昨夜の晩酌(算盤珠形高麗青磁徳利の巻)
一日置いての昨夜の晩酌です。
糖尿の数値が悪いのに、そんなに間も置かずに酒飲んでっていうところですが、これでもう今月は終わりにします。健康第一ですからね。それにネタもそんなにないんです(笑)。
高麗青磁の徳利は、算盤珠のような形でさらに口造りも珍しい形をしています。こういう形を何形というんでしょうかね?分かりません。口に金継があります。これも確か、購入した時は共直しがされていたものです。容量は1合程度です。このような奇抜な形のものというのは、見つけた時には珍しいと思って結構喜んで買うんですが、買ってみると実際にはあんまり使わないんですよね(笑)。これも直しが済んで戻って来て、その時に1回使ったきりだったような気がします。
三島の盃は、入手したのはもう10年以上前になるでしょうか。このサイズの三島の盃というのは数が少なく貴重なのですが、この盃は側面にギザギザ線のような白象嵌の模様が並んでいるだけの地味なものです。見込みに象嵌が全くありません。せめて輪線紋ぐらい刻まれていたら、地味な印象が変わると思うのですが。ちょっと残念です。
焼サバは李朝初期の堅手皿に、ローストビーフは李朝後期分院の白磁皿に、キュウリとチリメンジャコの酢の物は三島の小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。酢の物のチリメンジャコは、冷凍にしていた天神さんのチリメンジャコを少し追加しています。天神さんのチリメンジャコは、このように冷凍にしておいて必要分を戻して使っています。焼サバは、今回もしめ鯖を焼いたものです。サバは焼いたものが一番美味しいですよね。
明けて今朝、店に来る前に久しぶりに知恩院に寄って石段を上がって来ました。もちろん男段(笑)。久しぶりに上まで上ると、情けないですが足はガクガク、息はあがってしまいました。ここの石段は、一段一段が高くてこたえます。降りる時は結構怖いです(笑)。左肩痛のため、ここ5か月ほどの間、筋トレができていないので、とりあえずそちらはあきらめて、下半身強化策として店でスクワット30回2セットと、朝は知恩院の石段上りをやっていこうと思っています。スクワットは続くと思うんですが、石段の方が問題ですね(笑)。しかし、これを続けられたらかなりの足腰の強化につながると思います。運動不足とストレスを解消して糖尿の数値を下げ、気持ちよくこの「昨夜の晩酌」を書きたいですからね(笑)。
昨夜の晩酌(出戻りの粉引平盃の巻)
昨夜の晩酌です。
実は昨日、糖尿の検査のために京大病院に行って来まして、かつてない程のひどい数値をいただいてきました(笑)。原因は分かってるんです。左肩痛のために筋トレをできないことによる運動不足、またそこから来るストレスによる夜間の過食(寝る前にお菓子とかパンとかを結構食べちゃってたんですね(笑))によるものなんですよね。分かっていれば何とかできそうなもんですが、これがダメなんですよね(笑)。 しょうがないので、今後はスクワット等下半身中心の筋トレをしていこうかと思ってます。でも、鉄アレーあげないとテンション上があらんのですよね(笑)。頑張って朝少し早めに家を出て、毎日知恩院の石段(もちろん男段の方)を上がるようにしてみようかな。多分続かんと思うけど(笑)。
まあ、そんな状況ではありますが、久しぶりの昨夜の晩酌でした。 酒器はいずれも過去にもご紹介したものです。李朝初期堅手の徳利は、今回が2度目の登板になります。口に3箇所の白金(シロキン)直しがあります。胴には釉垂れと線刻がみられます。容量は2合程度です。下膨れの形のいい徳利です。白金直しの詳細については2019年08月2日作成の記事「昨夜の晩酌(平盃登板の巻)」をご参照ください(昨夜の晩酌(平盃登板の巻)へはこちらをクリック)。
粉引の平盃は、今回で3度目の登板となります。「昨夜の晩酌」の第1回目と昨年の6月16日にご紹介していましたね。この粉引平盃は、昨年末に酒器の目玉の一つとして店に出していたのですが、売れないため、数日前から自宅で使用するために持ち帰っていました。口径10.5cm程度。見込みに窯キズが有りますが、底には届いていないので漏れません。この窯キズからお酒が胎土にどんどん滲みて、いい味がついていくと思います。第1回、昨年6/16、今回とその成長ぶりを比較してご覧ください。まだまだ育ちます(昨夜の晩酌 第1回目へはこちらをクリック、昨年6月16日作成記事へはこちらをクリック)。
また近々店頭に出す予定ですので、ご関心のおありの方はホームページのお問合せ欄からか、お電話にてお問い合わせください。
お料理の方ですが、鯖寿司は李朝末期分院の白磁祭器「祭」字紋台皿に、鶏の肝煮は李朝初期の堅手小鉢に、てっぱえ(ぬた)は李朝初期の三島小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。
鯖寿司は頂きものです。鯖寿司はもちろん食べられますが、しめ鯖というものがあまり好きではなく、自分で買って食べるということはしません。いただいた時は、上の昆布を外してガスコンロの魚焼き機で鯖を焼いてから食べます。そのままで食べるのが好きな方はいいのですが、しめ鯖が苦手な方は一度お試しください。香ばしく、酸っぱさも飛んでまろやかなお味になります。焼くとご飯が崩れやすくなりますので、焼き上がって取り出す際にはご注意くださいね。
古裂會第111回オークション下見会
古裂會(こぎれかい)の第111回オークションの下見会に左京区岡崎のみやこめっせ(京都勧業会館)へ行ってきました。
昨日10日(火)と本日11日(水)の両日開催されており、いつもは初日に伺っていたのですが、昨日10日は実家で10時から月参りがあるため、定休日である水曜日の本日伺うことにしました。これまでにもご紹介したとおり、こちら古裂會さんは、業者だけでなく一般の方も参加できる開かれたオークションという形式を提供しておられます。
新型コロナウィルスの感染拡大により政府が発表した自粛要請を受けて、10日(火)の平安蚤の市が中止されましたので、こちら古裂會さんの下見会の方も中止されるかもと思っていましたが、こちらの方は決行されました。まあ、屋内のイベントとは言え、骨董祭のように多くの業者さんと来場者があるわけではありませんのでね。受付には、ちゃんとアルコール消毒液が準備されていましたよ。
こんな時期ですから、会場は来場者がなくガラガラかと思っていたのですが、まあ多いとは言えませんが、普段の開催時とあまり変わりぐらいの来場者がありました。
今回は【特集】佛教美術ということでしたので、会場内は仏像だらけかと思っていたのですが、思ったより仏像は少なかったですね。仏画の軸の方は、結構たくさん掛かっていたようでした。まあ、事前にカタログ見てるから分かってはいるんですが、やっぱり今回も韓国の物が少なかったですね。提灯壺などもあったのですが、お値段が合いませんね。
次回第112回は5月19日(火)・20日(水)に、場所は同じくみやこめっせ(京都勧業会館)での開催です。次回も定休日の水曜日にゆっくり出かけようかと思っています。次回第112回は、まだ特集名が何であるか出ていません。特集やめちゃったのでしょうか(笑)。
古裂會さんの下見会を見た後、お昼ご飯をマルシン飯店で食べようと思い、東山三条まで歩いて行きましたが、マルシン飯店の前には10人程の行列ができていました。新型コロナウィルスの感染拡大による影響で、観光客が減っているこの時期なので、行列はないだろうと思って行ったのですが、残念でした。それで諦めて、知恩院前までバス1停留所歩き、天下一品でお昼にしました。天一に入るのは3年ぶりぐらいだったでしょうか。こちらのお店は今回初めて入りました。鶏唐揚げ定食(1,100円)+餃子(350円)で合計1,450円でした。天一のこってりラーメンは、これまた本当に久しぶりに食べました。やっぱり相変わらず濃厚でした(笑)。
明日(3/12)は誠に勝手ながら、午前中は京大病院で検査のため13:00からの開店となります。今回もまた前回に引き続き、ひどい数値が出そうで恐ろしいです(笑)。
三条白川 三味洪庵本店
今月に入って、しばらくぶりのブログ更新です。10日までは骨董のイベントもなく、12日に検査があるので、晩酌の記事も書けず(ビールは飲んでましたけどね(笑))で、しばらくこちらを更新出来ずにおりました。
昨日の晩ご飯に、三条白川にある三味洪庵本店で蕎麦御膳をいただいてきました。
こちら三味洪庵さんは、文久元年(1861)に、鳥取藩勘定方をつとめていた初代の岡島嘉平という人が、岩倉具視の命を受けて、京都で北前船が運ぶ食材の仕入れや販売をおこなう商いを始められた際の「大津屋」が、こちらの前身なのだそうです。その後、紆余曲折を経て、1986年に一旦離れていた現在の地に戻り、現在の店名で商いを始められたようです。店舗の建物は、築100年を超える京都市の歴史的風致形成建造物にも指定された京町家なのだそうです。詳細については、三味洪庵さんの公式ホームページをご覧ください。
お店の裏に白川が流れており、テラス席も設けられているのですが、昨日は晩御飯に18:30の予約で伺いましたので、残念ながら、そちらの方は楽しむことはできませんでした。今の季節、さすがにテラス席は寒いですが、お昼なら奥の窓からも白川の流れが楽しめるようです。
昨夜いただいた蕎麦御膳は、二段重に西京漬けを中心としたお料理が詰まっていました。イクラ入りのお膾と黒豆があったため、お正月のような感じもしました(笑)。そこに、天ぷらの盛り合わせ、お蕎麦、デザート(アイスクリームでした)が付きます。お蕎麦は温かいのか冷たいのか、好きな方を選べます。昨日は寒かったですからね。当然温かい方をいただきました。お値段は税別で3,900円でした。
場所は、マルシン飯店のある東山三条から三条通りを東へ行き、2つ目の信号のところ(三条通りと白川が交わるところ)を左に入ったところです。お隣りもお蕎麦屋さんでした。
営業時間は、ランチ 11:00~15:00、ディナー 17:00~20:30。定休日は月曜日で、祝日の場合は火曜日が休みです。白川の景観が楽しめるランチタイムの方がお薦めかもしれません。
今日から3月(2020)今月の骨董イベント
今日から3月になりました。2月は骨董関係の行事が少なかったのですが、今月の予定は多いですよ。
今月の京都の骨董関連イベントといたしましては、本日(3月1日)第1日曜日の東寺ガラクタ市(私は行っていません)、3月10日(火)の平安蚤の市、21日の東寺弘法市、25日の北野天満宮の天神市といった定例の行事がまずありますね。
今月はその他に、10日(火)・11日(水)は岡崎のみやこめっせで古裂會の下見会、27日(金)~29日(日)の3日間は京都アンティークフェア(竹田のパルスプラザで開催)が、28日(土)・29日(日)は平安蚤の市の特別開催なども予定されていました。
ところが、新型コロナウィルスの感染拡大により政府が発表した自粛要請を受けて、10日(火)の平安蚤の市が開催の中止を決定しました。3月28日(土)・29日(日)の同蚤の市特別開催については、現時点では開催に向けて準備中とのことです。
その他のイベントにつきましては、今のところ、中止・延期などの発表はありませんが、明日以降に新たな中止・延期等の発表があるかもしれませんので、分かり次第、本ホームページの「お知らせ」欄でご報告していくようにいたします。
あと、新型コロナウィルスについては、韓国の感染者数が3,500人を超えましたね(本日午前9時現在)。いやー、4月上旬のソウル行きはちょっと難しそうになってきましたね。早く落ち着いてくれるといいんですけどね。
天神さん 梅花祭(2020.2)
25日ですので、開店前に北野天満宮の天神市に行ってきました。
本日は梅花祭だったのですが、やはり先日の弘法さん同様、新型コロナ肺感染拡大の影響で人の出は少なかったですね。
今日2月25日は菅原道真公の命日で、この日に行われる祭典が梅花祭です。約900年の歴史があります。詳細については、北野天満宮の公式ホームページでご確認ください(笑)。
また、今日は梅苑内で「梅花祭野点大茶湯」が開催され、上七軒の芸妓・舞妓さんたちの奉仕により、華やかな野点が行なわれます。これは豊臣秀吉公が北野天満宮で北野大茶湯を催したという故事にちなみ、昭和27年から始まった行事です。今年もご奉仕のために来た上七軒の舞妓さんを写真に収めましたよ。
ところで、梅花祭野点大茶湯の開催についても、新型コロナウィルス肺炎の感染拡大による影響が出ています。北野天満宮の公式ホームページを見ると、「お知らせ」欄に「野点茶会参加者に対してのお願い」として、「参加者のマスク着用の義務」「発熱・咳などの体調不良者の茶会参加不可」「茶会受付入口でアルコール除菌を実施」が記されています。野点茶会につい感染予防対策として、今回は舞妓・芸妓によるお茶のお運びは行なわないこと(但し、座礼・立礼のお点前は例年通り)、参加者人数については、当日券の頒布を大幅に縮小し、参加者人数を制限することが記されています。 そんなこともあってか、例年でしたら受付入口には結構な行列ができるのですが、今日は大して人が並んでしませんでしたね。
しかしながら、境内の梅の花は、いい感じで咲いていましたよ。先月の天神さんで来た時に、既に咲き始めの木が散見していましたので、今日の梅花祭の時には、梅の花が散ってしまって残ってないのではと心配しましたから。
今日も収獲は干し芋とチリメンジャコだけでした。干し芋は、やっぱりいつも通りキム社長に一袋進呈です(笑)。あとは、チリメンジャコと共に長野のNさんにお送りします。
そのキム社長ですが、今日天神さんを終えると明日からまた中国へ渡るとのこと。21日の弘法さんの時に、マスクが買えないということでしたので、その日から昨日まで買い集めたマスク、色々な種類あわせ枚数にして16枚にしかなりませんでしたが、渡して来ました。キム社長に「中国で新型コロナウィルスの感染が落ち着いてくれればいいけど、さらに感染拡大するようだったら、日本も中国からの外国人の入国を全面的に禁止するかもしれない。そうなったら、来月は日本に戻って来られないかもしれないよ」と言ったら「覚悟の上だ」と言っていました。来月21日のの弘法さんに、無事出店してくれてるといいんですけどね。
新型コロナウィルスの感染で気になるのが韓国です。21日の弘法さんの記事で、クルーズ船(ダイヤモンド・プリンセス号)の船内感染者を除く日本の感染者数を追い抜いたと記していたのですが。それから昨日まで感染者数が爆発的に増え続けて、最新の報告では893人と日本のクルーズ船の船内感染者を含んだ数をもはるかに上回っています。4月初めにまた無事にソウルに行ければいいのですが。
今日人出の少ない中、人だかりのある露店が1軒ありました。「1袋詰め放題300円」と書かれたお店で、小さめのレジ袋に商品何でも詰め放題で300円というものでした。商品はネッカチーフや袋物等の布製品、バッグ、陶磁器の食器等、色々でした。杖もありましたが、どうやって詰めるのでしょうか?とりあえず、突っ込んで落ちなければセーフなんでしょうかね(笑)。初めて見るお店でした。ご年配の女性の方々が、頑張って詰めていらっしゃいましたが、私が見て欲しいものはありませんでしたね(笑)。
東寺 弘法市(2020.2)
本日は21日で、東寺弘法さんです。今日は珍しく朝9時前、8:45頃に東寺に到着しましたよ。
大体いつも東寺で1時間弱ぐらいの時間、見物・買い物する予定ですので、9時前には東寺に到着し、9時半から10時の間に帰りのバスに乗れば、余裕で店の開店時間の11:00に間に合います。ここ数か月は、朝2度寝してしまったりして9時過ぎに東寺到着ということが多かったため、結構バタバタと見物・買い物して帰ることが多かったのですが、今日は余裕を持って見て回ることができました。
しかしながら、予想していたとおり人の出は少なかったですし、露店もあちこち出店がなく空き地になっているところが散見されました。当然、新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けたものであることは明らかでした。中国人はもちろん、その他の外国人も今日はあまり見かけませんでしたね。時間が若干早かったこともありますが、いつもに比べるとバスも随分と空いていましたね。
毎日、新たな感染者数の報告がされていますね。もう日本国内の感染者数は100人を超えていますね。それと、韓国でも感染者数の増加が著しく、日本の感染者数を追い抜いたようです(クルーズ船(ダイヤモンド・プリンセス号)の船内感染者を除く)。4月初めにまたソウルに行く予定で、飛行機の予約をしようと思ってたのですが、少し様子を見てからにしようと思ってます。
そんな人の出の少ない中、骨董の露店の集まった区域に、ひときわ目立つ人だかりの出来たお店が1軒ありました(3番目の写真)。なんだろうと思って近づいて見てみると古着屋さんのようでした。姿は見えませんでしたが「バーバリー、3,000円!」みたいな感じで、ブランド名と値段を言っている店主らしき人の声が奥から聞こえてました。結構、おじさんたちが前に並んでましたから、メンズブランド品の古着だったんでしょうかね。
今日もキム社長はいつもの場所に、マスクをして座ってました。中国から戻ってきたばかりです。キム社長は韓国人なのですが、中国で買い付けをして、京都で21日の東寺・弘法さんと25日の北野天満宮の天神さんに、それぞれ出店しています。新型コロナウィルスの感染拡大のため、今回は買い付けができなかったとのことで、目新しいものはありませんでした。こちらに来る際の飛行機も、今回は乗客がわずか8名だったと言っていました。
25日の天神さんが終わったら、26日にまた中国に行くと言ってましたので。「やめといたほうがいいんじゃないの。来月は中国から日本への入国が全面的に禁止になって、戻って来られないかもよ。日本にいた方がいいんじゃないの」と言っていたんですが、やっぱり行くんでしょうね。「中国に行ったらマスクがないとダメなんだけど、どこにも売っていない。今しているマスクは、関西空港でもらった一枚だ」と言っていました。25日の天神さんまでに探しといてあげると約束しましたので、店に来る前に、薬局2店舗見てきましたが、サイズやや小さめの7枚入り一つしかゲットできませんでした。25日までに、もう少し探してみましょう。自分の分も必要ですしね。
今日の収獲は、干し芋とすぐき漬け(乳酸発酵による酸味が特徴の京都の冬お漬物)の他に、写真の三島小皿2枚と高麗青磁茶碗1つです。現時点で三島は無傷、高麗青磁は口縁に小欠け有りですが、いつものように共直しが無いか、家で煮沸して確認しなければなりませんね。
昨夜の晩酌(首折れの高麗青磁堆花紋徳利の巻)
昨夜の晩酌です。
調べてみたところ、今月がこれで2回目、今年に入ってからもまだ4回目だったんですね。糖尿の数値が少し改善するまで、当分はこのペースでやっていくことになると思います。そういいながら、ビールは結構飲んでるんですけどね(笑)。
赤上がりの盃は、李朝後期民窯のものでしょう。見込み、高台内とその周辺に赤みが出ており、高台周辺にはカイラギ状の釉薬の塊りも見えます。形状も碗形に口の開いたものではなく、筒状に立ち上がっているのが、この手の赤上がりの物としては珍しいと思います。さらに、このようによく焼き上がっており釉薬のツヤもいいのも、この手の物としては珍しいと思います。圧倒的に焼きの甘いものが多いですからね。
と、随分と褒めましたが、この盃、入手してからは10年以上にはなると思うのですが、実際に使うのは本当に久しぶりでした。入手してしばらくの期間に数回使ってみて、それ以来だと思います。見どころの多い、景色のよい盃なのですが、このように良く焼けた、釉薬がしっかりしてツヤがよい盃というのは、使用による味が付き難い、即ち育ち難いのです。育てる楽しみがないとなると、どうも登板機会が無くなってしまうという傾向が、私の場合はありますね(笑)。
高麗青磁堆花紋徳利は、口が金直しというよりは、首がぽっきりと折れてしまい、首から上が全て金直しといった状態です。一般的には、堆花というと黒・白などの土を器物の表面に盛り上げ、絵や文様を表す技法やその器、またはその紋自体のことを言うようです。堆花紋の高麗青磁は希少です。ただ、このようにお花が1つずつのものより、3つ、4つと固まって記されている物が多いです。
実は、この徳利も久々の登板となりました。これも10年ぐらい前に入手し、その時に1回使ってみただけだったような気がします。形状も容量も悪くはないし、首折れとはいえ、ちゃんと使用に問題ないように金直しがされているので、全く問題はないのですが、この蒔絵直しの絵はどうにも気に入りませんね。どうも私は、金直しの上にする蒔絵直しというのは元々好きではありません。何かうるさいというのか、金だけで直してある方がすっきりしていいですね。銀直しが経年により黒く、いぶし銀になったのも好きですけどね。この徳利の口に描かれた絵は、胴部に描かれた堆花紋を模して描いたようなのですが、全くそうは見えません。昨日見た時は、新型コロナウィルスのようにすら見えました。いや、でもこれは不謹慎な発言ですね。申し訳ございませんでした。
蒲鉾の天ぷら2種は李朝後期白磁の祭器台皿に、大根のお漬物は高麗青磁白象嵌菊花紋八角小鉢に、もずく酢は三島の小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。
今年初 府庁前 ちとせ
本日は水曜日で定休日でした。お昼ご飯に、府庁前の「ちとせ」に行って来ました。
これまでも何度もご紹介して得いますが、こちらは小学校の同級生のお店です。お昼のお手伝いの方が来られなくなって以来、水曜のお昼がお休みになっていましたが、時々営業される時があり、今回も主人の同級生からLINEで連絡をもらっていまして、昨年10月以来ですからほぼ4か月ぶりぐらいでお昼に伺いました。
お昼は2種類の定食をしていて、今日はチキン南蛮定食とサバ煮定食でした。お値段は800円です。
今日は水曜日お昼の特別営業ということで、私の他にもあちこちに連絡していたのか、12時過ぎ頃に伺うとほぼ満席でした。一人で大変そうでしたが、よかったですね。
「ちとせ」の場所は、小川通丸太町下ル西側6軒目で、地下鉄「丸太町駅」から徒歩約5分です。市バスの最寄停留所は「府庁前」です。お昼は水曜日と日曜日を除く毎日2種類の定食ですが、夜は居酒屋として月~土曜まで、お安いセットメニューなどをしています。もちろん単品もできますよ。日曜定休です。
新門前・古門前の骨董街からは離れますが、御所や寺町美術通りを見学された際などにご利用ください。ちなみに寺町美術通りの寺町丸太町からは、徒歩約15分程度です。ちょっと遠いですかね(笑)。
第11回平安蚤の市
本日は10日ですので、平安蚤の市に行って来ました。 平安蚤の市は、平安神宮前の岡崎公園で毎月10日に開催される蚤の市で、約150店舗の骨董店、古道具店、古着店が全国より集まります。
いつものように、10時から実家で月参りに出てから現地に向かい、やはり今日も11時過ぎに到着しました。毎月10日は開店を1時間遅らせて12:00にしていますが、やはり忙しいですね。今日も店を開けたのはジャスト12:00でしたから。 お天気の方は、昨日の京都は午前中結構すごい雪だったので心配していましたが、今日は小雨こそパラつきましたが、雪の方は大丈夫でした。よかったです。でも寒かったです(笑)。露天商の人たち、みんな大変です。風邪ひかないでくださいね。
残念ながら、やっぱり韓国の物はほとんど出てなかったですね。よって、今回は収獲なしでした。
先月もそうだったんですが、今月もここ最近に比べると、やや人の出が少なかったように思いました。その前の12月までは、結構な人の出で、この蚤の市も京都の骨董市の一つとして、早くも定着してきたなぁと喜んでいたのですが…。特に、外国人観光客が少なかったような気がしました。前回はともかく、今回は新型コロナウィルスによる新型肺炎の拡散の影響が考えられますね。団体旅行での海外渡航が禁止されている中国人だけでなく、この騒動で他の国の人々も海外渡航を控えるようになっていることが、本日の平安蚤の市の人出にも大きく影響したのでしょうね。知らんけど(笑)。
関西人が自分の話を延々とした後に最後に言う「知らんけど」の一言が、関東やその他の地方の方々からは不評だと聞きます(笑)。実際に私も、何の意識もなく使っていると思いますね。確かに、なんだかんだと、好きなことを話しておいて、最後に「知らんけど」では、それまでの話は何だったのか!ということになりますよね(笑)。
私が思うにこの「知らんけど」は、関西人の謙虚さから出る一言だと分析します。人に対して自分の意見や見解などを話したが、だからといって私はこの件についての知識が豊富だとか、知ったかぶりしているとかいう訳ではないんですよ、という謙虚さから最後に一言「知らんけど」を付けるのだと思いますよ。知らんけど(笑)。
平安蚤の市は、次回第12回は3月10日(火)開催です。また来月は、28日(土)・29日(日)にも特別開催されます。