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李朝好き - 韓国骨董 李好

TEL:075-532-5877

〒605-0089 京都府京都市東山区古門前通大和大路東入元町367-4 杉山ビル2階 *京阪三条駅より徒歩3分

 

京都府公安委員会許可第611251830002号 TEL/FAX:075-532-5877 営業時間 11:00~18:00 定休日 水曜日

 

李朝好き

「李朝好き」(店主ブログ)

当店の店名「李好」は、「李朝好き」からとったものです。
「李朝好き」の「おりこうさん」が集う店になればという、李朝好きの店主の思いが込められたものです。
こちらでは、店主の日常や紀行、京都の骨董関連イベントの紹介、また京都やソウルの骨董街をご訪問されるお客様のために、

京都市内とソウルのグルメ情報もご提供させていただいております。

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昨夜の晩酌(京料理 はり清 季節の折詰の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2020年05月27日(水)

DSC 0328 2昨夜の晩酌です。昨夜の酒の肴は豪華でした。写真の折詰は、京都五条大黒町通下ルの京料理 はり清さんの季節の折詰です。

今回はもらいメシではなく、私が注文したものですよ(笑)。これまで1カ月半ぐらいの間、毎日のようにもらいメシしてきましたので、さすがにここらでお返しをしておかねばと思い、今回は私がご馳走しましたよ。普段しないことをしたから、昨日は夕方前頃から大雨になってしまいましたね(笑)。

お料理の中身の方は、思ったより充実していましたね。甘えび・鯛・マグロのお刺身やちらし寿司、煮物・焼き物も充実していましたね。折に深さがあるので、写真で見るより量的には多かったです。煮物は下にもう一つ二つ隠れていますし、焼き物では鮭が見えますが、その下にさらに西京漬けもありました。これ、お値段3,300円は大変お値打ちだったと思います。

はり清さんは、創業350余年の老舗の京料理のお店です。2年近く前になってしまいますが、こちらでもご紹介したことがありますので、ご参照ください(京料理 はり清さんの記事へはこちらをクリック)。

はり清さんのホームページへはこちらです。 http://www.harise.com/index.html

酒器の方ですが、李朝初期堅手の徳利は大変いい味です。これだけ味が付いていると、油染みを疑わなければならないのですが、油臭はしません。よく、購入当初は油臭がしないので、油染みではないんだと思って購入して、半月とか1年経ったら胎土にしみ込んでいた油が出て来て酒器としては使えなくなった、というようなことが稀にあります。これもその点を少し心配していたのですが、もう何年も経ちますが油臭はしませんので、大丈夫なようです。だから、いい味の堅手徳利と確定しました(笑)。容量は1合半強といったところです。口に金継が2か所あります。

盃の方は、李朝後期から末期の民窯で焼かれたものでしょう。器全体に貫入が入り、使用により表面に赤みが出ています。写真では分かり難いのが残念です。高台というか底の辺りには、カイラギのような釉薬の塊も少しだけですが見えますので、井戸手盃と言ってよいでしょう。使っていくとさらに肌に赤みが増していくでしょう。

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緊急事態宣言全面解除

カテゴリ: 李朝好き 作成日:2020年05月26日(火)

本日(6/25)、緊急事態宣言が全面解除されました。

法的拘束力のない政府からの自粛要請を我々国民が守って、ここまで感染者数を抑えることに成功したということは、世界に誇れることでしょうね。それは疑いのないことだと思うのですが、緊急事態宣言の解かれていなかった神奈川と北海道で、解除の目安となる数値をクリアできないままの全面解除というのは、果たしてどうだったんですかね?なんかもう、ここ数日は25日での全面解除が決まっているような雰囲気だったので、ちょっと心配な感じもしますね。目安の数値設定した意味は何だったんだ?みたいに思ってしまいますので、月末まで様子を見てからの解除の方が良かったような気もしますけどね。まあでも、経済のことを考えると外出の自粛や要請対象業種の休業も2か月が限界でしょうからね。

それにしても、うちにはまだマスクも10万円の特別定額給付金の申請書類も届いてないんですけど。マスクはさすがに今からではもういらないですよね。10万円の給付金の方は、マイナンバーカードを持っているので、最初ウェブ申請をしようと思ってネットで見てみると、申請の際にマイナンバーカードの暗証番号が必要だということが分かったんですが「はあ、なに暗証番号って」って感じでした。カード作った際に暗証番号を作成した記憶が全くありません。それで書類が郵送されてくるのを待っているのですが、一向に来ません。迅速に対応するために、国民全員対象の定額10万円に制度を変更したはずなのに…。

当店の営業の方ですが、緊急事態宣言後、13:00~18:00の時短営業にしていましたが、既に「お知らせ」欄等でご案内のとおり、6月1日(月)より11:00~18:00の通常営業に戻します。こちらもご報告済みではありますが、6月3日(水)は休まずに営業いたします。また、6月は開業月ということで、昨年は感謝月間としてサービスの提供をさせていただいていたのですが、今年は新型コロナ禍の中、積極的なご来店のご案内はできないかなと思っていましたところ、本日緊急事態宣言の全面解除となりましたので、今年も感謝月間のサービスを実施いたします。詳細につきましては、近日中に「お知らせ」欄などでご案内いたします。お楽しみに。

新型コロナウィルス感染が完全に収束して、またソウルに行けるようになる日が来るのが待ち遠しいです。

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鰻丼(かぼちゃのたね)

カテゴリ: 京のお食事処 作成日:2020年05月22日(金)

昨日の予告通り、晩ご飯に鰻丼をいただきました。鰻がふわふわトロトロで美味しかったです。江戸前の蒸してから焼いた鰻でした。私は京都生まれの京都育ち(8年ほどソウル(笑))ですが、鰻は江戸前が好きです。

祇園四条花見小路西入ル、北側2軒目の祇園了郭ビル1階の「かぼちゃのたね」の鰻丼でした。こちらのお店は、数年前の土用の丑の日に1度だけ伺ったことがあります。お昼は、鰻丼やミニ会席が2,000円台でいただける、リーズナブルな価格のお店です。夜も鰻(鰻丼・かば焼き)の会席が4,000円台からあります。

本当に毎晩いいものばかりいただいてます(笑)。ありがたいです。でも、晩酌は週明けまではガマンガマン(笑)。

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関西圏の緊急事態宣言解除

カテゴリ: 李朝好き 作成日:2020年05月21日(木)

本日5月21日、関西圏の大阪・京都・兵庫の2府1県に対する緊急事態宣言が解除されました。東京・神奈川・埼玉・千葉の関東圏と北海道については継続となりましたので、まだ全国的な宣言解除とはなっていません。

宣言が解除されたといっても、新型コロナの感染が収束したわけではありませんし、この後、第2波、第3波が来ることも予想されますので、すぐに新型コロナ禍以前の生活に戻れる訳ではありません。今後も日常生活において感染防止に心がけながら、徐々に自粛生活を解いていくことを心掛けるようにしましょう。まあ、自粛生活も、肉体的にも精神的にも、そして経済的にも2か月を超えて続けるのは無理ですからね。これから、関西は徐々に街に賑わいが戻ってくると思います。嬉しいような、また感染が拡大するのではという不安やらで複雑です。まだしばらく、全国的な宣言の解除があるまでは、他府県の方は京都に来ないでくださいね(笑)。今月いっぱいぐらいは、観光など不要不急の遠出は様子見する方が良いでしょう。私も考えてみたら、今年に入ってから京都市内を出てないですね(笑)。

新型コロナ禍で、5月、6月と骨董関係のイベントも全て中止となっていました。今日21日も本来は東寺・弘法市の開催日でした。来月からはこれらも再び開催されるでしょう。来月の弘法さんで金(キム)社長と会えればいいんですけどね。

当店の方も、これからぼちぼちお客様にご来店いただけるのではないかと思っています。しかしながら、営業時間の方は今月いっぱいは13:00~18:00とさせていただきます。

写真1枚目は、先週韓国の弟分が送ってくれたマスクとゴム手袋とインスタントラーメンです。日本では、一時マスクが不足してたのがウソのように、街の薬局以外の雑貨屋さんなどの店先にマスクが山積みにされていますね。もう、買い求める人もいません。うちには今マスクが200枚ぐらいあります(笑)。まあ、あってほしくはないですが、第2波・第3波に備えて保管しておきましょう。インスタントラーメンはご存知の「辛ラーメン」のBLACKという高級版と初めて見る「무파마 탕면(ムパマタンミョン)」というもの。「무파마(ムパマ)」ってなんのこっちゃ?と思っていたら「무우(ムウ)」=大根、「파(パ)」=ネギ、「마늘(マヌル)」=ニンニクのことだったんですね(笑)。

次の写真は、今日のもらいメシで、お寿司とお惣菜です。写真がエライ反射して分かり難いですが、後方の皿に盛られたのが小さなにぎり寿司です。こういうものをもらうと、一杯やりたくなるところですが、前回からまだ1週間も空いていないので、今日はガマンです。頑張ってるなあ(笑)。明日は鰻をいただけるようです(笑)。

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昨夜の晩酌(天ぷら圓堂 天ちらし弁当の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2020年05月16日(土)

DSC 0254 2晩酌は日曜日あたりにしようかと思っていたのですが、昨日の晩ご飯に、八坂通りの天ぷら圓堂さんの天ちらし弁当をいただきましたので、急遽、昨夜の晩酌となりました。相変わらず、もらいメシで生きてますよ(笑)。

天ちらしは、写真のとおりご飯の上に海老天をはじめとする様々な天ぷらを正にちらしたお弁当です。野菜や生麩、それに圓堂さんの名物、トウモロコシの天ぷらも入ってました。ご飯の上には海苔が被せられていました。容器が電子レンジ対応の物ではないようでしたので、温めて食べることができなかったのが残念でしたが、それでも充分に美味しくいただけました。

天ぷら圓堂と言えば、八坂の塔(五重の塔)を東に見る八坂通に、かつてはお茶屋だったという築100年におよぶ伝統的な京都の数奇屋造りの本邸の他に、同じ八坂通に南邸・西邸を構え、さらには同じ八坂通にあるホテル ザ セレスティン京都祇園内にも出店されています。その他に、京都市内では岡崎に岡崎邸も出店されました。大変繁盛していたのですが、新型コロナ禍でこちらもやはり苦しいでしょうね。京都はまだですが、全国39県で緊急事態宣言が解除されましたが、飲食店にお客さんが戻るのには、まだまだこれから時間を要するでしょうね。圓堂さんについては、過去にこちらでご紹介したことがありますので、詳細はこちらからご覧ください(天ぷら圓堂の紹介記事へはこちらをクリック)。

三島の徳利は口がぐるりと全て金直しが施されています。まあ、それは仕方がないのですが、気に入らないのは高台が写真のようにすり整えられていることです。多分、砂や小さな石などが付いていたため、安定が悪く、膳に置いた時にキズがつくなどの理由によるものだと思いますが、好きじゃないですね。胴には釉垂れが見られ、そういうところはいいんですけどね。残念です。こちらは白象嵌です。容量は1合6勺ほどです。

盃の方は、赤味の出た御本手茶碗のような味のいい盃です。口縁に私が自分でした金直しが3箇所あるキズ物ですが、見込みの釉垂れもいい景色ですし、高台内は縮れ釉になっています。これはソウルにいた時に入手したものですが、どこの店で買ったのか忘れてしまいましたね。この手のものは、大抵は踏十里か長安坪で買っているのですが、店が特定できないですね。これも久しぶりに使ってみました。

白和えを盛り付けたのは、李朝末期の染付小鉢です。残念ながら、お弁当の中身が分かるように写真を上から撮っているので、染付の部分が全く写っていませんが(笑)。

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ドリームジャンボ宝くじ

カテゴリ: 李朝好き 作成日:2020年05月13日(水)

DSC 0223 2本日は水曜日でお休みですので、ドリームジャンボ宝くじを買いに四条大宮まで行って来ました。

新型コロナ禍で店の方は売り上げもありませんので、ここは一発、ジャンボで5億円と行きたいところですが、そんなに甘くはないですよね(笑)。昔から京都では、四条大宮の売り場がよく当たると言われていますので、宝くじを買う時は必ず四条大宮の売り場で買うようにしています。多分、昔はここが京都では発券枚数が一番多かったんでしょうね。今は京都駅あたりにも発券枚数の多そうな売り場がありますので、どうなのかは分かりませんが。いつもは散髪で四条大宮の理容ブラージュに行ったついでに買うのですが、今日は散髪はせずです。もう2か月以上散髪していないので、ここ20数年間で経験のないほど、髪がのびています。朝、髪を整えるのに時間はかかるし、暑いし、早く切りたいのですが、3密が気持ち悪くて散髪に行けないんです。同様に歯科にもまだ行けてないんです(笑)。

宝くじは、ジャンボなどの高額当せん金額のものだけ買うようにしています。なので、ジャンボ以外でしたら当せん金5千万円以上のものですかね。今回はドリームジャンボを連番で10枚買いました。いつもはジャンボミニも10枚買うのですが、今回は当せん金額が1千万円と少ないので買いませんでした。いつもはジャンボ5億ならミニは5千万円なんですけどね。しかも、当選金額1千万円なのに1枚300円なんです。どうしたんでしょうね今回は。

宝くじで私のこれまでの最高当せん金額は50,000円です。2万円または3万円というのも5,6回、10,000円については10回では済まないぐらい当たりました。ところがここ2,3年は全く当たりません。まあ、3,000円とか5,000円とかいう金額が、年に2,3回程度でしょうか。せめて100万円以上当たれば宝くじ当たった!ていう実感あるでしょうね。こんな時に高額当せん金欲しいなあ。庶民の夢ですね、かなわぬ夢(笑)。

でも5億円当たったらどうするでしょうか。店を大きくする?高額な商品を大量に買い付ける?いっそ商売はやめて、コレクターに戻って楽しむ?うーん、多分最後のが一番近いでしょうかね。もう何もせず、年1,500万円程度の生活を死ぬまで楽しむでしょう。私の夢は、何かを成し遂げることではなく、何もせずに生きて行けるようになることですから(笑)。

帰りに四条通、錦通り、寺町通り、新京極を歩いてきました。四条通は、河原通より西に行くとやはり人がそこそこ歩いていますね。まあ、新型コロナ禍以前とは比べ物になりませんが。錦通りは2枚目の写真ですが、本当に閑散としていましたね。2月頃までは外国人観光客であふれかえっていましたが、今日は臨時休業中でシャッターを下ろしたお店も目立ちましたね。3枚目の写真が寺町通りです。やはりこちらも人の姿はちらほらといったところでした。4枚目の新京極に来ると、少し人の数が増えたなあという感じがしましたね。まあ、往時に比べると全くガラガラではありますが。どの道も以前と違い歩き易いです(笑)。

明日、政府から緊急事態宣言の解除に関する発表があるようで、京都も解除の対象に入るようですね。緊急事態宣言の解除による、人々の気の緩みが心配です。京都が解除されても、まだしばらく、少なくとも今月いっぱいぐらいまでは、他府県の方は京都に来ないでくださいね。全国的に解除された折には、ぜひ京都へ遊びに来てください。その際には、古門前の李好にお寄りいただくことを、どうぞお忘れなく(笑)。(追伸、その後京都の明日からの解除は見送られる見通しとなりました)

最後の写真は、京阪電車三条駅の2番出口階段のところにある絵です。原画が山口華楊という方の「牡丹」で、李朝後期分院の染付牡丹紋丸壺に紅白の牡丹が活けられている図です。原画は見たことないのですが、私この絵が好きで、三条京阪のあたりに来ると、特に地下に降りなければならないことが無くても、この絵を見るために地下へ降りることも度々です(笑)。京阪三条駅に来られた時には、ぜひ一度ご覧ください。地下鉄「三条京阪」駅ではなく、京阪の「三条」駅の2番出口ですので、ご注意ください。

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昨夜の晩酌(ドキドキ青井戸手盃の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2020年05月08日(金)

DSC 0177 2昨日、京大病院で糖尿の検査を受けまして、無事に数値が大幅に下がっておりました。と言っても、前回の数値が高過ぎましたので、まだ正常値には程遠いのですが、前回の検査以降は節酒し、間食も一切やめておりましたので、その成果が出て何よりでした。努力の結果が数値に表れてくれないとモチベーションが下がってしまいますからね。しかしながら、現在の新型コロナウィルスの感染拡大防止のための活動自粛と同様に、これで安心して気を緩めてしまうとリバウンドしてしまいますので、今後とも摂生に努めてゆきたいと思います。今後も晩酌は月3回程度のペースを守ってやっていく予定です。

そんな訳で、久しぶりの昨夜の晩酌です。

徳利は新羅か高麗の土器です。以前にご紹介した米色青磁と同様に、その形状は片側だけが平たくなった扁壺です。米色青磁の扁壺徳利については、2019年11月09日作成の「昨夜の晩酌(金継ぎ第1号盃の巻)」をご参照ください(2019年11月09日作成の「昨夜の晩酌(金継ぎ第1号盃の巻)」へはこちらをクリック)。容量は、ちゃんと測ったわけではないのですが、これで1合7~8勺ぐらいは入ります。この徳利も本当に久しぶりに使いましたね。底はベタ底なのですが、その底に小さな欠けが1箇所あったくらいで状態はいいです。ちなみに、副題の「ドキドキ」は、この「土器」の徳利にかけたものなんですよ(笑)。分かり難いですね(笑)。

青井戸手の盃は、底に小さな欠けがありますが、他にキズは無く状態の良いものです。底には写真のようにカイラギも見られます。購入したのは10年以上前だったと思います。サイズもよく申し分ないのですが、これもあまり育つ手ではないので、意外にもあまり使っていませんでした。購入してすぐに2,3回使って、あとは思い出した時に時々という感じでしたね。この「昨夜の晩酌」を書くようになったお蔭で、あまり使っていなかった酒器を引っ張り出して使うようになりました。なかには、存在さえ忘れかけていたような酒器を再び使うことができる機会となり、懐かしい想いはもちろんのこと、その酒器の良さを再確認できたりと、有意義なものとなっています。

イカとキュウリのピリ辛炒めは李朝初期の白磁皿に、大根とお揚げの炊いたんは高麗青磁の小鉢に、出し巻は李朝後期分院の染付壽字紋小皿にそれぞれ盛り付けてみました。染付壽字紋小皿は出し巻がのっているため見えませんが、最後の写真のように見込みに「壽」の字が書かれています。

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自宅裏の躑躅(ツツジ) 2020

カテゴリ: 李朝好き 作成日:2020年05月04日(月)

DSC 0141 2自宅裏の躑躅が大分きれいに咲いてきました。自宅裏は桜の後には躑躅が咲きます。毎年ゴールデンウィークの期間中に咲くのですが、今年は連休も後半に入ってから見頃になってきましたので、例年よりやや遅めかなあという感じです。自宅の物干しから見られます。

桜に躑躅と物干しから見られていいでしょ(笑)。自分の家の庭でもないので、何も手をかける必要もありません。季節になったら勝手に咲いて、勝手に散って行ってくれます。楽でいいです(笑)。ありがたいです。

それにしても、「ツツジ」って漢字で書くとこんな字「躑躅」なんですね。数年前に漢字変換して初めて知りました。最初に見た時は、お花を表す漢字とは思えませんでした。変換して出てきた「躑躅」の漢字を見た時「髑髏(どくろ)」と出たのかと思い、一瞬ギョッとしたのを今も覚えてます(笑)。作りの一つが同じなだけなんですけどね(笑)。なんか似てますよね。私だけかな、そう思うのは(笑)。

連休も後半に入り、明日は5月5日「こどもの日」ですが、今日花見小路通りを歩いていると、久しぶりに鯉のぼりが上がっているのを見つけました。四条花見小路のお茶屋さん一力さんの鯉のぼりでした。鯉のぼりは、テレビ等の映像で見ることはあっても、実物を見ることは久しくなかったように思います。都会ではなかなか鯉のぼりを上げる場所がないですからね。田舎の方でしたら、まだ上げられる場所があるでしょうけど、京都市内の古い家の場合、奥に坪庭程度のものはある家が多いですが、さすがに坪庭では鯉のぼり上げられませんからね。私の子供の頃も、大きな庭のあるお金持ちのお家でないと、鯉のぼり上げてるところはなかったですね。幼馴染みに料亭の家の子がいて、そこは毎年大きな鯉のぼりを上げていて、とても羨ましかったのを覚えています。一力さんのと同じような、吹き流し、真鯉、緋鯉、それと青い小さめのもいたかなあ。立派でした。残念ながら、彼は10年程前に亡くなってしまったんですけどね。

うちの家にも、鯉のぼりがあることはあるんだということで、昔父親が見せてくれたことがあったように思います。金太郎さんがしがみ付いている大きな真鯉だったような気がします。緋鯉はあったのかなあ?多分小学校に上がる前のことだったと思うので、もうよく覚えていませんね。まあ、あっても上げる場所は無かったんですけどね(笑)。五月人形も家にあって、子供の頃にこれは毎年出して飾ってくれていましたね。京都では五月人形を「大将さん」と言いますね。

子供の頃は5月5日には、必ずちまきや柏餅を食べてましたね。それと、父親が童謡「背くらべ」のように、柱で身長を測ってくれましたね。今も実家の柱に跡が残ってるはずですよ。あれいつ頃までだったかなあ?小学校になったら身体測定で測るから、幼稚園まででしたかねえ。懐かしいです。明日は柏餅買って食べようかなぁ。ちまきも探してみようかなぁ。

幼き日を懐かしんで柏餅かちまきを食べ、夜は亡き友を想い一人お気に入りの酒器で酒を飲んでみようか。と思ったんですが、ダメダメ、7日に糖尿の検査がありますから、お酒はそれまでお預けですね(笑)。

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今日から5月(2020)

カテゴリ: 李朝好き 作成日:2020年05月01日(金)

DSC 0108 2今日から5月になりました。例年ならゴールデンウィーク真っ最中で、京都は街中観光客でごった返し、道は歩き難い、交通機関は超満員で、家から出るのも鬱陶しくなるような日々が続いていたんですが、今年は一転、やはりこの大型連休に入っても街中はガラガラです。

これだけの国民の外出・移動の自粛努力にも拘らず、新型コロナウィルスの感染者数は、安定して来てはいるものの、期待したほどの成果は得られていないため、緊急事態宣言がおそらく5月末まで延期される模様です。まあ、現状では仕方がないでしょうね。あと1か月、みんなで頑張りましょう!まだしばらく、もらいメシ生活が続きそうです(笑)。ありがたいことですよね(笑)。50過ぎても親族からのもらいメシで生きる男(千鳥のノブ調で)です(笑)。

博物館や美術館は休館、町のお店もほぼ臨時休業、飲食店は臨時休業や時短営業、またはテイクアウトのみの営業等になっており、行くところもないですよね。写真のように、八坂神社は新型コロナウィルスの感染拡大の防止策として、4月29日~5月6日までのゴールデンウィーク期間中は、境内への立ち入りが出来なくなっています。私の知る限りでは、こんなことは初めてですね。とにかく初めてのことだらけです。

今月の京都の骨董関連行事の方も、「お知らせ」欄で既にお知らせのとおり、5月3日(日・祝)の京都東寺ガラクタ市と10日(日)の平安蚤の市の開催が中止となっています。21日の東寺・弘法市と25日の北野天満宮・天神市・については、まだ今のところ中止の発表はありませんが、緊急事態宣言の5月末までの延期が正式に決まれば、開催中止になる可能性は高いと思います。これらについては、また分かり次第、本ホームページ「お知らせ」欄で報告いたします。

また、古裂會の第112回オークションの下見会は、会場の「京都市勧業館みやこめっせ」の貸館利用が7月末日まで停止されたため、予約下見会を5/27まで延長し、古裂會本社にて対応するとのことです。詳細については古裂會ホームページにてご確認ください。(古裂會ホームぺージ:https://www.kogire-kai.co.jp/)

そんな訳で、今月もこちらのブログのネタがなかなか見つかりそうにありません。ちなみに、2番目の写真の茅の輪は、昨年6月25日の北野天満宮のものです。

最後の写真の絵は「アマビエ」というものです。八坂の塔の坂にあるお土産物屋のガラスにテープを貼り付けて描かれたものです。アマビエは、日本に伝わる半人半魚の妖怪で、光輝く姿で海中から現れ、豊作や疫病などの予言をすると伝えられているそうです。江戸時代後期の肥後国(現在の熊本県)に現れ「私は海中に住むアマビエなり」と名乗り「これから先、豊作が続くが疫病も流行する。私の姿を絵にして人々に見せるべし」と予言し、海へと帰って行った、という旨の内容が当時の瓦版に挿絵付きで書かれているそうです。

このアマビエは、アニメ・ゲゲゲの鬼太郎にも登場していたようで、妖怪ファンには知られた存在だったようですが、この度のコロナ禍で「疫病退散にご利益があるというアマビエの力を借りよう」「コロナウィルス対策としてアマビエのイラストをみんなで描こう」との発想から、このアマビエの絵を描くことがひそかなブームになっているようです。厚生労働省の新型コロナウィルスの感染拡大阻止を呼びかけるアイコンにも、アマビエのイラストが使われています。

(厚生労働省ホームぺージ「新型コロナウィルスの感染症について」:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

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昨夜の晩酌(半筒井戸風盃の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2020年04月29日(水)

DSC 0082 3今日からゴールデンウィークに突入しましたね。と言っても例年とは違い、新型コロナ禍で緊急事態宣言が出された中では、ゴールデンとは言い難い今年の大型連休となってしまいましたね。緊急事態宣言が出されて3週間が過ぎ、感染者数は安定してきましたが、残念ながら思ったほど大幅には減っていませんね。旅行や遠出も出来ない連休ですが、この期間中はいいお天気が続くようです。皮肉なもんですね(笑)。

だから家飲みしたという訳ではないのですが、昨夜の晩酌です。実は、昨日の晩も貰い物のシチューがあったのですが、そちらは今日のお昼に回して晩酌しました(笑)。来週の木曜日にまた検査があるので、もうここらあたりが最後かなというのもあったんですけどね(笑)。

高麗徳利は以前、まだこの「昨夜の晩酌」に副題がつく前の初期の頃に一度紹介していました。ころりんと丸っこく可愛らしい形状です。容量は以前約2合としていたようですが、昨日お酒入れてみると一合八勺ぐらいでしたね。口縁に4か所、昔に私が自分でした金継があります。前回紹介した時以来の登板でしたね。

盃の方は、20年近く前に購入したものです。この盃は、これまでにこちらでは、まだ紹介していないものです。李朝後期に民窯で焼かれたものだと思います。琵琶色の肌に貫入があり、底は縮れ釉になっていますので、これを井戸と言いう人もいるかと思いますが、控えめに「井戸風」としておきました(笑)。無傷なのですが、胴の片面に写真のような引っ付きがあります。窯の中でこの面を下にして横になっていたのでしょうか。そんな感じの広範囲にわたる付着物です。降りものという感じではありません。反対側にも小さな引っ付きが一つあります。こういう引っ付きなどを嫌う人は多いと思います。まあ、確かにこんなものの無いきれいな肌の方が望ましいですが、古陶磁器ですから、こういうものに対しても寛容な心で受け入れられる方が、より楽しめると思います。この盃の引っ付きですが、私はこれを手に取った際に、ここに指をかけて持つと滑り止めになるなあと思いながら購入しました(笑)。

赤魚のみぞれ煮は李朝後期分院の白磁皿に、サンド豆の胡麻和えは三島の小鉢に、筍のきんぴらは李朝初期の堅手小皿に、それぞれ盛り付けてみました。

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