平安蚤の市 2022.2
お隣り韓国の新型コロナウィルス新規感染者数が一日5万人を超えましたね。韓国の人口が日本の半分以下ですので、かなり深刻な状況です。先週の旧正月休暇による影響がそろそろ出だしているのでしょうか。まだピークではないような気がしますね。心配です。
日本はと言うと一日の新規感染者数が10万人を超えましたが、その後は10万人前後を行ったり来たりといったような状況で、新規感染者数の方はピークかなという感じです。少し落ち着いたかなと思ったところが、今日2月11日からまた3連休なんですよね。この間はみんなが大人しくしていてくれたらいいんですけどね。また連休1週間後ぐらいから新規感染者急増みたいなことにならなければいいんですけどね。こちらも心配です。
そんなことを言いながらも、昨日10日は平安蚤の市を見に行って来ました。昨日は病院の予約が入っていて、会場は病院までの途中に有りますので、病院に行く前に寄ってサッと見て写真を撮って来ました。久しぶりに市バスに乗りました。新型コロナ禍以後、普段は基本自宅と店とを徒歩で行き来するだけの生活ですので、1か月ぶりぐらいだったのではないでしょうかね。割と空いていたのでよかったです。
11時過ぎ頃現地到着しましたが、結構人が多かったですね。内容はまあ毎回そう変わりはありません。古裂會さん出店してられましたね。古裂會さんのオークション下見会は、また来月に同じ岡崎公園内のみやこめっせ(京都市勧業館)で行われます。来月は【特集】仏教美術ですね。
骨董の会のお仲間のTさんご夫婦も出店されていました。いつもの「500円より こわれた器直します」の看板が出てました。ここしばらくは家具類を多く持って来ていらっしゃいましたが、今回は小物が多かったですね。たくさん売れてたらいいですね。
その他、気になったもの。小さなベビーカーは可愛いですが、赤ちゃんを乗せるには小さいですね。小型犬や子猫を乗せるか、また人形を乗せて飾ってもいいでしょうね。モフモフのフード付きコートを着せてもらっているお人形さんは暖かそうでした(笑)。アールデコ調?のポスター?も目を引きましたね。
平安蚤の市は、京都市左京区 岡崎公園内の平安神宮前広場で基本毎月10日に開催されます。多い時は150店舗近くの骨董店、古道具店、古着店が全国より集まります。東寺の弘法市やガラクタ市、北野天満宮の天神市とは違った業者さんが多く出店しています。次回は3月10日(木)に開催の予定です。
昨夜の晩酌(懐かしの金継ぎの巻)
今日は第1日曜日で東寺ガラクタ市の開催日ですが、私は今回も行きませんでした。李朝物が出ないということもありますが、やはり新型コロナウィルス感染拡大状況を考えて欠席しました。今月は他の骨董市についてもどうしようか思案中です。10日の平安蚤の市、21日の東寺・弘法市、25日の天神市とありますが、今のところはいずれも開催される可能性大です。基本的には屋外のイベントで密にならないものならいいかと考えていましたが、今の状況ではそこに行くまでの市バスなどの公共交通機関を使うのに抵抗があります。10日は京大病院での検査・診察日のため、どのみちバスに乗らないといけないので、開催されれば行きの市バスを岡崎公園近くで下車して平安蚤の市をサッと見学して、その後徒歩で病院まで行こうかと考えています。
いつも通りに前ふりが長くなりましたが、昨夜の晩酌です。今回も徳利・盃共に再登板にはなりますが、共に大変久しぶりの登板になります。
大きめの盤口の高麗青磁徳利は、前回が2019年4月でしたから3年近く空いてましたね。大きな盤口はあまり格好はよくないですが、徳利にお酒を入れる時にあふれこぼれる心配がないのでいいですね。この徳利、胴部の片面が砂の混ざった胎土でざらついた肌です。よく言えば伊羅保のような感じの肌です。反対の面はツルっとした艶のある肌なのですが、こちらの面にひっつきとひっつきの剥がれがあります。あと、写真撮るのを忘れてしまいましたが、高台の内側に細い窯キズが有り結構な水漏れがしましたので、自分で金継して止めました。90年代末にまだ私がソウルにいた時に長安坪古美術商街で購入したものです。
唐津のような盃も同じころにソウルの踏十里古美術商街で購入したものです。前回の登板は2018年10月でしたから、もう3年半近く前になりますね。こちらの金継ぎも当時私が自分でしたものです。この盃、購入時には無傷完品だったのですが、持ち帰って煮沸してみたら共直しが発覚しました。韓国で古陶磁器を買うとよくある話ですね(笑)。見込の方の小さな欠けの部分の作業が難しかったような記憶があります。これも一時よく使っていましたね。
おでんは李朝末期の陶器の鉢に、いんげんの胡麻和えは李朝分院末期の白磁小鉢に、ちょっと分かり難いですが、大根の千切りの炊いたんは高麗青磁の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。
高麗青磁の小鉢は大振りの盃としても使えるサイズです。こちらも口縁に金継ぎがされていますが、これも以前私が自分でしたものです。写真では分かり難いですが、場所は手前の口縁部に欠けの金継ぎがあるのがよく見ると分かるかと思います。
別に金継ぎ出来るぞ自慢してる訳ではないですよ。多分プロが見たらあんまりうまくないと言われると思いますからね。だから今はもうやらないんです(笑)。
当店では今月も李朝・高麗の酒器を追加出品中です。日本酒(銘柄:菊正宗)のプレゼントも引き続き実施中です。詳細につきましては「お知らせ」欄にてご確認ください。(「お知らせ」欄の該当記事へはこちらをクリック)
節分 2022
新型コロナウィルスの全国の新規感染者が、今日ついに10万人超えです。感染爆発がどうにも止まりませんね。やはり感染者が若年層だけでなく高齢者に及んで来て、徐々に重症者数も増加してきました。
まん延防止重点措置適用後に、もう少し人々が大人しくしておいてくれてたらなと思いますね。オミクロン株はただの風邪だからもう気にしなくていいとか言っていた評論家たちは、少しは責任感じてるでんしょうか。まあ無責任だから評論家なんかやってられるんでしょうけどね。適当なこと言ったり書いたりして、出演料や執筆料だけもらって、何の責任も問われない訳ですからね。
今日は節分です。今年もまた例年のごとく巻き寿司と大きなイワシをいただきました。実は昨日既に大きなイワシ2匹と巻き寿司2分の1本をいただいて食べていました。そしてさらに、今日またイワシ一匹と巻き寿司1本半をいただきました。1本半と言っても半分の方は相当太い巻き寿司でしたので、普通の2本分はありましたね(笑)。2日続くとちょっとしんどいですが、毎年いただいて本当にありがたいことです(笑)。イワシは特に昨日もらった分が、脂がのっていて塩加減も良く美味しいイワシでした。
巻き寿司の方は、いずれも祇園の料理屋さんと寿司屋さんからいただいたものでした。今年の恵方は北北西とのことですので、細い方の巻き寿司を食べる時だけその都度恵方を向いていただきました(笑)。去年は巻き寿司3本食べましたからね(笑)。毎年のことながら、節分の晩ご飯は炭水化物の摂り過ぎです(笑)。
今日からもう2月です 2022
ついこの間年が明けたと思ったら、もう今日から2月なんですね。早いですね。
元々2月というのはほとんどの業界で閑散期で、人の動きも少なく売り上げが上がらない時期なんですが、今年は全国の多くの自治体でまん延防止等重点措置が適用中ですので、これは本当に大変ですね。まあ、うちも他人ごとではないんですけどね(笑)。
京都府は今月20日(日)まで「まん延防止等重点措置」が適用の予定ですので、今月の骨董関係のイベントはどうなるでしょうか。
まず6日(第1日曜)の東寺ガラクタ市は開催予定です。先にお知らせ欄でご案内したとおり、東寺ガラクタ市については「京都府にまん延防止等重点措置が適用された時は開催、緊急事態宣言発出時は中止」ということでしたので、今回は開催予定です。21日(月)の東寺・弘法市の方は「京都府にまん延防止等重点措置が適用された時、緊急事態宣言発出時には、いずれの場合も開催中止」でした。よって今回は現在のところ20日(日)まで、まん延防止等重点措置が適用されますので、予定通りそれ以降は解除となれば開催されるのでしょう。詳細は1月17日付の「お知らせ」をご参照ください。(1月17日付の「お知らせ」へは、こちらをクリック)
10日(木)の平安蚤の市の方は、まだ開催については何とも案内がありませんが、これまでもまん延防止等重点措置適用中でも開催していたので、天候に問題が無ければ開催される可能性が高いでしょうね。
25日(金)の北野天満宮・天神市も、予定通り20日(日)にまん延防止等重点措置が解除されれば、開催の可能性が高いでしょう。
今後の新型コロナウィルス感染状況によって、開催の可否が決まってくると思いますので、また分かり次第「お知らせ」欄の方でご報告させていただきます。
2月も当店では、引き続き李朝・高麗の酒器を追加出品中です。李朝酒器をお買い上げ時の日本酒(銘柄:菊正宗)のプレゼントも実施中です。このような感染状況ですので、ぜひ皆様も外食・外飲みは控え、新しい李朝酒器で家飲みをお楽しみください。
昨夜の晩酌(日韓疫病退散祈願の巻)
新型コロナウィルスの新規感染者数が昨日はついに8万人を超えましたね。もう欧米並みの新規感染者数になりました。来週は10万人超えるかな? でも思ったより東京の増加率が低いので、10万を前にピークかなとも思ってきましたね。皆が大人しくしていれば来週あたりがピークかなとは思っていますが、希望的観測ですかね(笑)。
韓国も新規感染者数の増加が止まりません。昨日のは新規感染者数が1万7千人を超えたようですね。タイミングが悪いことに、韓国は今日から旧正月連休なんですよね。今年の旧正月元日が2月1日で、その前後1日を合わせた3日間が旧正月の連休日なんですが、今日29日と明日30日が土日に当たるため、29日(土)・30日(日)に続いて31日・2月1日・2日と5連休になるんですね。この間は多くの人が本家に移動し、そこでは親戚一同が集まって会食しますので、さらなる感染の拡大・拡散が心配される状況です。
今年中にはまたソウルに行けるだろうと思っていたんですけどね。日韓両国でこの状況ですからね。どうなるでしょうかね。幸いなのは、まだ今年が始まったばかりだということでしょうか。
そんな状況下ですので、私は昨夜も家飲みです。昨夜の晩酌です。
三島の徳利は以前にも、こちらで既に二度ご紹介したことがあります。口の半分以上が銀直しですが、カセも無く釉薬の状態がいいです。1合半弱の容量で独酌サイズです。穴がやや小さめなのが惜しいところですが、酒も問題なく出ます。こういった気軽に普段使いできる三島が一本はあるといいですね。(過去の記事については、2020年11月28日作成の記事はこちらを2019年3月17日作成の記事はこちらをそれぞれクリックしてご確認ください)
盃は李朝後期分院の白磁です。後期分院の白磁盃はめぐり合うのがなかなか難しいです。後期分院の白磁となると祭器や壺はまだあるのですが、盃と皿も白磁を見つけるのが難しいですね。染付よりもさらに少ないですね。この盃は最初欠けが共直しだったのかそのままだったのか忘れてしまいましたが、こちらで金継ぎをしてもらったものです。こちらは過去に1度だけご紹介していましたね。前回はこの「昨夜の晩酌」シリーズが始まった初期で、まだ副題を付けていなかった頃でした。シリーズ第2回目でしたね。
お料理の方ですが、カレイの煮付は李朝初期の堅手深皿に、つくねは三島の輪線菊花紋小皿に、小松菜とすり身天ぷらの炊いたんは李朝初期の堅手小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。
当店では現在、李朝・高麗の酒器を追加出品中です。李朝酒器をお買い上げ時には日本酒(銘柄:菊正宗)のプレゼントも実施中です。詳細につきましては「お知らせ」欄にてご確認ください。(「お知らせ」欄の該当記事へはこちらをクリック)
初天神 2022 欠席
今日25日は北野天満宮・天神市、今年最初の初天神の開催日で、こちらの「お知らせ」欄でもご案内していたとおり開催されましたが、今回私は欠席しました。初弘法に続いての欠席です。21日の初弘法の欠席理由は悪天候(大雪)でしたが、今回はオミクロン株による新型コロナウィルス感染の爆発的拡大が欠席理由です。
ここ数日全国の新規感染者数が5万人前後が続いていますし、首都圏や関西などの人口密集地域だけでなく、全国規模で感染が拡大していますね。政府は大阪、京都、兵庫、北海道、青森、山形、福島、茨城、栃木、石川、長野、静岡、島根、岡山、福岡、佐賀、大分、鹿児島の18道府県について、「まん延防止等重点措置」を今週27日から、来月20日まで適用する方針で、今日決定するでしょう。
オミクロン株は重症化率が低いので風邪と一緒だから気にしなくてもいいとか無責任なことを言う人も多いですが、母数(感染者数)が増えれば重症者数も増えて来るでしょう。また現在の感染者の多くが10~20代の若者や子供であることからして、これが高齢者にまで広がった時にも同様に低い重症化率で済むのかも分かりませんからね。
それと重傷者数だけが問題ではなく、初期症状や中等症の増加も医療現場だけでなく、学校・その他公共機関や公共施設、会社など多くの社会の現場をひっ迫させることに繋がって行くでしょう。
今はまだ有効な治療薬がありませんから、まずは感染の拡大を抑えることに重点を置いた政策しかないでしょうね。我々もこれまで通りの感染症対策を続けていくしかないのでしょう。今後も治療薬が承認されて一般に供給されるようになるまでは、感染者数が減少すれば規制を緩め、再び増加していけば規制をかけるといったことを繰り返していくしかないと思っています。
治療薬についてはシオノギ製薬の経口薬が治験の最終段階に入っているということです。1日1回、5日間経口投与でウィルスの活動をコントロールできるというもののようで、これには大変期待しています。この薬が承認され普及すれば今年中にもウィズコロナの時代が到来すると思っています。別に私はシオノギ製薬の回し者でも何でもないですよ(笑)。本当に治療薬あってのウィズコロナだと思うんですよね。
今日はコロナのことばっかりで長文書いてしまいました。しかしながら、いずれもそれぞれの理由で欠席しましたが、今年は初弘法・初天神共に開催されました。昨年はどちらも緊急事態宣言発出中のため開催中止でしたからね。
このブログも今月は投稿が少なく「昨夜の晩酌」に偏った内容になってしまいましたね。このご時世ですから、当然ソウルには行けませんし、食べ歩きも抵抗がありますのでね。今月はあともう1回晩酌するかも知れません。よろしくお付き合いください(笑)。
皆様もくれぐれも感染症対策は怠らず、健康管理にお気を付けてお過ごしくださいね。
写真は過去の天神さんと弘法さんのものです。
昨夜の晩酌(ダブル刷毛目の巻)
昨日21日は京都で久しぶりの大雪が降りまして、大雪警報も発令されましたので臨時休業とさせていただきました。京都で積雪10cm以上というのは5年ぶりだったようです。そう言えば、5年ぐらい前の大晦日からお正月2日ぐらいまで大雪が降った年がありましたね。今回は1日で済んでよかったです。
21日は東寺・弘法市の開催日で昨日も開催していたはずですが、昨日はこちらも欠席しました。初弘法ですし、当初行くつもりで早起きしたのですが、雪が積もっているのを確認して欠席を決めました(笑)。雪の中行くのも大変ですし、何よりもあの大雪では出店もほとんど無かったんではないでしょうかね。「まん延防止等重点措置が適用されない限り開催」ということでしたからね。天候とは関係なく開催していたと思いますが。
そのまん延防止等重点措置の適用をめぐっては、昨日21日に大阪、兵庫、京都の関西3府県が政府に要請しました。また、北海道、福岡、佐賀、大分も要請するようで各地で要請の動きが相次いでいますね。これらの自治体にまん延防止等重点措置が適用されるのが来週25日(火)からになるようです。そうなると今月の初天神は開催中止の可能性がありますね。今のところ、北野天満宮のホームページでは開催予定(1/21現在)にはなっていますが。
あと今日未明に九州で大きな地震があったのも心配ですね。大きな被害が無ければいいんですが。
そんな中、祇園末吉町の喜久政さんのお弁当をいただきましたので、私は昨夜も家飲みです。
盃・徳利共に刷毛目で、これまでにもこちらでご紹介したことのあるものです。刷毛目の平盃は割れたものが金継ぎされています。刷毛目の白泥も厚掛けで勢いがあります。そこへいい感じにアジが付いてきています。裏面にも薄めですが刷毛目がかけられています。口径が10cmジャストとサイズも申し分ないです。(盃の過去の記事(2018年11月9日作成)へはこちらをクリック)
刷毛目徳利の方も金継ぎが多くあります。こちらはぶち割れたものではなく、胴部の刷毛目の白泥の剥落部分を共直しした部分が多数ありました。ソウルで購入する際、口縁部の欠けが共直しされているのは分かっていたのですが、胴部の共直しは気付かなかったんです。日本で共直しをはずして金継ぎにしてもらいました。(徳利の過去の記事「2021年6月16日作成」へはこちらをクリック、「2019年4月16日作成」へはこちらをクリック)
どちらもキズ物で無傷完品でないのは残念ですが、ちゃんと金継ぎすることで器は再生し、機嫌よく使って酒を楽しむことができます。今後もできるだけ長く、李朝酒器での家飲みを機嫌よく楽しんでいきたいと願っております。
このような感染状況ですので、ぜひ皆様も外食・外飲みは控え、新しい李朝酒器で家飲みをお楽しみください。
当店では現在、李朝・高麗の酒器を追加出品中です。李朝酒器をお買い上げ時には日本酒(銘柄:菊正宗)のプレゼントも実施中です。詳細につきましては「お知らせ」欄にてご確認ください。(「お知らせ」欄の該当記事へはこちらをクリック)
昨夜の晩酌(いづ重 上箱寿司の巻)
オミクロン株による新型コロナウィルス感染拡大が驚異的なペースで進んでいます。昨日までここ3日連続で全国の新規感染者数が2万人超えです。私はこちらのブログで感染拡大のピークが先週から今週にかけてだろうと言ってましたが、その通りになっちゃいましたね。と言うか、感染者数に関しては予想をはるかに上回る急拡大です。年末年始と先の連休による感染者数がこの時期にピークを迎えると考えたんですが、さらに感染者数が激増して行きそうで心配です。
沖縄・山口・広島に続き首都圏一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)もまん延防止等重点措置の要請を行うようですね。関西の二府一県(大阪・京都・兵庫)も早く要請した方がいいと思いますね。
そんな心配な中ではありますが、昨夜は祇園 いづ重さんの上箱寿司をいただきましたので、それを肴に晩酌しました。
ご覧のような美しい箱寿司です。この箱寿司、数日前にテレビで京都の人気(?)お土産の一つとして紹介されていたのをたまたま目にしたところでした。どこの局のなんという番組だったかは覚えていません。何か面白い物が無いかなとチャンネルを変えて見ていたところ、京都のお土産みたいなことをやっていた番組があったので、しばらく見ているとその中の一つとして紹介されてました。
祇園 いづ重さんといえば鯖寿司が有名ですが、私は鯖寿司があまり好きではないので、お店ではちらし寿司や冬場は蒸し寿司をいただくことが多かったですね。こちらの鯛のアラの味噌汁というのが、また美味なんですよね。(いづ重さんの過去の記事へはこちらをクリック)
いづ重さんは現在店舗改装のため、仮店舗にてお持ち帰りのみの販売になっています。なので残念ながら今は鯛のアラの味噌汁はいただけないでしょうね、多分。
いづ重さんは祇園の西北角のあたりに店舗がありますが、仮店舗はその店舗から四条通を西に10m程歩いて右手にある小さな路地にあるようです。詳細につきましては、いづ重さんのホームページでご確認ください。
いづ重 ホームぺージ https://gion-izuju.com/
さて酒器の方ですが、共に金継ぎが施されていますが、どちらも以前に私が自分でしたものです。盃の方が一番最初に自分で金継ぎしたもので、徳利は一番最後にしたものです。これを最後に自分でするのはやめました。自分ではなかなかうまく行かず、失敗する度に金(きん)を無駄にしてしまうので、もったいないからやめました(笑)。たまにうまく行く時があっても、たまたまなので何がよかったのかが分からないため、次に生かせなかったんです(笑)。今はプロにお願いしています。こうして見てみると、最初も最後も特にレベル的に変わりないですね。進歩がなかったですね(笑)。
李朝初期堅手の徳利は容量が1合ジャスト。盃は李朝後期~末期に民窯で焼かれた物でしょう。見込に出た鉄砂が魅力です。どちらも過去にご紹介したことがあります。菜の花のお浸しは李朝初期堅手の小鉢に、おからは伊羅保手の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。
当店では、新年も引き続き李朝・高麗の酒器を追加出品中です。李朝酒器をお買い上げ時の日本酒(銘柄:菊正宗)のプレゼントに付きましても引き続き実施中です。詳細につきましては「お知らせ」欄にてご確認ください。(「お知らせ」欄の該当記事へはこちらをクリック)
こんな時期ですから外食・外飲みは控え、新しい李朝酒器で家飲みをお楽しみください。
古裂會第122回入札オークション下見会
昨日は平安蚤の市の開催日だったのですが、悪天候の予報のため前日に中止が決まってしまいました。今日同じ岡崎公園内のみやこめっせでの古裂會の第122回入札オークションの下見会は予定通りに開催されました。今日12日(水)は10:00~17:00、明日13日(木)は10:00~16:00の開催時間です。
いつもご案内しているとおり、こちら古裂會さんは、業者だけでなく一般の方も参加できる開かれたオークションという形式を提供しておられます。詳しくは、古裂會のホームページをご参照ください。
古裂會ホームページ https://www.kogire-kai.co.jp/
今日の京都市内は朝から雪が降っていましたが、幸い積もるほどではありませんでした。午後2時過ぎ頃まで降ったりやんだりといった感じでしたね。
今回は【特集】神道公家文化 です。今日はみやこめっせ1階の会場での開催でした。会場に入ってみると何かいつもより会場内の出品物が少ないように感じられたのですが、いつもより広い会場だったので、通路などの空間がいつもより広いため、そのように感じたようです。
ひな人形が出ていましたね。甲冑も写真は撮っていませんが、端っこの方に数点ありました。李朝・高麗の物はいつもながら少ないですね。いつも通りワンテーブルでした(写真3・4枚目)。今年の干支の虎の絵はたくさん出ているかと思ったのですが、これしか目に付いた物が無かったですね(写真5枚目)。小さい軸の中にあったのかも知れませんが。
能面もちょっと怖いですが、その次の写真(7枚目)の首は怖すぎます(笑)。「生人形頭」とありましたが、何の人形でしょうか。絶対家に置きたくないです。そんなこと言ったら出品者の方に怒られますね。すみません(笑)。8枚目の写真の大壺4点は手前から備前・信楽・丹波・越前だということです。私はこのあたりの物には詳しくありません。「備前か信楽か丹波なんだろうな」というところまでは分かるのですが。自分の中では信楽が少し分かりやすいようには思うんですけどね。
最後の写真の柿は象牙製で、本物にしか見えないぐらいに実も枝も葉も精巧に出来ていましたね。
次回第123回オークション下見会は、3月16日(水)・17日(木) みやこめっせ(京都市勧業館)にて開催予定です。次回は【特集】仏教美術 です。
当店では、新年も李朝・高麗の酒器を追加出品中です。李朝酒器をお買い上げ時の日本酒(銘柄:菊正宗)のプレゼントも引き続き実施中です。詳細につきましては「お知らせ」欄にてご確認ください。(「お知らせ」欄の該当記事へはこちらをクリック)
昨夜の晩酌(グリーングリーングリーンの巻)
オミクロン株による新型コロナウィルス感染者数の増大が、尋常ではありませんね。これはもう第6波到来ですね。昨日の沖縄の新規感染者数が1400人超えです。東京も922人でしたから今日は1000人超えるでしょうね。大阪が676人。京都も160人で今日は200人超えるかもしれません。沖縄・山口・広島では「まん延防止等重点措置」が9日から適用されるようですね。年末年始の移動や集まりによる感染者の状況が、来週半ばあたりからまた出て来るでしょうから来週から再来週が一つのピークになるのではないでしょうかね。
東京・埼玉・神奈川・千葉、愛知、関西は大阪・京都・兵庫あたりまで、「まん延防止等重点措置」の適用を考えた方がいいと思いますけどね。
そんな状況ですから不要不急の外出、外食は避けましょう。だから私は李朝酒器で家飲みの晩酌です(笑)。
昨夜の酒器は青磁のコンビでした。翡翠のように美しい青磁釉の高麗青磁徳利は、もう4度目ぐらいの登板になると思います。色・形・サイズとも、全てよしの徳利です。胴に一箇所の石爆ぜのような穴と高台付近の釉だまりにカセが見られはしますが、キズや直しもなく無傷です。
盃の方は、こちらでご紹介するのは初めてだったと思います。伊羅保手の平盃です。平盃ではありますが、小皿を代用したようなものではなく、口径が10cmを切っており深さもあります。この手の物では珍しく薄手の造りで、肌の色も明るいグリーンです。写真ではどうもうまく色が出ないのが残念ですが。以前からなのですが、スマホで撮ったものをスマホの画面で見た時にはよく写っているのですが、PCに画像を送ってこちらで見ると光が入り過ぎたようになっていたり、青が強かったり、ピンが甘いような感じになっていたりです。盃は今店の方にあります。
お料理の方ですが、鶏の手羽焼きは李朝後期分院の白磁皿に、壬生菜とお揚げの炊いたんは李朝分院末期の白磁小鉢に、うずら玉子の酒粕漬(菊正宗の酒粕使用)は高麗青磁の小皿にそれぞれ盛り付けました。徳利・盃・小皿と青磁3種でグリーングリーングリーンな晩酌でした(笑)。さらにこの後、いただいていた鯖寿司もいただきました。いつものようにガスレンジの魚焼き機で焼いていただきました。器が李朝ではありませんでしたが(笑)。
当店では、年末に引き続き新年も李朝・高麗の酒器を追加出品中です。李朝酒器をお買い上げ時の日本酒(銘柄:菊正宗)のプレゼントも引き続き実施中です。詳細につきましては「お知らせ」欄にてご確認ください。(「お知らせ」欄の該当記事へはこちらをクリック)