古裂會 第123回オークション下見会
今年は3月になってもいつまでも寒かったんですが、ここ数日は暖かい日が続いておりました。ところが今朝は寒さで目が覚めるほどでしたが、お昼は暖かいというよりはもう暑かったですね。京都の最高気温20℃は軽く超えてましたね。午後はお天気も良かったので体感では25℃を超えてるぐらいの感じでしたね。これがまた天気予報によると、週末から来週にかけて寒の戻りがあるようです。何を着て出かけたらいいか分かりません(笑)。体がついて行かないですね。体調を壊さないように気を付けましょう。
今日明日は、みやこめっせ(京都市勧業館、京都市左京区岡崎公園内)で、古裂會の第123回オークション下見会が開催されますので行って来ました。
いつもは午前中に行くのですが、今日はゆっくりで午後2時前頃に行きましたので、やはり午後の方がいつもより来場者が多かったですね。とは言っても、スタッフさんも合わせた人数は50人程度だったと思います。屋内会場での開催ですが、会場が広いので密になる心配はありません。むしろそこに行くまでの市バスの方が京都駅から来る系統のバスだったので、途中まで結構混んでいて嫌でしたね。
今回は【特集】 仏教 でしたので、仏像や仏画、経典なども多数出品されていました。いつものことながら、韓国の物は少なかったです。仏教美術は人気があるようですね。私は個人的には仏像が売り買いされたりするのには抵抗を感じる方です。美術館や博物館はもちろん、お寺に置かれていても宝物館みたいなのを作って、そこにまとめて展示されているのにも抵抗を感じます。私は決して熱心な仏教徒ということでは無いんですが、やっぱり元々は信仰の対象だったものですのでね。まあ、盗んだ物でなければ違法ではないので、仕方ないんですけどね。
明日17日(木)は10:00~16:00の開催時間です。次回は5月10日(火)、11日(水)に同じみやこめっせ(京都市勧業館)で開催予定です。次回は【特集】染織 漆工です。
いつもご案内しているとおり、こちら古裂會さんは、業者だけでなく一般の方も参加できる開かれたオークションという形式を提供しておられます。詳しくは、古裂會のホームページをご参照ください。
古裂會ホームページ https://www.kogire-kai.co.jp/
昨夜の晩酌(残念なもの同士の巻)
朝晩はまだ少し寒いですが、昼間は随分暖かくなってきましたね。昼間はもうコートがいらないぐらいですが、帰りが寒いだろうと思って一応コートを羽織って出てきたら、結構汗ばむぐらいに暑かったですね。まあ私の場合、清水寺近くからここ古門前まで25分ぐらい歩きますからね(笑)。
昨夜は前日に頂いていた鯛のアラ煮で晩酌しました。鯛のお頭とその下にはハラミがありました。鯛の頭は頬の部分が美味しいですね。それとやっぱり目玉ですね。中のゼラチン質の部分をほじくり出してチュルチュルといただくのがうまいです。コラーゲンたっぷりですね。
鯛のアラ煮は李朝初期堅手の皿に、レンコン饅頭のカニ湯葉あんかけは伊羅保手の小鉢に、ブロッコリーと蒲鉾のお浸しは三島の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。
酒器の方は、いずれもこれまでご紹介したことのある物ですが、盃は割れ継ぎの三島平盃で、昨年11月6日に直しから戻って来て直ぐに使ってみた際にご紹介しました。元々は割れたパーツを接着剤か何かでくっ付けて共直しがしてあったものでした。ぶち割れのキズ物ですが薄手で口径が10cmを切るサイズのいい三島です。平盃として使える三島の場合、口径が10cm超える厚手の物が多く、元々が小皿なので深さの無い浅い作りの物が多いのですが、これぐらい薄手の物は希少ですし、さらに深さもあって盃らしい三島と言ってよいでしょう。前回の登板からまだそんなに間隔を置かずに再登板となりました。これ結構気に入って来てしまいました。
自然釉がダラダラ、ボタボタと豪快に流れ落ちる高麗土器の徳利は、調べてみるともうこれが4回目の登板だったんですね。そんなにこちらに登場させている感覚ではなかったんですけどね。一番近いところで昨年の8月5日だったんですね。なかなかの素晴らしい景色なのですが、こちらの徳利も残念ながらキズ物です。写真にある通り自然釉が流れているのと反対側の面に直しがあります。最初は共直しがされていまして、それを現在のように銀直しにしてもらいました。
2点ともキズは残念ですが、ちゃんとした直しがされていば十分に楽しめます。よい金継ぎがされていると、それが一つの景色として見られますし、黒く変色した銀直しはまた渋くていいですよね。
平安蚤の市 2022年3月
今日確定申告書を税務署に提出してきました。毎年早くやろうと思いながらも結局はギリギリになってしまいます。まあ、来年も多分ギリギリになるんでしょうね(笑)。
昨日になりますが、平安蚤の市を見学してきました。いつもならその日のうちに書いてしまうんですが、昨日は病院の予約が入っていましたので、10時少し前に岡崎公園に到着し、見学の後病院に行ってその後店を開けて他の用事やらをしたりしていると、もう書くのがしんどくなってしまったんです(笑)。写真の編集も出来ていなかったし検査も終わったので、家帰ったらビール飲んでしまいました(笑)。アルコールを入れると別に酔っぱらってなくても、もう用事するのが嫌になってしまってできません(笑)。
昨日は本当に人が多かったです。休日でもなかったんですが、コロナ禍以前に近いぐらいの感じでしたね。古裂會さんは今回は小規模出店でしたね(写真2枚目)。古裂會さんのオークション(書面入札制)の下見会は、今月16日(水)と17日(木)に同じ岡崎公園内のみやこめっせ(京都市勧業館)で開催されます。特集は「仏教美術」です。
骨董の会のお仲間のTさんご夫妻のお店の昨日の目玉商品は、不動明王の刺繍画と高級ソファーでした。お値段見るのを忘れましたが、お高いと思います。売れたでしょうか(写真3枚目)。
ベーブルースが着てたような古いデザインの野球のユニフォームを発見しました。横には擂り粉木のように細短いバットもあり、さらにその横の靴は野球のスパイクかと思ったのですが、こちらはそうではないようでした(写真4枚目)。
平安蚤の市は、京都市左京区 岡崎公園内の平安神宮前広場で基本毎月10日に開催されます。多い時は150店舗近くの骨董店、古道具店、古着店が全国より集まります。東寺の弘法市やガラクタ市、北野天満宮の天神市とは違った比較的若い業者さんが多く出店しています。4月は10日(日)と27日(水)の2回開催の予定です。次回10日は休日で桜の時期とも重なりますので、また人が多くなりそうですね。
昨夜の晩酌(お雛さんのちらし寿司の巻)
昨日3月3日はおひな祭りでした。昨夜はおひな祭り用に祇園 川上さんのちらし寿司をいただきましたので、これらで晩酌しました。錦糸卵を薄く敷いた上に、海老、煮穴子、イクラ、ホタルイカ、生麩、菜の花などが上品に盛り付けられていました。
他に、おかずの大根とお揚げの炊いたんは伊羅保手の小鉢に、鶏の肝煮は李朝初期堅手の小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。
李朝初期堅手の徳利は昨年のひな祭りの時にも登板してもらいました。なのでちょうど1年ぶりの登板となります。容量が8勺程と1合に満たない小さな可愛らしい徳利です。高台内の一部とその周りにカセが見られますが無傷です。私は容量が1合に満たない徳利は、酒徳利とは見做さないのですが、この徳利は無傷で可愛らしかったので購入しました。おひな祭り用の可愛い徳利として、年に一度活躍してもらおうかと考えて昨夜使ってみました。
初期堅手の盃は、こちらでは今回が2回目の登板です。現物の色は写真程は青みが強くありません。もうちょっとグレーな感じです。しかしながら、形状が椀形で口径7.2~7.3cmサイズの初期堅手の盃というのは、なかなか入手困難です。しかも薄造りの上手物です。写真では分かり難いかもしれませんが、ここまで薄手の物というのも他に見たことがありません。90年代にソウルの踏十里古美術商街で入手したものです。踏十里と長安坪、仁寺洞も新型コロナ禍で2年以上行けてませんが、あちらも商売続けていくのが大変だろうと心配しています。まあ、人のこと心配できる程にこちらも余裕ないですけどね(笑)。
実はこの他にも、例年通り実家からもちらし寿司をいただきまして、そちらも昨夜のうちにいただきました。毎年節分とひな祭りはお寿司で炭水化物摂り過ぎますね(笑)。でも、やっぱりありがたいことですね。
今日から早くも3月です
今日からもう3月です。早いです。どうしてこんなに早いんでしょうか。2月が2、3日短いからと言うのはもちろん正解なんですが、何か今年に入ってから日が過ぎるのが早く感じるのは私だけでしょうか?
確定申告が今月15日締め切りです。去年・一昨年と新型コロナ禍で締め切りが1か月延長されていたのですが、今年は延長なしなので何か忙しい感じです。まだ何も始めていません。まあ、大した商売していませんのでね。やり始めればすぐに終わるんですが、どうしてもギリギリにならないと始められないんですよね(笑)。毎年のことで、本当に進歩の無いことです(笑)。
今月は京都での骨董関連のイベントが多いですよ。全て無事に開催されればの話ですけどね。新型コロナウィルス感染状況も新規感染者数が高止まりの状態が続いていますし、死者数が多いのが気になりますね。京都もまん延防止等重点措置の適用が延長されることになりましたからね。
とりあえず、予定としては毎月定例の東寺ガラクタ市が6日(第1日曜)、平安蚤の市(開催地:左京区岡崎公園内平安神宮前広場)が10日(木)、東寺・弘法市が21日(月・祝)、北野天満宮・天神市が25日(金)にそれぞれ開催予定です。
今月はその他に、古裂會の第123回オークション下見会が16日(水)と17日(木)に左京区岡崎公園内のみやこめっせ(京都市勧業館)1階で開催予定です。今回は【特集】仏教美術 です。開催時間は16日が10:00~17:00、17日が10:00~16:00です。
さらに、京都アンティークフェアが25日(金)・26日(土)・27日(日)の3日間開催予定です。会場は伏見区竹田の京都パルスプラザ(京都府総合見本市会館)大展示場です。地下鉄「竹田駅」から無料送迎バスが出ます。開催時間は10:00~17:00(最終日のみ16:00まで)です。全て開催できるといいですね。
※写真は全て過去のものです。
昨夜の晩酌(偶然一致の組み合わせの巻)
もう明日で2月も終わりです。まあ、2月は28日までしかないということも勿論あるんですが、今年に入ってから何か月日が過ぎるのがすごく早く感じます。どうしてでしょうかね。
ただ、冬季オリンピックでごまかされてたようなところもありましたが、今年に入ってから世の中はいいことがないですね。国内の新型コロナウィルス感染状況の方は少し落ち着いてきましたが、死者数がこれまでの波の時とは比較にならない程多いですね。塩野義製薬の飲み薬が25日に承認申請されましたので、これが早く使えるようになればいいですね。そうすれば感染者を隔離することなく自宅で療養できるようになりますから、医療のひっ迫を防ぎ経済も回せるようになって来るんですけどね。期待しましょう。
その他には、ロシアのウクライナ侵攻による戦火も拡大していますし、今日は北朝鮮がまたミサイルを発射したようで、本当にロクなことがないですね。こんな毎日、酒でも飲んでないとやってられませんので、昨夜は晩酌しました。
盃も徳利もこれまでにご紹介したことのある物です。井戸手の盃は口径が6.5cmと小さめですが、貫入が深く使用により見込にほんのりと赤みも出て来て、いいアジに育ってきています。底部にはカイラギも見られます。口縁に2箇所欠けの金継ぎがあります。この金継ぎは昔私が自分でしたものですので、あまり出来は良くないですが(笑)。これは私がまだソウルにいた時に購入したものだったと思います。90年代末頃ですね。これぐらいのサイズの盃がお膳の上で場所をとらないので好きですが、実際にはなかなか出会えませんね。このサイズは。
青みがかった釉薬が大変美しい李朝初期白磁の徳利は、容量が1合半程度で独酌用の徳利としてベストなサイズです。しかし残念ながら口に結構大きめの金直しが2か所有ります。金直しが古いので金が落ちて地の漆が露出している部分もあります。高台に窯キズもあります。しかしながら、キズ物であるがゆえにお安く購入できています。穴も大きく酒の出もよいので大変使い易いです。キズ物と言ってもへんな共直しがされているものと違って、ちゃんと金直しや銀直しがされているものだと、直しをお願いすることなくそのまま使えますので、そういった意味でも経済的ですよね。
過去の記事を確認してみたところ、今回の盃と徳利は以前にこちらでご紹介した時にも同じ組み合わせで使っていましたね。全くの偶然なんですけどね。
お料理の方ですが、鶏の手羽揚げは李朝初期堅手の皿に、菜の花のごま和えは三島の小鉢に、キムチ納豆は李朝末期の染付小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。それと、今回お膳を変えてみました。いつものお膳と違いますが、お気付きだったでしょうか?
北野天満宮・天神市 梅花祭 2022
ロシアが隣国のウクライナに侵攻し、ついに戦争状態となってしまいました。心配していたことが、思っていた以上の規模で行われてしまいましたね。G7メンバーの欧米諸国や日本では経済制裁に出るようですが、どこまで効果があるでしょうかね。それより私は、特に軍人をはじめとするロシア国民の良心に訴えたいと思います。今回のプーチンの軍事作戦というものが、国際ルールに違反したした侵略で野蛮な殺戮行為であり、ロシアの国益を損なうものであることを分かっているロシア人の方々が多数いる筈です。軍と市民が一体になった時にのみ独裁政権を打倒することができます。ロシア軍人と一般国民の方々の良心と愛国心に期待したいと思います。一刻も早く、この事態が収束することを願います。
そんな中、今日は25日で北野天満宮・天神市が開催されましたので行って来ました。
今日2月25日は梅花祭です。これは菅原道真公の命日に行われる祭典で「梅花祭野点大茶湯」が催されます。上七軒の芸妓さんたちの奉仕により、梅の花を楽しみながら境内で野点が行われます。昨年は新型コロナ禍で中止になりましたが、今年は人数制限をするなどの感染症対策を行った上での実施となりました。
今日現地に着いたのは9時ごろでしたが、本殿の脇で献茶の儀が行われていました。芸妓さんと舞妓さんが一人ずつで、芸妓さんがたてたお茶を舞妓さんが運び、それを神官と思わしき人がどこかへ運んでいました。今までもやってたんでしょうか?今回初めて見ました。写真5枚目はちょっと邪魔が入ってしまいました。でも舞妓さんから神官へお茶が渡る場面の写真は、これしか撮れてなかったので仕方なく採用です(笑)。
梅苑では本日25日から夜間のライトアップが始まります。梅の花の方は、まだ満開とはいかず咲き始めといった感じでしたね。木によってはよく咲いてるものもありましたけどね。今年の冬はいつまでも寒いですから仕方ないですね。
人の出はあまり多い方ではありませんでしたが、露店の出店の方は先の東寺・弘法市に比べるとまだよく出ていましたね。まあ、もちろん空きスペースもありましたが、弘法さんの時程にはスカスカではありませんでした。梅花祭効果ですかね。今回もひな人形を目にしましたが、もう五月人形が出ていましたよ。これはさすがにちょっとフライングですよね(笑)。まだひな祭り前ですからね(写真11番目)。セクシーな写真集発見。でもなぜ古木と釜の前にこれを置いたのか(笑)。謎です。でもセンスいいと思います(笑)。
最後の写真は、以前キム社長が出店していたスペースです。今日も空いていましたね。もう2年は東寺にも天神さんにも出店していないですからね。韓国も日本以上に新型コロナウィルス感染状況が深刻ですからね。ここ数日17万人前後の感染者数で重症者も増加しているようです。キム社長も元気でいてくれたらいいんですけどね。心配です。いつ再会できるでしょうか。
今日も収獲はチリメンジャコだけでした(笑)。
東寺・弘法市 2022.2
昨日21日ですが東寺の弘法市に行って来ました。先月までは、緊急事態宣言発出時は弘法市・ガラクタ市ともに中止で、まん延防止等重点措置適用時はガラクタ市開催・弘法市中止という開催条件でした。それが「お知らせ」欄でもご案内したとおり、今月からまん延防止等重点措置適用時はどちらも開催になったようです。京都府は現在まん延防止等重点措置が適用中ですからね。
まん延防止等重点措置が適用中ということで、行くことには抵抗が無かった訳ではありません。市の方は屋外でコロナ禍以降は人の出もそれほど多くはありませんので、こちらはさほど気にならないのですが、行き帰りの市バスに乗るのはやはり抵抗がありますね。まあ、市バスの方は混みもせず余裕で、乗客みんなが座れるような状態だったのでよかったですが。コロナ禍以前は弘法市の日は、いつも市バスがご高齢の方で満員でしたからね。
先月も弘法市は開催はされたのですが、私は欠席しました。早朝からの降雪による積雪のため、家から出るのを諦めました(笑)。京都府に大雪警報も出ていましたので、当日は店の方も臨時休業とさせていただきました。昨日の京都も前日の晩から雪がチラついておりまして、東寺にいた時にもチラチラと降っていました。しかしながら、幸い先月のように積もることはありませんでした。寒かったですけどね(笑)。
そんな気候条件とまん延防止等重点措置適用中ということもあってか、露店の出店も人の出も少なかったですね。東門から入って南門を出て帰るいつものルートで見て回りましたが、とにかく露店がガラガラでした。東門入って直ぐ右手はいつもなら植木のお店がいっぱいなのですが、空きスペースがいっぱいでした(写真2番目) 。特に今回は一番西側の通路は通路の両側ともほとんどお店が並んでしませんでした。いつも私が野菜(主に根菜類)を買うお店も出ていませんでしたし、骨董関係の店のエリアも結構スカスカでしたね。まあ本当に行って来ただけというという感じでしたね(笑)。
白蛇さんはこれだけ寒い中でも、今日も元気にニョロニョロしてましたね(笑)。もう冬眠する時期だと思うんですけどね。人間に飼われるとそういった習性まで変わるんでしょうかね(写真4番目)。
寒い中も熱心になにやら探しておられる人もいらっしゃいましたよ。気に入ったものが見つかってたらいいですね(写真5番目)。来月はひな祭りなのでお雛様もありましたね。帰りに通る九条通りにも、ほとんど露店が出ていませんでしたね。普段は車道側に露店が並ぶんですけどね。
お堀の土手のところにアオサギが1羽いましたので、写真を撮ろうとスマホを向けると縮めていた首をすっと伸ばしてくれましたよ。なかなかなポージングでしたよ(笑)。写真を撮られ慣れてるんでしょうかね(笑)。
大丸京都店ファミリー食堂 今月末(2/28)で営業終了に
私たち世代が子供の頃、デパートの最上階にはファミリー食堂(大食堂)がありましたが、今ではほとんどが食堂街にその姿を変えてしまいましたね。
そんな中でも大丸京都店8階には、あの懐かしいファミリー食堂が今も存在します。自販機ではなく、ちゃんと食券売りのおばちゃんから食券を買うそのスタイルも当時のままです。ここ2年程はコロナ禍で外食の機会が激減していましたが、以前大丸で食事をする時は、この懐かしいスタイルのファミリー食堂をよく利用していました。
そんな大丸のファミリー食堂が、老朽化によるフロア改築の影響により今月末(2/28)で営業終了となります。大変残念です。その歴史は古く、大正元年(1912)に出来た前身の客用食堂から営業を続けて110年になるのだそうです。こちらの営業終了により、関西の百貨店食堂(大食堂)はなくなってしまうようです。さみしい限りです。
そんな訳で、営業終了までにもう一度と思い、先日大丸8階のファミリー食堂へ行って来ました。コロナ禍のオミクロン株の感染拡大中で、京都府にもまん延防止等重点措置が適用中ですので、外食は控えていたのですが、今回ばかりは行っておかなくてはと思い行って来ました。とは言え、やっぱり混雑する時間帯は避けたいと思いました。最初は開店直後の11時入りを考えていましたが、営業終了間際ということで開店待ちの人が多いかなと心配になりました。そこで昼食にも夕食にもかからないと思われる、午後4時という何とも中途半端な時間に食事をすることとなりました(笑)。予想通り、お客さんは少なくてよかったです。作戦成功でした。
メニューは和洋中何でもそろっていて、それぞれの定食も充実しています。私が以前よく注文していた「大人のお子さまランチ」は一時メニューからなくなっていたようですが、営業終了に合わせて1月中旬に復活していました。今回は最後ということで、またこの復活版の「大人のお子さまランチ」をいただきました。
以前の「大人のお子さまランチ」はおねだん1,720円でミニオムライスにミニハンバーグ、エビフライ2本、ローストビーフ2切れ、サラダにスープが大皿に盛られており、ドリンクとデザート付きというものでした。今回の復活版はと言いますと、ミニオムライスにミニハンバーグ、サラダは同じですが、ローストビーフ・スープ、ドリンクは無しで、代わりにと言うかタコさんウィンナーとスマイルポテトが付いたものが懐かしい銀皿にのせられて出て来ました。デザートはコーヒーゼリーでお値段が1,280円でした。
以前の「大人のお子さまランチ」の写真は2018年8月8日作成の記事「大丸京都店 ファミリー食堂」にございますので、そちらをご参照ください。(2018年8月8日作成の記事へはこちらをクリック) ただ、こちらの記事の一部の写真が失われております。ご了承ください。この件につきましては、下記の註1をご参照ください。
大丸京都店ではファミリー食堂以外の店内の食堂でも、2/28(月)までの期間中は懐かしの味や人気の味を詰め込んだ特別メニューが販売されているようです。9番目(最後)の写真をご参照ください。
大正・昭和・平成・令和と4つの時代にわたる歴史が、今月末で幕を閉じてしまいます。とりあえず、営業終了前にもう一度行けてよかったです。ご関心とお時間のおありの方は、くれぐれも感染症対策には十分にお気を付けの上、昭和の百貨店食堂の雰囲気を楽しみに行ってみてください。お時間は混雑を避けるために午後3時~4時頃をお勧めします。今月末までです。
註1
過去の記事を探す際に2,3年以前の記事を見ていたところ、掲載した写真が本来の物ではなく、全く別の物に変わってしまっている記事を何点か発見しました。ホームページ作成会社のサポートセンターに問い合わせてみたところ、掲載した画像と私のPC内に新たに保存した画像の画像番号がダブると、後から保存した画像に自動的に入れ替わるのだそうです。こちらの写真のほとんどは私のスマホで撮った画像なのですが、その間に一度機種変更をしているので、そのような画像番号のダブりが生じることとなったようです。
それで過去の記事を確認しながら写真を削除したり入れ替えたりしたのですが、もう2,3年前の画像となるとPC内から削除してしまっている物がほとんどで、元通りに写真を戻せないため、写真が足りず話の内容と合わない記事等が生じてしまっています。誠に申し訳ございませんが、ご了承の程よろしくお願いいたします。
昨夜の晩酌(やっぱり好きな三島徳利の巻)
韓国の新型コロナウィルスの1日の新規感染者数が9万人を超えたようです。人数ではもう日本と変わらない水準にまで来ました。韓国の人口が日本の半分に満たないことを考えると大変深刻な状況です。やはり感染拡大期に旧正月休暇が重なったのが大きく響いたようですね。年内にソウルに行けるかなあ。微妙な感じですね。
そんな状況だからこそ家飲み!昨夜の晩酌です。
三島の徳利は「昨夜の晩酌」の記念すべき第1回目(2018年9月27日)でご紹介して以来、今回で5度目の登板となりますね。容量1合3勺程度とピッタリの独酌サイズです。穴が大きくて使いやすいのもいいですね。カセもなく肌がきれいで、持った時の手触りが良く気持ちがいいです。入手時には口縁に2か所の傷が共直しされていたのですが、こちらで金直しにしてもらいました。好きな徳利は、どうしても登板機会が増えてしまいます(笑)。
刷毛目の平盃はサイズが良く(口径9.8~10.0cm)さらに深さがあるのがいいですね。刷毛目の方は白泥がたっぷりかかったタイプのもではないのですが、薄掛けで刷毛目自体も少ないながら、スピード感のある刷毛遣いがいいと思います。こちらも入手時には口縁に2箇所の欠けがありましたが、こちらで金継をしてもらいました。この刷毛目も以前に1度こちらでご紹介していますので再登板でした。
お料理の方ですが、焼き鳥は李朝分院の染付壽字紋大皿に、鯖の味噌漬けは李朝初期白磁の小皿に、もずく酢は三島の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。染付壽字紋の大皿も共直し部分とニュウを金継ぎにしてもらって、昨年末に戻って来たものです。こちらは今回が初登板でした。
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。