本日より通常営業。実は入院してました。
7月15日(木)から昨日(7/19)までが臨時休業。さらに7月14日(水)は定休日でしたので、計6日間の長期休業させていただきましたが、本日7月20(火)より通常営業をしております。その間、ご不便をおかけいたしましたが、また本日より何卒よろしくお願いいたします。
実は、15日(木)から昨日19日(月)まで京大病院の方に入院しておりまして、手術を受けて来ました。手術と言っても、そんな生命にかかわるような大手術ではなく、右目の白内障の手術です。実は今年1月に運転免許更新のため視力検査を受けたところ、右目の視力が0.1未満であることが判明しました。視界の検査を受けて免許の更新の許可は下りたのですが、この時は日常生活で視覚には全く違和感はありませんでしたので、正に青天の霹靂といった感じでした。
私は元々視力はよい方で、眼鏡やコンタクトレンズを使ったことはありませんでした。まあ、老眼は来てましたけどね(笑)。ただ、昔から右目の視力が左目より悪かったのですが、1.0を切ることが時々あったぐらいで、0.1が見えなくなるというようなことは、考えたこともありませんでした。ちなみに、この時の左目の視力は1.2でした。
今年2月になって、眼鏡を作成するために眼鏡店へ行ったのですが、右目の視力が矯正しても0.2にまでしか上がらないため、眼鏡を作成できませんでした。それで翌日に近所の眼科を受診したところ白内障との診断を受け、点眼薬を処方され点眼を続けてきました。
しかしその後、細かい作業(線香に火を点ける、歯磨き粉を歯ブラシに付ける等)の際に、遠近感に違和感を感じるようになり、PCのインターネット記事などの特に文字の薄いものや細かいものが見づらくなり、パソコンの作業をすると目の痛みが強く辛くなってきたため、手術を決意したのでした。ホントは怖いからしたくなかったんですけどね(笑)。
白内障は、加齢とともに誰にでも出て来るもののようですが、私の場合は糖尿病があるために進行が速くなったのかも知れませんね。白内障の手術自体は15分ぐらいで終わるので、最近は日帰りで手術を行う病院が多いようです。今は特に、新型コロナウィルス感染症のこともあり、入院手術を避ける傾向があるようです。しかしながら、京大病院では必ず入院にて手術を行なっています。
手術前日に入院して、まずPCR検査を受けます。もちろん私は陰性でしたよ(笑)。翌日に手術を受けた後に術後2泊して昨日の朝に退院しました。個室もとれて、ゆっくり出来てよかったです。食事も美味しかったですよ。手術等の関係で2食しか食べられない日もありましたが、久しぶりに1日3食食べました。糖尿病用の食事で量が少ないので、3食食べてもお腹空きました(笑)。今はまた1日2食に戻しています。
手術の結果の方もうまく行ったようで、ぼやけて見づらかった右目がハッキリと見えています。多分視力も1.0ぐらいあるんじゃないでしょうか。ただ、まだ術後数日ですので右目は真っ赤です。なので昨日サングラスを購入して、カモフラージュのためにかけています。ちょっとガラ悪い感じですが、こういう事情ですのでお許しくださいね(笑)。
近畿地方もようやく長い梅雨が明けたと思ったら、昨日からは全国的に今年一番の猛暑となりましたね。今週は多くの地域で猛暑日が続くようですので、どうぞお体ご自愛ください。
昨夜の晩酌(お久しぶり再登板の井戸手と甕器の巻)
昨日11日(日)は、平安蚤の市が開催予定だったのですが、既に「お知らせ」欄でご案内のとおり、前日に雨天予報のため中止が決定していました。実際のところの昨日のお天気はと言いますと、朝から午後4時頃までは割といいお天気で、午後4時過ぎ頃から雷が鳴って少し強い目の雨が短時間降りましたが、その後は6時前頃まで時折パラパラと来たぐらいで、大したことはありませんでした。結果的には十分に開催できたお天気でしたので、残念なことでした。
次は、こちらも「お知らせ」欄で昨日ご報告したとおり、21日(水)の東寺・弘法市の開催が決定しましたので、そちらを楽しみにしておきましょう。今年2月以来の開催になりますね。久しぶりです。
昨夜は、祇園の鰻料理 松乃さんの鰻弁当をいただきましたので、それを肴に晩酌しました。松乃さんの所在地は、四条通南座の2軒東です。このようないいお弁当を度々いただけるようになり、ありがたい限りです。新型コロナ禍で、鰻をいただく頻度が人生最高になりました(笑)。コロナ禍も悪いことばかりではありませんね(笑)。
酒器の方ですが、甕器(オンギ)製の徳利は店に置いているものです。昨日持ち帰り、今日また店の棚に戻っています。甕器(オンギ)とは、韓国でキムチや味噌などを保存するのに用いられてきた、土製の甕のことです。店に置いていると、よくお客さんから「これは黒高麗ですか?」と訊ねられることがありますが、時代的にはそれほど古い物ではなく、李朝末期頃のものでしょう。
甕器(オンギ)製の徳利は珍しく、このように容量1合1勺程度の独酌サイズのものとなると、なかなか目にすることはありません。胴に線刻紋がぐるりと2本配されているのが、また魅力的です。こちらは、以前2019年9月15日作成の記事で1度ご紹介しています(2019年9月15日作成の記事へはこちらをクリック)。
小ぶりな井戸手盃も、2019年12月にこちらで1度ご紹介しています。ソウルの踏十里古美術商街で購入し、こちらに持ち帰ってから、側面と高台のあたりの欠けを金継してもらいました。割と大ぶりなものが多い印象の井戸手の盃ですが、こちらは大変小ぶりです。口径は6.5cm程です。貫入とカイラギがしっかりと出た、分かりやすい井戸手らしい盃です(2019年12月19日作成の記事へはこちらをクリック)。
お料理の方は、だし巻は李朝末期分院の染付小皿に、タコと胡瓜、ワカメの酢の物は三島の小鉢に盛り地けてみました。
古裂會 第119回オークション下見会
古裂會(こぎれかい)の第119回オークションの下見会に左京区岡崎のみやこめっせ(京都勧業会館)へ行ってきました。本日は水曜日で定休日なのですが、10時開場ですので会場直後ぐらいに会場入りして、早く帰ってこようと思ったのですが、朝大雨でとても出掛ける気にはなれませんでした。結局様子を見て12時頃に会場につきました。5月の前回118回の下見会は、京都に緊急事態宣言が発出中で、みやこめっせでの下見会は中止になっていましたので、3月以来4か月ぶりですね。これまで入場時には手消毒と検温があったのですが、今日は検温が無かったですね。京都府は11日(日)まで「まん延防止等重点措置」が適用中なんですけどね。雨の中にしては、来場者はそこそこいましたね。と言っても30人までぐらいだったと思います。屋内ですが、いつも通り密になることのないイベントです。
「まん延防止等重点措置」ですが、大阪府は政府に対して12日以降も継続を要請するようですね。そうなると、京都と兵庫もそれに合わせるようになるかもしれませんね。もしそうなったら、今後の東寺・弘法さんや北野天満宮・天神さんの開催も微妙になってきますね。久しぶりに行きたいんですけどね。
今回は特集【屏風祭】でした。ですので、確かに多くの屏風と軸が展示されていましたが、今回は祇園祭の山鉾のものが見当たりませんでしたね。軸が1点だけしかありませんでした。意外でしたね。韓国の物もいつも通り少なかったですね。
古裂會さんの下見会は、本日7日(水)と明日8日(木)の両日開催されています。本日は10:00~17:00、明日は10:00~16:00の開催です。この後、10日(土)と11日(日)には東京でも下見会(完全予約制)が行われます。
毎回ご案内させていただいているとおり、こちら古裂會さんは、業者だけでなく一般の方も参加できる開かれたオークションという形式を提供しておられます。次回第120回は9月14日(火)・15日(水)開催予定です。次回は【特集】中国 朝鮮 です。期待できるかなあ(笑)。
会場から帰り道、疎水縁を歩いて帰ってきましたが、最後の写真のように結構増水してましたね。朝かなり降りましたからね。この分では、鴨川も相当増水してるのでしょうね。まだ2,3日はこんなお天気が続くようで、どうしたもんでしょうかね。熱海の土石流はテレビで観ていて恐ろしかったですね。被害に遭われた方々は本当にお気の毒に思います。救助に当たっておられる自衛隊や消防、警察の方々は、暑い中本当にご苦労様です。これからの季節は台風の接近・上陸も心配されますが、どうかこの夏に多くの被害が出るようなことの無いよう、お祈りいたします。
7月になりました 2021(京都の骨董関連イベント等)
今日から7月になりました。今年のもう半分が過ぎました。
今月の京都は、結構多くの骨董関係イベントが予定されています。
4日(第1日曜日)の東寺ガラクタ市は、すでに「お知らせ」欄でご報告のとおり、開催が決まっています。
7日(水)・8日(木)に開催予定の古裂會の第119回入札オークション下見会は、現在のところ予定通りみやこめっせ(京都勧業会館 京都市左京岡崎公園内)で開催されるようです。
11日(日)に予定されている平安蚤の市(会場:京都市左京岡崎公園内 平安神宮前広場)も現在のところ、開催予定のようです。今月は10日ではなく11日(日)の開催ですので、ご注意ください。
21日(水)の東寺・弘法市と25日(日)の北野天満宮・天神市も、現在のところ中止との案内はありません。
また、先月に予定されていた第80回京都アンティークフェア(会場:京都パルスプラザ 京都市伏見区竹田)は、今月22日(木・祝)・23日(金・祝)・24日(土)に同会場で開催される予定です。
東京では、新型コロナウィルス感染者数にリバウンドが見られますが、どうやら京都などの近畿圏では現在発出中の「まん延防止等重点措置」は7月11日(日)までで解除されそうです。このまましばらく感染者数の増加が見られなければ、これらのイベントは予定通り開催される可能性が高いと思います。今後、開催予定の変更などがございましたら、こちらの「お知らせ」欄でご案内させていただきます。
当店の情報といたしましては、今月中旬に5日程度の少し長めの臨時休業をさせていただく予定です。また詳細が決まりましたら、こちらの方も「お知らせ」欄でご案内させていただきます。
夏越の祓と水無月 2021
今日は6月30日。今日で6月も終わりです。新型コロナ禍2年目の今年も半分が過ぎようとしています。毎年ご紹介していますが、今日6月30日は「夏越祓(なごしのはらえ)」といって、神前に茅の輪を立て、罪や穢れを祓い無病息災・疫病退散を祈願してこれをくぐる茅の輪くぐりが行われます。
25日に北野天満宮の御誕辰祭の大茅の輪くぐりをご紹介しましたが、今日も北野天満宮では夏越祓の茅の輪くぐりが行なわれていました。私は今日も毎年のごとく八坂神社の茅の輪をくぐってきました。今日は定休日でしたので、ゆっくり家を出てお昼12時前頃に行って来ました。
茅の輪は、新型コロナ禍にほぼ常設されてきた本殿横の物の他に、いつも通り疫神社の鳥居前に設置されていました。実は本殿横の方は人が並んでいて時間がかかりそうだったので、今日は疫神社の方だけくぐって来ました(笑)。今日の祇園さんの茅の輪は、写真のように新しい青々とした茅で作成されてました。やっぱりこの方が気持ちいいですよね。
いつも通り、こちら八坂神社でも茅の輪守りを買いました。天神さんより小ぶりのお守りですが、お値段は同じ500円です。こちらは値上がりした訳ではなく昨年もこのお値段でした。
今年も昨年に引き続き、祇園祭の神輿渡御や山鉾巡行は中止となりましたが、祇園祭の最終日に当たる7月31日の「疫神社夏越祭」には、また疫神社前に茅の輪がかけられます。去年の時点では、まさか今年も祇園祭の神事と巡行が中止になるとは思っていなかったですね。
また今年も例年通り、京都で今日6月30日食べるお菓子「水無月」を食べました。三角形の白ういろに小豆がのったお菓子で、三角形は暑気払いの氷を表したもので、上の小豆は悪魔払いの意味を表しています。そういう訳ですから、本来は土台が白ういろのものだけだったのですが、今では土台が抹茶味と黒糖味のものもあります。私は今日、夕飯後に三種類の水無月をいただきました。
最後の写真が、白ういろの水無月です。李朝後期の白磁祭器台皿にのせていただきました。面取高台の祭器だったのですが、この撮り方では普通の白磁皿にしか見えませんね(笑)。
毎年、同じ行事について繰り返しご報告していますが、こうして毎年繰り返しご報告できることが、本当にありがたいことだなと近頃は感じるようになって来ました。来年も再来年もその次の年も京都の年中行事を、毎年繰り返しご報告できればと思っておりますので、どうぞよろしくお付き合いくださいますよう、お願いいたします。
昨夜の晩酌(想定外の巻)
昨夜は京料理のはり清さんの季節の折詰弁当で晩酌しました。いつも「もらいメシ」の私が普段お世話になっている方々にご馳走させていただいたものです。まあ、年に2、3度のことなんですけどね(笑)。
はり清さんは、これまでもこちらでご紹介したとおり、創業360有余年の老舗京料理店で、東山区大黒町通五条下ル(南に行く)にあります。私はこちらの1階奥のはなれが好きで、新型コロナ禍以前は、お昼に何度か伺ました。はり清さんの詳細につては下記よりお店ホームページと過去の紹介記事をご参照ください。。
(ホームページ https://harise-kyoto.com/ 最新の紹介記事へはこちらをクリック)
お弁当の方は、写真のように、お刺身、煮物、焼き物、錦糸卵の上に鰻とイクラを配したちらし寿司といった内容になっています。お弁当の内容が、最初の頃のに比べるとやや落ちるかな、といった感じです。揚げ物が無くなりました。最初の頃はあられをつけて揚げた天ぷらが入っていました。それとだし巻が多いと感じました。まあ、ふわふわでおいしいのですが。四切れは多いので、二切れにして揚げ物があった方が嬉しいですね。折左上の葉っぱに隠れているのがだし巻です。
酒器の方ですが、高麗青磁の徳利は、今回で多分こちらでは三回目のご紹介になると思います。翡色と言っていいレベルの青磁釉の美しさです。写真はちょっと青みが強く出ています。胴に石ハゼのような小さい穴と高台付近の釉溜りにカセが見られるだけで、無傷完品です。(過去の紹介記事へはこちらをクリック)。
無地刷毛目の平の盃は、今回こちらでは初めてご紹介します。店にある物で昨日持ち帰って久しぶりに使ってみました。使い込んでよくアジが付いているため、パッと見では無地刷毛目であることが分かりません。裏を見ると何とか、白泥が掛かっている部分と掛かっていない部分の境目が分かります。もう、白泥と言えるような色はしていませんけどね(笑)。
アジもそうですが、口径10cm以下と無地刷毛目の平盃としては、なかなかお目にかかれないサイズです。さらにこの平盃の魅力は、裏面に見える乳白色の釉溜りで、たいへんよい景色となっています(写真4枚目をご参照ください)。残念ながら、深さが無く浅いので「これで深さがあったら」等と考えてしまいますが、たられば言っても仕方ないですよね(笑)。
さらにいいアジになれと昨夜使ったのですが、今朝になって見てみると見込みのあちこちに、逆に色が薄くなっている部分が見られるようになっていました。正確に言えば、その部分が薄くなったのではなく、その周辺のシミが色濃くなったために白くまだらに見えるようになったのです(最後の写真をご参照ください)。もう少し全体的にシミが濃くなってくれることを期待してたんですが。うーん、これは想定外でした(笑)。時々このように、こちらが期待するのとは違ったアジのつき方、育ち方をしてくれることがあり、その辺はなかなか難しいですね。
北野天満宮 御誕辰祭 2021
本日25日は、北野天満宮の天神市の日なのですが、昨年同様、今年も新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、市の方は開催中止となりました。しかしながら、6月25日は菅原道真公のお誕生日の祭典である御誕辰祭で、楼門の大茅の輪くぐりや本殿前の茅の輪くぐり等は、今年も例年通り行われました。それにしても、まさか去年の時点では、コロナ禍がこれほど長期間続き、今年の6月の天神さんまでが中止になるとは、全く想像もしていませんでしたね。
朝店を開ける前に行ってきましたが、市が中止になって露店も全く出ていませんでしたので、昨年と同様に境内の参道も広々としていましたね。来客もちらほらという感じでしたね。
御誕辰祭には、真夏を迎えるにあたり楼門に欠けられた大茅の輪(京都最大)をくぐって無病息災を願う「大茅の輪くぐり」が行われます。これまでモラルのない参拝者達が大茅の輪の茅を引きちぎって持ち帰えるため、お昼までには大茅の輪が竹の枠だけになってしまうという、情けないことが続いていました。しかし昨年からは、茅の付いた小さな茅の輪を「茅付 茅の輪守」として販売し、大茅の輪の茅をとらないようにと神社の人が注意するようになっていました。お陰様で、今年も大茅の輪は無事でした。4番目の写真は、拝殿前に設置された小さめ(これで普通サイズです)の茅の輪です。
今年も茅の輪が無事だったことは、大変良かったのですが、写真でお気付きのことと思いますが、今年の茅の輪は大茅の輪も本殿前の茅の輪も、色が枯れた茶色の茅の輪になっていました。例年ですと、青々とした茅で編まれているのですが。実は、今年は大茅の輪を6月9日より楼門に設置し、10日より大茅の輪くぐりが開始されていたのです。そのため、枯れた茅の茅の輪になっていたのですが、やっぱり天神様のお誕生日の御誕辰祭には、新しく編み直して欲しかったですね。ちょっと残念でした。
今年も例年通り厄除け・病気除けの「茅の輪守」を買ってきました。今年もこれを周りの人たちに配ります。今年はお値段の方が去年までの350円から500円に値上がりしていました。こちらも、ちょっと残念でした(笑)。
本日の東寺・弘法市の開催中止
既にお知らせ欄でご案内のとおり、本日21日(月)の東寺・弘法市の開催は中止となりました。同様に、25日(金)の北野天満宮・天神市の開催も中止が決定しています。
昨日で京都府に発出されていた緊急事態宣言が解除されたので、もしかしたら今月は開催されるかなと期待してはいたのですけどね。やはり予想通り、緊急事態宣言解除後に「まん延防止等重点措置」が7月11日(日)まで適用されることになりましたのでね。仕方ないですかね。これで4月から3か月連続の開催中止です。今年に入ってからは、3月に1回開催されたのみで、他の月は全て中止ですからね。露店業者さん達も大変ですよね。キム社長とも、もう1年半ぐらい会えてませんね。元気にしていてくれたらいいんですけどね。
元々今月の25日(金)~27日(日)に開催が予定されていた京都アンティークフェア(会場:京都市伏見区竹田の京都パルスプラザ)も、既にご案内のとおり7月に延期されましたので、今月の京都での骨董関係イベントはもうありません。
ただ、25日(金)の北野天満宮では露店は出ませんが、菅原道真公のお誕生日の祭典である御誕辰祭で、真夏を迎えるにあたって無病息災を願う「大茅の輪くぐり」の方は行われます。この日は厄除け・病気除けとして小型の「茅の輪守」の授与もあります。私は毎年これを買って周りの人たちに配っていますので、25日(金)は朝店を開ける前に、北野天満宮には行って来るつもりです。
最後の写真は、昨年の茅の輪守です。初穂料が今年は500円に値上がりしたようです。
祇園 いづう さば雀寿司
相変わらずもらいメシしてます(笑)。
鯖寿司と言えば、祇園のいづうさんですが、本日はそのいづうさんの鯖寿司(ハーフサイズ)をいただきました。
と思ったんですが、包みの表の札に「さば雀寿し」とあります。
あまり気にせずに竹の皮の包みを開けてみると、2種類の昆布で包まれた鯖寿司だと思ったんですが、鯖と鯛のお寿司が半分ずつになっていました。なるほど「さば雀寿し」でした(笑)。いづうさんの鯖寿司は、子供のころからいただいて来ましたが、これは今回初めていただきました。
いづうさんの所在地等は下記のとおりです。
京都市東山区四条切通し一筋半上ル東側 電話075-561-0751 ※火曜定休
※写真2枚目と3枚目は左右(サバと鯛の位置)が逆になっています。
昨夜の晩酌(初登板の丸っこい堅手盃の巻)
昨日は夕方、ものすごい雨が降りました。横殴りの大雨で雷も鳴ってました。午後5時頃から本格的に降ってきましたので、6時に店閉めて帰れるか心配しましたが、幸い6時ごろには小降りになってましたので助かりました。梅雨の雨という感じではなく、熱帯地方のスコールのような感じでしたね。ビックリでした。京都は今日も一日、雨が降ったりやんだりのお天気のようです。
で、昨夜の晩酌です。
刷毛目徳利は、以前にも一度こちらでご紹介したことがあります。口部の1か所と胴部に数か所、最初共直しがされていたのですが、金継にしてもらったものです。詳細につきましては、2019年4月16日作成の記事をご覧ください(2019年4月16日作成「おかえりなさいの巻」へはこちらをクリック)。口が小さいので、口部がスリ落とされているのかと思われるかもしれませんが、これがオリジナルです。容量は約1合半ほどです。
李朝初期の堅手盃は今回が初登板です。口径が5.5cm、高さ4.5cmと小ぶりな盃です。写真では青く写っていますが、実物はこんなに青くはありません。グレーです。最初の写真の色が現物に近いです。一応高台が形成されていますが、底はベタ底の砂付きになっていますので、明器であったのかも知れません。肌の色はよくありませんが、丸っこくて可愛らしく、口がぴっと外に反っているので、お酒がスルスルと入って来て飲みやすい盃です。今まであまり使ってなかったのですが、昨日久しぶりに使ってみて、結構気に入ってしまいました(笑)。
お料理の方ですが、牛肉の野菜巻は後期分院の白磁皿に、胡瓜とタコの酢の物は高麗青磁の小鉢に、茄子のお浸しは李朝初期堅手小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。高麗青磁小鉢の金継は、随分前に私自身がしたものです。こちらは大ぶりの盃としても使えます。牛肉がちょっと焦げましたが、私はこれぐらいの方が好きです。