第4回平安蚤の市
本日10日ですので、平安蚤の市に行ってきました。
平安蚤の市は、平安神宮前の岡崎公園で毎月10日に開催される蚤の市で、今回が第4回です。第1回目の大雨をはじめとして、残念なことにどうもこのイベントは、これまで天候に恵まれませんでしたが、今日は天気予報に反して一日いいお天気でした。これまでで最高の天候に恵まれ盛況でしたよ。よかったですね。
今日はお休みで、しかも実家の月参りもお寺さんのご都合で、明日11日(木)に変更になったので、いつもよりはゆっくり家を出て、11時頃に現地に到着し、ゆっくり見て回りました。知り合いの方にも何人かお会いしました。それだけこのイベントも、周知されてきたということなんでしょうね。
露店の内容はというと東寺の弘法さんや天神さんに近いと言ったらいいでしょうか。買いやすいお値段の物が多いです。若い店主が多く、他府県からも多く来ておられます。写真のような昭和レトロなものを扱っているお店やなんだか首が大量に置かれているお店、写真にはないですが、こけしだけを大量に置いているお店等が目を引きました。もっと真剣に仕入れの品を探さないとダメですよね(笑)。
いつものように、オークションハウス古裂會さんも出店しておられました。しかしながら、いつもに比べて商品の数が少ないので、どうしたのか尋ねてみたところ、明日から2日間の予定のオークションの下見会を、すぐ近くのみやこめっせで準備中で、本日そちらも見られるとのことでしたので、見に行ってきました。古裂会さんの件は明日また改めてご報告いたします。
平安蚤の市は、今後も毎月10日に開催の予定のようです。但し、来月8月は10日ではなく11日(日)、また11月は13日(水)の開催ですので、ご注意ください。
お天気の良い中、この後午後も外をブラブラしていたので、顔・首・腕が真っ赤に日焼けしてしまいました。実は私は美白の美肌なので、日焼けにはすこぶる弱いのです(笑)。「やってもうたー」って感じです(笑)。首がヒリヒリしてきました。今、店でこのブログ書いてますが、家に帰ったら即シャワーして、乳液かクリーム塗らないと明日が大変です。首は冷やした方がいいかも知れませんね。美白って結構大変なんですよ(笑)。
昨夜の晩酌(豪快の巻)
昨夜の晩酌です。
高麗の土器の徳利は、自然釉がダラダラ、ボタボタと豪快に流れ落ちて素晴らしい景色となっています。食膳上の写真だけでは分かり難いので、横にして撮った写真を別に載せております。こちらで、流れ落ちた自然釉が下で液溜まりになって止まっているところまでご確認いただけます。光の当たり方によって、まるで別の物かのように色が違って見えますね。現物の色は、横にして撮った写真程には鮮やかな緑色ではなく、食膳上の写真の方が現物の色に近いです。
しかし、こちらの徳利は最後の写真でご確認いただける通り、キズ物です。自然釉が流れる面の裏側の側面にあたりキズが有り、共色直しがされていました。自宅に持ち帰ってから煮沸して発覚し、前の五輪担当大臣ではないですが本当にガッカリしました(笑)。水漏れはしなかったのですが、煮沸した結果、表面のコーティングが剥がれ、キズを埋めた石膏のようなものが露出していましたので、写真のように銀直しをしてもらいました。
刷毛目の平盃は、直径が10.5~10.7cmと大ぶりですが、白泥が豪快に厚掛けされた刷毛目が目を引きます。写真では少し分かり難いのですが、見込みの中心のほんの少しの部分だけを残して、白泥がたっぷりと掛けられています。最後の写真でもご確認いただいていますように、裏面にも高台の部分を除くほぼ全面に、白泥が筆で厚掛けされています。この刷毛目は、これから使って行けば、益々いい味がついていくでしょう。コンディションは、欠けの小さな金継が2箇所と口縁にニュウが3本あります。
蒸し鶏のピリ辛ソースがけは李朝初期片手の深皿に、いんげんの胡麻和えは李朝末期分院の白磁小鉢に、じゃこおろしは李朝初期の堅手茶碗に盛り付けてみました。長野のNさんから頂いた大根と天神さんで買ったチリメンジャコも、これでおしまいになりました。食器については、堅手や白磁ばかりで、全体の色合いがちょっと地味だったかなと反省しています。
大祓式(夏越祓)と水無月
今日は6月30日です。1年のちょうど折り返しにあたるこの日には、多くの神社では「夏越祓(なごしのはらえ)」といって、神前に茅の輪を立て、この半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災・疫病退散を祈願してこれをくぐる茅の輪くぐりなどが行われます。
先に北野天満宮の御誕辰祭の大茅の輪くぐりをご紹介しましたが、今日は開店前に八坂神社の茅の輪をくぐってきました。今日は朝からの雨でしたが、修学旅行生や観光客が茅の輪をくぐっていました。こちらの茅の輪は引きちぎられたりはしていませんでした。当たり前ですけどもね(笑)。北野天満宮でも拝殿前の茅の輪は今日も立てられている筈です。楼門の大茅の輪は6月25日だけですけどね。
こちら八坂神社にも、天神さんよりは小ぶりの茅の輪のお守りがありましたので買ってきました。由来については、写真載せておきますので、そちらを拡大してご覧くださいね(笑)。
また京都では今日6月30日に写真の「水無月」というお菓子を食べる風習があります。
室町時代に宮中では旧歴6月1日に「氷室(ひむろ)」の氷を取り寄せ、氷を口にして暑気を払いました。「氷室」とは冬の氷を夏まで保存しておく昔の冷蔵庫のような場所です。しかし、庶民にとっては氷など簡単に食べられるものではありませんので、宮中の貴族にならって氷をかたどったお菓子が作られるようになりました。これが水無月です。水無月の三角形は氷片を表したもので、上の小豆は悪魔払いの意味を表しているそうです。ですから、本来は土台が氷を象徴する白ういろのものだったのですが、今では最後の写真のような土台が抹茶味や黒糖味のものもあります。抹茶味は池の水で、黒糖味は泥水で作った氷なのでしょうか(笑)。まあ今は、美味しくて売れれば何でもありでしょうからね(笑)。
水無月はいずれも李朝後期の白磁祭器台皿にのせてみました。抹茶の方は高台が面取になったものです。面取高台の祭器は数が少なく貴重です。白の方は面取の無いノーマルタイプですが、こちらは青みを帯びた釉薬がきれいです。李朝の祭器台皿は、お菓子や果物などを盛るのに最適ですね。いずれも、店内の商品を使ってみました。
京都アンティークフェア(2019年6月)
朝開店前に、京都アンティークフェアに行ってきました。
京都アンティークフェアは、これまでにもご紹介しましたが、京都市伏見区竹田にあるパルスプラザという大展示場で、3月・6月・10月の年3回開催される西日本最大規模の骨董市です。全国から300店以上が集まります。今日28日(金)から30日(日)までの3日間開催され、期間中は地下鉄竹田駅から会場のパルスプラザまで無料送迎バスが出ています。開催時間は10:00~17:00(最終日は16:00まで)です。 写真のように、会場内に喫茶・軽食コーナーも設けてありますので、朝から会場入りして、午後も会場内でお昼を食べてゆっくり見て回ることができます。
このイベントに合わせて、韓国から骨董業者が多数関西に集まっています。この期間にこのイベントだけではなく、大阪・京都の骨董街を回って仕入れをするのです。昨日、一昨日あたりから当店にも知り合いや初めて見る業者も来店しています。残念ながら、売り上げの方は大したことないんですけどね(笑)。昨日、一昨日と続けて知り合いの韓国の業者を晩ご飯にお連れしました。今日も昨日ご飯をご一緒した韓国の業者夫婦を会場まで案内してきました。
今回は久しぶりに2点ばかり購入しましたよ。購入したお店の他に、韓国の物を扱っているお店があり、提灯壺や染付の大きめの壺などがあったので、お値段を尋ねてみたらとんでもなくお高いお値段でした。もしかして、円じゃなくてウォンだったのかな(笑)。
次回は、2019年10月11日(金)~13日(日)開催です。
本日の開店は13:00の予定でしたが、これまでのように、地下鉄からバスへの乗り換えではなく、地下鉄を乗り継いで帰ってきたところ、11時半前に店に到着しました。
また、当店の1周年感謝月間として各種サービスも、残すところこの週末までですので、お時間おありでしたら是非ともこの週末にご来店ください。(詳細についてはこちらをクリック)。
天神さん(6月 御誕辰祭)
本日25日です。朝店を開ける前に、北野天満宮の天神市に行ってきました。
6月25日は菅原道真公のお誕生日の祭典である御誕辰祭(ごたんしんさい)です。御誕辰祭には真夏を迎えるにあたって無病息災を願う「大茅の輪くぐり」が行われます。しかしながら、毎年モラルのない参拝者達が大茅の輪の茅を引きちぎって持ち帰ってしまうので、朝のうちに大茅の輪の下部分が無くなってしまいます。大変情けない限りです。天満宮の方で何らかの対策をとるべき時期に来ていると思います。
厄除け・病気除けとして写真の小型の「茅の輪」の授与があります。私は毎年これを買って周りの人たちに配っています。1体350円です。モラルの無い参拝者たちは、大茅の輪を引きちぎって持って帰らず、こちらを求めていただきたいものです。
拝殿の前のスペースに普通サイズの茅の輪が設けてあります。幸いにもこちらは、引きちぎられることなく残っています。
今日は猿回しはまだ準備中でした。
金社長の店に寄ってみると、金社長が座ってお札を数えていました。店の商品を見てみると、いつもは台の上に隙間なくびっしりと並べられている高麗・李朝の雑器たちが、今日はいつになくずいぶんと余裕をもって並べられていました。「売れたの?お金いっぱいですね」と声をかけてみると、何やら朝から中国人の団体のおばさんたちが来て、あれやこれやといっぱい買って行ったのだそうです。「忙しくてバタバタして大変だった」と言ってましたが、うらやましい限りです(笑)。
昨夜の晩酌(じゃこおろしの巻)
昨夜の晩酌です。
昨夜は、先日長野のNさんからいただいた大根と21日の弘法さんで買ってきたチリメンジャコとを、じゃこおろしにして一杯やりたいと考えての晩酌でした。
大正から昭和初期あたりのプレスガラスの鉢に、先日いただいた大根のおろしと弘法さんのチリメンジャコをたっぷり盛り付けています。実際にいただく時は、これに削り節を振りポン酢をかけ、ごま油を少し垂らして混ぜていただきます。ごま油を入れることで、大根おろしの辛さの角が取れて、まろやかな辛さになります。うまいです。これはご飯にも合いますね。
焼鮭は李朝後期分院の白磁皿に、水ナスの糠漬けはやはり李朝後期分院の白磁祭器台皿に盛り付けてみました。祭器の台皿は口径が12.5cm程度と小ぶりですが、青みを帯びた釉薬が大変きれいです。
酒器の方ですが、刷毛目の平盃は口径が9.8~10.0cmと10cm以内に収まっており、さらに深さがあるのがこの盃の魅力です。購入時には口縁に2箇所の欠けがありましたが、金継を施してもらい生まれ変わりました。
花三島の徳利は、胴部の刻印部分の全てが印花紋です。胴の上部に印花紋が一列ぐるりと配されていて、その下部には縄簾紋が配されている物はよく見かけますが、このように全体に印花紋が配された物は貴重です。写真では、下部は縄簾紋のようにも見えますが、間違いなく印花紋です。拡大してご確認ください。こちらはしばらく店頭に出していたのですが。久しぶりに使ってみたくなり、自宅に持ち帰っていました(笑)。
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになったものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
東寺 弘法さん(6月)
昨日は臨時休業とさせていただ来ましたが、21日でしたので、朝には東寺の弘法さんに行ってきました。
時間もなかったので、8時半ごろから9時過ぎまでの短時間しかいられませんでした。骨董の収獲は無しです。
私が韓国の骨董を扱っている関係で、弘法さんと25日の天神さんの報告では、キム社長のお店のことばかりに情報が偏っていますが、もちろんそれ以外の伊万里等を中心とした日本の古陶磁器やオモチャ、着物、骨董とも言えないガラクタみたいな物などを扱っている露店の方がはるかにたくさんあります。その他、季節の野菜や果物、タコ焼きなどの食べ物なども楽しめますよ。今日は、そういった雰囲気の分かるような写真を載せておきます。そんな中に北海道のお土産の木彫りのクマを見つけました。かつてはどこの家庭にも、この木彫りのクマ(昔はたいていが鮭を咥えていました)と、同じく北海道土産のアイヌのトーテムポールのような置物が有りました。アイヌのトーテムポールみたいなものは、たいていどこの家でもお父さんの肩叩き用に使われていましたね(笑)。
今日の収獲はいつものチリメンジャコのみです。今晩にでも、先日長野のNさんから頂いた大根とでじゃこおろしにして食べたいと思っています。干し芋も買いたかったのですが、今月はもう出ていませんね。干し芋は元々は非常食で、カチカチに乾燥していて表面は白い粉が吹いていてまっ白なものでした。しかしながら、近年は非常食というよりスイーツとしての扱いを受けるようになって来たため、かつてのようなカチカチ粉吹きのタイプのものは姿を消し、しっとりとした甘みの強いものになってきました。そのため、夏場は傷みやすいので、6~9月の夏場には露店から姿を消すようになりました。次は10月まで出ないのでしょうね。残念です。
玉ねぎ
今日、骨董の会でご一緒させていただいている長野県のNさんより玉ねぎが沢山届きました。
これまでにもご紹介したとおり、Nさんはいつもご自分の畑で収穫されたお野菜やお米を送ってくださり、とてもありがたく思っています。これまでも、お米を度々送っていただいておりまして、つい先日それを食べつくしてしまい、久々にお米をスーパーで買いました。本当にお米を買うのが2,3年ぶりぐらいでした(笑)。すっかり依存しておりました(笑)。
玉ねぎは炒め物には欠かせませんし、日持ちがしますので大変助かります。明日にも炒め物にしていただきたいと思います。
また、今回は玉ねぎだけかと思っていたら、立派な大根1本と小さな人参数本も入っていました。2枚目の写真が私の取り分です。実家で分けさせていただいたのですが、大根は私がいただきましたよ(笑)。
明後日は21日で東寺の弘法さんの日ですので、またいつものチリメンジャコを買って来て、ジャコおろしにして食べようと思っています。楽しみです。
昨夜の晩酌(三島白黒象嵌?紋徳利の巻)
昨夜の晩酌です。と言いながら、これ実は一昨日の晩酌です(笑)。
原因は三島の徳利です。この白黒象嵌の三島徳利の模様の名称が分からず、1日調べていました(笑)。お山が三つ重なったような形の模様が徳利の胴の四方に配されています。この徳利に配されたものはまるい形ですが、一つ一つのお山がもっと細長く、高く描かれているものも有り、どちらかというとそういう風に描かれているものが多いように思います。また、四方全てにこの模様が描かれているものより、2面には柳や蓮花紋が配されており、残りの2面にこの模様が配されているものが多いようです。そうなると徳利の名称の方が「三島白黒象嵌柳紋徳利」や「三島白黒象嵌蓮花紋徳利」のようになり、この模様が無視された名称になってしまいます。それで、昨日1日、ネットで画像検索したり、図録を片っ端から見てみたりしたのですが、結局答えを得るには至りませんでした。恥ずかしながら、ご存知の方がいらっしゃいましたらご教示ください(笑)。
徳利自体は、口に金直しはありますが、形もよく穴も大きいので大変使いやすいです。容量は1合2勺程度とうれしいサイズです。いい塗箱に入っています。
粉引の平盃は、以前、第1回目の「昨夜の晩酌」(昨年9月)でもご紹介したものです。写真では手前にあるために、ものすごく大ぶりな平盃のように見えますが、口径は10.5cm程度です。見込みに窯キズが有りますが、底には届いていませんので漏れることはありません。もう少し育てて、いい味がついてから店頭に出す予定です。
なま節と筍・厚揚げの煮物は三島石榴紋深皿に、飯蛸の煮つけは三島の小鉢に、淡竹(ハチク)入りちりめん山椒は李朝初期堅手小皿に、それぞれ盛り付けてみました。三島小鉢、堅手小皿ともに盃としても使えるサイズです。
餃子のタイミング(マルシン飯店)
今日は水曜日でお休みですので、お昼外食しました。
京大病院に行った帰りに東山三条までブラブラと歩いてきたところ、マルシン飯店の前に4人の人だかりが見えました。その後、ちょっと他の用事を済ませてから様子を見てみると、先程の人だかりは無くなっているではないですか!いつものごとく、やっぱり相席にはなりましたが、無事待たずに入店できました。大変ラッキーでした!
今日は定食ではなく、こちらの人気メニューの天津飯と餃子をいただきました。こちらの天津飯は、ボリュームたっぷりのサイズで、上にかかっているあんかけの汁にも玉子が散らしてあるのが特徴です。天津飯というとご飯としてはそれだけではちょっと軽いかなというイメージがあると思いますが、こちらの天津飯は、そのような概念を覆してくれます。
餃子は、前にも説明していますが、普通餃子(300円)と熟成豚肉餃子(380円)があります。私はいつものように普通の餃子を注文しました。熟成餃子がこちらの売りのようですが、お値段に80円も差がありますし、そもそも私は、なぜ世間でそんなに熟成肉がもてはやされているのかが理解できません。お肉は新鮮なものの方がが断然好きです。
注文して待っていると、まず先に天津飯が出てきました。先に写真を撮ってから食べ始めますが、餃子がなかなか出てきません。結局、天津飯をすべて食べ終わってしまってから、やっと餃子登場です。そんな訳で、本当は写真も一緒に撮りたかったんですが、ご覧の通り別々です。
ここマルシン飯店に限ったことではなく、中華料理屋で餃子とご飯類やめん類など他の何か単品料理を注文した場合、まず他の単品料理の方が先に出てきて、それが食べ終わりに近いころになって、やっと餃子が出てくるということ、多くないですか?王将や珉珉では、昔はいつでもすぐに出せるように、餃子は常に焼いてあったのですが、それも遠い昔、今ではこれらのお店ですら、注文聞いてから注文の分だけ焼いてますからね。
一緒に食べたいんですけどね。いやむしろ、餃子の方を先に出してほしいんですけどね(笑)。