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李朝好き - 韓国骨董 李好

TEL:075-532-5877

〒605-0089 京都府京都市東山区古門前通大和大路東入元町367-4 杉山ビル2階 *京阪三条駅より徒歩3分

 

京都府公安委員会許可第611251830002号 TEL/FAX:075-532-5877 営業時間 11:00~18:00 定休日 水曜日

 

李朝好き

「李朝好き」(店主ブログ)

当店の店名「李好」は、「李朝好き」からとったものです。
「李朝好き」の「おりこうさん」が集う店になればという、李朝好きの店主の思いが込められたものです。
こちらでは、店主の日常や紀行、京都の骨董関連イベントの紹介、また京都やソウルの骨董街をご訪問されるお客様のために、

京都市内とソウルのグルメ情報もご提供させていただいております。

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天神さん 梅花祭(2020.2)

カテゴリ: 李朝好き 作成日:2020年02月25日(火)

DSC 9428 225日ですので、開店前に北野天満宮の天神市に行ってきました。

本日は梅花祭だったのですが、やはり先日の弘法さん同様、新型コロナ肺感染拡大の影響で人の出は少なかったですね。

今日2月25日は菅原道真公の命日で、この日に行われる祭典が梅花祭です。約900年の歴史があります。詳細については、北野天満宮の公式ホームページでご確認ください(笑)。

また、今日は梅苑内で「梅花祭野点大茶湯」が開催され、上七軒の芸妓・舞妓さんたちの奉仕により、華やかな野点が行なわれます。これは豊臣秀吉公が北野天満宮で北野大茶湯を催したという故事にちなみ、昭和27年から始まった行事です。今年もご奉仕のために来た上七軒の舞妓さんを写真に収めましたよ。

ところで、梅花祭野点大茶湯の開催についても、新型コロナウィルス肺炎の感染拡大による影響が出ています。北野天満宮の公式ホームページを見ると、「お知らせ」欄に「野点茶会参加者に対してのお願い」として、「参加者のマスク着用の義務」「発熱・咳などの体調不良者の茶会参加不可」「茶会受付入口でアルコール除菌を実施」が記されています。野点茶会につい感染予防対策として、今回は舞妓・芸妓によるお茶のお運びは行なわないこと(但し、座礼・立礼のお点前は例年通り)、参加者人数については、当日券の頒布を大幅に縮小し、参加者人数を制限することが記されています。 そんなこともあってか、例年でしたら受付入口には結構な行列ができるのですが、今日は大して人が並んでしませんでしたね。

しかしながら、境内の梅の花は、いい感じで咲いていましたよ。先月の天神さんで来た時に、既に咲き始めの木が散見していましたので、今日の梅花祭の時には、梅の花が散ってしまって残ってないのではと心配しましたから。

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今日も収獲は干し芋とチリメンジャコだけでした。干し芋は、やっぱりいつも通りキム社長に一袋進呈です(笑)。あとは、チリメンジャコと共に長野のNさんにお送りします。

そのキム社長ですが、今日天神さんを終えると明日からまた中国へ渡るとのこと。21日の弘法さんの時に、マスクが買えないということでしたので、その日から昨日まで買い集めたマスク、色々な種類あわせ枚数にして16枚にしかなりませんでしたが、渡して来ました。キム社長に「中国で新型コロナウィルスの感染が落ち着いてくれればいいけど、さらに感染拡大するようだったら、日本も中国からの外国人の入国を全面的に禁止するかもしれない。そうなったら、来月は日本に戻って来られないかもしれないよ」と言ったら「覚悟の上だ」と言っていました。来月21日のの弘法さんに、無事出店してくれてるといいんですけどね。

新型コロナウィルスの感染で気になるのが韓国です。21日の弘法さんの記事で、クルーズ船(ダイヤモンド・プリンセス号)の船内感染者を除く日本の感染者数を追い抜いたと記していたのですが。それから昨日まで感染者数が爆発的に増え続けて、最新の報告では893人と日本のクルーズ船の船内感染者を含んだ数をもはるかに上回っています。4月初めにまた無事にソウルに行ければいいのですが。

今日人出の少ない中、人だかりのある露店が1軒ありました。「1袋詰め放題300円」と書かれたお店で、小さめのレジ袋に商品何でも詰め放題で300円というものでした。商品はネッカチーフや袋物等の布製品、バッグ、陶磁器の食器等、色々でした。杖もありましたが、どうやって詰めるのでしょうか?とりあえず、突っ込んで落ちなければセーフなんでしょうかね(笑)。初めて見るお店でした。ご年配の女性の方々が、頑張って詰めていらっしゃいましたが、私が見て欲しいものはありませんでしたね(笑)。

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東寺 弘法市(2020.2)

カテゴリ: 李朝好き 作成日:2020年02月21日(金)

DSC 9376 2本日は21日で、東寺弘法さんです。今日は珍しく朝9時前、8:45頃に東寺に到着しましたよ。

大体いつも東寺で1時間弱ぐらいの時間、見物・買い物する予定ですので、9時前には東寺に到着し、9時半から10時の間に帰りのバスに乗れば、余裕で店の開店時間の11:00に間に合います。ここ数か月は、朝2度寝してしまったりして9時過ぎに東寺到着ということが多かったため、結構バタバタと見物・買い物して帰ることが多かったのですが、今日は余裕を持って見て回ることができました。

しかしながら、予想していたとおり人の出は少なかったですし、露店もあちこち出店がなく空き地になっているところが散見されました。当然、新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けたものであることは明らかでした。中国人はもちろん、その他の外国人も今日はあまり見かけませんでしたね。時間が若干早かったこともありますが、いつもに比べるとバスも随分と空いていましたね。

毎日、新たな感染者数の報告がされていますね。もう日本国内の感染者数は100人を超えていますね。それと、韓国でも感染者数の増加が著しく、日本の感染者数を追い抜いたようです(クルーズ船(ダイヤモンド・プリンセス号)の船内感染者を除く)。4月初めにまたソウルに行く予定で、飛行機の予約をしようと思ってたのですが、少し様子を見てからにしようと思ってます。

そんな人の出の少ない中、骨董の露店の集まった区域に、ひときわ目立つ人だかりの出来たお店が1軒ありました(3番目の写真)。なんだろうと思って近づいて見てみると古着屋さんのようでした。姿は見えませんでしたが「バーバリー、3,000円!」みたいな感じで、ブランド名と値段を言っている店主らしき人の声が奥から聞こえてました。結構、おじさんたちが前に並んでましたから、メンズブランド品の古着だったんでしょうかね。

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今日もキム社長はいつもの場所に、マスクをして座ってました。中国から戻ってきたばかりです。キム社長は韓国人なのですが、中国で買い付けをして、京都で21日の東寺・弘法さんと25日の北野天満宮の天神さんに、それぞれ出店しています。新型コロナウィルスの感染拡大のため、今回は買い付けができなかったとのことで、目新しいものはありませんでした。こちらに来る際の飛行機も、今回は乗客がわずか8名だったと言っていました。

25日の天神さんが終わったら、26日にまた中国に行くと言ってましたので。「やめといたほうがいいんじゃないの。来月は中国から日本への入国が全面的に禁止になって、戻って来られないかもよ。日本にいた方がいいんじゃないの」と言っていたんですが、やっぱり行くんでしょうね。「中国に行ったらマスクがないとダメなんだけど、どこにも売っていない。今しているマスクは、関西空港でもらった一枚だ」と言っていました。25日の天神さんまでに探しといてあげると約束しましたので、店に来る前に、薬局2店舗見てきましたが、サイズやや小さめの7枚入り一つしかゲットできませんでした。25日までに、もう少し探してみましょう。自分の分も必要ですしね。

今日の収獲は、干し芋とすぐき漬け(乳酸発酵による酸味が特徴の京都の冬お漬物)の他に、写真の三島小皿2枚と高麗青磁茶碗1つです。現時点で三島は無傷、高麗青磁は口縁に小欠け有りですが、いつものように共直しが無いか、家で煮沸して確認しなければなりませんね。

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昨夜の晩酌(首折れの高麗青磁堆花紋徳利の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2020年02月17日(月)

DSC 9306 2昨夜の晩酌です。

調べてみたところ、今月がこれで2回目、今年に入ってからもまだ4回目だったんですね。糖尿の数値が少し改善するまで、当分はこのペースでやっていくことになると思います。そういいながら、ビールは結構飲んでるんですけどね(笑)。

赤上がりの盃は、李朝後期民窯のものでしょう。見込み、高台内とその周辺に赤みが出ており、高台周辺にはカイラギ状の釉薬の塊りも見えます。形状も碗形に口の開いたものではなく、筒状に立ち上がっているのが、この手の赤上がりの物としては珍しいと思います。さらに、このようによく焼き上がっており釉薬のツヤもいいのも、この手の物としては珍しいと思います。圧倒的に焼きの甘いものが多いですからね。

と、随分と褒めましたが、この盃、入手してからは10年以上にはなると思うのですが、実際に使うのは本当に久しぶりでした。入手してしばらくの期間に数回使ってみて、それ以来だと思います。見どころの多い、景色のよい盃なのですが、このように良く焼けた、釉薬がしっかりしてツヤがよい盃というのは、使用による味が付き難い、即ち育ち難いのです。育てる楽しみがないとなると、どうも登板機会が無くなってしまうという傾向が、私の場合はありますね(笑)。

高麗青磁堆花紋徳利は、口が金直しというよりは、首がぽっきりと折れてしまい、首から上が全て金直しといった状態です。一般的には、堆花というと黒・白などの土を器物の表面に盛り上げ、絵や文様を表す技法やその器、またはその紋自体のことを言うようです。堆花紋の高麗青磁は希少です。ただ、このようにお花が1つずつのものより、3つ、4つと固まって記されている物が多いです。

実は、この徳利も久々の登板となりました。これも10年ぐらい前に入手し、その時に1回使ってみただけだったような気がします。形状も容量も悪くはないし、首折れとはいえ、ちゃんと使用に問題ないように金直しがされているので、全く問題はないのですが、この蒔絵直しの絵はどうにも気に入りませんね。どうも私は、金直しの上にする蒔絵直しというのは元々好きではありません。何かうるさいというのか、金だけで直してある方がすっきりしていいですね。銀直しが経年により黒く、いぶし銀になったのも好きですけどね。この徳利の口に描かれた絵は、胴部に描かれた堆花紋を模して描いたようなのですが、全くそうは見えません。昨日見た時は、新型コロナウィルスのようにすら見えました。いや、でもこれは不謹慎な発言ですね。申し訳ございませんでした。

蒲鉾の天ぷら2種は李朝後期白磁の祭器台皿に、大根のお漬物は高麗青磁白象嵌菊花紋八角小鉢に、もずく酢は三島の小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。

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今年初 府庁前 ちとせ

カテゴリ: 京のお食事処 作成日:2020年02月12日(水)

本日は水曜日で定休日でした。お昼ご飯に、府庁前の「ちとせ」に行って来ました。

これまでも何度もご紹介して得いますが、こちらは小学校の同級生のお店です。お昼のお手伝いの方が来られなくなって以来、水曜のお昼がお休みになっていましたが、時々営業される時があり、今回も主人の同級生からLINEで連絡をもらっていまして、昨年10月以来ですからほぼ4か月ぶりぐらいでお昼に伺いました。

お昼は2種類の定食をしていて、今日はチキン南蛮定食とサバ煮定食でした。お値段は800円です。

今日は水曜日お昼の特別営業ということで、私の他にもあちこちに連絡していたのか、12時過ぎ頃に伺うとほぼ満席でした。一人で大変そうでしたが、よかったですね。

「ちとせ」の場所は、小川通丸太町下ル西側6軒目で、地下鉄「丸太町駅」から徒歩約5分です。市バスの最寄停留所は「府庁前」です。お昼は水曜日と日曜日を除く毎日2種類の定食ですが、夜は居酒屋として月~土曜まで、お安いセットメニューなどをしています。もちろん単品もできますよ。日曜定休です。

新門前・古門前の骨董街からは離れますが、御所や寺町美術通りを見学された際などにご利用ください。ちなみに寺町美術通りの寺町丸太町からは、徒歩約15分程度です。ちょっと遠いですかね(笑)。

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第11回平安蚤の市

カテゴリ: 李朝好き 作成日:2020年02月10日(月)

DSC 9256 3本日は10日ですので、平安蚤の市に行って来ました。 平安蚤の市は、平安神宮前の岡崎公園で毎月10日に開催される蚤の市で、約150店舗の骨董店、古道具店、古着店が全国より集まります。

いつものように、10時から実家で月参りに出てから現地に向かい、やはり今日も11時過ぎに到着しました。毎月10日は開店を1時間遅らせて12:00にしていますが、やはり忙しいですね。今日も店を開けたのはジャスト12:00でしたから。 お天気の方は、昨日の京都は午前中結構すごい雪だったので心配していましたが、今日は小雨こそパラつきましたが、雪の方は大丈夫でした。よかったです。でも寒かったです(笑)。露天商の人たち、みんな大変です。風邪ひかないでくださいね。

残念ながら、やっぱり韓国の物はほとんど出てなかったですね。よって、今回は収獲なしでした。

先月もそうだったんですが、今月もここ最近に比べると、やや人の出が少なかったように思いました。その前の12月までは、結構な人の出で、この蚤の市も京都の骨董市の一つとして、早くも定着してきたなぁと喜んでいたのですが…。特に、外国人観光客が少なかったような気がしました。前回はともかく、今回は新型コロナウィルスによる新型肺炎の拡散の影響が考えられますね。団体旅行での海外渡航が禁止されている中国人だけでなく、この騒動で他の国の人々も海外渡航を控えるようになっていることが、本日の平安蚤の市の人出にも大きく影響したのでしょうね。知らんけど(笑)。

関西人が自分の話を延々とした後に最後に言う「知らんけど」の一言が、関東やその他の地方の方々からは不評だと聞きます(笑)。実際に私も、何の意識もなく使っていると思いますね。確かに、なんだかんだと、好きなことを話しておいて、最後に「知らんけど」では、それまでの話は何だったのか!ということになりますよね(笑)。

私が思うにこの「知らんけど」は、関西人の謙虚さから出る一言だと分析します。人に対して自分の意見や見解などを話したが、だからといって私はこの件についての知識が豊富だとか、知ったかぶりしているとかいう訳ではないんですよ、という謙虚さから最後に一言「知らんけど」を付けるのだと思いますよ。知らんけど(笑)。

平安蚤の市は、次回第12回は3月10日(火)開催です。また来月は、28日(土)・29日(日)にも特別開催されます。

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昨夜の晩酌(麗しの初期白磁酒器の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2020年02月08日(土)

DSC 9173 2昨夜の晩酌です。大層な副題を付けていますが、あまり気にしないでください。あくまでも、このシリーズの記事の整理のための副題ですのでね(笑)。

その初期白磁酒器の盃の方ですが、大変薄手で品の良い輪花形の平盃です。釉薬の色の方は真っ白とはいかず、やや青味がかったグレーですが、口径は9.6cmと10cmを切っています。深さもありますので、小皿という感じではなく、無理なく平盃として使えます。口縁に3箇所金継がありますが、よくこの薄手のものが、割れずに15~16世紀から今日まで残ってきたものだと感心させられます。その薄手ゆえに、使用時に怖さがあり、これまでもお正月など以外ではあまり使ってこなかったのですが、久しぶりに普段に使ってみました。

初期白磁の徳利の方は、残念ながら口に金継が1個所ありますが、美しい白い肌です。写真で見ると盃とあまり変わらないように見えますが、実物はこちらに方がずっと美しいです。

実はこの徳利、入手した時は胴の下の方から高台内までが、油で黒く染まっていました。それを、ハイターの原液を使って落としたのですが、口に金継があるため、丸ごとハイターの中に浸ける訳にはいきません。そこでまず、徳利の内部に半分ぐらいまでハイターを入れ、それを胴の半分ぐらいまでが浸かる量のハイターに浸けて油抜きをしました。古陶磁器に染み付いた油は、長期間ハイターに浸けてもなかなかうまく落ちてくれないのですが、この時は数か月(半年もかからなかったと思います)で、奇跡にようにきれいに油染みが落ちました。油臭も残っていません。容量の方は1合9勺とほぼ2合で、少し大きめですが、普通の酒飲みは2合ぐらいは当たり前に飲みますから、まあ、酒飲みはこれでお代わりしてちょうどぐらいでしょう(笑)。

鯛のあらとごぼう煮は李朝後期分院の白磁皿に、ほうれん草となめ茸のおひたしは李朝末期の染付小碗に、山蕗の佃煮とちりめん山椒は李朝初期の白磁小皿に、それぞれ盛り付けてみました。今回の鯛のあらにはお頭が無かったので、目玉が食べられず残念でした(笑)。

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節分

カテゴリ: 李朝好き 作成日:2020年02月04日(火)

DSC 9151 2昨日、2月3日は節分でしたね。

節分に恵方巻を食べる習慣は、そう古くからあるものではないですが、今や全国で定着しましたね。節分当日には、コンビニや、スーパー、百貨店の食料品売り場でも恵方巻の巻きずしが大量に並ぶようになりましたね。ただ、ここ数年は節分恵方巻の大量生産・大量廃棄が問題になって、予約制にしているコンビニやスーパーが増えたと聞きます。その方がいいですよね。昨夜はその恵方巻の巻きずしと鰯の塩焼きを実家でもらって帰り、晩ご飯にいただきました。

巻きずしの方は2種類で、それぞれ箱に入っていて、どこのお店の物か表示されていたのですが、箱を捨ててしまったので忘れてしまいました(笑)。恵方巻ですから、それぞれ今年の恵方(今年は西南西だそうです)に向かって丸かぶりをしないといけないのですが、手前の太いものはさすがに太すぎるので、普通に太巻きを食べる時の大きさに切っていただきました。細い方は恵方を向いて一口だけ丸かぶりしました(笑)。炭水化物とり過ぎました(笑)。

鰯の塩焼きを今年は2匹食べました。鰯といってもカタクチイワシやうるめいわしのような可愛いものではなく、写真のような特大の鰯です。鰯をのせた写真のお皿は、直径約21cmの李朝初期の堅手皿ですから、いかに大きいか分るでしょう。節分に鰯を食べるのは、鰯を食べて体の中の邪気を追い払うためのようです。また、柊鰯(ヒイラギイワシ)といって、節分に焼いた鰯の頭を柊の枝に刺したものを玄関に飾る風習があります。尖った柊で鬼の眼を刺し、鰯を焼く時に出る煙と強い臭いで邪気を追い払うという魔除け・厄払いの意味があるといわれています。しかしながら、節分にこの柊鰯を飾っている家というのは、実際には見たことがないです。子どもの頃の記憶にも残っていませんね。そうするものだという話は、子供の頃に聞いたことはあるのですが。

そんな訳で、柊鰯の写真はありませんので、どんなものか関心のおありの方は「柊鰯(ヒイラギイワシ)」で検索してみてください。それと、節分に鰯の塩焼きを食べるのは全国区のものだと思っていたのですが、調べてみると関西を中心とする西日本だけの習慣のようですね。勉強になりました(笑)。

今日から2月(2020)今月の骨董イベント

カテゴリ: 李朝好き 作成日:2020年02月01日(土)

今日から2月になりました。

今月の京都の骨董関連イベントといたしましては、明日(2月2日)第1日曜日の東寺ガラクタ市(私は行かない予定)、2月10日(月)の平安蚤の市、21日の東寺弘法市、25日の北野天満宮の天神市といった定例の行事のみです。

来月は古裂會の下見会や京都アンティークフェア(竹田のパルスプラザで開催)や、28日(土)・29日(日)は平安蚤の市の特別開催などもあるのですが、今月は少ないです。ブログの更新が滞ってしまうかもしれません。ちょっと今は晩酌を増やす訳にもいかんからなあ(笑)。まあ、イベントについてはまたこちらで随時ご報告をしてまいります。その関係で10日(月)は、いつものとおり実家の月参りと平安蚤の市の報告のため、開店が12:00からになります。ご承知おきください。また「お知らせ」欄でもご報告は致しますが。

また、当店では2月も高麗・李朝の酒器を引き続き追加出品しております。いい物、格安の物ともまだまだございますので、皆様のご来店をお待ちしております。詳細につきましてはこちらをクリックの上、ご確認ください。

 

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青冥 祇園店

カテゴリ: 京のお食事処 作成日:2020年01月29日(水)

DSC 9112 3本日水曜日で定休日です。前回散髪に行ってから3週間になりますので、四条大宮の理容プラージュに行って来ました。こちらのプラージュは全国展開している理容・美容店で、業界年商日本一らしいです。こちらはとにかくお値段が安いです。カット・顔剃り付き+洗髪で1,980円です。協会所属の理容店の半額じゃないですかね。40歳を過ぎた頃に、それまで利用していた理髪店が急に廃業されてしまってから、こちらを利用するようになりました。3週間おきに散髪というのは、結構頻繁に行くようですが、私は短髪にしているのですが、5、6年ぐらい前から特に短く刈り上げている側頭部を中心に白いものが増えだしまして、これが伸びてきますと実に汚らしい感じになってきますので、このサイクルで行くようになったのです。でも、他の理髪店のお値段だったら、とてもこのサイクルで散髪に行くことは難しいでしょうね。

散髪の話が長くなってしまいましたが、定休日のお昼は外食です。今日は散髪の後に中華料理店の青冥 祇園店に行って来ました。こちらは、四条花見小路の北西角にあるヤサカ祇園ビルの5階にあります。1階がTULLY‘S CFFEEで、その建物の5階にあるのですが、入り口は四条通りには面しておらず、四条通りから花見小路通りを少し上がった(北に行った)ところにエレベーターの入り口があり、そこからエレベーターで5階に上がる必要があります。

こちらは関西(大阪・京都)を中心に多店舗展開している中華料理店で、こちら祇園店の歴史は意外に古く、45年を超えると思います。45年程度なら、京都の老舗料理店からすると古い部類には入らないのでしょうが、今はヤサカ祇園ビルと呼ばれるこの建物が、三越のビルとしてオープンした際に同時にオープンしたお店です。私が小学校の中学年か高学年の頃の話ですが、当時から本格的な中国料理店として注目を集めていました。

祖母だったか叔母だったか忘れてしまいましたが、連れて来てもらった時に中国人の料理人の姿を見て(中国人と確認した訳ではありませんでしたが、私と家族には中国人にしか見えませんでした)、「本格中華のお店というのは、中国から料理人を呼び寄せて料理を作るものなのだ」と思い、子供ながらに感動したのを覚えています。まあでも、その料理人が単に中国人ぽい日本人だったとしたら、ただの笑い話ですが(笑)。

こちらのお店、私はずっと水曜定休だと思っていたので、今日もお向かいの珉珉でランチセットでも食べようかと思って、四条花見小路に来たのですが、なんと開いていたではないですか!お店の方に訊いてみたところ第2水曜日が定休日とのこと。完全な思い込みでした(笑)。

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前置きが長くなりましたが、今日はお昼の人気セットメニューから、東山御膳(2,500円税込)をいただきました。内容は、小菜3品・若鶏の唐揚げ・春巻き・サラダ・海老とイカの薄塩炒め・牛フィレ肉のオイスター炒め・ミニふかひれ姿煮入りスープ・ご飯・漬物・プチデザートでした。ふかひれの姿煮は、メニューの写真ほどには大きくありませんでした。まあ、メニューにちゃんと「※写真はイメージです」と書いてありましたから(笑)。全体的に一品一品の量は少なく、ボリューム感はありませんが、京都の中華料理らしく、あっさりとした上品な味付けで美味しかったです。プチデザートはマンゴープリンでした。

お昼のセット・定食は、ほかにもお値段1,030円から3,800円(税込)までいろいろあります。もちろん単品料理もありますし、コースもランチ限定4,500円から上は20,000円ぐらいまでのものがあります。

お席は全てテーブル席で70席あるようです。営業時間は、平日が11:00~16:00、17:00~22:00、土日祝日は11:00~22:00(11:00~16:00はランチタイム)で、16時以降は飲食代金の10%のサービス料が付きます。

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昨夜の晩酌(ダブル再登板の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2020年01月28日(火)

DSC 9089 2昨夜の晩酌です。3週間ぶりぐらいになります。今月、即ち今年に入って2回目になります。

「まだ2回目かあ」という感じですが、今月は検査前(といっても三が日は結構飲んでましたが(笑))、検査結果によるショック、鍋料理の機会の増加などが、回数減少の主な原因にあげられるでしょう。まあ、次回3月の検査で数値を下げなければ、こちらの回数はあまり増やせないなとは考えております(笑)。

今回は徳利・盃共に、過去にこのシリーズでご紹介したことのある品です。すなわち再登板となります。これまでも再登板はあったのですが、その時は、徳利か盃のいずれか一方だけだったのですが、今回は両方が再登板となりました。いや、だからと言って、手を抜いてるわけではないですからね(笑)。先にご紹介したのは、このシリーズの初期で、まだタイトルに副題を付けていなかった頃の話です。

鉄砂徳利は口を欠いており、ぐるりと銀直しが施されていますが、このように独酌サイズの鉄砂徳利は希少です。 両面に木の枝なのか草なのか、よく分らない絵が描かれています。先の登板時にも言いましたが、この手の鉄砂徳利は、両面に同じような絵が描かれていることが多いのですが、この徳利は写真のように絵が少々違ってます。1枚目の写真の絵の方が複雑で面白いですが、鉄砂が薄いのに対し、2枚目写真の絵の方は4つに枝分かれした単純な絵ですが、鉄砂の色が濃く力強いです。どちらの方がお好みでしょうか?容量は1合半程度です。

粉引の平盃は、見込みに渦巻き状の線刻紋のある大変珍しいものです。金継が1箇所、窯キズが1箇所あり、引っ付きもあり、形はひしゃげています。これを、左手で親指を引っ付きの陶片に掛けて持つと飲みやすいです。そうやって持つと、口縁の向こう側に白泥の垂れが見え(写真では盃の上方、窯キズのすぐ右です)、見込みの渦巻き、手前中央付近の帯状の白泥の流れと相俟って、大変良い景色だと以前も説明しました。今店に出している粉引平盃は、白泥も上釉も厚掛けで姿もよく、まさに宝城粉引の正統派という感じですが(「商品紹介」に掲載していますのでご確認ください)、こちらの方は大珍品といったところです。

サバの味噌漬けは李朝後期分院の白磁皿に、小松菜のおひたしは李朝初期堅手の小鉢に、おからは三島の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。

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