売スペースも設けられています。
ギャラリー(無料)では、今回は족두리(チョクトゥリ)などが展示されていましたね。족두리(チョクトゥリ)というのは、韓国の女性が婚礼など礼装の際に使用した冠の一種です。展示されていたのは時代のあるものではなく、現代作家の作品でした。
今回店の外観の写真を撮るのを忘れてしまいましたので、そちらも前述の過去の記事でご確認くださいね。申し訳ございません。よろしくお願いいたします。