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李朝好き - 韓国骨董 李好

TEL:075-532-5877

〒605-0089 京都府京都市東山区古門前通大和大路東入元町367-4 杉山ビル2階 *京阪三条駅より徒歩3分

 

京都府公安委員会許可第611251830002号 TEL/FAX:075-532-5877 営業時間 11:00~18:00 定休日 水曜日

 

李朝好き

「李朝好き」(店主ブログ)

当店の店名「李好」は、「李朝好き」からとったものです。
「李朝好き」の「おりこうさん」が集う店になればという、李朝好きの店主の思いが込められたものです。
こちらでは、店主の日常や紀行、京都の骨董関連イベントの紹介、また京都やソウルの骨董街をご訪問されるお客様のために、

京都市内とソウルのグルメ情報もご提供させていただいております。

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平安蚤の市(2021.3)

カテゴリ: 李朝好き 作成日:2021年03月10日(水)

DSC 2965 2緊急事態宣言解除後初めて開催の平安蚤の市を見てきました。と言っても、先月の緊急事態宣言発出中にも開催されてましたけどね(笑)。10日ですので、いつものように実家での月参りの後に行きましたので、現地到着は11時過ぎでした。時間的にもそうだったのかも知れませんが、人が多かったですね。

先月も予想外に人の出が多かったことはご報告しましたが、今日も負けず劣らずの多さでしたね。特に今回気になったのは、お客さんが数名密集・密着していて、密状態になっている店舗がいくつか見られたことです。ソーシャルディスタンスが保たれていませんね。今まではあまり見たことのない光景だったんですが、やっぱり緊急事態宣言解除による解放感から来る気の緩みが出て来てるんでしょうかね。心配な光景ではありました。

やっぱり、今回も韓国物は無かったですね。先月、伊万里の染付のお皿がいっぱい並んでいるお店の後方に、李朝の膳があったことを、帰って来て写真を見てから気が付きましたので、あの伊万里のお店を探してみたのですが、残念ながら今回は出ていませんでしたね(笑)。

2番目の写真にあるように、棚に首が並んでいるお店がありました。これ、結構注目されてました(笑)。これはヘアーカットの練習用の首マネキンなのでしょうか?韓国の物が無いとなるとこういうものばかりを見て喜んでいます(笑)。あと、人形が無造作に並べられていたり、箱に詰められていたりするのも、見つけるとつい写真撮ってしまいます(笑)。人形なんて、怖いから絶対買わないんですけどね(笑)。新しい物ならまだしも、古い人形なんて何か憑いてそうで怖いです。人の形をした物は、家には置きたくないです。怒られますね(笑)。

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骨董の会のお仲間のTさんご夫婦が、今回も出店されていました。場所は前回とほぼ近いメインの道路の西側の広場のところでした。いつもの「こわれた器直します」の看板が目印です。今月は26日(金)~28日(日)に伏見区竹田のパルスプラザで開催される京都アンティークフェアにも、直しのお店を出店されます。今日も本日の目玉商品は?と訊ねてみたところ、小さいテーブルだったそうですが、もう売れたとのことでした。よかったですね!

平安蚤の市は、平安神宮前の岡崎公園で基本毎月10日に開催される蚤の市で、多い時には150店舗の骨董店、古道具店、古着店が全国より集まります。次回は今月27日(土)に特別開催があります。桜の季節に合わせての開催ということなんでしょうね。ちなみに来月は10日ではなく、4月11日(日)開催予定ですので、お気を付けください。

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鯖寿司

カテゴリ: 李朝好き 作成日:2021年03月07日(日)

今日7日(日)は第1日曜日で、東寺ガラクタ市の開催日です。しかし、タイトルは「鯖寿司」です。そうです。行かなかったんです(笑)。このところ新型コロナ禍で、骨董市は開催中止が続いていましたので、ブログネタとして骨董市ネタが欲しいところではありました。昨夜、今日のガラクタ市に行ってみようかと迷いましたが、やっぱりやめました(笑)。やっぱり、韓国の物を扱うお店が出ないのが分かっているということもありますし、弘法さんや天神さんと違って、骨董だけで飲食や食料品の屋台が出ないので、私には魅力に欠けるんです。骨董屋だから骨董だけの方がいい筈なんですがね(笑)。

しかし、同じ東寺でも弘法さんの時のように境内の人も多くないですし、交通機関(市バス)もそれほど混みませんので、骨董だけゆっくり見たい方にはお薦めです。

それで、タイトルの鯖寿司の方ですが、昨日の晩にいただきました。一本を実家と分けたので、写真は1本の半分です。鯖寿司って、いただけばありがたく食べますが、実はそれほど好きではありません。お寿司自体も、イカ、エビ、貝類などは好きですが、魚のもの、特に背の青い魚の刺身やお寿司は好きではありません。焼いたものは好きですが。もちろん、私は何でも食べますが、自分から買ったり注文して鯖寿司を食べたことはありません。鯖寿司というと京都のイメージがあって、他府県の方には京都の人は鯖寿司が好きだと思われているかもしれませんが、実際には、私のようにあまり好きではない人の方が多いのではないかと思います。

私は鯖寿司を、外でいただく時はそのままいただきますが、家で食べる時には必ず焼いて食べます。まず昆布を外して、鯖をガスコンロの魚焼き機で焼きます。魚臭さや酢の臭いも飛び、香ばしく食べやすくなります。焼いた状態の写真がありますが、私は更にそこに山椒をかけていただきます。

今回の鯖寿司は、祇園のなか一さんのものでした。

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昨夜の晩酌(おひな祭りの巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2021年03月04日(木)

DSC 2940 2昨日、3月3日は桃の節句、おひな祭りでした。毎年3月3日のおひな祭りには、実家でちらし寿司をもらって晩御飯に食べるのですが、今年の例年通りいただきましたので、昨夜はそれで一杯やりました。

ちらし寿司は、これまでご紹介してきたお料理屋さんのテイクアウトのものとは違い、一般家庭の作ですので、その分は割り引いてみてくださいね(笑)。でもまあ、一般家庭の作としては結構いいんじゃないですか。頂いておいて、生意気ですよね(笑)。

徳利と盃は、いずれも以前にこちらで一度ご紹介したことがある物です。

徳利は李朝初期の堅手徳利で、この色なら白磁と言ってもいいのかも知れませんが、実際の色はもっとグレーです。何か、スマホで撮った写真は青く写るんですよね。容量が1合に満たない小さな徳利です。8勺程しか入りません。無傷ですが、高台の周りに貫入が出ています。容量が1合に満たない徳利は、ほとんど出番が無いのですが、おひな祭りなので可愛い徳利でもいいかなと思い、昨夜は使ってみました。

盃の方は、先にご紹介したのは2018年の11月で、まだこの「昨夜の晩酌」に副題を付けていなかった初期の頃になります。見込みに出来たビードロ釉が大変美しいです。窯の中で傾いた状態で焼かれたため、このような大きな釉だまりができた訳ですが、ここまで立派な宝石のようなビードロ釉というのは、李朝の盃では他に見たことがありません。最後の写真で分かるように、傾いたため底の砂付きが一方に片寄っています。口縁に金継ぎが2箇所有りますが、これも合わせていい景色になっています。おひな祭りには宝石のような美しいビードロ釉の盃が似合うかなと思い、昨夜久しぶり使ってみました。時代は李朝末期でいいと思います。過去の紹介記事については、こちらからご確認ください(徳利はこちらをクリック、盃はこちらをクリックの上、ご確認ください)。

てっぱえ(酢味噌和え)は三島の小鉢に、煮豆は高麗青磁の小碗に、それぞれ盛り付けてみました。

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3月になりました (2021)

カテゴリ: 李朝好き 作成日:2021年03月01日(月)

今日から3月です。昨日(2/28)をもって、首都圏の4都県を除く6府県の緊急事態宣言が解除となりました。そんな訳で、京都も昨日をもって解除されました。正直なところ、喜んでいいのやら、これで気の緩みからリバウンドが来るのが怖いやら複雑です。どちらかというと、怖い気持ちの方が強いですね。

そんな訳で、今月はこれまで開催中止となっていたイベントも、多くが再開されることと思います。今月の京都の骨董関連イベントといたしましては、7日(第1日曜日)は東寺ガラクタ市が、21日(日)に東寺・弘法市、25日(木)は北野天満宮・天神市が開催予定です。毎月10日に開催の平安蚤の市(京都市左京区岡崎公園)は、今月は10日(水)の他に27日(土)にも特別開催の予定です。

さらに今月は、古裂會の第117回入札オークションの下見会が16日(火)・17日(水)に左京区岡崎公園のみやこめっせにて開催されます。時間は16日(火)が10:00~17:00、27日(水)は10:00~16:00です。今回は【特集】佛教美術 です。また、今回も先行して9日(火)・10日(水)に東京プリンスホテルで下見会(完全予約制)が行なわれます。

そしてもう1つ、京都アンティークフェアが26日(金)・27日(土)・28日(日)の3日間、伏見区竹田の京都パルスプラザで開催予定です。

緊急事態宣言の解除により、今月は久しぶりに京都で多くの骨董関連イベントが開催される予定です。これらのイベントにつきましては、こちらのブログにて順次ご報告いたします。また今後、開催中止などの発表があった場合は「お知らせ」欄でご報告いたします。

緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ収束には程遠い状態ですので、これらイベントへのご来場についてはくれぐれも慎重にご検討ください。またご来場の際には、マスク着用、手消毒、ソーシャルディスタンスの確保など、感染防止対策を徹底していただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。

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李好のヌシ 第八話「白磁と瑠璃の海駄形水滴」

カテゴリ: 李好のヌシ 作成日:2021年02月27日(土)

DSCN0200 2今月も21日の東寺・弘法市、25日の北野天満宮・天神市ともに、緊急事態宣言発出中ため開催中止となりました。新型コロナ禍の方は、日々の感染者数も減少してきたため、京都を含む首都圏3都県を除く自治体では、2月末での緊急事態宣言の解除が決まりましたが、解除による開放感からのリバウンドに気を付けなければなりませんよね。特に3月は、卒業式や送別会などの宴会シーズンですので、大人数での会食による感染拡大が心配されますね。

そんな訳で、今回はまたヌシ様にご登場いただくことになりました(笑)。第八話となる今回ご紹介するのは、白磁と瑠璃の海駄形水滴です。李朝の文房具の中で、筆頭や硯に比べ入手しやすいのが水滴です。その形状は、四角や丸形、六角等から、魚、海駄、桃、亀、蛙、鳥(鶏)等の肖形の物まで多種多様です。今でも入手しやすいのは、瑠璃の魚形、染付の山水紋の四角形などでしょう。瑠璃の海駄も先の2種に比べるとお値段は随分と上りますが、まだ見つかる形の物でしょう。動物の形のもので、蛙、鳥(鶏)、兎などのなると、もう博物館か美術館、または高級なオークションなどでないと見られないものと言っていいでしょう。

今回ご紹介する白磁と瑠璃の海駄形水滴は、形状としては海駄形では比較的よく見られる手のものですが、白磁というのが希少ですし、サイズがよく見られる物に比べ、大きいというのがこちらも希少です。2番目の写真の手前左に同型の物がありますが、こちらのサイズが幅 8.1cmなのに対し、白磁と瑠璃の対の方は幅が 10.0cmあります。そういう訳で希少価値が高く、お値段も高価になります。それ故に、ヌシ様となっておられます(笑)。

今回店にある水滴のいくつかをご紹介しますと、まず2枚目の写真は、手前2点が瑠璃の海駄形水滴ですが、一般的に向かって右側のように、頭が立っている形の海駄の方が希少価値があります。後方は左から比較的よく見られる染付山水紋四角形水滴、中央が染付蘭草紋六角水滴、右が染付宝珠形水滴です。

3番目写真の2点は、鉄砂と辰砂の入ったものです。左が鉄砂、右が染付と辰砂です。2点とも何を描いたものかはよく分かりませんが、鉄砂や辰砂の入った水滴は希少です。特に辰砂の入ったものについてはその数が少なく、水滴に限らず希少価値が高いです。

4番目の写真には魚形水滴が4点ありますが、それぞれに形態、技法が違っています。手前左のものが、よく目にする瑠璃の魚形水滴です。李朝の瑠璃の水滴に中ではまだよく見ることができ、お値段も安価なため入手し易いものです。手前右のものは同じく魚型水滴ですが、鱗を表す技法の陰陽が逆の作りになっています。顔の造りも細目で、背ビレは大きいです。後方左の物も瑠璃の魚型水滴ですが、サイズも大きく、周りに波濤紋が刻まれています。手前部分に白く描かれているのが、お分かりいただけるかと思います。最後に後方右が、白磁の魚形水滴です。海駄同様に、白磁のものは数が少なく希少価値が高いです。したがって、手前左→手前右→後方左→後方右の順で希少となります。したがって、お値段の方もその順番で高価となっていきます。

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5番目写真の後方中央の染付蜘蛛巣紋花形水滴は、図録などでもこの図柄は他に見たことがありません。大変希少価値の高い物です。後方右のあるドーナツ型は、李朝独特の形状です。手前中央の白磁面取水滴は七面の面取りになっています。普通は八面なのでしょうが、このあたりが李朝らしいところですね。

最後の写真は、当店のものではなく。韓国の国立中央博物館の所蔵品です。写真の下のハングルは「いろいろな形の白磁水滴 19世紀には蛙・ガマ・海駄・兎・鯉・桃・金剛山・膝・四角・八角・豆腐等、多様な形の水滴が作られた。国立中央博物館所蔵」と記されています。これらの水滴は、韓国で医師として、また李朝陶磁器の収集家として著名な水晶 朴秉來(パク・ピョンネ)氏(1903~1974)の寄贈品です。

朴秉來氏は、収集した陶磁器の多くをを国立中央博物館に寄贈しました。彼の寄贈品は、韓国国立中央博物館2階の寄贈館 朴秉來記念室に展示されています。私がソウルの国立中央博物館を訪れる時、最も楽しみにしており、最も時間をかけて観覧するのがこの朴秉來記念室です。写真手前中央の染付辰砂海駄形水滴は、朴秉來氏が骨董商に1か月以上もかけあって、ようやく入手した品で、嬉しさのあまり白衣のポケットに入れて持ち歩き、時々触ってはその感覚を楽しんでいたのだそうです。

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桃の花

カテゴリ: 李朝好き 作成日:2021年02月23日(火)

昨日、桃の枝をいただきましたので、店の壺に生けました。生けたと言いましたが、実際には壺に挿しただけです(笑)。私はお花もお茶もしない人ですので、生け方としては、これでいいのか分かりません。でも、私の眼にはこれで十分きれいですし、店内が華やいだ感じになったので満足です。

お茶やお花というと、お作法とかなんか堅苦しくて、私は得意ではありません。骨董屋やっててそれではダメなんでしょうけど、まあダメな骨董屋もいていいでしょう(笑)。何の世界でも優等生ばかりじゃありませんからね。

桃の花はまだ少ししか咲いたものはありませんが、蕾がたくさん付いていますので、これからどんどん咲いていくのでしょう。でも昨日の晩よりは、少し咲いた花の数が増えたように思います。私は個人的には、これぐらいか、イヤ、もう少しだけ咲いたぐらいの状態が好きですね。桜でも満開の木より、2、3分咲きの木の方が好きで、美しく感じます。とは言っても、もちろんこの桃の花の残りの蕾が咲いて行くのも楽しみにしているんですよ(笑)。

まだ緊急事態宣言が発出中で、ぜひ見に来てくださいねとは言い難いところですので、お近くまで来られる用事がありましたら、その折にはお立ち寄りくださいね(笑)。

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昨夜の晩酌(一時帰宅の井戸手盃の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2021年02月21日(日)

DSC 2866 2今日は21日で、本来なら東寺の弘法市が開催され、店を開ける前に見に行ってくるところなのですが、今月もまた、新型コロナ禍で開催中止が決まっていました。25日の北野天満宮の天神市の方も、昨日こちらの「お知らせ」欄でご報告したとおり、中止が決定されました。共に先月に引き続きの開催中止です。まあ、まだ京都で緊急事態宣言が発出中ですからね、仕方ないですね。むしろ、10日の平安蚤の市が予定通りに開催されたのが驚きでしたけどね。

昨夜の晩酌です。昨日は祇園南側の祇園 椿さんのお弁当をいただきましたので、これで一杯やらせていただきました。祇園椿さんは、私の実家の近くにあります。ここは新しいお店で、できてから10年なるかどうかぐらいだったと思います。私はお店の方には行ったことがありません。

お弁当は、ひょうたん型のご飯の周りに、焼き物(焼き魚と出し巻)、煮物(筑前煮)、南蛮漬け、小松菜とお揚げの炊いたん、牛肉とごぼうの金平などが配されています。以前にも、こちらのお弁当をいただいたことがありましたが、その時の物の方がうなぎの蒲焼などが入ってて豪華でしたね(笑)。

白黒象嵌の三島徳利は、2年前に一度ご紹介したことがあります。その際、象嵌で描かれた模様の名称が分からなかったのですが、今もやはり分かりません(笑)。形もよく穴が大きいので使いやすい徳利です。写真のように口に金直しがありますが、容量は1合2勺程度と独酌に丁度よいサイズです。写真にはありませんが、いい塗箱に入っていますよ。(過去の紹介記事(2019年06月16日作成)へはこちらをクリック

井戸手の盃は、店頭に置いているものですが、久しぶりにこれで飲んでみたくて、昨日持ち帰りました。今はもう既に、店の棚の元の位置に戻っていますよ(笑)。口径7cm、高さが5cm弱とぐい吞みとしていいサイズです。貫入が深く、ここまで来ると美しいですね。形が筒のように立ち上がっていますし、高台周辺には釉薬がカイラギ状になっているところが見られます。こちらも箱に入っていますが、箱には張り紙をして「井戸」ではなく写真のように「伊戸」と書かれています。

山芋のオクラ・モロヘイヤ和えは、李朝末期の染付小鉢に盛り付けてみました。

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京料理 はり清 大徳寺弁当

カテゴリ: 京のお食事処 作成日:2021年02月17日(水)

DSC 2815 2今日は水曜日、定休日です。久しぶりにお昼外食しましたよ。2週間前に、お散歩とお弁当でご紹介したばかりではありますが、五条の京料理 はり清さんの大徳寺弁当をいただいてきました。

先々週にもご紹介したとおり、はり清さんは、創業360有余年の老舗京料理店で、お店の場所は東山区大黒町通五条下ル(南に行く)にあります。五条通にある東山郵便局の西側の通りを少し入ったところです。

実は来週の月曜日に、またこちらの季節の折詰弁当の配達をお願いしようと、注文とお支払いもするために、11時半頃にお店に伺ったのですが、しばらくお食事処のご案内もしていませんでしたので、こちらでお昼もいただいていくことにしました。

こちらは、落ち着いた雰囲気のお部屋で、ゆったりくつろいでお食事をいただけます。最近はお弁当ばかりでしたが、以前はこちらの1階奥のはなれが好きで、いつもはなれを予約して少人数で伺っていました。今日はお二階のテーブル席の方に通されました。広間にテーブル席が4組ぐらいあるお部屋ですが、今日は他のお客さんは誰もいませんでした。

今日いただいたのは、季節限定でホームページに出ていた大徳寺弁当です。これ、以前はありませんでした。大徳寺弁当は、大徳寺縁高はと呼ばれる隅切形で蓋付の器に盛られたお弁当です。松花堂のように仕切りの無い器で、京都の大徳寺で用いたのでこの名があるとのことです。

1枚目の写真のように、器には酢の物、煮物、焼き物、揚げ物が見た目も美しく盛り付けられています。松花堂のように仕切りが無い分、盛り付けが難しいだろうと思います。これに、ご飯と椀物が付きます。本日のご飯は蒸し寿司でした。蒸し寿司は、ちらし寿司を丼等に入れて蒸し上げたもので、関西では冬限定で出されるお料理です。今日も寒かったので、暖かいむし寿司は嬉しかったですね。椀物の蛤のしんじょうも美味しかったです。

今日いただいた大徳寺弁当は、2,000円(税・サ別)のものです。2,000円でこの内容はお値打ちですね。大徳寺弁当には、他に3,000円と4,000円(共に税・サ別)のものもあります。この大徳寺弁当が、お昼だけでなく夜にもいただくことができます。今日は一人の昼食でしたので2,000円のものにしましたが、また誰かと一緒の時は、3,000円や4,000円のものもいただいてみたくなりました。その他のお品書きについては、お店のホームページをご参照ください。

(ホームページ https://harise-kyoto.com/ 過去の紹介記事へはこちらをクリック

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昨夜の晩酌(♪ボロは着てても心の錦ヘビ盃の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2021年02月14日(日)

DSC 2729 2昨夜は、東北地方を中心地とした地域で大きな地震がありましたね。夜11時過ぎ頃でしたね。

テレビでTBSの「新・情報7daysニュースキャスター」を見ていたのですが、CMの後に画面が変わったら、司会の安住アナウンサーがヘルメット被ってて「今、大きな地震がありました!」みたいなことを言った後は、ずっと地震の報道に変わってしまいました。福島県沖が震源で最大震度6強のところがあったようで、かなり大きな地震でした。今も余震も頻発しているようなので、東北地方の方々はどうぞご用心ください。せめて津波が来なかったのが不幸中の幸いでしたね。

昨夜の晩酌ですが、伊羅保の徳利は以前にも1度ご紹介しました。無傷完品で緑釉のきれいな、丸っこくって可愛らしい形状の徳利です。形は可愛らしいのですが、容量は2合強と決して可愛くはありません(笑)。昔はこれぐらいのサイズでお代わりが基本だったんですけどね(笑)。(過去の紹介記事へはこちらをクリック)

盃の方は、90年代にソウルにいた時に踏十里古美術商街の今は無きとある店で見つけたものでした。今も高台というか底の部分に、黒くなったところが残っていますが、最初入手した時は、底部分を中心にこの黒くなった部分が広くあって、焼け跡から掘り出されたのかと思う程でした。口縁と底にも欠けがあり、底とその周辺は、カセにより釉薬が剥がれ落ちている状態でした。正に満身創痍のボロボロ状態で、こんなものは韓国人の客は絶対に誰も買わないだろうなと思いながら、何とかしてみようと思って購入しました。

まずは、黒いのを取り除くためにハイターに浸けました。普通、磁器の油染み等を取り除く際には、ハイターの原液に数か月単位で浸け置くのですが、これはカセがひどいため、水と半々に薄めたものに一晩だけ浸けてみました。その後、欠けの部分を自分で金継ぎしてみました。

そこまで手を入れてみると、まあ、それなりに自分としては見られるようになったなと思い、当時のソウルの部屋で一人飲んでみました。そうすると、これが酒を注いだ時の見込みの景色がよくて、結構気に入って一時よく使っていました。青井戸のような色の肌に刻まれた貫入に酒が滲みると、肌の色と貫入はさらに深くなり、徐々に薄っすらと赤みを帯びてきます。その見込の景色が私にはニシキヘビの模様のように感じ、自分で勝手にニシキヘビ盃と名付けて愛用していました。まあ、本物のニシキヘビの柄は、そんなにハッキリとは知らないんですがね。イメージですね、イメージ(笑)。

冷静に見てみると、それほど高く評価できるような盃ではないんですが、やっぱり、自分が手をかけて、ここまで再生したという気持ちがあって、嬉しかったんでしょうね。久しぶりに使ってみて、当時のことを思い出して、懐かしかったですね。また早く新型コロナ禍が収束して、ソウルに行きたいですね。今はそれが一番の願いですね。

鯖の旨煮は李朝後期分院の白磁皿に、胡桃胡麻豆腐は青磁の小皿に、金平ごぼうは三島の小鉢に盛り付けてみました。青磁の小皿は、李朝初期のもので、高麗青磁から三島への過渡期のものでしょう。

今回の副題は、ちょっと無理がありましたかね。苦笑いで見過ごしてくださいね(笑)。

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平安蚤の市(2021.2)

カテゴリ: 李朝好き 作成日:2021年02月10日(水)

DSC 2660 2緊急事態宣言発出中ですが、今日は10日です。実家での月参りの後、平安蚤の市を見てきました。

当初、2月7日までの1か月の期間で発出された緊急事態宣言でしたが、さらに1か月の延長が決まっていましたので、今回は中止になるだろうと思って、公式ホームページの方を頻繁にチェックしていたのですが、2日前の一昨日8日になっても開催中止の案内は無く、昨日になって開催決定との案内が出ていましたので、ちょっと驚きでしたね。

平安蚤の市は、平安神宮前の岡崎公園で基本毎月10日に開催される蚤の市で、多い時には150店舗の骨董店、古道具店、古着店が全国より集まります。先月は開催中止でしたので、今日が今年初の開催でした。前回も緊急事態宣言発出中でしたが、中止の理由はそちらではなく、悪天候のための中止ということでした。

緊急事態宣言発出中の開催ということで、出店も来客も少ないかと思いきや、予想外にお客さんは多かったですね。出店の方は、若干スペースに余裕がある感じでしたが、結構な人の出で驚きました。これは、だいぶ気が緩んで来ていますね。これでは、まだまだ緊急事態宣言を解除してはダメですね。今日は水曜日で定休日ですから、本来ならゆっくり見て回ることができたのですが、危ないので早々に逃げ帰って来ましたよ(笑)。じゃあ、最初っから行くなっていう話ですが、貴重なブログネタなんですう(笑)。

韓国物は無いなと思って帰って来たのですが、3枚目の写真の伊万里の染付のお皿がいっぱい並んでいるお店の後方に、李朝の膳がありましたね。これ、帰って来て写真を見て初めて気が付きましたね(笑)。まあ、売り物かどうかは、分かりませんけどね。

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昨年9月にこちらの蚤の市に初出店され、それ以来出店されていなかった、骨董の会のお仲間のTさんご夫婦が、今日は出店されていました。場所はメインの道路の西側の広場のところでした。結構、お客さんが来ていましたね。Tさんご夫婦の奥様の方が器の直しをしておられまして、伏見区竹田のパルスプラザで開催される京都アンティークフェアに出店されます。7番目の写真がTさんご夫婦のお店です。今日も「こわれた器直します」の看板が出てましたね。本日の目玉商品は、8枚目(最後)の写真の女面と翁面の能面2点だそうです。お値段は各20,000円とのことでした。売れるといいですね。

次回は3月10日(水)の開催となります。その頃には、新型コロナの感染状況が、もう少し落ち着いていればいいですね。

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