12月になりました(2020)
今日から12月になりまして、2020年も残すところあと1か月となりました。
今月の骨董関係のイベントですが、まず6日(日)第1日曜に東寺ガラクタ市、10日(木)は平安蚤の市(開催場所:左京区岡崎公園平安神宮前広場)、21日(月)東寺・弘法市(終い弘法)、25日(土)北野天満宮・天神市(終い天神)が、今のところ、それぞれ開催予定です。新型コロナウィルス感染状況によっては、今後開催中止されることがあるかもしれませんが、その際には、こちらの「お知らせ」欄でご報告するようにいたします。
先月、やっと東寺の弘法さんも開催が再開され、21日の弘法さん、25日の天神さんがそろって開催できるようになったのですが、その弘法さんの開催日の前日あたりから、新型コロナウィルス感染者数が急激に増加しはじめまして「なんでこの時期に再開や!」みたいな声もあったようですが、再開を決定したのが2週間ほど前のことでしたからね。仕方なかったですよね。まさか開催当日にそんなに感染状況が悪化するとは想像もつかなかったでしょうからね。
これら4つのイベントは、全て屋外でそれほど人が密になるようなこともありませんので、私はマスク着用で長居はせず、帰ったらすぐ手洗いをする、ということで見学しています。
それにしてもこの1年は、新型コロナ禍一色の年でしたね。昨年末まで、まさかこのウィルスがここまで世界中に拡大し、長期間にわたって私たちの日常生活を奪うなんていうことは、誰も想像していなかったでしょう。振り返ってみると、今年の1月頃までは、まだ対岸の火事のような感じで、われわれ日本人はこの感染症を見ていたと思います。ところが2月に寄港した大型クルーズ船のダイヤモンドプリンセス号での感染が明らかになってからは、そんなことは言っておられず、あれよあれよという間に感染が拡大し、4月に緊急事態宣言が発せられ、その後少し収まったと思っていたら、夏に第2波が、さらに現在は第3波による感染の急拡大に襲われている真っ最中です。キム社長と弘法さん・天神さんで会うのも、私がソウルに行ける日もまだだいぶ先の話になりそうですね。
こんな時になんですが、当店では今年も例年同様、年末年始に李朝酒器を追加出品いたします。詳細につきましては、今後「お知らせ」欄でご案内してまいります。お近くにいらっしゃる折には、ぜひお立ち寄りください。年末年始は会食を控え、新しい李朝酒器で家飲みを楽しんで、新型コロナウィルス感染予防に努めてください。
昨夜の晩酌(直しの直し盃の巻)
プロ野球日本シリーズもソフトバンクの4連勝で早々に終了しましたね。昨年もソフトバンクは巨人相手に4連勝だったようですね。ソフトバンク4連覇ですか。すごいですね。パリーグがここ10年ぐらいは、圧倒的に強いようですね。私は阪神ファンですので、セリーグファンということになりますが、今年の日本シリーズ見てたら、ソフトバンクはパワフルでしたね。打者はフルスイングでホームラン連発するし、投手の方も150㎞台の速球投げるピッチャーがずらりと揃ってるしで、巨人は完全なパワー負けという感じでしたね。
でもまあ、シーズンが無事に終了してよかったですね。今年は新型コロナ禍で開幕も遅れ、試合数も120試合になり、さらに開幕当初は無観客試合、その後、少しずつ観客を入れての開催と、これまでに経験の無いことばっかりでしたからね。
新型コロナ禍の方は、一向に収まる気配は見えず、感染者数の増加もそうですが、心配なのは重症者数が増えて過去最高にまでなって来ていることですね。このままでは、病床数が足りなくなってしまう恐れが出てきましたね。政府と都道府県知事は、ようやくGoToキャンペーンの部分的な停止措置をとり始めましたが、遅いですよね。旅行と会食を推奨してる時ではないですよね。ここはもう医療の方に支援することを考えないと、新型コロナだけでなく、通常の医療行為を受けることにまで影響してきますよね。
前置きが長くなってしまいましたが、私なりに新型コロナウィルス感染対策として、昨夜は自宅で晩酌しました(笑)。皆さんも外での会食は控えて家飲みしましょうね。
三島の徳利は以前にも、こちらで一度ご紹介したことがあります。口が半分以上銀直しになっていますが、容量が1合半程と独酌用によいサイズです。前にご紹介した時以来の登板となりました。キズはありますが、その分普段に気軽に使える徳利です(先にご紹介した記事「2019年3月17日 昨夜の晩酌(カラスミの巻)」をご覧になるにはこちらをクリック)。
井戸手の盃は、20年近く前に入手したものです。キズが多く、口縁に4箇所下手な共直しがありましたが、なかなか味のいい物でした。その頃は、直しを自己流でやり始めた頃でしたので、自分で直せばいいやと思って購入しました。
煮沸して共直しの部分を全て外して、欠損部をパテで形成し、漆と金を塗って(普通は漆を塗ったところに金を撒くのですが、私はそれが苦手で、漆に金を混ぜたものを塗り付けていました)乾かし、ペーパーと布で磨ぐところまでは行ったのですが、磨ぐのがなかなか上手くいかず、表面がデコボコして平らにならず、地のパテが見えてきたところもあり「こらアカン」とそのまま投げ出していたのでした(笑)。
それをこの度プロにお願いし、磨き直し等の方法を駆使していただき、無事に写真のとおりになって、先日帰って来たものです。やっぱりプロは技術が高いですね。お陰様で使える盃が一つ増えました。口径がおよそ8cmの井戸手盃です。
お料理の方は、鯛のあら煮は李朝初期白磁の深皿に、野菜と飛龍頭(ひろうす)の煮物は三島の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。
天神さん(20.11)
今日は25日でしかも水曜日で定休日でしたので、ゆっくりと天神さんを見て回って、帰りにはどこかでお昼を、と思うところなんですが、ここ最近の新型コロナウィルス感染者数の激増という状況の中では、そういう気分にはなりませんでしたね。実は、こういう状況なので今日の開催自体がどうなるか心配でしたので、昨日北野天満宮に電話で確認したぐらいでした。そんな訳で、今日は朝9時に現地到着して、さっさと見学して帰ってきましたよ。
露店の方は、一応予定通りに出ていましたが、やっぱり少なかったですね。前回と同様ですが、飲食のお店が多く出る境内の参道は、かなりの空き地が目立っていましたね。境内飲食禁止で、テイクアウトのみですからね。売り上げが期待できないでしょうからね。
今日もやはり、猿回しは出ていませんでしたね。絵馬堂前では、現在公開中の「もみじ苑」の受付をしていましたが、全く人が並んでいませんでしたね。今が一番の見ごろだと思うんですがね。人の出自体が、やっぱり少なかったですからね。
韓国の業者のキム社長は、やはり今日も来ていませんでしたね。まだ韓国から日本へは、一部のビザの人達しか来られませんからね。このコロナ禍はいつになったら収束するのでしょうかね。キム社長が再び弘法さんと天神さんに出店できるのは、来年の春以降ぐらいになるのでしょうかね。私も去年の12月にソウルに行って以来、全く行けていませんからね。2000年に韓国から帰国して以来、こんなことは初めてです。早くまた、ソウルに行きたいですね。
そんな訳で、今日は骨董の収獲はありませんでしたが、いつもの天神さんのように、チリメンジャコと干し芋は買ってきましたよ(笑)。いつもお野菜やお米を送って下さる長野県のNさんにも、チリメンジャコと天神さんで買ったちりめん山椒をお送りします。実は、干し芋もNさんにお送りする分も買ったのですが、電話で話したら「毎日イモ食ってるので、干し芋は要らない」と言われてしまいました(笑)。
ちりめんじゃこのお店、以前は行列のお店だったんですが、今は人が並んでいることは、ほとんどないです。こちらとしては、待たずに直ぐ買えてありがたいんですけど。ここのジャコは美味しいですよ。場所は今出川通から鳥居を過ぎてすぐの左側の並びにあります。
収獲は無かったのですが、ぶらぶらしていると「魔法のマスク」を売っているのを見つけましたよ(笑)。あと、毛皮を売っているお店があったのですが、そのお店の横の奥に犬が2匹、腹ばいになっているのがちらりと見えまして、二度見してみると、なんとキツネが!と、もう一度よく見てみると、これも毛皮でした。キツネの(笑)。
こうして骨董市やソウルの骨董街に足繁く通っていると、人からは「いい物がありますか?」「仕入れですか?」と言われます。もちろんそれもあるのですが、一番の目的は気分転換ですね。これが出来なかったここ半年と少しの期間というのは、やっぱりつらかったですね。でも、本当に先の見通しが立たないというのは、しんどいですよね。今年の初めまでは、世界がこんな状況に陥るなんて、誰も想像もしていませんでしたからね。
まあ、GoToキャンペーンに踊らされることなく、大人しく帰宅して家飲みをして「昨夜の晩酌」を書いてましょうかね(笑)。それが私にできる一番の新型コロナ感染防止対策ですかね(笑)。
7か月ぶり 東寺・弘法市
本日は21日ですので、朝から東寺の弘法市に行って来ました。4月から7か月間、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、開催中が続いていたのですが、先月の北野天満宮・天神市に続き、こちらも今月から再開となりました。
久しぶりの開催ということで、皆さん待ち望んでいたということと、今日が3連休の初日であるということもあって、来場査収は結構多い方だったと思います。今日、私が東寺に着いたのが8時半頃と早めの時間帯だったにもかかわらずです。
しかしながら、新型コロナウィルス感染者数はここ数日、過去最多を更新し続けており、とどまるところを知りません。この開催の再開が決定されたのは、今から2週間ほど前のことでしたから、その当時、開催当日の感染状況がこんな状態にまでなっているとは、さすがに想像もつかなかったでしょうね。
東寺出店運営委員会のサイトには、「弘法市」入山に関してのお願い として、下記のとおりありました。
1. 必ずマスク、フェイスシールドなどを着用ください。
2. 体調のすぐれない方、発熱されている方は、ご来場をお控えください。
3. 各店舗でお並びの際など、ほかの方との間隔をあけてください。
4. 食品の販売については「お持ち帰り」のみの営業となります。
5. 各所に消毒スプレー等を設置しておりますので、こまめに消毒をお願いいたします。
さすがに、マスクをしていない人は見かけませんでしたが、消毒スプレーの設置場所というのは目につかなかったですね。東門と南門のところにはあったのかも知れませんが、人が多いと分かりませんね。東寺ガラクタ市の時のように、体温のチェックもやっていませんでしたね。
露店の出店の方は結構空き地が見られ、少なかったですね。感染の急拡大で、業者の方も出店をためらったのでしょうかね。それと、食品の露店については「持ち帰りのみ」というのは、結構売り上げに影響するのかも知れませんね。それで出店を見送った業者もあったのかも知れませんね。まあ、食べ物の露店も結構出てはいましたけどね。
3枚目の写真は人気の古着屋さん。久しぶりに見ましたね。革ジャンなどが沢山ありました。多分お安いんでしょう。人だかりがあったので、前まで行って値段確認することは出来ませんでしたが。来年のカレンダーや暦を売っているお店もありましたね。もう、今年の残すところ、あと一月と十日ですね。
キム社長の店は、やはり出ていませんでしたね。5枚目の写真の紺色のテントの向かって左辺りが、キム社長の出店場所なんですけどね。先月、中国を脱して韓国にいるとの情報を得ましたから、まだ当分の間、来日は難しいでしょうからね。そんな訳で、今日は他の韓国の業者の店で少しだけ買い物をしました。また今日帰ったら、早速煮沸をして共直しの有無を確認しなければなりません。他には小芋を実家用に、あとは久しぶりに干し芋を買いましたよ。
東寺の南門を出て、九条通りを東に大宮通りまで歩いて、バスに乗って帰って来ました。いつもはこの九条通りの歩道にも、ずらりと露店が並ぶのですが、今日は少なかったですね(写真最後)。歩きやすくていいですけどね(笑)。
市バスに乗ると、今まででしたら「東寺東門前」から、弘法さん帰りの地元の高齢者でいっぱいになるのですが、今日はそうでもなく、その後四条通り(四条大宮から)~清水道までが満員状態になっていました。観光客なんですよね。そういえば、私が朝8時前に家を出て来た時も、その時間にもかかわらず、結構な数の観光客に人たちが五条坂を上って来て、清水寺を目指していましたからね。
医師会の方からは、この3連休は「我慢の三連休」にしてくださいとの呼びかけがあったのですが、お天気もいいですし、皆さん我慢できなかったようですね。1週間~10日後の新型コロナウィルス感染者数の跳ね上がりが恐ろしいです。この状況ですから、政府はこの三連休を前に一旦年内のGoToキャンペーンの中断を決断すべきだったでしょうね。感染が収束もしていない中、政府が旅行と会食を推奨し続けたことで、明らかに国民も事業者の側も気が緩んでいたように思いますね。大変心配です。
松原通 中華料理 六波羅飯店
水曜日、定休日ですので、お昼外食です。今日は久しぶりに中華の六波羅飯店へ行って来ました。
先々週にこちらに伺おうと思って家を出たところ、途中にある同じ中華の鍾園亭の方に伺うことになってしまいましたので、今日は六波羅飯店さんに伺いました。場所は東山通りから松原通りを西へ200mぐらいでしょうか?進んだところにあります。松原通と六波羅蜜寺のある通りが交差する角にあります。
こちらも、中華なのにメニューにトンカツがあるというような、いわゆるマチ中華な中華料理屋さんです。同じマチ中華な東山三条のマルシン飯店との違いは、行列が無くいつも空いている、お値段は安い目だがボリュームが無い、といったところでしょうか。今日も私がお店に着いた時は、開店直後の11時過ぎだったということもあるとは思いますが、私が1番乗りでした。マルシン飯店だと、開店時に10人は並んでますからね。いつ行っても必ず席が空いているというところが、こちらの一番の長所ですね(笑)。安心して行けます。
お値段の方は、ご飯もの、麺類、定食など、大体600円台~800円台で食べられます。ラーメンと焼き飯は580円~ですね。お値段は比較的お安いようではありますが、マルシン飯店と違って、全てボリュームがありませんので、それだけではお腹一杯になりませんし、あとすぐにお腹が減ってしまいます。定食・麺類・ご飯類を頼まれましたら、餃子くらいは付けておいた方が、後の腹持ちがいいですね。
今日は何にしようかとメニューにを見ていると830円と一番高価な「六波羅丼」というのが目に入って来ました。今朝のテレビ番組の占いコーナーで「一番高いメニューを注文しよう」と言ってましたので、この六波羅丼と餃子1人前を注文しました。六波羅丼とは何だか分からなかったのですが、中華丼の豪華版でした。中華丼の具に海老天、ブタ天、レバー炒めが追加されているといった感じのものでした。こちらの餃子は、小ぶりですがいつもパリッと焼けていてなかなか美味しいです。ただ、焼き上がるのに時間がかかるんですよね。餃子が1人前330円で、合わせて1,060円のお昼ご飯でした。
古門前・新門前の骨董街からは、徒歩で15~20分ぐらいかかると思いますが、骨董街を見学した後、京都のマチ中華を食してみたいが、並んで待つのはイヤだ。という方にはお勧めです。花見小路から建仁寺を抜けて、約20分程度の散歩は景色もいいですし、逆にこちらでお食事の後、骨董街へ向かわれるのであれば、腹ごなしにもいいと思います。
最寄り駅は京阪電車「清水五条駅」。市バスは「清水道」になります。火曜定休です。
昨夜の晩酌(アジ付き過ぎの刷毛目平盃の巻)
今日、店に出て来る時、清水寺に通じる五条坂、茶碗坂は、中学生か高校生か分からないような修学旅行生と、小グループの観光客でいっぱいでした。土日祝日以外でここまで多いのは初めてではないでしょうか、まあ、修学旅行は休日である必要はないですけどね。観光客の形態も団体が増えてきたように思います。飲食店の方もお客さんが増えていますね。百貨店の食堂街なども、1か月前頃までは結構空いていて、並ぶことなく入れたのですが、最近はお店の前に並べられた椅子に、順番待ちのお客さんが座って待っているようになりました。
これらは、政府によるGo Toトラベル、 Go To Eat等のキャンペーンによる効果でしょうが、それに比例して新型コロナウィルス感染者数が、ここのところ急増していますね。これらキャンペーンは、旅行業界、宿泊施設、飲食業界などにとって、頼みの綱となっている訳ですが、感染の拡大が続くと結局のところ旅行、会食のキャンセル、さらには自粛要請へと進まざるを得なくなりますからね。どうしたもんでしょうかね。それにしても、今週あたりからの新型コロナウィルス感染者数の急増は第3波到来かと言われていますが、恐ろしい感じがしますね。
昨日は、2か月に一度の検査の日でした。京大病院の方で、いつもの糖尿の検査を受けて来ました。結果の方は、数値が前回と同じでした。前回、大幅に数値が下がりましたので、前回の検査までと同様の食生活(朝・晩の2食、パン食0(ゼロ)、米食を減らして、晩はご飯代わりにビール(正確には発泡酒・第3のビール「麦とホップ」)、日本酒は月3回まで)を守って来て、さらに数値が下がることを期待していましたので、少し残念でした。でもまあ、横ばい状態で悪くはなってないので、いいですよね(笑)。
前置きが長くなってしまいましたが、そんな訳で検査も終了しましたので、昨夜は久しぶりに日本酒で一杯やりました。
昨日は、江戸前の鰻料理が自慢の四条花見小路の「かぼちゃのたね」さんのお惣菜弁当をいただきましたので、それをあてに一杯やりました。本当なら、酒のあても、李朝・高麗の器に盛っていただく方がいいのですが、折にきれいに盛り付けられたお弁当を見ると、やっぱりそのまま食べた方がいいと思いますよね(笑)。
三島の徳利は、確か今回で3度目の登板になるのではないでしょうか。白象嵌の縄簾紋の図柄で、キズもあり口縁に2箇所、大きめの金継ぎがされています。私がこの徳利の好きなところは、肌がいいところです。全くカセが無く、釉薬が生きていて艶々としているところです。こういう徳利は、持った時の手触りがよく、使っていて気持ちの良いものです。
刷毛目の平盃は、副題にもしたとおり大変いいアジが付いています。店に置いていたものですが、久しぶりにこれで飲んでみたくなって、昨日持ち帰りました。今日はもう店に帰って来ています。ご覧いただいているとおり、アジが付き過ぎているぐらいにいいアジが付いています。写真より、現物がもっと色は濃いですね。昨日使ったので、さらにアジが付きましたね。
この盃は、私がまだソウルにいた90年代末に晋州(チンジュ)の骨董店で入手したものです。晋州は豊臣秀吉が朝鮮半島を侵攻した文禄・慶長の役の激戦地で、晋州城という城跡があります。そのお城の道を挟んだ向かい側に骨董店がずらりと並んでいて、その西の端の方にはソウルと同じ名称の仁寺洞骨董街という骨董街がありました(今もあるようです)。
この刷毛目、購入時には無傷完品だったんですが、持ち帰って使用のために煮沸すると現れました、共直しが(笑)。大小合わせて6箇所の欠けがありまして、それをソウルで金継ぎしてもらったら、これが何ともひどい出来でしたので、日本に帰って来てから現在のように金継ぎをやり直してもらいました。口径が10.5cm程です。
ソウルにいる時によく使って育てたのですが、その頃、韓国には日本酒がありませんでした。じゃあ、何を飲んでいたかなあと思い出してみると、当時住んでいた地下鉄4号線「淑大入口(スクテイック)駅」の裏道にあったお店でだけ売っていた、米原料の日本酒のような物を飲んでいたことを最近思い出しました。名前は忘れてしまったんですが、とにかくそのお店にだけあって他では見たことが無く、一升瓶で売っていました。味は日本酒そっくりという訳ではありませんでしたが、韓国の酒類の中では一番近いかなという感じでした。売っていたお店は、所謂なんでも屋さん的な感じで、お菓子や食品(といっても生鮮食品ではなく、乾物中心)、日用品などが売られていました。
懐かしいです。またソウルに行って、あのお店がまだあるか確かめてみたくなりました。
平安蚤の市(2020.11)
今日は10日ですので、昨日に続いて岡崎公園へ行き平安蚤の市を見てきました。平安蚤の市は、平安神宮前の岡崎公園で毎月10日に開催され、多い時で150店舗の骨董店、古道具店、古着店が全国より集まる蚤の市です。先月は雨で流れてしまいましたので、2か月ぶりの開催でした。
例によって、10日は10時から実家で月参りがあるため、それを終えてからでしたので、現地到着は11時過ぎで私が現地についた時には、そう強くない日差しの晴れた良いお天気で、暑くはないがポカポカとしたいい感じの陽気でした。そういったお天気と先月が中止となっていたこともあってか、今日は人の出が大変多かったですね。外国人観光客が大勢来ていた頃の賑わいと同じぐらいの感じでしたね。人の出があまりに多いと、新型コロナウィルスの感染拡大が心配になりますが、屋内のイベントですので、私はいつもマスクを着用して見に行っています。
韓国の物も写真の物の他にも数点見かけましたが、残念ながら値段が合わないですね。当店の値段の方がお安いですからね(笑)。皆様、李朝・高麗の骨董品をお求めの時は、まず京都古門前の韓国骨董 李好をお訪ねくださいね(笑)。但し、100万円を超えるような高級品は扱っておりませんが(笑)。
今日は昨日お訪ねした古裂會さんの出店が無かったですね。いつも下見会をみやこめっせで開催されている時は、こちらに出店されているんですがね、骨董の会のお仲間のTさんご夫婦の出店も無かったですね。9月に初出店され、今後引き続き出店する予定だと言っておられたんですがね。次回は12月10日(木)開催予定です。
最後の写真は、以前にもご紹介した「岡崎・市電コンシェルジュ」かつての京都市電の車両を利用した案内所ですが、新型コロナウィルス感染拡大予防のため、閉所となっていました。
古裂會 第115回オークション下見会
古裂會(こぎれかい)の第115回オークションの下見会に左京区岡崎のみやこめっせ(京都勧業会館)へ行ってきました。
本日9日(月)と明日10日(火)の両日開催されています。本日は10:00~17:00、明日は10:00~16:00の開催です。こちら古裂會さんは、業者だけでなく一般の方も参加できる開かれたオークションという形式を提供しておられます。
まだまだコロナ禍が収束しないどころか、11月に入ってからは、全国で感染者数が増加中という状況ですので、こういう屋内施設でのイベントは行くべきかどうかについて判断が難しいところですよね。しかしながら、こちら古裂會さんの下見会につきましては、みやこめっせの地下の(1階の時もあります)大きな会場で、来場者が密になるほどは集まっては来られ無いため、感染症の心配はさほど感じませんので、いつもマスク着用で行っています。今日も朝一で行ったということもあるでしょうが、来場者は10人以上20人までぐらいの人数だったように思います。多分、午後からはもうちょっと増えるんだろうと思います(笑)。
今回は【特集】市内某家 陰翳讃迎(灯り) / SAMURAI (武具甲冑刀剣) ということでしたので、韓国の物の出品については期待薄だったのですが、まあその通りでしたね(笑)。前回は2点だけ入札して落札したのですが、今回は入札無しで帰って来ましたよ。
こちらのオークションの入札方法、手数料などについては、前回の記事で詳しくご紹介いたしましたので、ご関心のおありの方は、そちらの方をご参照ください(2020年9月9日作成「古裂會 第114回オークション下見会」へはこちらをクリック)。
次回第116回は、明けて令和3年1月20日(水)21日(木)に、場所は同じくみやこめっせ(京都勧業会館)での開催予定です。次回は【特集】有職 です。
明日は、今日と同じ岡崎公園で開催の平安蚤の市を見学に行って来ます。そんな訳で、既にご案内のとおり明日の開店は12:00からとなります。ご承知おきください。
祇園 川上さんのすき焼き
久しぶりに、もらいメシのお話です(笑)。
実は、もらいメシ自体はこれが久しぶりという訳ではないのです。その間にもちょこちょこと頂いてはおりました(笑)。
しかし、今回のもらいメシは結構衝撃的な内容でしたので、報告することにしました。
昨日いただいたのは、祇園の川上さんのすき焼きです。テイクアウトのすき焼きですね。お肉・野菜・焼豆腐等のすき焼きの具材と割り下がついており、自宅で作っていただくというものです。
具材に中には、なんと松茸も入ってました!もちろん、今季初でしたよ(笑)。写真をよく見ていただくと分かると思います。結構形のいいのが3切れありましたが、写真で見えるのは2切れだけだと思います。あと一切れは埋もれています(笑)。これ見よがしに松茸を強調した写真でないところがいいでしょう。よく見ると「あれっ!これ松茸入ってるやん!」って気づいていただける感じ。この辺が京都人の奥ゆかしさでしょうかね(笑)。
当然ながら、お肉もいいお肉でした。安物のお肉だと火を通した物が冷めると固くなるでしょう。いいお肉はならないですよ。冷めてもやっぱり柔らかい。でもね、この年になってくるとサシの入った高級な牛肉をいただくと、後で胃がもたれるんですよね。情けないです(笑)。
川上さんは祇園の割烹のお店で、お店の方ではすき焼きはやらないと思うのですが、このご時世ですからテイクアウト用のみ、販売されているのかも知れません。何せもらいメシなんで、詳細は分からないんですよ(笑)。ただただ、ありがたく頂くのみです(笑)。
祇園川上さんについては、昨年の暮れに法事の際に伺った時のことを、こちらで報告しております。詳細はこちらをクリックの上、ご確認ください。
あの時は、その直後にソウルに行ったんでしたね。もうあれから1年近く行けてないんですよね。2000年に帰国してから、しばらくは年4回ぐらいのペースで、またレートの良い時は年6回渡韓した年もありましたから、1年近く行けてないというのは初めてです。またソウルに行って、カルビやマヌルチキン(ニンニクチキン)でチャミスル(韓国焼酎)飲みたいです。
11月です(京都の骨董関連イベント等)
今日から11月になりました。
この週末、京都の街は観光客の姿が驚くほど増えました。9月の4連休の時ぐらい、いやそれより多いように感じますね。これまで見なかった大型観光バスの姿をチラホラ見かけるようになりましたからね。政府の諸々のGoToキャンペーンによる効果でしょうけど、ありがたいような怖いような気持ちです。正直、新型コロナの感染拡大を考えると、まだまだ怖い気持ちの方が断然強いですけどね。
11月の京都の骨董関連イベントとしては、まず本日1日(日)は東寺ガラクタ市が開催中です。私は行きませんでしたけどね。
また、京都アンティークフェアも本日が最終日です(会場:京都市伏見区の京都パルスプラザ)。本日の開催時間は10:00~16:00です。屋内会場での大型イベントですので、今回も私は行きませんでした。
その他は、9日(月)・10日(火)は、古裂會の第115回オークション下見会が、京都市左京区岡崎のみやこめっせ(京都市勧業館)で開催されます。9日(月)は10:00~17:00、10日(火)は10:00~16:00の開催時間となります。
10日(火)の平安蚤の市は開催決定です。ただ、当日の天候により中止になる可能性はあります。場所は京都市左京区岡崎公園内の平安神宮前広場です。
あとは、21日の東寺・弘法市と25日の北野天満宮・天神市ですが、先月は21日の弘法さんは中止、25日の天神さんは半年ぶりの再開となりました。25日の天神さんについては、先月から再開されましたので、今月も開催されると思います。21日の弘法さんについては、まだ中止とも再開とも発表がありません。多分、本日の東寺ガラクタ市終了後数日のうちに、再開・中止について発表があると思います。
これら3つのイベントにつきましては、今後、中止・再開等の発表がありましたら、その都度こちらの「お知らせ」欄の方でご報告いたしますので、ご確認ください。
各地の骨董祭・骨董市も再開され始めたようですが、私は個人的にはまたソウルに行きたいんですけどね。もう1年近くいってないんですよね。でもまだ当分は難しそうですね。こちらで「ソウル情報」をお届けできる日はいつ来るか?という感じですね。来年の春ごろには行けないかなあと思ってます。