土用の丑 先斗町「いづもや」 2023年
京都はここ数日38℃超えの猛暑日が続いておりまして、もうヘロヘロです(笑)。出勤時は毎日バスを利用していますし、就寝時も朝までエアコンつけっぱなしです。でも自宅までの帰りは頑張って歩いてますけどね。
今日は土用の丑の日です。今年は夏土用の丑の日が1回だけなんですね。去年、一昨年と夏土用の丑の日が2回あったんですけどね。何かさみしいですよね1回だけでは(笑)。まあ、そんな訳で、今年も朝ご飯を抜いてお昼に鰻を食べに行ってきました。
今年もまた先斗町のいづもやさんに行って来ました。いづもやさんは先斗町四条を上がって(北に行って)2軒目にあります。1件目の角に交番がありその奥(1軒北隣り)になります。こちらは鰻のほかにも京料理、すき焼き、鍋物など宴会料理もお手ごろな価格で楽しめるお店で、家族連れなど少人数から20~30人程度の宴会にも利用できます。今日はそちらには座りませんでしたが、窓際の席からは席鴨川と南座が見えるいいロケーションです(写真5番目)。
以前はよくこちらを利用したんですけどね。コロナ禍以後、外食をする機会が減ってしまいましたので、こちらに来るのも夏土用の丑の日だけになってしまいましたね。土用の丑の日ということでお店の方が混むと嫌なので、開店の11時半の5分前ぐらいに行き席の方で待たせてもらいました。それでも私より先に来ていたお客さんが2組ありましたね。早めに行ってよかったです。
今日もいつものように鰻重とうざくを注文しました。鰻重には肝吸いとお漬物が付きます。お漬物は当たり前ですかね(笑)。蒸してから焼く江戸前の鰻はふわふわで美味しいです。
最後の写真のように、夏場は納涼床を楽しむこともできます。でも、実際には7月8月の納涼床は暑いですよ。涼しくないです。7月8月はエアコンに効いた涼しい室内で食事して、床は9月になってからがおすすめです。
北野天満宮・天神市 2023.7
本日は25日ですので、北野天満宮・天神市に行って来ました。朝起きるのしんどかったです(笑)。
夏場ですので先日の東寺・弘法市と同様に露店の出店は少なかったですね。参道も空き地が目立ってましたね。3番目の写真の左側が参道の西側になるのですが、この辺りはいつもなら植木や花の売り場が並ぶのですが、今日はほとんど出ていなかったですね。古物関係の店が多く出る北側の道も御前通も、出店が少なかったですね。普段なら道の両側に露店が出ているところが、今日は片側にしか出ていない感じでしたね。人も少なかったですしね。多分来月もこんな感じなんでしょうね。暑いから仕方ないですよね。もちろん、今日も収獲はありませんでした(笑)。
以前はこの時期ですとカブトムシやクワガタムシを売っていたのですが、もう何年も前から見なくなりましたね。
境内のあちこちに願い事の書かれた短冊の付いた七夕の笹が立てられていました。この時期毎年みられる光景ですね。京都市観光協会が、旧暦の七夕にあたる8月に「京の七夕」というイベントを毎年開催しており、市内の各エリアで七夕にちなんだイベントや鴨川納涼、寺院・神社の夜間特別拝観などが実施されます。ご関心のおありの方は、詳細につきまして下記のURLよりご確認ください。
https://www.kyokanko.or.jp/news/20230730_2
本殿前では今年も大福梅(おおふくうめ)になる梅を干す「土用干し」が行われていました。大福梅は1年の無病息災を祈願してお正月元旦のお茶に入れていただく梅干しで、12月に販売されます。境内の梅の木から梅の実を収獲するのが毎年5月の天神さんの時で、そちらもこれまでは毎年ご報告していたのですが、今年は5月の天神さんの日がソウルに行って帰国した次の日でしたので、お休みしていたんですよね(笑)。
今日現地到着したのが朝9時ちょっと前だったのですが、絵馬堂で行われる猿回しはまだ準備中でした。帰りにもう1回寄ってみた時もまだ始まっていなかったのですが、おねえさんとお猿が出てきていたので、写真だけ撮らせてもらいました。
絵馬堂奥の「古札 納所」の立て札(最後の写真)を見て、昨年の茅の輪守を納めるために持って来るのを忘れたことに気付きました。玄関にまで置いてたんですけどね。毎年こんな感じですね(笑)。
昨夜の晩酌(溜と垂の巻)
各地で梅雨明け宣言が出されていますね。近畿は2日ほど前に出たと思いますが、もう九州を除くほぼ全国が梅雨明けしたようです。九州より関東や東北が先に梅雨明けなんですね。梅雨というのは、梅雨前線が南から北へ移動して行くので、南から順に明けていくものというのが我々の常識でしたが、今年の梅雨前線の動きというのは、そんな単純なものではなかったですね。
梅雨明けしたら、これからは猛暑日が続くんでしょうね。昨日は猛暑日で、今日も多分京都は35℃超えでしょう。これからまだ一か月程はこれが続くんでしょうね。考えただけでもしんどいです。エアコンつけたままにしないと夜眠れないし、夏場は電気代もかかるので大変です。
そんな猛暑の中、昨夜の晩酌です。
見込みのビードロ釉が大変美しい盃は、焼成時に窯の中で傾いた状態になっていたことにより、このように釉溜りが生じたものです。時代は李朝末期だと思いますが、これほど大きくて立派な釉溜りは他に見たことがありません。宝石のようで実にいい景色です。口縁に2か所金継がありますが、前回使用した際に、金継した箇所のうちの1箇所が外れてしまいました。直しをお願いして戻って来てから初めて使ってみました。店に出していたのですが昨日持ち帰り、今日持ってくるのを忘れてしまいましたね(笑)。
徳利の方は、自然釉がダラダラ、ボタボタと豪快に垂れた高麗の土器です。なかなかの素晴らしい景色ですが、残念ながらこの徳利もキズ物です。写真にあるように、自然釉が垂れているのと反対側の面に結構大きめの直しがあります。この部分、最初は共直しがされてい分からなかったのですが、煮沸したら出て来ましたよ(笑)。それで銀直しにしてもらい、現在の姿となりました。
お料理の方ですが、焼き鱧は李朝後期分院の染付壽字紋皿に、焼き鱧入り胡瓜の酢の物は三島の小鉢に、豆腐素麺は李朝初期の堅手茶碗に、ほうれん草のお浸しは李朝初期の白磁小皿に、それぞれ盛り付けてみました。
この時期は鱧が旬で美味しいです。祇園祭のことを「鱧祭」とも言うということはよく知られていますね。私も鱧大好きです。焼いた鱧も落とし(湯引き)も天ぷらも全部好きです。
東寺・弘法市 2023.7
今シーズン米メジャーのアスレチックスに移籍した元阪神の藤浪投手のオリオールズへの移籍が、昨日発表されましたね。移籍先のオリオールズは、アメリカンリーグ東地区で首位のチームですね。アスレチックスは同リーグの西地区で断トツの最下位でしたから、優勝争いができるチームに移籍したことはいいことでしょう。リリーフに回って先月の下旬ごろからは四球が無くなり結果を出していましたからね。得意の英語力を駆使して早くチームに馴染み、新しいチームで地区優勝に貢献できるよう、頑張ってほしいですね。これからしっかりと結果を残すことが大事ですからね。
今日は21日で東寺・弘法市の開催日です。朝、ちょっとだけ二度寝してしまいまして、いつもよりちょっと遅めの9時半頃に現地到着しました。今日も朝から暑かったですね。今日も猛暑日なんでしょうね多分。夏場7月、8月は露店の出店が減るんですよね。特に食品を売るお店は少なくなりますね。夏場は干し芋も出ませんし、いつもよく野菜(主に根菜類)を買うお店も出店しません。骨董関係のお店も出店が少なかったですね。そんな訳で、今日も収獲は無しでした。毎度のことで(笑)。出店も少なかったですが、お客さんも今日は少なめでしたね。暑いですからね。それでも外国人観光客は多かったですね。
今年も蓮の花がきれいに咲いてましたね。毎年7月はそれが楽しみです。
マッサージのお店もあって、施術を受けている人もいました(写真10番目、蓮の花4枚の次)。でもやっぱり、夏場はクーラーの効いた涼しい部屋で受けたいですね。炎天下でマッサージ師さんが倒れないか心配ですね。
帰りに九条通りを歩いていると、お堀にアオサギとカメがいました(写真15番目)。サギではなくて鶴だったら鶴亀で縁起が良かったんですけどね(笑)。まあ、カメの方も外来種のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)でしたからね(笑)。
その九条通りに面したお堀を東に向かって歩いていると、お堀の水がなく干上がっていました(写真16番目)。しかも干上がってひび割れた泥の上には、何かが這い回ったような跡が残されていました(写真17番目)。カメが這った跡でしょうかね?何だったんでしょうか?
店に着いて、土用餅(あんころ餅)を李朝の八角盆と白磁祭器台皿でいただきました。昨日が土用の入りでした。土用餅(あんころ餅)は、本来土用の入りに食べるものですが、まあ1日ぐらいはいいでしょう(笑)。子供のころは、あんころ餅と言ったらこしあんの物だったと記憶していますが、今は粒あんもあります。私は粒あん好きですので、こしあんと粒あん一つずついただきました。
祇園祭 はり清「季節の折詰弁当」
大雨による被害が続いていますね。先週までは九州北部地域だったんですが、前線が北に移動し、秋田の方でまた被害が出ていますね。国内だけでなくお隣韓国でも大雨による大きな被害が出ているようです。韓国中部の忠清北道の清州で地下道が浸水したりで40名ぐらい亡くなっているようです。国内も韓国もですが、出来るだけ被害が少なく済んで、早く復旧できるといいんですけどね。
もう日付が変わってしまいましたので昨日のことになるのですが、17日は京都では祇園祭の山鉾巡行と神幸祭が行なわれました。祇園祭も今年は4年ぶりに通常通りの開催となり、さらには15日(土)から今日までが3連休でしたので、人の出も尋常ではないほどに多かったですね。外国人観光客も増えましたからね。今年の人出はコロナ禍以前以上だったように感じました。宵山に山鉾巡行や神幸祭にも一切出掛けていません。巡行の写真はTVの画面を撮ったものです(笑)。毎年地元のKBS京都で朝8時半から中継しますので、それを今年もちょこっとだけ観ました。家でTVで観るのがよく見えるし涼しいのでいいですよ(笑)。
毎年宵山から巡行・神幸祭の期間中の1日に、夕食を実家に呼ばれに行ってお寿司の松花堂弁当をいただいていましたが、今年は私が東山区大黒町通五条下ルの「はり清」の季節の折詰弁当をご馳走しました。いつもいただいた物ばかりで晩酌していますが、たまにはご馳走することだってあるんですよ(笑)。
はり清は江戸時代万治二年(1659年)開業とのことですから、創業三百六十有余年という京料理の老舗です。コロナ禍以前にはお店の方にも伺っていたのですが、コロナ禍でお店での営業ができない時期にお弁当の配達を始められましたので、それ以降はこちらの方を時々利用させていただいていました。お弁当も久しぶりにいただきました。またお店の方にも伺いたいとは思っています。はり清について詳しくはお店ホームページにてご確認ください。
※「はり清」ホームページはこちら https://harise-kyoto.com/
昨夜の晩酌(青華コンビの巻)
昨日は病院の日でしたので、こちらの「お知らせ」欄でご案内した通り店を開けるのが遅くなりました。午後3時以降に開店とお知らせしていたのですが、2時には店に着きましたね。まあ、お客さんは無かったですけどね(笑)。
検査の方も問題ありませんでしたので、昨夜はすぐに晩酌です(笑)。昨日は阪神戦のTV中継がこちらの地域ではありませんでしたので、少し残念でしたが、まあ昨日は負けましたからね4-0で。負け試合は観られなくてもいいです(笑)。
染付牡丹紋の盃は、李朝後期分院の作です。口縁部に窯キズと胴部にヒッツキの剥がれのような跡が見られますが、他にキズや直しはないものです。見込みに染付で書かれている字は「福」の字だと思いますが、字が小さいのちょうど字の真ん中あたりにフリモノがあり、ちょっと判別しずらいですが「福」でいいと思います。サイズもよく日本酒を飲むのには大変よいです。ただ、このような分院の染付盃も何点か持っていますが、使うことは少ないですね。個人的には使うたびに味がついて育っていく姿が目に見えるような盃が、育てがいがあって好きです。
染付の丸っこい徳利は乳瓶です。乳瓶は初めての母乳をお供えする器と言われています。染付で蘭草紋が両面に描かれていますがかなり崩れた感じの絵です。染付の色も黒っぽいです。こちらは民窯の染付蘭草紋徳利(乳瓶)でいいと思います。李朝の乳瓶というと白磁の面取の物がよく知られており人気ですね。ただ、その手の物は容量が1合にも全く満たず酒器として使用するのが難しいものが多いですが、こちらは容量が2合ぐらいです。
お料理の方ですが、牛肉とキノコ、インゲンの卵の煎り付けオイスターソース炒めは李朝初期の堅手皿に、おからは三島の小鉢に、ブロッコリーのお浸しは李朝初期白磁の小皿に、ちりめん山椒は李朝初期堅手の平盃に、それぞれ盛り付けてみました。
平安蚤の市と第131回古裂會オークション下見会
今日は同じ左京区の岡崎公園内で平安蚤の市と古裂會のオークション下見会が開催されましたので、朝から行って来ました。
平安蚤の市が9時頃から、古裂會の下見会は10時からの開催ですので、9時半過ぎ頃の現地到着してまずは平安蚤の市から見て回りました。
今日は天気がどうかと心配されていましたが、無事に開催されました。こちらは梅雨に入ってからも大雨による被害もなくありがたいことですが、ここ2週間ほどは九州や中国地方を中心に大雨による被害が出ているようで、心配ですし大変気の毒に思います。
今日雨は降りませんでしたが、蒸し暑かったですね。平安蚤の市は開催場所が屋外の平安神宮前広場ですので、とにかく暑かったです。それでも人は結構多かったですね。お店の方もよく出ていましたしね。
骨董の会でご一緒のNさんご夫婦も出店されていました。今日の目玉は3番目写真のなんでしょう?ラックという呼び方でいいんでしょうか?それと4番目写真の後方にある木製の氷を入れて冷やす昔の冷蔵庫でした。どうぞ熱中症にお気を付けくださいね。
平安蚤の市は、岡崎公園内の平安神宮前広場に多い時には150店舗近くの骨董店、古道具店、古着店等が全国より集まる骨董市です。基本毎月10日開催です。こちらは東寺・弘法市や北野天満宮・天神市とは違った業者の方々が多く出店されています。次回は8月10日(木)開催予定です。また来月も暑いでしょうね。
その後、同じ岡崎公園内のみやこめっせ(京都市勧業館)で開催の古裂會のオークション下見会へと移動しました。こちらは屋内なので涼しくてよかったです(笑)。第131回の今回は【特集】 屏風でした。
これまで7月の【特集】屏風の時は、祇園祭関係の鉾や巡行の屏風や軸物が多く出品されていたのですが、ここ数年はそういった類の物の出品が少なくなりました。今回も鉾の軸が1点と巡行の様子が描かれた洛中洛外図屛風と祭礼図屏風ぐらいでした(写真14番目∼16番目)。
今年も祇園祭は通常通り開催されるようですが、宵山の時期(7/14~16)に山鉾町にある旧家・老舗が所蔵する屏風をはじめとする美術品・調度品などを飾り、公開してくださる屏風祭というものがあり、遠い昔に見物させていただいた記憶があります。今どうなっているでしょうね。山鉾町のあたりもマンションやホテルがたくさん建って、旧家も減ってしまっていると思いますし、屏風祭の件数も減ってしまったのではないでしょうか。気になるなら実際に見に行ってみればいいのでしょうが、もうあの宵山の人の多い蒸し暑いところには近づきたくないんですよね。気にはなりますけどね。
以前よりご紹介している通り、こちら古裂會さんは、業者だけでなく一般の方も参加できる開かれたオークションという形式を提供しておられまして、2か月に1回奇数月にこちらの「みやこめっせ(京都市勧業館)」で下見会が開催されます。下見会は明日12日(水)も同じみやこめっせで10:00~16:00の時間帯で開催されます。
次回は9月に【特集】中国・朝鮮美術で会場みやこめっせにて開催されます。
昨夜の晩酌(雨の七夕の巻)
昨日7月7日は七夕でしたが、全国的にお天気は雨でしたね。関西の方は思ったほどは降らなかったのですが、九州の方が大変ですね。毎年夏になると九州で大雨による被害というニュースが入ってくるのを聞いてますからね。地震も結構多いですから、本当に心配ですね。大きな被害にならなければいいんですけどね。
昨夜はプロ野球甲子園での阪神戦は雨天中止でした。NHKの地上波で放送の予定だったんですが残念でした。まあでも、プロ野球は地上波であれBSであれTVで放送されるからいいですよね。私は本当は野球よりボクシングが好きなんですが、ボクシングなんて世界タイトルマッチでも地上波放送されなくなりましたからね。ボクシングはメジャー4団体があって、各階級ごとにそれぞれの団体にチャンピオンがいるんですが、他団体のチャンピオン同士が戦う統一戦というような重要な試合でも、地上波放送で見られません。最近はすべて有料のネット配信になってしまいました。今年は大晦日恒例のボクシング世界戦の中継もなくなってしまうのでしょうかね。今、世界的にも評価の高い日本人世界チャンピオンが3人いるんですけどね。さみしい限りです。
また前置きが長くなってしまいましたが、昨夜は阪神戦を観戦しながらとはなりませんでしたが、いつも通りいただいたおかずを肴に晩酌しました(笑)。
刷毛目徳利はもうこちらでは何度もご紹介しています。ごらんのとおり口部と胴部に金継ぎがあります。口部は欠けですが、胴部の金継ぎは表面の釉薬と白泥が剥落した部分です。これも入手時には共直しが施されていたものです。口部の共直しは分かっていたのですが、胴部は煮沸したら出てきました(笑)。しかしながら、金継ぎをお願いして生き返りました。容量が一合二勺程でよいサイズです。
井戸手の半筒盃も以前ご紹介しています。赤みを帯びた肌の色はもちろんいいですが、この盃の最大の見どころはシミでしょう。見込みもそうですが、何と言っても雨漏り状に出た底部の無数シミのによる景色が圧巻です。口縁部に欠けの金継ぎが2か所あります。実はこれ、昔私が自分でしたものですので、あまりいい直しではありません(笑)。こういう盃がまたあればと思うのですが、見つからないですねえ。
お料理の方ですが、サバのうま煮は李朝後期分院の白磁皿に、「海宝漬」のフカヒレは伊羅保手の小鉢に、モロヘイヤとエノキのお浸しは李朝末期染付の小鉢に、ひじき煮は三島の盃にそれぞれ盛り付けてみました。関西ではサバは味噌煮より醬油ベースのうま煮の方が好まれますね。「海宝漬」は、うに・あわび・ほたて・フカヒレのセットでいただきましたが、昨夜のフカヒレで最後になりました。
※「海宝漬セット」については過去の記事「昨夜の晩酌(小さい井戸の巻)2023年6月11日作成」をご参照ください。ご参照にはこちらをクリック。
昨夜の晩酌(上手の堅手盃再び?の巻)
MLBエンゼルスの大谷翔平選手の先月の活躍ぶりがすごいですね。ホームラン29本でうち6月に15本打ってますからね。投手としても7勝を挙げています。このペースでいくとホームラン50本以上、投げては15勝が期待できそうですね。さらには俊足で盗塁もできるのですから、これはもう異次元のレベルですね。
一方、阪神からアスレチックスに行った藤浪投手は、リリーフに回ってからも抑えたり、四球から崩れたりといった内容を繰り返しながらも、メジャーで出場し続けていますね。何だかんだで4勝も挙げてますしね。チームの投手力が弱いので、藤浪投手を使い続けるしかないのでしょうけど、そういう意味ではいい球団に行ったということでしょうね。投手力のいい球団だったらとっくにマイナー落ちしてたでしょう。このままもし1年間メジャーで登板できたとしたら、来年以降のいい経験になるのではないでしょうか。ぜひ、そうなるように頑張ってほしいですね。
前置きが長くなってしまいましたが、昨夜は和久傳のいいお弁当をいただきましたので、それをあてに飲みとなりました。写真のような立派な2段弁当です。ご飯の方は鯛のお寿司でした。多分、黒酢を使ったと思われる寿司飯の上に、薄切りの鯛のお刺身が並べられていました。
盃は以前こちらで1度だったか2度だったか忘れてしまいましたが、ご紹介したことのある上手の堅手盃です。画像では青が強く出ていますが、現物はそんなに青くはなくグレーです。とにかく薄手で高台も小さいながら、薄くかっちりと作られています。口径が7.5cm程と大変サイズもいいです。李朝初期の盃というと、平盃でも口径10cm未満のものとなると出会うのはなかなか大変ですが、この盃の作りとサイズは「うちに来てくれてありがとう!」と言いたくなるレベルです。これで色さえよければなどと贅沢なことを思ったりもしますが、それだと私のところには来なかったでしょうしね(笑)。無傷というのも嬉しいところです。
白磁の徳利もこちらで何度かご紹介したものです。口縁部の金継ぎは以前自分でしたものですので、あまりいい直しとは言えません。自分としては失敗もなく1度でやり終えたましたので、よかったと思ってはいるのですが、専門家が見たら酷評されるかもしれません(笑)。容量がちょうど1合ですので、今の私にはぴったりなサイズです。
膳はまた紙縒り製の物を使ってみました。この紙縒り膳は、普段の木製の12角膳よりサイズがやや小さいので、おかずを盛った器を3つ4つと置くには向いていませんが、今回のようにお弁当や大皿盛りのお料理の時にはちょうどいい感じです。今後もこんな感じで使っていこうと思っています。
7月の京都 2023
今日から7月です。もう1年の折り返しとなりました。まあ、まだこれからなんでしょうけど、ここまでは真夏日も少なく猛暑日になったこともありませんし、例年に比べると暑さがそれほど厳しいという感じを受けませんので、ありがたいですね。しかしながら、これから梅雨が明けると本格的な猛暑到来となるんでしょうね。雨の多い6月もイヤですが、猛暑の夏7月8月は本当に嫌いです。
今月の京都の骨董関連イベントは次の通りです。今月結構多いですよ。昨日から京都アンティークフェアも開催中(7月2日(日)まで)ですしね。
1日(土) 京都アンティークフェア(会場:京都パルスプラザ 伏見区竹田)
2日(日) 東寺ガラクタ市
京都アンティークフェア(会場:京都パルスプラザ 伏見区竹田)
11日(火) 平安蚤の市(開催地:京都市左京区岡崎公園内平安神宮前広場)
古裂會 第131回入札オークション下見会(会場:左京区岡崎公園内「みやこめっせ」京都市勧業館)
12日(水) 古裂會 第131回入札オークション下見会(会場:左京区岡崎公園内 「みやこめっせ」京都市勧業館)
21日(木) 東寺・弘法市
25日(月) 北野天満宮・天神市
去年から再開された祇園祭の山鉾巡行や神輿の渡御が今年も行われます。今日1日の切符入り(神事始め)から始まり1か月間に渡る祭礼です。混雑と交通規制で大変です。特に16日の宵山、17日の山鉾巡行と神幸祭のあたりが大変です。
今年は夏土用の丑の日が7月30日の1回だけなんですね。ここ数年は2回あったんですけどね。さみしいですね。まあ、鰻は土用の丑の日でなくても結構いただいて食べてますけどね(笑)。
現在、九州、四国、山口県などで記録的な大雨になっているようです。被害が大きくならないことをお祈りしております。